ハンガリーパビリオンで出会う「音」と「香り」と感動

ずっと気になっていたハンガリーパビリオン。ようやく訪問できたのですが、これが本当に素敵な体験でした。

 

実は前にも一度、入館のチャンスがあったんです。待機列の規制が開いたタイミングで並ぶことができて、これは1時間くらいで入れそうかな?と思っていたら、予想外に列が進まず…。次のパビリオンの予約に間に合わなくなりそうで、泣く泣く列を離脱することになりました。

 

今回こそは、と再チャレンジです。

 

 

建物の前にはミストが設置されていて、ちょっとだけ涼しいのですが、そこにたどり着くまではとにかく暑い…!特に昼間は容赦ない暑さなので、日傘や冷却グッズなど、暑さ対策は万全にして並びたいところです。

 

 

  入り口から広がる「いい香り」とキャラクターのお出迎え

 

ようやく順番がきて中に入ると、ふわっと漂う良い香りに包まれました。なんだか海外のホテルに入ったときのような、ちょっと非日常感のある香り。東欧のパビリオンって、こういう素敵な香りがするところが多いような…?

 

入り口では、なんとも言えない愛嬌のあるキャラクターが出迎えてくれて、ちょっと和みます。

 

 

そこから進むと、美しいガラス工芸の展示へ。繊細で透明感があって、目を引かれました。

 

 

  星降る劇場と、魂に響く歌声

 

続いて、劇場エリアへ。待合ホールに「次の公演まで○分〇秒」と表示されていて、これがとても親切!日本人には嬉しい「時間の見える化」ですね。

 

ホールには、チューリップの花束のようなデザインの照明があり、これがとってもおしゃれでした。

 

 

そして、いよいよ劇場内へ。天井の高い円形の空間に星空が広がり、中央には民族衣装をまとった歌い手さんが。まったく動かないので、子どもと「お人形かな?」なんて言っていたのですが、扉が閉まると、深く響く歌声が始まりました。

 

 

哀愁を帯びた旋律と、豊かな声量に圧倒されました。どこか懐かしさを感じさせる歌で、じんわりと心に響きました。

 

 

  ハンガリー音楽と日本の心の共鳴

 

ちょっと調べてみると、ハンガリーの民族音楽には、五音音階や旋法的な構造が多く、日本の民謡や演歌と通じる雰囲気があるそうです。だからこそ、「懐かしい」「落ち着く」と感じるのでしょうね。

 

個人的には、菅野よう子さんの音楽を思い出すような、情緒的でどこかドラマチックな響きだなと思いました。

 

 

  おみやげも小さな体験に

 

展示の後はおみやげコーナーへ。

最近ちょっと集めはじめたピンバッジを購入しました。

 

個人的に印象的だったのがレジに置かれていたルービックキューブ(※ハンガリー人が発明したそうです)。これは売り物ではなかったのですが、店員さんが「触っていいよ」と声をかけてくださって、子どもがチャレンジ。無事に完成させると「上手!」と褒めてもらえて、とっても嬉しそうでした。

 

こういうちょっとした交流も、パビリオンの大事な魅力かなと思います。

 

 

  東欧のパビリオンが並ぶエリアの魅力

 

ハンガリー館の周囲には、ルーマニア、ポーランドなど東欧のパビリオンが並んでいて、どこも見応えがあります。どの国も、派手さではなく、独自の文化や伝統を丁寧に伝えている感じがして、それがとても好印象でした。

 

これまであまりなじみのなかった国々の輪郭が、少しだけはっきりしてきたような感覚がありました。

 

 

 

 

 

去年、東京・上野の国立科学博物館で開催され話題を呼んだ特別展「昆虫MANIAC」。行ってみたいなあと思いながら、東京まではなかなか行けず…。そんな中、なんと大阪に巡回してくれると知って大歓喜!


さっそく、大阪市立自然史博物館まで足を運んできました。

 

 

 

  長居駅からの道のり、今日も長い…

 

地下鉄長居駅から自然史博物館までは、毎度のことながらけっこう歩きます。暑い中ヒーヒー言いながら到着しました。駅と博物館にLUUPのステーション配備してほしい…!

