あなたの人生が一瞬で変わる田仲真治のブレイン・アップデート・キネシオロジー -170ページ目

あなたの人生が一瞬で変わる田仲真治のブレイン・アップデート・キネシオロジー

次世代グローバルリーダーとなるビジネスマンやフリーエージェント、自分らしさを追求する女性へブレインアップデート・メソッドを提供しています。

さて、次のクライアントは、このキョロキョロしている丸顔の人のよさそうな女性のようだ。
 声をかけてみると案の定、10:30から予約していたAさんだった。

 早速、席にお招きし、3日前の大阪での個人セッションやワークショップからの流れを話し、そこから押し掛けてきたH氏を紹介、そして、今セッションが終わったばかりのK氏を紹介した。H氏、K氏から、それぞれ、自分の体験談と、「この場に同席させてもらいたい」とのお願いをする。

 Aさんは、昔受けた自己啓発セミナーで、渋谷のハチ公前で、わざと汚い格好をして、パフォーマンスをしたことがあるということで、すぐに主旨を理解してくれ、快く同席を許してくれた。
 さて、どんな展開になっていくのやら…。

 Aさんのテーマを聴いていくと、
・以前はススキのでスナックを営んでいて、昼夜逆転の生活をしていた。
・3年前に再婚、その頃からジンマシンに悩まされる
・娘さんも好きなペットショップで働いているのはいいのだが、動物アレルギーでかわいそう。何とかしてあげたい。
・札幌の両親にも老後の生活に苦労しないようにしたあげた。
ということだった。

 行動遺伝学的に観点から見ると、Aさんのような丸顔(肉食動物タイプ)は、「初めてのこと、自分の知らないことでも『何とかなるさ!』という根拠のない自信を持っているタイプだ。この為、ついつい頼りにされるとイヤと言えない。また、他の人が困っていると勝手に思い込んで、頼まれてもいないのに、親切心から大きなお世話をしてしまいがち。苦労している割には周りから感謝されずに、肩に他人の分の重荷まで背負い込んでしまいがちになるのだ」

 そこで、娘さんのこと、ご両親の問題について、直接本人から相談を受けているのかどうか聞いてみたところ、Noだということだった。
「だったら、その問題は、Aさんが悩む必要はありませんね」と言った瞬間、肩こりがスーと引いたそうだ。これは実際、よく起きる現象です。

 さて、そこで、Aさんにとって何が問題なのか突き詰めていったところ、結局「今回のセッションでは、ジンマシンがよくなれば、充分満足だ」ということだった。

 このジンマシン、本人としては、北海道から出てきてから起きた事で、「食生活や生活習慣の変化が原因ではないか」と考えているようだ。
 化学合成された薬が、身体にとっては良くない事も知ってはいるものの、薬を控えようとして、返ってひどくなって眠れなくなった経験もあり、今では薬を手放せないそうだ。

 症状は車でいうなら、ガソリンの警告ランプのようなものだ。
ジンマシンを何とかしたいということは、

「ランプが点滅すると気になって、運転に集中できないんです。
だから、なんとかランプを消したいんです。」

と言っているようなものだ。

だからといって、バンドエイドをランプの前に貼って見えなくしたところで、根本的な問題解決にはなっていない。ましてや、ランプのコードを切ったところで意味がない。

 そのまま走り続けたら、やがてガソリン切れでエンストすることになる。

この場合ランプのメッセージは『そろそろ給油して!』ということであり、素直に警告に従って、給油さえすれば、警告ランプの役目は終わり、自然にランプは消えることになる。
これは、どんな身体の症状も、人生で起きる思いがけないトラブルも全く同じことだ!



 左脳思考の「原因論」に陥ってミクロ、ミクロに分析していって「木を見て森を見ず」になるのか、右脳を巻き込んだ全脳思考による「目的論」で考えるのかだ。
 つまり、「人間は意思を持って、自らの選択によって動いている。だから、自分の身に起きることの全ては目的があって起こしていることであり、外側からの原因によるものではない。自分の選択の結果だということに自己責任をとっていく態度が大事なのだ。

 だからこそ、「思っても見ないことが起きている」と感じた時こそ、それをメッセージと捉え、「自分がどんな隠された意図を持って行動した結果なのか」を今一度はっきりと見直す必要があるのだ。
 ついつい人の手前で行動することで、自分を欺き続けた結果、ちぐはぐになった、心と身体のズレを、メッセージに耳を傾けることで統合していくのだ。

