多くの人が誤解しているのですが、
〈あきらめ〉って
「別の視点を探そう」
「違う考え方をしてみよう」
と頭で頑張って切り替えることじゃないんです。
例えば、
もっとポジティブにならなきゃ！
相手の立場で考えなきゃ！
気にしないようにしなきゃ！
こういう意図的な切り替えは、
一瞬うまくいっても長続きしないんです
なぜってそれは、
今の自分を否定しながら、
別の自分を作ろうとしているから。
心は常に引っ張られ、 疲れてしまいます。
〈あきらめ〉ってね、
もういいや！と
投げやりになることじゃなく、
『これ以上操作しようとするのをやめる』
という静かな切断なんです。
・自分を変えようとすることを手放したとき
・自分を良く見せようとすることをやめたとき
・こうならなきゃダメなんだ！を手放したとき
その瞬間、
心の力みが緩みます。
すると自然に視点がスッと変わる。
考えなくても、
そっち側の見方になっている。
不思議ですが、
これは多くの受講生さんが経験します。
あきらめたあとに訪れるのは、
無理にポジティブになるでもなく、
かといってネガティブでもなく、
ただ、自然にラクに見える世界です。
・相手の言動がそこまで気にならなくなる
・こだわっていた理由が薄れていく
・「まあこれでいいか」と思える余白ができる
これは強制的な思考転換では
絶対に生まれない感覚。
あきらめは、
新しい視点をもつのではなく、
あなた本来の感覚に戻してくれるだけ。
無理に前向きになろうとしなくて大丈夫
何かを変えよう、
良くしよう、
切り替えようとする努力を
少しだけ緩めてみてください。
力みが取れた途端に、
勝手に景色を変えてくれます。
それが〈あきらめ〉の力です。
無理に前向きにならなくても
「理解することでほどけていく」
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