韓国ドラマ 「偶然かな」「暴君」「予期せぬ相続者」「殺し屋たちの店」 | akaneの鑑賞記録

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今年視聴した韓国ドラマをいくつかご紹介します。

(なぜかディズニープラスばかりになってしまいました)



★偶然かな

 

 

 

 



アメリカ本社に所属するファイナンシャルプランナーのカン・フヨン(チェ・ジョンヒョプ)は、頭脳明晰かつ端正なルックスで簡単に成功を手に入れることができ順風満帆な人生を送ってきた。

 

 

 

高校3年の時、アメリカに移住してから10年ぶりに帰ってきた韓国で、高校の同級生イ・ホンジュ(キム・ソヒョン)と再会。

 

 

 

昔と変わらず奇抜で面白く、温かいホンジュの姿を目の当たりにしたフヨンは、いつしか忘れていたあの頃の感情が思い出されていく中、度重なる“偶然”も相まって、互いに運命的な存在だと気づいていく。


イ・ホンジュ役のキム・ソヒョンさんは、「太陽を抱いた月」で、ヒロインのライバルの方の子役を演じていた方です。
面影ありますね。

 





ストーリーは完璧に韓国ドラマあるある王道。

高校の同級生が再会(片思いだった)

 


 

カン・フヨンの実家の屋根上部屋にイ・ホンジュが住んでいる
 

息子を後継者にしたい母親
 

恋敵になるはずだった親友


突然いなくなったイ・ホンジュ初恋の彼氏





韓国ドラマの一般的な展開は、もっとグチャグチャに入り乱れ、大盛り上がりで進行して行きますが、特に揉め事もなく、さほど切ない展開や胸キュンするシーンもありません。
というより、中だるみ感があって、あまり盛り上がらず。

悪い人が全く出てこないのは日本のドラマみたいです。



学生時代の相手に再会して恋に発展、という韓ドラパターンは本当に多いのですが、そういう定番ものではこの2作品の方がずっと良かったですね。

話数関係なく。

いずれもヒョンシクさん主演ですが…

 

 

 


チェ・ジョンヒョプさん。
カッコいいし、演技も巧いんですけど

 

 

 への出演が無かったら、多分ここまでブレイクしなかったと思います。
「無人島のディーバ」のギホ役もとても良かったけど、やっぱりあくまでも主役はウンピンちゃん。

テオほど底抜けに明るくてポジティヴな役は珍しかったし、それが凄くハマっていた。

だから日本でブレイクしたんだと思います。

言葉も全く分からない中、自分のセリフだけでなく相手のセリフも理解しないと演技ができない厳しい状況でありながら、全くそういう不安定さは見せず、見事な演技だったと思います。
ブランドアンバサダーなどの仕事も増え、今も日本での仕事やファンミーティングが続いています。




★暴君

 

 

 

 



韓国ノワールジャンルの新境地を切り開いた映画『新しき世界』や『THE WITCH/魔女』を演出したパク・フンジョン監督の作品です。


本作に登場するのは、「暴君プログラム」と呼ばれる謎のウイルス。
韓国で秘密裏に行われてきた極秘プロジェクトから生まれた、人間の能力を飛躍的に向上させることを目的とする遺伝子薬です。

このプロジェクトの存在を知ったアメリカ側から全サンプルの引き渡しを要求された科学者グループのリーダーは、何としてでもそれを阻止しようとすることから、四つ巴の争いが勃発します。




よそ者に奪われるわけにはいかないと、強い意志を見せる「暴君プログラム」のリーダー・チェ局長役、キム・ソンホ。

 

 


「暴君プログラム」に関連したトラブル処理の「清掃員(冷血な傭兵)」イム・サンを演じるチャ・スンウォン。

 



「暴君プログラム」を奪おうとする韓国系アメリカ人の諜報員ポールを演じるキム・ガンウ。



行方不明となった最後のサンプルを取り戻す任務を負う暗殺者チェ・ジャギョンを演じるチョ・ユンス。





主要登場人物の4名、素晴らしいキャスティングなんですが、一切説明なしで進行するので、誰がどこの所属やら、誰と誰が敵対しているのかさっぱり分かりません。
4者がそれぞれに謎のウィルス奪取のために駆け引きをし、殺し合う。
そしてともかく画面が暗い。


