世界的なアニメーションスタジオでアニメーターとして働くチャンは、ある日、思いがけない再会を果たす。目の前に現れたのは、かつて彼を心の傷から救ってくれた女性、ソン・ハランだった。しかし、かつては明るかった彼女は別人のように変わり、一流ファッションデザイナーとして走り続ける一方で、過去の痛みに縛られ、誰も寄せつけないほど心を閉ざしていた。
そんなハランを助けたいという思いに駆られたチャンは、正体を隠したまま彼女のために全力を尽くす決意をする。ハランの心の壁を少しずつ、丁寧に越えていくチャン。やがて二人にとって次第に互いの存在が大きくなっていく――。
2024年、TBSドラマ「Eye Love You」のユン・テオ 役で大ブレイクしたチェ・ジョンヒョプさん。
続いての韓国ドラマ「偶然かな」はイマイチだったけど、これはなかなか良かったです!
いつもの年下彼氏モードだけでなく
少し憂いのある表情も素敵

記憶喪失とか二人の気持ちのすれ違いといった王道のラブストーリーですが、4組のカップル、それぞれに幸せな結末を迎えるので、とても多幸感がありました。
世界最高の名声を誇るアメリカ・アニメーションスタジオ所属のキャラクターデザイナー。
活気あふれ明るい人物のように見えるが、実は、体にも心にも深い傷を残した辛い過去が存在する。
今の陽光のような彼の笑顔の裏には、凍てつく冬を耐え抜いた極寒の時間が流れていたのだ。
★ソン・ハラン(イ・ソンギョン)

祖母が率いる国内最高級ハイエンドブランド「ナナ・アトリエ」のチーフデザイナー。
家では三姉妹の長女として、祖母ナナと二人の妹ハヨン・ハダムと暮らしている。
優秀なデザイナーではあるが、不必要なコミュニケーションを排し、チームメンバーとも業務上の交流のみを交わすのみ。
家でも同様に、部屋にある屋根裏部屋に入り、扉を閉めたまま、ほとんどの時間を一人で過ごす。そうすれば何も起こらず、誰とも特別な関係にならずに済むと信じているからだ。
★ソン・ハヨン(ハン・ジヒョン)
三姉妹の次女。
「ナナ・アトリエ」デザイン1チーム ジュニアデザイナー。
誰よりも家族を大切に思い、三姉妹の次女として、自分がいないと家が回らないと思っている。どんな時も明るいハヨンだが、実は自分の気持ちを後回しにしてしまう次女気質。
★ソン・ハダム(オ・イェジュ)
三姉妹の末っ子。
才色兼備、明るくて元気で全校トップの成績。
自分でさっさとやるべきことをこなす、万能な女子高生。
三姉妹の中で最もしっかりしていて二人の姉にとっては可愛くて頼もしい末っ子。
★キム・ナナ(イ・ミスク)
ハイエンドファッションブランド「ナナ・アトリエ」代表兼総括デザイナー。伝統と現代を行き来し、韓国的な美を世界に知らしめた韓国を代表するグローバルファッションの女王。
ちょっと「プラダを着た悪魔」のメリル・ストリープを狙ってますよね(笑)
コーヒーハウス「シム」の主人。閑静な町の路地でカフェを営む白髪のバリスタ。
心を込めて整えられた居心地の良い店内、日差しを浴びながら片隅でゆったり昼寝をするおとなしい愛犬。
いつもコーヒーの香りに包まれたこの場所は、客がひと息ついて立ち去るのにふさわしい癒しの空間。
★ヨン・テソク(クォン・ヒョク)
ナナ・アトリエ最高執行責任者(COO)
15年前、ナナとの偶然の縁で、19歳でナナの雑用係のアルバイトを始め、運転手兼秘書を経て、今では経営実務全般を統括するナナの忠臣であり右腕的存在。
感情を表に出さず常に冷静で寡黙。誰に対しても事務的に接する姿は、まるでAIのようだが、業務推進力は誰よりも迅速かつ正確。
★チャ・ユギョム(キム・テヨン)
末っ子ハダムの彼氏。
全国高校野球レベルを超えた最高の投手で、メジャーリーグからスカウトを受け、100万ドルの契約金でニューヨーク・コメッツ入団を控えたメジャーリーガー候補。
フィジカルはもちろんメンタルまで健全な、本当に良く育った少年。そしてハダム一筋。
★カン・ヒョクチャン(クォン・ドヒョン)
ハランの元恋人。ボストン工科大学大学院時代のチャンのルームメイト。入社2年目で、寝る間もないほど忙しくしていたハランとは遠距離恋愛。時差やそれぞれの忙しい生活に押されながら、チャットで関係を続けていたが、ハランが彼に会いに飛んできたその日、突然の実験室爆発事故により命を落とす。
デザインの仕事が一段落し、ボストンにいるヒョクチャンを突然訪ねたソン・ハラン。
とても明るいキャラクターの女性です。
しかし到着したボストン工科大学のキャンパスで目にしたのは、恋人が研究室の爆発で死亡した現場でした。
子供のころに目の前で両親を亡くし、今また恋人を失ったハランは完全に心を閉ざしています。
ボストン工科大学大学院で学ぶソヌ・チャン。
彼の父親は高名なKSU(韓国科学大学校)生命化学工学博士。
絵を描くことが好きだった母親は家を出て行ってしまい、父親はチャンにも博士になることを強要、半ば強引にアメリカ留学をさせたのでした。父親の高圧的な支配下に置かれ、無気力に過ごすチャン。
唯一の光は、ある女性とのチャットでした。

