このドラマを見ようと決めたきっかけは、
間違いなく藤木さんが出演するから、という、
いわばミーハー的な動機だった。
だって、「1リットルの涙」も、その後出版された
木藤潮香さんの手記も、昔読んだことがあったから。
確かお母さんの手記はこんな文章で始まっていたはずだ。
「私の長女、亜也。
昭和XX年X月X日 誕生。
○○X 年X月X日、まだ25歳の若さで永眠。」
ずっと健康に育ってきた、ごくごく普通の女の子が、
難病に侵されて、とても辛い状況で亡くなっていった記録。
もしかしたら、彼女の病気に選ばれた可能性が、
誰にもあったのかもしれない。
原因不明なら、本当に誰がなってもおかしくない。
たまたま、選ばれたのが、彼女だったのだ。
彼女の両親が「あの子はまだたった15歳なんですよ」
と水野医師(藤木さん)に詰め寄る姿が、とても切なかった。
来週は、彼女自身が自分の病気を知ることになる。
どんなにつらかったかわからない。
でも、彼女は、発病後の10年間を、必死に生きたのだ。
必死に。前向きに。
そんな彼女の姿を見ていると、
今日医者に
「私の未来には何も無い。もう消えるしかないのだ」
と言える私は、なんて愚かなのだと思ってしまう。
彼女ほどの状況でもないくせに、って。
あんなに辛い状況でも、彼女は必死に生きたのだ。
生きることから逃げずに、まっすぐ前を向いて生きたのだ。
お前には、(心は別としても)五体満足な身体があるだろう、って。
なのに、どうしてそんなことが言えるんだ、って、
誰かの声が聞こえてきた気がした。
今回の藤木さんは、ただ静かに、でも冷静に亜也たちを
サポートしていく医師。
今回、藤木さんの出演回数は多かった。
だけど、それは亜也の病気が進行していることを意味する。
このドラマでは、単純に「藤木さんかっこいい」とは
思っていられないな。
来週も、真摯な気持ちで観ようと思っています。