 筋肉反射テストを通して、身体から情報をとっていくと、「事実と信じ込み」を調べよ!ということだった。
 そこで、本人の実際の年齢を聞いた。47歳ということだった。「あなたは47歳。これは事実ですか?」
筋肉反射テストをしてみると、カチッと止まり、身体はYesと反応した。そこで、今度は「自分では何歳位と思ってるの?」と聞いたところ「27歳位」とのことだった。
そこで、「27歳。これは信じ込みですか?」
筋肉反射テストもカチッと止まり、Yesの反応をした。
ついでに、「あなたは、25歳と信じてますか?」⇒No
「40歳と信じてますか?」⇒No
「だけど、事実は47歳ですね!」⇒Yes

 このように、事実は絶対に変えられないものだが、信じ込みは変えられる。また、信じ込みが変われば、人生における態度も変わっていき、自分の身に起きることも変わっていくものだ。

 さて、次に、本来は「単なる信じ込み」に過ぎなかったものだが、何度も何度も挫折することで、「これは絶対に変えられない事実なんだ!」とまで強固に突き固めて岩盤のようになってしまった信念があるとしたら、それは何かを突き止めるのだ。


 これは、とてつもなく重要なことだ。

「自分では絶対に解決できない!」ということが事実になっている限り、どんなセラピーを受けようが、薬を飲もうが、健康食品を使おうが、何をやっても効果は出ないのである。

 しかも、残念なことに、これは医者や、占い師、など、権威ある人がつぶやいた心無い一言が元で、「絶対的事実」となっていしまっているケースを私は数多く知っている。

 例えば、何かの症状があって医者に看てもらったとする。たまたまそのお医者さんが経験不足で、どう対処していいのか知らなかったり、西洋医学しか知らなかったとする。

 そういう場合、
「これは現代医学では、まだ原因が解明されていないので、治しようがありません。一生付き合っていくしかありませんね。」とか、

「これは神経が切れてしまってますから、どうしようもできませんね」と断言してしまうことが多い。

 
そうなると、聴いた方は、「権威ある先生がそう言うのだから、どうしようも出来ない」と思い込み、それを事実にしてしまうのだ。

 「自分に起きる事に関しては、自分自身が権威である」ということを選択しない限り、こうして、外側の権威に一生振り回される人生を歩むことになる。



 セッションで「事実と信じ込み」という問題が最優先として出てきたときは、
最初に、「絶対に変えることのできない『事実』なんだ」と決めてしまったメンタルブロックを解除する。

そして、それを「信じ込み」のレベルに書き換える。

その上で、「否定的、破壊的な信じ込み」を「肯定的、建設的な信じ込み」に書き換えるという二段構えのセッションをしていくことなる。

 
 これによって、どんなことをしても解決できなかった問題に奇跡的を起こすことが可能になるのだ。

 さて、Aさんのケースを調べてみた。
 いくつかの思い当たる言葉を言ってもらいテストしたところ、「ジンマシンを治すには、今の薬よりも、もっと強い薬を使わなければいけない!」という言葉に対して、「これは事実ですか」⇒筋肉反射テストがカチッと反応しYesと応えた。

 年齢を遡って、調べていくと、「強い薬ばかり使っていると、身体が持たなくなるから、少しづつ弱めた方がいいわよ」とアドバイスを受けた時の記憶が出てきた。
 そこで、弱い薬に変えたところ、その晩、痒くてか痒くて眠れれず、ひどい目にあったことが蘇ってきた。そこで、その時作り上げられた身体の自動反応パターンを解除した。
 そうして、再び同じ前提の言葉で、
  「これは事実ですか?」⇒弱く反応=No
  「信じ込みですか?」⇒強く反応=Yes と変化した。
本人の気持ちとしても、「絶望的な感覚がなくなった」ということだ。

 次に、第2段階として、更に奥にあったメンタル・ブロックを解除したところ、
「ジンマシンを治すには、今の薬よりも、もっと強い薬を使わなければいけない!これを信じ込んでいますか?」⇒No
「では、薬を使わなくても、ジンマシンを治すことが出来る。ということを信じ込んでいますか?」⇒No
「ということは、これは事実なんですか?」⇒Yes
 
