マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に属する、トム・ホランド主演の「スパイダーマン」シリーズ第4作。前作「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」の4年後を舞台に、人々の記憶から消えたピーター・パーカー=スパイダーマンの新たな戦いを描く。
愛する人たちを守るため、全世界の人々から自分の存在の記憶を抹消する道を選んだピーター・パーカー。自分のことを誰も知らないニューヨークで孤独に暮らしながら、スパイダーマンとして犯罪と戦い、街の人々を守ることに全力を尽くす日々を過ごしていた。しかし人々のスパイダーマンへの期待が高まるにつれ、そのプレッシャーが彼の存在そのものを脅かし、命に関わる身体的変異を引き起こしてしまう。時を同じくして、街では不可解な犯罪が頻発し、かつてない脅威がスパイダーマンに迫る。
トム・ホランドのスパイダーマンは、以下の時系列。すべて映画館で鑑賞しています。
シビル・ウォー/キャプテンアメリカ(2016)
スパイダーマン:ホームカミング (2017)
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)
アベンジャーズ/エンドゲーム (2019)
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019)
スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム (2022)
初登場からもう10年なんですね。
当時はこんな感じでした。
今回もIMAXで鑑賞。
師であるアイアンマンを失い、全ての人の記憶から抹消されたスパイダーマン。
それから4年の月日が経ち、MITに進学した親友ネッド(ジェイコブ・バタロン)やMJ(ゼンデイヤ)の近況をSNSで追いながら近寄ることもできず、ただひたすらに仕事に邁進することで孤独を紛らわせています。
もうティーンエイジャーのドタバタもなく、警察と連動しながら匿名でNYの街を護り、スーツの改良やメカニックに関しては、トニー・スタークの後継者としての成長が感じられます。
アクションは相変わらずスピーディーでカッコいい。
冒頭の戦車暴走シーンから迫力満点です。
あと、日本人設定の「ハンド(かつてヴィランだった忍者軍団)」との攻防が凄かった!

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」や「マーベルズ」にスタントとして参加していたファン・シャオシュアンさんがリーダーを演じています。
連続発生する不可解な事件は、無差別に人の精神が何者かに乗っ取られてしまって起こるというもの。
突如、不可解な行動、超強力な破壊行為をする人物が出現し、彼らを取り押さえても、正気に戻ると全く何も心当たりがないのです。
しかも、次々と乗り移って行くので捕らえることもできません。
そのあたりの描写もなかなか良かった。
犯人の手がかりを求めてピーターは2代目ブラックウィドウを訪ね、犯人がダメージコントロール局を狙っていることを突き止めました。
その帰り道、こっそり紛れ込こんだネッドとMJの引越しパーティでMJが新たな彼氏とキスする姿を目撃して、ピーターは激しくショックを受けてしまいます。
それをきっかけにクモのホルモンが活性化。感覚が極度に過敏になり、手首から直接ウェブが放出されるなど、能力の制御ができなくなってしまいました。
自身の異変を感じたピーターは能力を制御すべくハルクことブルース・バナー(マーク・ラファロ)に相談し、抑制装置開発のヒントをもらいます。
人々の精神を乗っ取っていた襲撃犯は、サイコキネシスとテレパシー能力を持つミュータント、ジーン・グレイ(セイディー・シンク)でした。

ジーン・グレイはヴィランと疑われましたが、実はダメージコントロール局は能力者を誘拐して非人道的な実験をしており、ジーンはさらわれた姉サラ・グレイを助け出そうとしていたのです。
真実に気付いたピーターはダメージコントロール局に急ぎます。
ダメージコントロール局に囚われて人体実験されるなかで、ジーンは姉がこの実験室で命を落としたことを感じ取り能力が覚醒。半径数kmにわたって全ての人間の精神を乗っ取り…
ギリここまでかな。
今回、スパイダーマンに協力してくれるのは、MCUドラマ「デアデビル」「パニッシャー」に登場するフランク・キャッスル=パニッシャー(ジョン・バーンサル)。
バニッシャーは、元海兵隊員。
家族と共にピクニックを楽しんでいるときにマフィアの処刑を目撃してしまい、妻子は目の前で殺されてしまいます。
マフィアは警察を買収していて裁かれることはなく、暗黒街のギャング達への復讐を誓った彼は、非情の私刑執行人となり、ニューヨークを中心にクライムファイターとして活動を始めました。
過去、映画やドラマにおいて二人の共演はありませんが、最初からピーターとは顔見知りな雰囲気。ごく簡単な会話の中で、以前どこかの現場で助け合ったようなことが語られます。
最愛の家族を失ったパニッシャー
大切なメイおばさんや親友、アベンジャーズの仲間を失ったピーター
ジーン・グレイも、最愛の姉を失っています。
3人とも喪失感と孤独を味わっている共通点。
ジーン・グレイはミュータントとしての生きづらさ、ピーターは自分の能力がコントロールできなくなる恐怖も描かれています。
マーベルは一時の「マルチバース」設定は影を潜め、人間的なドラマ展開に戻ってきているようですね。
そういう深みが出たところは良かったと思うのですが、なんとなく突き抜けた面白さに欠けるような気もしました。
MJとネッドがピーターのことを思い出すのか思い出さないのかイライラするし
重要なキーワード「V-MAX」&ダメージコントロール局にある思わせぶりな大金庫!のわりにオチが単なる紙切れとか。
ハルクは結局、抑制装置が壊れたら暴れるんだね、みたいな。
ピーターも自分で抑制装置を作ったけど、最終的には自分の「精神力」だけでコントロールするの??
その辺も曖昧で、特に新しいガジェットも登場せず、ジーンとの対決は精神世界のトラウマセミナーで解決する。
ラストは「スパイダーマンはNYの人々みんなに愛されてるよ~独りぼっちじゃないよ~」といった具合。
「ありのままの自分」とか「地に足のついた等身大のヒーロー」とか、最近のアメコミ映画、そういうヒーロー設定多いですね。
ライフワークバランスを考えてヒーロー業だけじゃなく個人の人生も大切にしましょうって。
でもそんな片手間で地球を救うとか…
無理じゃない??
芸能人やトップアスリートだって、私生活を犠牲にして活躍しているのに。
次はいよいよ12月公開の「アベンジャーズ/ドゥームズデイ」
なんといってもロバート・ダウニーJrが、ヴィラン「ドクター・ドゥーム」として再登場するのが期待大すぎる!!

監督もルッソ兄弟だし!
2025年に公開された映画から
2代目ブラックウィドウのエレーナが率いるニューアベンジャーズ
ペドロ・パスカル率いるファンタスティック4
そのほか、キャプテンアメリカ、ソー&ロキ、アントマン、ワカンダの面々など、超豪華キャストが大集合!
スパイダーマンの出演はまだ発表されていませんが、エンドクレジット後のシーンで「スパイダーマンは帰ってくる」ということですから、登場しそうですね。