 

夏休み前ですが、会場内は昆虫好きの親子連れでにぎわっていました。

今回は気合いを入れて音声ガイドも借りて、やる気満々です。

 

 

  展示は5つの昆虫グループで構成

 

展示は、「トンボ」「ハチ」「チョウ」「クモ」「甲虫」の5つのグループに分けられていて、それぞれのブースに標本がたっぷり。巨大模型も目をひきます。


特に印象に残ったのは、肉眼では点にしか見えないような極小の昆虫。
 

顕微鏡で拡大された展示を見ると、その小ささにもかかわらず、しっかりと昆虫の体の構造があるのがわかって驚きます。一般的な図鑑にもなかなか載っていないマニアックな標本が並び、タイトル通り「MANIAC」な世界が広がっていました。

 

 

 

  クモの標本がすごい!そしてクイズもあり

 

正直、これだけたくさんのクモの標本を見たのは初めてです。種類もサイズもさまざまで、足の毛や模様など、細かいところまでしっかり観察できます。

 

 

昆虫じゃないけど「虫」っぽい生き物も結構展示されていました。

南国の巨大ムカデとか。なかなかの迫力です。


展示の途中にはクイズコーナーもあり、単に見るだけではなく、体験しながら楽しめました。音声ガイドでは、研究者のこだわりや裏話も紹介されていて、より深く楽しめました。

 

 

  お土産コーナーも楽しい!

 

展示のあとは、お楽しみのお土産コーナーへ。


ここでピンバッジのガチャガチャ(1回500円)に挑戦してみたところ……
出てきたのは、赤いセンチコガネ! 狙ってたのとは違ったけれど、美しいです!

 

 

展示と連動したグッズが豊富で、ついあれこれ欲しくなってしまいます。図録も良かったですよ。

 

 

 

  展示情報はこちら

 

  • 会期:2025年7月12日(土)〜9月23日(火・祝)

  • 場所:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(長居公園内)

  • 開館時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)

  • 休館日:月曜を中心に数日(要事前確認)

  • チケット:大人1,800円/高・大学生1,500円/小・中学生700円
    ※前売りなら各200円引きでちょっとお得です。

 

  大人も子どもも夢中になれる“ガチ”昆虫展

 

「MANIAC」の名にふさわしく、ふだん出会えない虫たちにじっくり向き合える展示でした。昆虫が好きな人はもちろん、図鑑には載っていない世界に触れたい人にもおすすめ。


9月末まで開催されているので、夏休みのお出かけにもぴったりです。

 

 

 

 

 

 

2025年7月、大阪・関西万博で、ついにブルーインパルスの展示飛行が実施されました!


開幕日にも予定されていた飛行は、残念ながら悪天候のため中止。あのときの落胆は今でも覚えています。今回こそはリベンジ。しかも2日間の飛行ということで、1週間ほど前から天気予報とにらめっこしながら、この日を心待ちにしていました。

 

 

  快晴!過酷な観覧条件

 

当日は快晴。うれしい反面、もう頭が煮えるんじゃないかというほどの高温で、展示飛行は15時開始。正直、かなり過酷なコンディションでした。


私はウォーターフロント付近で観覧。12時を過ぎたころから、日陰の少ない大屋根リングに上って場所取りをしている人たちも多く、3時間も炎天下で待機するなんて…と頭が下がる思いでした。

 

 

  会場が一体となった感動の瞬間

 

飛行機が入ってくるというアナウンスが流れた瞬間、会場のテンションは一気に上昇。空を見上げて「どこ?どこ?」と探す人々。その中で、目のいい人が「あれだ!」と指をさすと、まわりのみんなが一斉にその方向を見上げて歓声をあげる——何とも言えない一体感があり、感動的でした。

 

 

会場では編隊の解説もついており、パイロットの紹介もありました。どういう構成で飛ぶのか、どんな意味があるのかなどを聞きながら見ることができて、より理解が深まりました。

 

ただ、「皆様の左側から入ってきます」と言われても、現地ではどちらが「左」なのかわからず混乱したのも事実です(笑)。

 

 

  写真撮影は機材との戦い!?