「あれ、何だったのかしら、もう全然大丈夫って感じ…」
彼女の顔が輝き、明るく叫んでいた。

 さて、これで終わりではない、肝心なのは、ジンマシンを無くすことではなく、ジンマシンが訴えようとしていたメッセージは何であるかを知り、そのメッセージを役立てることだ。

「ジンマシンのメッセージを知るために、何か情報をとれますか?」⇒Yes 
そこで、ファイルの中のどこにその情報が載っているのかをテストしていった。そして、その情報をAさんが読んでみて気づいたことを話してくれた。
「私、北海道にいる頃は、前の夫と別れてから『男なんかに負けるもんか!』という気持ちで頑張ってきたんです。
そして、名古屋の人と再婚をして家庭に入り、家事をするようになって、本来の女性の役割を果たしていく中で、家族に必要とされ、今までにはない、女の幸せを感じられるようになってきたんです。
 だけど、同時に、家庭の中だけでなく、「もっと沢山の人の役に立ちたい!」と思うようになってきたんです。
 だけど、ここでまた仕事を始めたら、また、突っ走ってしまって、家庭が崩壊させてしまうのではないか…と思うと、それだけは避けたいって思って葛藤していたんです。」

 そこで、ジンマシンのメッセージは何であったのかをテストしていった。そうしたところ、若いころは、男性に対抗して、左脳側(男性エネルギー)ばかりを使ってきた。
 再婚して家庭に入り、右脳側(女性エネルギー)を使うようになりバランスが取れるようになってきた。
 そして、今、右脳と左脳を統合し、家庭と仕事を両立させながら、人間としてもう一段上のステップに進む時期に来ているということに気づいていった。
 そこで、「仕事に偏りすぎて、バランスが崩れ始めた時に、その警告としてジンマシンを出してくれていたんですか?」
⇒YES とても力強いはっきりとしたYesの反応が返ってきた。

 「今まで、『ジンマシンさえなくなれば』と嫌ってきたけれど、ジンマシンこそが、家庭の崩壊を食い止めるためのメッセージだったんだ…」

「では、ジンマシンが出なくなった方がいいですか?」

「いいえ、何か私がやりすぎて突っ走りそうになったときに、ジンマシンを通して知らせてもらえるなんて、本当にありがたいことです。これからは、もっと身体の発してくれているメッセージに注意を払うようにしていきます。
本当にありがとうございました。」

こうして、彼女のセッションは終わった。

予定の時間やり、かなりオーバーしてしまった。
ところが、上手くしたもので、次のL氏は、道に迷っているそうで、時間が過ぎているにも関わらず、なかなか辿り着かなかった。

 同席していた二人は、毎回、全く違った展開で進んでいくセッションの流れと、目の前で人一人の人生が大きく変わっていく瞬間に立ち会う経験に圧倒されていた。
 ひとしきり、感じたことをシェアーし合い、今後の人生をどう展開していったらいいのかという話題になった。
 「今は、なるべく、意識の高い人と合う時間や機会を沢山つくることの大切さ」を伝えた。
 せっかく、意識が切り替わっても、まだその入り口を覗いただけである。左後脳のCIAの支配下で、サバイバル・モード(ラットレース)に陥って、過去のパターンをただ繰り返しているだけの人々の中にいると、すぐに戻ってしまうのだ。

 幸い、明日、私のメンターである伊木さんが名古屋に来ることになっているので、お引き合わせする約束をした。
 ちょうど、ひとしきり話が終わった頃、L氏が到着した。
 Aさんは、今日が愛するご主人のお誕生日ということで、L氏に挨拶だけして、退席することになった。明るく生まれ変わった自分の姿が何より物プレゼントになることだろう。
 また、K氏も一緒に退席したが、さっきまでとは別人のようになっていた。
 
 さて、H氏だけが同席させてもらって、L氏のセッションとなるのだが、これから何がおこるやら…。
<つづく>
ステイション・ホテルのティーラウンジでH氏のセッションが始まった。
 まずは、脳と心と体の関係に関する基本知識のレクチャーから始まった。 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=10685363&comm_id=1320062
 彼は、赤ベコのように首をタテに振り続けていった。今まで学んできたことや疑問に思ってきたこと全てが繋がっていったようだ。

