自己啓発の世界では、
いい気分でいればいいことが起きる。
波動が上がると現実が変わる。
そんな言葉をよく聞きます。
たしかに、
気分が軽いときは、
なんだかハッピーで
行動もスムーズになりますよね、、
でもね、
いつもいい気分でいなきゃ！
と思い始めた瞬間、
なぜか苦しくなっちゃいませんか？
これが、落とし穴です
私たちの感情って、
天気みたいなものでね、
晴れる日もあれば、
しとしと雨の日もあります☂
晴れじゃなきゃダメ！
と思った瞬間、
雨の自分を否定しはじめます。
・落ち込んじゃダメ
・イライラしちゃダメ
・不安を感じちゃダメ
・前向きじゃなきゃダメ
こうやって“ダメ”を重ねるほど、
心は窮屈になり、
逆に気分が乱れやすくなってしまうんです
「いい気分でいなきゃ」
と自分を追い込んだ瞬間、
本来の目的だった「気分のよさ」から、
どんどん遠ざかってしまうことに…
落ち込みや不安って
不快感しかないけど敵じゃないんです。
むしろ自分を知る大切なサイン
疲れてるよ、休んでほしいよ。
本音はそっちじゃないよ。
怖いよ、慎重になってね。
こうやって
教えてくれる役割でもあるんです。
いい気分だけを追い求めると、
このサインを無視してしまう。
結果、後から大きく崩れたり、
モヤモヤが長引いたりするんです。
気分はコントロールできないし、
結果として訪れるもの。
大事なのは、
いい気分でいよう！ではなく
「今、そんな気分なんだよね」 と、
そのまま認めようという姿勢。
気分を操作しようとするほど、
コントロールできなくて
苦しくなってしまいます。
逆に、
「ああ、いま疲れてるんだな」
「不安なんだな」
「ちょっと落ちてるんだな」
と、そのまま許した方が、
気持ちは自然と回復していきます
いい気分って、
頑張ってつかみに行くものじゃなくて、
ゆるんだときに勝手に戻ってくるもの。
本当に安定した人って
いつもニコニコしている人じゃないんです。
落ち込んでも、
怒っても、
不安になっても、
それを嫌がらず、責めず、
静かに受け止められる人。
そういう人は、
感情の波はあっても、
波に飲み込まれることがありません。
「いい気分でいなきゃ」
と思い込んでいた時よりも、
ずっと楽に、ずっと深く、
心が整っていきますよ
無理に前向きにならなくても
「理解することでほどけていく」
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