しかしチャンも研究室の爆発に巻き込まれて重傷を負い、長らく意識不明の重体となってしまいます。
事故から7年後、アニメーターとなったチャンは、韓国を舞台にした作品のキャラクターの衣装デザインをナナに依頼するため、韓国を訪れます。
チャンはボストン時代とはうって変わってものすごく明るく積極的なキャラクターになっていて、あれ?って思いますし、
チャンとハランは会社で再会するのですが、ハランはチャンのことを全く覚えていないのです。
第1話はこのような流れ。
なぜハランはチャンのことを覚えていないのかが全然分からず、ストーリーが???な状態。
これはどうしたものか…と思うのですが、2話以降でその謎は解き明かされます。
ボストン時代、チャンには韓国人男性のルームメートがいました。
名前はカン・ヒョクチャン。彼こそがハランの彼氏であり、ハランは愛称として彼のことを「チャン」と呼んでいたのです。
遠距離恋愛だったヒョクチャンは、別の女性に心変わりしており、実のところハランとの関係はおざなりになっていました。
ハランからのチャットに「適当に返事しておいて!」とチャンに頼んだり、プレゼントの買い物を頼んだり。
極めつけは、休暇で旅行に出かけた際、PCをチャンのものと取り違えて持って行ってしまったのです。
最初のうちは、仕方なくチャットに返信していたチャンでしたが、次第にハランの明るい性格に惹かれていきます。
父親の酷い仕打ちに絶望して自殺しようとした瞬間、ハランからのメッセージで思いとどまったこと。
長い昏睡状態の時、彼女からのビデオメッセージの声を思い出していたこと。
チャンにとってハランは命の恩人だったのです。
偶然とはいえ、やっと逢えたハランですが、7年たっても彼女の心の傷は癒えず、冬に閉じ込められたままでした。
なんとかかつての明るいハランに戻ってほしいと、チャンは身代わりをしていたことは隠して、彼女にアプローチをし続けます。
ただ、彼女が大切にしているカン・ヒョクチャンとの思い出の相手が自分だと明かすことはできません
ハランがとてもとても大切にしているネーム入りのペンも自分が選んで贈ったもの。
どんなに思いが募っても自分から名乗り出ることはできないもどかしさと罪悪感。
いつか本当のことを明かさなければならないと焦るのですが、自分自身も爆発事故の後遺症があり、事故前後のの記憶が曖昧なのです。左耳が聞こえなかったり、大きな音を聞くと発作が起こることもあります。
そして「また大切な人を失うかもしれない」という不安から抜け出せず、チャンを遠ざけてしまうハラン。
その葛藤で揺れ動く二人の恋の行方がメインです。

いつも明るく元気な次女ソン・ハヨンが密かに思いを寄せているのは、会社の最高執行責任者であるヨン・テソク。
ハヨンからのアプローチは感じているし、彼も好意は持っています。
しかし彼自身、家族に不幸があり、19歳からナナに育ててもらった恩義があります。
もちろん恋愛経験もゼロ。
ナナに生涯忠誠を誓っているため、その孫娘たちに思いを寄せるなどとんでもないこと!!と頑なに否定し、ハヨンを遠ざけようとします。
なかなか進展しないこの二人の関係ももどかしい。

才色兼備な末っ子ソン・ハダムの彼氏はメジャーリーグ候補生のチャ・ユギョム。
絵にかいたようなアツアツぶりの二人ですが、ユギョムが怪我をしてしまい、野球人生が断たれてしまうかも!というピンチに見舞われます。気持ちが折れそうになるユギョムを、医学部に進学して一緒にリハビリに取り組むなど、ハダムは献身的に支えます。

そしてトップ・デザイナーのナナ。
目の前で娘夫婦を亡くし、必死に孫の三姉妹を育ててきました。
そろそろ彼女たちに会社を託しても…と思っていた矢先、認知症のような症状に襲われ、生活にも支障をきたすようになります。

そんな彼女を支えたのは、故郷での学生時代、淡い恋心を抱いていた先輩パク・マンジェ。
カフェの主人として、チャンやハランの癒しの場でもあり、公私ともどもナナの家族を見守っています。

このお二人、実は40年前のドラマ「冬の旅人(1986年)」でも共演していたんです!
その時は悲恋に終わりましたが、今回は幸せに。
イ・ミスクさん(67歳)
割と悪女役が多いけれど今も大活躍の女優さん。
そしてカン・ソクウさん(68歳)。
言葉は悪いけれど老人って感じがせず、生々しくもなく、とても上品で絵になるお二人でした。
チャンが巻き込まれた事故の真相など、ちょっとミステリー要素もありますが、基本的にはこの4組のカップルが、紆余曲折ありながら、最後は幸せになるとってもハートフルなドラマです。
映像も俳優さんたちも綺麗だし、悪い人が一切出てこないのもいいですね。



