 通常なら、予備知識が整ったところで本人がどうなりたいかを聴いて、それを妨げているエネルギーブロックを外すセッションに移るのだが、最初のクライアントK氏が訪れる10時を過ぎてしまっていた。そこで、一旦H氏のセッションはここで終えることにした。
 K氏から連絡が入ってないので、店内を見回してみた。
すると カウンターのあたりに、一人でキョロキョロしている人がいた。声を掛けてみるとK氏であった。

 一対一の個人セッションのつもりでいたのに、見知らぬ男が同席していることに不審を感じているようだ。
 そこで、ここまでの経緯をお話し、彼が同席していることが全体にとって、どんなメリットがあるかを話した。
 というのは、セッションでどんなに変化が起きるという話をしても、「それは、田中さんみたいに、長年いろいろな勉強をしたり、体験をしてきた特別な人だからこそ、できるんでしょう!」と本人が思ってしまったら、効果は半減してしまう。
 ここにいるH氏にしても、「人間は一瞬にして変われるんだよ!なぜなら君は昨日までの私そのものだから!」とK氏に言われたからこそ新幹線の最終に飛び乗って名古屋まで駆けつけたのだから…。
 そこで、H氏自身からも、ここまでのプロセスを語ってもらった。
 その上で、「『あくまで一対一でお願いしたい』ということであれば、席をはずしてもらう」ということで、K氏にどうしたいか聞いたところ、「別にいいですよ」と気のない様子ではあったものの、同意してくれた。

 さて、K氏のテーマは「自分から率先して行動できない。
一対一なら話が出来るが、ミーティングのような周りに沢山人がいる場だとうまく話せない」とのこと、K氏にとっては、H氏の同席を許したことは、自分に対するチャレンジでもあったようだ。

 他には、「彼女はよく気が利くのに、自分は何を言われても直そうとしない為、彼女から『一緒にいるとイライイラする』と言われるのを直したい」「カラオケが苦手」「失敗を恐れる」とのことだった。

 カウンセリングをしながら、結局全てに共通しているのが、「人の目が気になって仕方ない」ということだということがわかってきた。そこで、「どうなりたいのか? 人の目が気にならなくなったらどんな自分になるのか?」という質問を投げかけたのだが、のらりくらりしているうちに、残り時間30分になってしまった。

 この雰囲気のままいくと、何も変わらないままに時間切れになってしまうことは目に見えていた。同席していたH氏も、昨日までの自分の姿を客観的に見ることができたようだ。

 そこで、
「原因が何だったか理解したところで、出来ない言い訳が正当化されるだけで、大した意味はない。
それよりも、『人目を気にして恐れていたことが、実際には起きなかった。それは単なる幻想に過ぎなかったんだ』という体験をすることは自分にとって価値あることがどうか」

尋ねてみた。

 K氏は大きく頷いた。そこで一つ聞いてみた
「帰ってからではなく、今ここで出来ること…。そうだな、例えば、今このお店の中で人目を気にせず、歌を歌えたとしたら、恐れを克服できたことになる?」

「うっ」と詰まったものの、「ハイ、なります」

「そう、じゃあやってみたら…」
K氏は、下を向いて考え込んだ、身体がどんどん」フリーズしていく様子、時々顔を上げるか、また下を向いてしまう。

「いつやるの?」「今やります!」そんな言葉が時折、交わされながら10分が経過。

「田中さんやります! 『春がき~た、春がき~た♪』」
一瞬、店内が静まり返り、お客さんが一斉にこちらを見たが、すぐに、何事もなかったように、それまでの喧騒にもどった。店員の一人が「他のお客様の迷惑になりますので、おやめ下さい」といって去っていった。

 K氏も、大変なことをやってのけた割には、何も変化した様子も見られなかった。

 ということは、何かとてつもなく大きな変化を起こしたようでいて、実はこれすら自分のパターンを抜け出していないということだ。

 私達は日ごろ人の手前、自分の感情を抑え我慢し続けていく、そうするとストレスがドンドン溜まっていき、「もうこれ以上我慢できない!」となると、「テメエ、いい加減にしろよ!」と感情を爆発させる。そうすると、関係性を破壊してしまう為、「しまった!またやってしまった!」と後悔し、また我慢しつづけることになる。そしてまた爆発し…。ということを延々と繰り返している。
これを、「ご機嫌取り⇒誘惑⇒隷属⇒復讐サイクル」とスリーインワンでは呼んでいる。