 

私は「パビリオンやリングと一緒に撮れたらいいな」と思っていましたが、スマホが熱を持って撮影を拒否するという事態に。保冷剤で冷やしてだましだまし撮影する羽目に……。

 

そして飛行機に夢中になって、リングを画角に入れ忘れるという…。

 

 

 

  空を見上げる、もう一度あの感動を

 

ブルーインパルスの展示飛行は、まさにリベンジ成功。


万博の空に美しい軌跡を描く姿に、知らない人同士が笑顔で空を見上げ、自然と拍手が起こる——そんな一体感のある時間がとても印象的でした。

 

SNSにはさまざまなアングルからの写真や動画が投稿されていて、帰宅後もついつい見返してしまいました。

 

ブルーインパルスの展示飛行、またどこかで見られたらいいな、と思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪・関西万博の「西ゲート」、みなさん何時に行かれてますか?

私は6月から7月にかけて5回、西ゲート9時枠で入場していますが、そのたびに「何時に桜島駅に着くか」「バスに乗るか、タクシーにするか」で入場時間や当日予約の戦果が大きく変わりました。

 

今回は、私の実際の体験をもとに、「西ゲートに何時に着いて、何時に入れたか」「どんな予約が取れたか」をまとめてご紹介します。

 

 

 

【1】6月中旬・土曜:ミャクミャクくじに挑戦

  • 7:47 桜島駅到着

  • 8:25 バス出発

  • 8:40 西ゲート前到着

  • 9:25 入場

  • ✅当日予約:空飛ぶクルマステーション

  • 🎯ミャクミャクくじ:70分待ち

豪雨だったためか、人がやや少なめでした。

 

 

【2】6月下旬・平日:朝イチでヨルダン館へ

  • 7:20 桜島駅着

  • 8:10 バス出発

  • 8:25 西ゲート前着

  • 9:25 入場

  • ✅当日予約:いのち動的平衡館

  • 🎯ヨルダン館:4巡目で入場

平日で人が少ないかと期待していましたが、ゲート前で1時間並びました。

桜島駅には前回より30分早く到着しているのですが、ゲート通過時間は変わらず。

バスの輸送量が限られているので、結局そこで調整が入っているように思います。

 

当日予約は「いのち動的平衡館」が取れました。

 

 

【3】6月下旬・土曜:タクシー利用でTECH WORLDとNTTを攻略

  • 7:10 桜島駅着 → タクシー乗車

  • 7:25 西ゲート前着

  • 9:03 入場

  • ✅当日予約:NTT、EARTH MART

  • 🎯TECH WORLD:1巡目で入場

タクシーで早めにゲート前へ到着しました。

バス利用の方よりも早く入場できたおかげで、TECH WORLDの予約なし列に並び、1巡目で体験。さらに11時台のNTTの当日予約も確保し、午後にはEARTH MARTの当日開放をゲット。非常に満足度の高い一日となりました。

 

タクシーにかけた費用の効果を実感した一日です。

 

 

【4】7月上旬・日曜:パソナ館を予約なしで狙う

  • 7:10 桜島駅着

  • 7:55 バス出発

  • 8:15 西ゲート前着

  • 9:15 入場

  • ✅当日予約:ポーランド

  • 🎯パソナ:予約なしで並んで約30分で入場

7月からはシャトルバスの発車時刻が早まり、ゲート前への到着も少し早め。

ねらっていたパソナ館に予約なしで入館できました。 私たちのすぐ後で待機列が締め切られたので、本当にギリギリのタイミングでした。

 

当日予約では、比較的空きがあったポーランド館が取れました。

 

 

【5】7月中旬・日曜:過去最速の行動も報われず…

  • 6:25 コスモスクエア駅着

  • 6:40 タクシー出発

  • 6:55 西ゲート前着

  • 8:57 入場

  • ✅当日予約:Better Co-Being、電力館

この日は住友館かnull²の当日予約がとりたくて、意を決して、これまでで一番早く出発。さらにタクシー課金も決行。

 

ところが、予定外だったのがコスモスクエア駅でタクシーがまったく見つからなかったこと。事前情報では「わんさかタクシーがいる」と聞いていたのですが、この日は皆無。タクシー乗り場は整列もされておらず、どこが先頭かも曖昧。配車アプリでも空車がまったく見つからず、ようやく拾えたタクシーで出発する頃にはかなり時間が経っていました。

 