キム・ソンホさん、「貴公子」に続いてノワールな作品が続きますね。
爽やか青年も見たいところですが。。。
ポール役のキム・ガンウさんとは「貴公子」でも敵対する立場として共演していて、ちょっと混乱します。

 




このウィルスはどうやら超人的な力を持つ「魔女」を生み出すものであり、『THE WITCH/魔女』のスピンオフというかその前日譚にあたるお話。

パク・フンジョン監督は、マーベルみたいに、この世界感で統一したシリーズを考えているそうです。





★予期せぬ相続者

 

 

 

 



韓国の巨大財閥グループの血を引いているが、庶子(婚外子)であるために報われない立場のカン・インハ(イ・ジュニョン)。



父が殺人犯のために不遇な人生を送っていたハン・テオ(イ・ジェウク)。



毒親に苦労させられ貧しい家庭環境で育ち人生の辛酸をなめてきたナ・ヘウォン(ホン・スジュ)。



 

 

同じ高校に通い、報われない人生から抜け出したいという思いを持つ彼らは、互いに手を組み上級国民に昇り詰めるための熾烈な争いを繰り広げる。





テオの頭脳、インハの家族環境を利用し、3人の若者が協力してのし上がる展開は面白かったです。

 


イ・ジュニョンさん、初めましての俳優さん。

 



彼もK-POPアイドル出身なんですね。
結構好きなタイプ!と思って、そこは楽しみに見ていたんですが、結局ナ・ヘウォンを巡って三角関係のもつれがあり、ビジネスの面でも最後はキャラ変してしまって残念な結末でした。



主役のイ・ジェウクさん。クールでカッコいいんですけど、表情がほとんど変わらなくてあまり面白味がないです。




韓国最高の財閥「カンオグループ」の会長カン・ジュンモ(チェ・ジノ)。

 


余命幾ばくも無いほどの心臓疾患を抱えているし、何度も危ない目にも合うのに、絶対死なないのが笑える。





★殺し屋たちの店


 

 

 

 

 

唯一の保護者だった叔父の突然の死後、事案は叔父が残した怪しいショッピングモールの存在を知ることになる。

大学に入学したばかりの主人公チョン・ジアン(キム・ヘジュン)は、警察から叔父ジンマン(イ・ドンウク)が自殺したとの知らせを受ける。両親が亡くなってからはジアンにとって親のような存在だった叔父は、静かで謎めいた存在ではあったが自殺を図るような人物ではなかったのだが…。

 



悲しみに浸る時間もないままジアンは謎の暗殺集団から命を狙われ始め、周囲で轟く銃声や、飛び交う殺人ドローンが彼女を襲うようになる。叔父の家に監禁状態となったジアンは、命を脅かす存在から身を隠して過ごすことになるが、幼少期に叔父から特訓を受けていた訓練を思い出し、生き残るために敢然と立ち向かう……。

 




最初から『ジアンが何故、突如として戦いに巻き込まれてしまったのか』という大きな謎が提起され、ストーリーが進むごとに、ジンマンの秘密やジアンの壮絶な過去、そして宿敵の存在や仲間との関係性が見えてくることで、パズルのピースがはまって物語が盛り上がっていくところに面白さがあります。




叔父であるジンマンはかつて殺し屋集団「バビロン」という組織のリーダー的存在で、部隊には「人を殺せるから殺し屋になった」ベイルという男もいました。

 



圧倒的な戦闘能力を持つ2人ですが、良心の差で2人は対立していき、ある事件をきっかけにベイルはジンマンを恨み、ジンマンの家族も殺してしまいます。

 



唯一、生き残った姪のジアンを守るため、ジンマンは田舎に身を隠し二人暮らしを始めます。

 




この子役のアン・セビンちゃんが、本当に演技がうまいんです。

いろんなドラマに出演していてもはやベテラン(笑)

 

 

表向き、ジンマンは農業用の部品をネットで売る商売をしながら、実は銃などの武器を売ったり殺し屋たちを派遣する『マーダーヘルプ』という闇サイトを運営していました。
そして、いつジアンが襲われても生き残れるよう、戦闘のノウハウを教えていきます。

 





最初はなぜ襲われてるのか全然分からず???なんですが、時系列を遡っていくにしたがって、色々なことが見えてきます。

イ・ドンウクさんは主要キャストだし絶対死んでないよねって思ってたら そういうことだったかーーー!

という面白さはありますが、ちょっと最後は端折った感じがありました。