 ストレス下では、脳はサバイバル・モードに切り替わる。それは「戦うか/逃げるか」というモードであり、日頃逃げてばかりいる人は、「窮鼠猫を噛む」状態で戦いに転じることがある。しかし、それは日頃その人が演じている姿とはあまりにかけ離れている為、周りがびっくりしてしまうのだ。

 いずれにしても、コインの裏表であり、変化したことにはならいない。

 さて、「失敗したら、やり方変えて後9回!」
同じパターンで何度繰り返しても意味がないけれど、やり方変えて全部で10回やれば、統計上、必ず成功できるそうだ。
 WMでクリス岡崎氏に教わったパワーボキャブラリーをK氏に紹介し、こんな提案をした。

「今回は既に1回失敗できたんだから、後8回、思いっきり失敗してみたらどう? そうしたら9回目には必ず成功できる!
それで人生が変わるとしたら、やってみる価値はあるんじゃない!? しかも、残されている時間は15分間。たった15分間で人生がガラリと変わってしまうかもしれない!
 だとしたら、長い人生の中のたった15分間、全力を出し切ってやってみる価値はないかな?」

 K氏の目ツキが変わった。「田中さん、やってみます!」そういって、店を出て行った。

 残された、H氏と二人でワクワクしてK氏の帰りを待っていた。H氏は、同席しているだけで、体中に電気が走り、震えがきて、嬉しくて嬉しくて仕方なかったそうだ。

$田中信二の「人生を本気で変えたい方」の為のブログ


 15分が経って、K氏が目をキラキラさせて戻ってきた。明らかにオーラが違っていた。
 駅の構内で、大きなぬいぐるみにハグをしたり、大声で歌ったり、走り回ったり、いろいろなことをしているうちに、子供の頃のような、喜びが湧き上がってきたそうだ。
 また一人、スーパーサイヤジンが誕生した。


 興奮して話すK氏。そろそろ次のクライアントが来る頃だ。
K氏は最初、午後から仕事があるので、「セッションが終わったらすぐに帰らないといけない」と言っていた。ところが、
「田中さん、私も同席させてもらってもいいでしょうか?」
「次のクライアントの同意が得たれたらいいかもね、ただ会社はどうするの?」
「今、電話して、なんとか調整してきます!」といって、表に出て行った。

 店内を見回すと、キョロキョロしている女性がいた。
    
<つづく>
名古屋駅に着くと、昨日の大阪のお茶会に出席したH氏がいきなり
ハグで熱烈歓迎してくれた。 

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 彼は、なんと昨晩の新幹線の最終便で追っかけてきたのだ!
 
 その経緯はこうだ。

 昨日は、午後からワークショップ、夜はお茶会を開催した。

お茶会の参加者は、午後のワークショップで既に意識変革を果たした人々がメインで、その中に、夜のお茶会から、突然入ってきたH氏は、はっきり言って浮いていた。

 公開個人セッションが希望だということなので、「どうなりたいのか?」ということを話してもらった。
 しかし、聴いていて、何が言いたいのかさっぱり分からない。
 どこかの本に書いてあることの受け売りが自分の考えだと思い込んでいて、あまりにも頭でっかちになっていて、本当の自分の気持ちとつながっていないのだ。


 既に午後のワークに参加していた人たちは、ついさっきまでの自分の姿を彼の中に見ることができたようだ。
 結局、「本当の自分が求めているのは何なのか…」にたどり着かないままにタイムアップとなってしまった。

 ここで、私は後の予定があったので、皆と別れたのだが、他のメンバーは彼と一緒に食事に行ったそうだ。
 その席で、一昨日に個人セッションで彼と全く同じ経験をしたN氏が懇切丁寧に自分の体験を語り、そこから抜け出したとき、どんなにリアリティのある素晴らしい世界が待っているのかを伝えたそうだ。

 彼は、「このまま家に帰っても、また元の日常生活に飲み込まれていくだけで何も変わらない。自分の人生を変えるには、名古屋に追いかけていくしかない!」と思い立ち、最終の新幹線に飛び乗ったというのだ。