西ゲートに近づくと、今度はタクシーの車列で渋滞。リングサイドマーケットプレイス付近まで列が伸びていました。

 

 

そして8時頃から始まるゲート前移動のタイミングでは、順番が大きく入れ替わる事態に…。進んだもの勝ちのような混雑で、子連れには正直おすすめしにくい雰囲気でした。

 

結果として狙っていたパビリオンは取れなかったものの、早朝から動いたおかげで当日予約は確保できましたし、これまで入場規制で入れなかったパビリオンに複数入ることもできました。費用対効果としては今一つではありますが、一定の収穫もあった一日でした。

 

朝7時半の様子。西ゲートもフェーズが変わってきた感がありました。

 

 

  「バス派 or タクシー派」戦略の分かれ目

 

ここまでの体験をまとめると:

  • シャトルバスの場合:
     桜島駅到着から入場まで 約1.5~2時間(バス待ち+ゲート前待機)
     早い時間のバスに乗っても、入場はだいたい9時15〜25分ごろ
     

  • タクシー利用の場合:
     ゲート前の待機時間としては、バスとほぼ同じく約2時間
     入場時間はバスより早い
     費用は片道3000円程度と高め

つまり、どちらを選んでも「駅到着から入場まで約2時間」は見ておく必要があります。要はどこで待つか、ということ。タクシーに乗れば当日予約のチャンスが広がるのは確かです。

 

ゲート前にはフリーWi-Fiがあるので、早めに到着してYouTubeなどで時間をつぶすのもおすすめ。うちの子どもも、それでなんとか機嫌よく並んでくれました。

 

この待ち時間がつらい方は、あえて9時半以降に到着するのもひとつの選択肢。桜島駅、ゲート前ともに混雑が引いてきて、スムーズに入れる可能性があります。

 

ちなみに、西ゲートのタクシー降車可能時間は朝6時45分以降。それより早く着いても下ろしてもらえず、車内でメーターがじりじり上がるのを見ることになります…。

 

 

  「優先事項」によって戦略は変わる

 

  • 人気の当日予約を取りたい→タクシー課金も視野に

  • 待ち時間を避けたい/混雑を避けたい人→9時半以降の到着もアリ

何を重視するかによって、最適な「西ゲート攻略法」は変わってきそうです。

横綱級のパビリオン予約が取りたければ、アーリーゲート開放直後、9時前には入場したいところです。

 

2025年の夏もどんどん暑くなってきています
時間を有効に使って、入場戦を乗り切りたいですね!

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平日に少し時間ができたので、前から気になっていた Alla Goccia(アッラゴッチャ) にランチに行ってきました。


▶ 公式サイト:

 

 

席があるかなと少し心配しながら向かいましたが、この日はお店の入り口に「ランチ予約なしOK」の看板が出ていて、これはチャンス!と足取り軽く2階へ上がりました。
 

落ち着いた雰囲気の内装で、なんだかポーランドパビリオンを思い出してしまうあたり、自分でもすっかり万博脳だなと実感(笑)。

 

 

  選んだのはパスタランチ

 

内容は、前菜・パン・パスタ・食後の飲み物&お茶菓子のセット。
パスタは麺が選べたので、料金をプラスしてもちもちの「生パスタ(平打ち)」を選びました。

 

注文のときに「お時間は大丈夫ですか?お急ぎですか?」と声をかけてくださったのも印象的でした。
 

きっと、周囲がビジネス街なので、ランチタイムが限られている方も多いのだと思います。こうした心配りって、本当にありがたいですよね。

 

 

  前菜プレートから感動!

 

前菜、とっても美味しかったです。

 


特にタコの味付けが絶妙。ゴルゴンゾーラチーズの入ったパンのような一品も印象的(説明を聞いたのに、肝心な名前を失念…すみません)。


見た目も美しくて、ひと皿で気分が上がりました。

 

 

  メインのパスタも大満足

 

続いてパスタ。こちらも熱々で、しっかりとした味わい。

 

 

おそらく…マグロと何かだったと思います(こちらも丁寧に説明してくださったのに、食べるのに夢中になって失念…。本当にすみません)。
 

でも、記憶より味が残る料理って、本当に美味しい証拠だと思いませんか?

