南木佳士の割と新し目のエッセイ集。
私が初めて読んだこの方の作品は
「医学生」という小説だった。
北国(秋田)に新設された医学部に入学した4人の若者を
主人公にして、医学部での6年間の物語を綴った作品。
当時私は高校生で、進路をどうするか悩んでいたが、
そのとき、父が私に贈ってくれた本がこれだった。
「医学生」で医学部のいろんなことがわかったと同時に、
この人の人生観のようなものを垣間見た気がしていて、
以来ちょこちょこ南木佳士作品を読むようになった。
この頃は、知らなかったけれど、医学生を上梓した頃、
筆者はうつとの闘病中だった。
現在はよくなってらっしゃるらしい。
このエッセイ集は、今まさに心を病んでいる
(しかもなかなか快方に向かわない)私にとって
なんだか心を落ち着かせてくれるような、
ほっとするような作品だった。
逆に、麻薬的刺激になるのが、東野圭吾になるのだが。。
(それでも心が相当に弱ってくると、彼の話を読みたくなるの)