 「名古屋に来ちゃったんです!
 田中さんは今どこに泊まってらっしゃるんですか? できたら一緒のホテルに泊まりたいと思って…!」


 夜遅く電話がかかってきたかと思うと、ハイテンションのH氏からの熱いメッセージであった。

 「ご、ごめんね。あの後もう一人予約をとってた人がいたので、実はまだ大阪にいるんだ。明日は名古屋で10時から個人セッションの予約が入っているから、その前に会うことにしよう」
ということで、私は予定を早めて、名古屋に向かった。
 
 彼はその晩、まるで小学生の頃の遠足の前日のような…、はたまた初めてのデートの前日の乙女のような興奮を覚え、眠れなかったそうだ。
 そして、名古屋駅の改札で1時間近く前から待ち続け、まるで長年別れていた恋人に再会した瞬間のような、熱い抱擁を男同士で交わすことになったのだ!

  さあ、これから彼の人生が大きく変わる物語がスタートすることになる…。           
                      <つづく>
今日は町田でワークショップを開催した。

 最近では、養老猛さんをはじめ、沢山の方が「脳」に関しての本をお書きになっている。
 とても興味深い内容ではあるが、実際に日常生活で応用するとなると、なかなかどうしていいのか分からないのではないだろうか。
 そこで、私の専門分野でさる「ONE BRAINシステム」という全脳開発法に基づいて、一般の人はあまり知らない「脳の仕組み」と日常生活での活用法についてレクチャーと実習をした。

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          《マインドアップデート》

 私達の脳・身体には、まるでメールフォルダーのように、過去の体験と感情が全てメモリーされています。
 そして、過去と少しでも似たような状況に遭遇する度に、そのフォルダーが素早く検索され「前にこんなことがあったから止めとけ!」とブレーキをかけています。
 強烈なトラウマの場合は、その思い出が意識まで上ってきますが、大抵の場合は、無意識的に身体が自動反応を起こしています。
 マインドアップデートとは、このような過去ネガティブな感情と結びついた不要な情報(トラウマや囚われ)をファイルから消去して、代わりにポジティブな感情とイメージをメモリーし直していく画期的なワークです。
 あなたの成功を妨げている様々なメンタル・ブロックや苦手意識を解放し、人間一人一人が本来持っている素晴らしさ(潜在能力)を引き出すことができます。

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「脳と心と体の関係」について興味のある方はどうぞ!
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=10233520&comm_id=147963&page=all

 その上で、日常で自分自身にとって問題になっていることを考えてもらい、一人の人にデモンストレーションをした。

 彼女のテーマは、「自分が決めた目標があるのに、途中であきらめてしまったり、横道にそれてしまう」ということだった。

 そこで、このことが身体のパターンとしてどう現れているのかを見るために、実際に目的地を決めて歩いてもらった。
 歩いている進路に私が指を一本出して遮ってみた。すると、全く進めなくなってしまった。
 次に、同じように歩いてもらい、横から「ねえねえ、そんなことより、こっちへおいでよ!」と言って、彼女の手を引っ張ってみた。すると、簡単に横道にそれてしまった。

 彼女のテーマは、そのまま歩き方に現れていたのだ。

さて、この身体レベルまで染み込んだ自動反応プログラムをどう解除するのか。


 実は、脳・身体は生体コンピューターであり、しかもATMのタッチパネルのように、指で触れるだけで情報を入力したり、消去したりできる。
 また、筋肉反射テストという方法を使えば、右脳と左脳に直接アクセスして情報をとることができるのだ。
 
 「えっ、指で触れるだけでそんなことが起きるなら、お風呂で頭を洗ったり、身体を洗ったりして触ったら、どうなっちゃうの?」と疑問を持つ方もいるかもしれない。

 大丈夫、安心して下さい。銀行のATMはカードを入れて、暗証番号を入力しないと起動しないように、人間の身体も、特定のキーワードを言って、感情を浮上させた時に触れることで、様々な情報の変換が可能になるのだ。

 彼女のテーマとなっているパターンを保持しているプログラムがどうなっているのか、ちょうどプロパティーを開いて、初期設定を調べるのと同様に、筋肉反射テストを使って調べてみた。

$田中信二さんのブログ

 すると、「自分が決めたことを最後まで達成させない」というプログラムは、4歳の時に設定変更されたものであった。
 その時の状況の記憶ファイルをクリックすると、「弟がせっかく完成しかけていた、模型のお城を誤って、足で蹴飛ばしてしまい壊してしまった」という記憶が蘇ってきた。