 

 

  食後のコーヒーとお茶菓子でほっとひと息

 

最後に、香り高いコーヒーと自家製のお菓子をいただいて、ゆったりとした気持ちに。

 


 

こういう丁寧な余韻があるランチって、やっぱり贅沢だなと感じました。

価格は2,310円。満足度の高いランチでした。

 

 

  ディナーも行ってみたい…

 

お店のサイトを見てみると、コース料理もすごく魅力的で、今度はディナーにも来てみたいなと思いました。


ただ、子どもと一緒に入れるようなお店ではなさそうなので、行くタイミングはなかなか難しそう。
 

それでも、「また来たい」と思える素敵なお店でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

万博もそろそろ折り返し地点。

気が付けば、なんだかんだで大阪・関西万博に15回も行っていました。平均すると、ちょうど週に1回ペースです。

 

おおむね楽しめているものの、「ここはちょっと残念」と感じる点もいくつかありました。今回は、そんなリアルな感想をまとめてみたいと思います。

 

 

  通期パス、買ってよかった!

 

私はチケット販売開始直後に通期パスを購入していて、「毎週行くつもり」と宣言していたのですが、実際そのとおりになっています。

 

当時、家族には「こんなに早く買う必要ある?」とか「それだけのお金、株でも買ったら増えるかもよ?」なんて言われていましたが――その家族も、今では私以上に通ってます。

 

 

  9時入場できるのは大きいけれど…

 

通期パスの入場時間が、当初の11時から9時に前倒しされたのは本当に大きな変更でした。朝から動けるようになったおかげで、パビリオンが比較的空いている時間帯に楽しむことができます。

 

ただその一方で、1日券の方にとっては少し不公平に感じられる部分もあるかもしれません。通期パスで何度も来場している人は、地図が頭に入っていたり、ゲートの並び方や当日予約のコツをつかんでいたりと、経験の差が出てしまいます。

 

もとの計画どおり通期パスは11時からのままだったら、朝のゲートも今のような混雑はなかったかもしれません。この9時入場の解禁については、運営側も「早まったかな…?」と感じているのでは、と思うことがあります。

 

 

  食べ歩きの夢と、現実のコンビニごはん

 

開幕前は、「いろんな国の料理を食べてみたい!」と思っていたんですが…
現実は、思った以上にお財布に厳しくて、なかなか外国の料理には手が出ていません。

 

なんだかんだで、会場で買うのはコンビニのおにぎりが中心。少し頑張ってもフードコート止まり。とうとう家からパンを持参する日も出てきてしまいました。
 

せっかくの万博なのに、これはちょっともったいないなあ…と感じています。

せめて月に1回くらいは、美味しいものを食べて帰りたい!と思って、最近はレストランの予約にも少しずつ挑戦していますが…、これがなかなか取れないし。

 

お腹をすかせた子どもと長時間並ぶのはつらいので、できれば予約が取れるところに入りたいですね。

 

 

  パビリオン予約って、こんなに取れないもの?

 

開幕前は「並ばない万博」と言われていたので、「希望すれば誰でも予約できるのかな」と思っていたのですが、現実はそんなに甘くありませんでした。

 

予約枠自体はそれなりに用意されている印象があるのですが、1人が複数枠を押さえていたり、人気パビリオンに集中したりして、なかなか希望通りに取れないことが多いです。

 

とくに人気パビリオンはまさに争奪戦。住友、null²なんて、最初から無理ゲー感がありますね。そうはいっても、抽選に参加しなければ当選もしないわけで、次こそ当たるかも? と思いつつ抽選リストに入れています。

 

 

  3日前予約のモヤモヤ

 

3日前予約は「空き枠があれば先着順で受付」というものですが、そもそも空き枠がどのくらいあるのか事前にわからないのが大問題です。

 

希望するパビリオンに空きがあるのかどうか、先着受付が始まる前にある程度の目安くらいは出してほしい。

 

空きがあるかどうかも分からないまま、0時の争奪戦に備えて早い時間からログインを維持(直前だと6万人待ちとかで列に並ばされてしまうので)し、0時ちょうどに早打ち勝負……。

 

さすがにこれは効率が悪すぎますし、何万人もの人の時間を浪費させている印象です。利用者にとって親切とは言えない、思いやりに欠ける仕組みだなと思います。

 

 

  当日予約、もっと柔軟にできなかった?

