原作は、確か小学校か中学校のときに読んだことがある。
あの頃、闘病日記を出版したものがもう一冊あり、
私にとっては、2冊目の闘病日記ジャンルの本だった。
一冊目は「さと子の日記」。先天性胆道閉鎖症という病気で、
10歳で亡くなったさと子ちゃんの日記。
二冊目が、木藤亜也さんが書いた「1リットルの涙」。
さと子ちゃんと違うのは、亜也さんの場合は後天性という点だ。
今まで普通に暮らせていたのに、ある日突然、
目に見える速さでいろんなことができなくなる。
だけど、知能だけは侵されない。
とても残酷な病気にかかってしまう。
「脊髄小脳変性症」という不治の病。
1リットルの涙か、
その後に出版された母親の木藤潮香さんの手記の方かは
記憶があいまいなのだが、(恐らく後者だと思われる)
声が出せなくなり、文字盤を指差すことでしか会話できなくなった
亜也さんに、母親が尋ねる場面がある。
「何かほしいものはないか?」と。
「1リットルの涙」の印税が入ったから、
つまりは、病気の身でありながらも懸命に生き、
そして自分で稼いだお金なのだから、
それで何か好きなものを、という思いだったと思う。
そのとき、滅多に物をほしがらなかった亜也さんが
「指輪がほしい・・・ルビーの指輪」と、答える。
事情を話して宝石店に病室まで来てもらい、
彼女はゆっくりと自分の気に入ったルビーの指輪を選ぶ。
その指輪はシンプルだったけれど、とても品のある、
素敵なルビーの指輪だったそうだ。
だけど、病気が進行していくにつれ、彼女はどんどんやせ細り、
ちょうどに造った指輪もとうとう指から抜け落ちてしまうように
なり、母がそっと指輪のケースにしまった、ということが
書かれていたことを良く覚えている。
木藤亜也さんは、発病して10年ほどでこの世を去った。
25歳だったと記憶している。
とても切ないストーリーだとは思いつつも、
しっかり見ようと思っている。
ちなみにこのドラマでも藤木さんは出演している。
今回は「特別出演」だそうだ。
亜也の主治医・水野役を務める。
前回のスローダンスとは違って、
クールな医師役なので、また違った藤木さんを
見ることができると期待している。