 弟はお母さんに抱きついて、そのまま別の部屋に行ってしまった。
 一人残された彼女は、罪悪感を感じ、その償いの為に「自分自身の目標を達成する手前で破壊する」ということを自ら選び、設定変更してしまったのだ。

 左脳側の記憶は、自分の信じ込みに基づいて編集された記憶
である。そこで、額に指で触れることで右脳側を起動させ、右脳にメモリーされている未編集の真実の記憶をクリックしてみた。

$田中信二さんのブログ
 
 さらに、未完結の問題を完結させる為に、自分から弟のところに行って、「さっきはお城を壊しちゃってゴメンネ」と誤ってみることにした。すると意外にも、弟は「えっ?」とポカンとしている様子。
 彼は眠くなってお母さんに抱っこしてもらって部屋を出ただけで、お城が壊れたことなんて全く意に介していなかったのだ。

 私は長年、数え切れない位、沢山の人のセッションをしてきたが、こんな風に、長年悩み苦しみ続けてきた問題の発端は、大抵勘違いから始まっているものなのだ。

 そこで、そんな勘違いによって、自分を破壊し続けてきた愚かな自分を許すことを意図し、水を一杯飲んでもらった。これによって、不要な情報を含んだアドレナリンを水に流し、プログラム変更が完了した。

 現在に戻り、更に未来に進み、書き換わった未来の状況を見た上で再び現在に戻ってきた。

 そして、身体レベルで変化があったことを自覚してもらう為に、もう一度目的地を決めて歩いてもらった。

 それを今度は手のひらでしっかり止めようとしたが、妨害しようとする私もろとも引きずられてしまった。
 また、歩いているところを、横から手を引っ張ろうとしたが、これも振りほどかれてしまった。

 外から見ても、姿勢や表情が明らかに変わり、芯が一本通った力強さが現れていた。

さて、いよいよ最後は龍笛奏者のRさんだ。


 話を聴くと、お父さんも古典芸能をやっており、また師匠も、仲間達も皆経済的には苦しい状態で、


どんなに隆盛だった人も晩年は野垂れ死にをした人が多かったそうだ。
 

そんなRさんの中にある信念を一言で表してもらったところ


「アーティストは搾取されている!」という怒りだった。

 筋肉反射テストで調べてみると、これは、「単なる信じ込み」のレベルを超え「絶対に変えることができない『事実』」というほど突き固めれれた強固な信念になっていた。 

 こういう場合は、普通にセッションしても決して変化は起こらない。


この強固な信念を解放するためには、まず、


「変えることの出来ない『事実』」と決定づけてしまったものを、


「信じ込み」のレベルに変換する為にメンタルブロックを解除する。


更にその「信じ込み」を新たな適切な「信じ込み」に書き換える為にメンタル・ブロックを解除する


という2段構えでのセッションが必要になる。


life-chengeさんのブログ



 セッションが終わると、Rさんの険しい顔が見違えるほど、穏やかで柔和に変わった。
 そして、龍笛の音も、穏やかで朗々たるものになっていた。

 これで全員のセッションが終わり、「それでは、ピアノと舞踊と歌と龍笛の即興コラボレーションをやってみよう!」ということになった。
 
 さすがはプロ、何の打ち合わせもなく始まったにも関わらず、息がぴったり合い、すごいセッション(これは音楽の)となった。

 こんな素晴らしい演奏を生で聴けた私が一番お得だと思った。

 そして、今回のことをきっかけに、この業界全体に共通している頑なな信念が解消され、それぞれのアーティストの豊かな才能がもっともっと開花され、


それによって、見る人、聴く人の心を豊かにし、それが回りまわって、全ての人が精神的にも、物質的にも、そして経済的にも有り余る豊かさを手にしていけるようになって欲しいと心から願う。

 ひょんなことから始まった実験的ワークショップだが、何かが確実に変化したのを感じた。

P.S. 今回のセッションがきっかけで、このメンバーでのコラボレーション・ライブを開催することが決まったそうです。
詳しくは、コメントがあると思います。
皆さん、是非参加してみてください。絶対感動しますよ!

Rさんが主宰する音楽集団のURL
http://www.mahora-japan.com/