 

当日予約に関しては、「入場から4時間以内の枠しか取れない」など、何らかの制限を設けたうえで、予約枠の解放タイミングを分散してもよかったのでは?と思っています。

 

今の仕組みでは、朝9時の入場が圧倒的に有利。 だから、みんな朝イチで殺到して、結果としてゲート前が大混雑してしまうんですよね。

 

そして、「パーソナルエージェントで希望登録しておけば、空きが出たところに自動的に押し込んでくれる」みたいな仕組みを期待していたのですが、実際にはスマホに貼りついてずっとチェックしてる、みたいなことに。

 

そして、△マークに惑わされて、何度押し負けたことか……。

 

 

  ゲート前、もうちょっと整理してほしい

 

そのゲート前、ある程度の混雑は仕方ないと思っているのですが、整列の仕方にはかなり不満があります。

 

どこに並んだらいいか案内が少なく、列もちゃんと整理されていない。
荷物検査1か所に、なぜか3列で進んでいることがあって、「あれ?全然進まないな」と思ったら、結局3列が1列に合流していた…なんてことも。

 

せめて足元に「この線の上に並んでください」みたいなマークをつけてくれたら、もっとスムーズになるのに。

 

 

  折り返し地点。ここからが本番かも?

 

来週からは夏パスも使えるようになるので来場者はますます増えそうですが、混雑も含めて万博らしさ、かな…。疲れるけど。

 

暑さに負けず、体調を整えて、後半戦に臨みたいと思います。

 

 

 

 

 

先日、子どもが学校から「おでかけKID’S PASS」の引き換え券をもらって帰ってきました。このパスは、大阪市内在住・在学の小学生限定の無料乗車パスで、Osaka Metroや市バスが無料で利用できるというもの。

 

うちでは長期休みの定番アイテムで、本当にありがたい存在です。

 

▶ おでかけKID’S PASS ご利用ガイド

https://subway.osakametro.co.jp/news/library/20250625_odekake_kids_pass/odekake_kids_pass2025_summer.pdf

 

 

  今年の注目ポイントは「夢洲駅が対象かどうか」

 

今回とくに気になっていたのが、「夢洲駅が対象駅に入っているか?」という点。

 

万博の最寄り駅ということもあり、使えるかどうかで夏のおでかけ計画に大きく影響します。ちなみに、1日乗車券「エンジョイエコカード」では夢洲が対象外なので、少し気になっていました。

 

結論としては——

 

夢洲駅も対象駅に入っていました!

 

これで万博へのおでかけもしやすくなります。市バス・ニュートラム・いまざとライナーも対象なので、かなり自由度の高い移動ができそうです。

 

 

※ なお、エンジョイエコカードを使って夢洲まで乗り越してしまうと、コスモスクエアからの初乗り運賃が別途かかるので注意が必要です。

 

 

  引き換え完了、夏休みの予定も本格始動へ

 

ということで、さっそく駅の定期券売場で「おでかけKID’S PASS」の引き換えを済ませてきました。利用開始日は2025年7月18日から。すぐにでも使いたい気持ちですが、あと1週間ほどで夏休みが始まると気づいて、ちょっと焦りも…。

 

夏休みは楽しい反面、子どもが毎日家にいることで生活リズムが乱れがちなのも正直なところ。早寝早起きに勉強、食事の用意やおでかけ、習い事の送迎などで、あっという間に一日が終わってしまいそうです。

 

そして、今年は万博にも行く予定。夏休みの万博は混雑するかもしれませんが、それも思い出のひとつになればいいなと思っています。

 

夢洲までの移動費が無料になるのは大きなメリット。おでかけKID’S PASS、今年も頼りにしています!

 

 

 

 

 

ずっと気になっていた「顔認証決済」。
万博の新しい試みとして注目していたものの、なかなか体験できないまま時間が過ぎてしまいました。

 

というのも、通期パスの顔認証と万博ウォレットの顔認証登録を紐づける部分でつまずいてしまい、登録作業が思った以上に手間取ってしまったんです。説明書のPDFがよく理解できずで…。

 

それでも先月、ようやく顔認証登録を完了し、ついに「顔で支払う」体験ができました!

 

なお、子どもは顔認証登録ができなかったのがちょっと残念。
せっかくなら一緒に体験させたかったのですが、万博ウォレットのアカウント自体が作成できなかったため、顔認証決済も利用できませんでした。

 

 

  顔認証決済、実際に使える場所は限られてる

 

顔認証決済(ミャクペ!)は万博内のすべてのレジで使えるわけではありません。
利用可能なのは「ミャクペ!」に対応している一部の店舗だけです。

 

さらに言うと、ミャクペ!に対応しているお店でも、「顔認証はできません」と断られたことも。それは店員さんが使い方に慣れていなかっただけかもしれませんが、そこは残念ポイントでした。

 

海外パビリオンでは、そもそもミャクペ!が使えない店舗が多いようです。また、交通系ICカードも非対応のケースがあります。海外パビリオンでの支払いはクレジットカードが最も確実な方法といえるかもしれません。

 

 

  顔を近づけるだけで、決済完了!

 

では実際の決済はどうだったかというと――


とにかくスムーズ!
 

専用端末は、見た目はふつうのタッチ決済端末に近く、特別な印象はありませんでした。そこに顔を近づけると、すぐに認証が始まり、決済が完了。
 

 

あまりにあっけなくて、「えっ、もう終わったの?」と拍子抜けするくらいでした。

ちなみに、ミャクペ!のQRコードで支払うと「みゃ~くぺ!」と音声が流れるのが楽しいのですが、顔認証ではそういった音声演出はなかったです(私が体験した限りでは)。

 

 

  「顔で払う」って、やっぱり未来っぽい

 

実際に使ってみて思ったのは、「これ、けっこうクセになるかも」ということ。
財布もスマホも出さずに支払いできるのは、本当に楽! まさに未来の買い物体験という感じでした。

 

将来的には、こういう顔認証があちこちで当たり前になるのかもしれませんね。
「顔貸して」なんて言われて支払いされる時代が来たら、それはそれでちょっと怖いけど(笑)

 

 

  もっと普及してほしい!

 

今回の体験を通じて、「もっと多くの店舗で顔認証決済が使えるようになってほしい」と強く感じました。技術的にはすでに実用段階にあるように思えたので、今後の展開が楽しみです。

 

今回の万博では、世の中を大きく変えるような目玉技術があまり目立っていない印象もあり(あくまで私個人の感想ですが)、この顔認証決済が、万博のレガシーとして広がっていってくれたらうれしいなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

「バーラト」という言葉を、私は今回の万博で初めて知りました。インドのことを現地の言葉では「バーラト(Bharat)」と呼ぶことがあり、最近では国際的にもその名称を使おうという動きも見られるそうです。日本に「にっぽん」と「Japan」という呼び方があるようなイメージでしょうか。

 

 

  外観はまさにインドの象徴

 

淡いピンク色の花びらが幾重にも重なるような美しいフォルムで、まるで巨大な蓮の花が咲いているかのよう。入口の横にはインド国旗にも描かれているアショーカ・チャクラ(歯車)のモチーフ、そして反対側には合掌する像が配されています。

 

こちらは開幕当初、工事中だったときの写真

 

 

夜になるとライトアップされ、屋根の上まで幻想的に光り、大屋根リングの上で足を止めて見入る人の姿も多く見られました。

 

 

 

  とにかく混んでる!?

 

バーラト館は、混雑している印象の強いパビリオンです。朝9時台なら比較的スムーズに入場できますが、昼から夜にかけては人でびっしり。人口の多いインドではこれくらい当たり前なのかも…と思ってしまうほどの賑わいです。

 

 

館内は動線がやや複雑で、広い部屋から細い通路、小部屋を経てまた広間へ、というように入り組んでいるため、滞留が起こりやすく、混雑を助長しているように感じました。私も一瞬、子どもを見失ってしまい、ひやっとしました。

 

それでも、夜遅くまで開館しているのはありがたい点。閉館前にはカウントダウンで来場者を呼び込みをしていることもあり、日中に入れなかった人もラストスパートでの訪問が可能です。

 

 

  展示の内容は?

 

展示のテーマは「伝統と未来のインド」。宗教や文化、芸術の紹介に加え、近年の急速なテクノロジー発展にも焦点が当てられていました。

 

高速鉄道や宇宙開発のパネル、都市開発の映像などから、現代インドの勢いを感じることができます。

 

 

また、工芸品や装飾品の展示も印象的。奥には現地のバザールを模したような売り場もあり、お香のような香りが漂っていて、ちょっとした異国感に圧倒されるほどでした。観光地でよく見る、「そこまで良い物じゃなさそうなのに高い」…そんな不思議な空気感も漂っていました。

 

 

 

  個人的に気になったのは、布地

 

展示の終盤には、刺繍が施された美しい布地が紹介されていました。

値札がなかったため販売はされていないようでしたが、もし切り売りされていたら迷わず買っていたかもしれません。

 

出口付近では、テイクアウトの料理を求めて列ができており、最後までにぎわいが絶えませんでした。

 

 

バーラト館は、混雑覚悟ではありますが、ちょっとしたインドの熱気を味わえるパビリオンかなと思います。

 

 

 

 

 

 

2025年大阪・関西万博で、ずっと気になっていた「パソナ館」にようやく行ってきました!今回はその訪問体験を詳しくレポートします。

 

 

 

  朝から始まる“列との戦い”

 

訪問日は朝イチの「予約なし開放時間帯」をねらって行動。西ゲートからの入場を選び、桜島のシャトルバス乗り場に到着したのは7時15分ごろ。7時55分ごろ発車し、9時10分すぎにようやくゲート通過。

 

急いでパソナ館の列へ向かい、なんとか並ぶことに成功!9時20分には列が締め切られていたので、本当にギリギリ。まさに“長い戦い”でした。

 

列は比較的スムーズに進み、30分も待つことなく、いざ入館です。

 

 

  入口から惹きつけられる展示の数々

 

中に入ると、最初に目に入るのは色鮮やかな「命の木」? どことなく1970年の大阪万博「太陽の塔」を彷彿とさせる存在感で、見る者を圧倒します。

 

 

続いて現れたのは、神秘的なアンモナイトの展示。中でも虹色に輝く「アンモライト」は、アンモナイトの化石が長い年月をかけて鉱物化したもので、まるで宝石のような美しさに目を奪われました。

 

 

 

  アトムとブラックジャックの物語と最先端医療

 

次の展示では、「鉄腕アトム」と「ブラックジャック」が登場。アトムが犠牲となり、それを救おうとするブラックジャックのストーリーは、子どもも大人も引き込まれる内容でした。

 

 

そのまま医療エリアへ。iPS細胞由来の心筋シートが鼓動しているのを間近で見ることができ、まさに命を感じる瞬間。残念ながら、心臓の形をした展示のほうは、私が見ている間は動いていなかったような、微妙に動いていたような…?

 

 

 

  未来の医療にふれる体験型展示

 

未来の医療を紹介する展示では、子どもが「カテーテル手術ブース」に挑戦。細いチューブを操作しながら進める体験で、医師の手技がいかに繊細で高度なものであるかを、実感することができました。

 

未来のカテーテル技術の方は、操作性が格段に向上しており、一般化されれば多くの人にとって負担が軽減されそうだなと感じました。

 

また、ベッドに横たわって検査を受ける体験ができるベッド型の検査機器もありましたが、こちらはすでに整理券が終了していて体験できず。体験中の人が大勢に見られている様子も少し緊張感がありそうでしたが、それでも「やってみたかったな」と少し心残りでした。

 

 

  立体スクリーンの映像体験

 

展示エリアの中心には、巨大な立体スクリーンが設置されており、一定の時間になると映像が上映されます。この映像は常に流れているわけではなく、時間帯によっては見逃してしまうこともあるので注意が必要です。

 

 

私が見たときはちょうど上映が始まったタイミングで、ラッキーでした。映像の内容は、人間によって破壊されていく地球の姿から始まり、やがて希望の未来へと向かっていくという構成。「未来をどう選ぶかは、私たち次第」というメッセージがしっかり伝わってきました。途中、ちょっと怖いと感じるような描写もありましたが、それも含めて印象深かったです。

 

驚いたのは、スクリーン自体が動いたこと。360度から見ることができる仕掛けになっていて、大勢の人が同時に楽しめる工夫がされていた反面、どこを見ればよいか少し戸惑うところもありました。でもそれも含めて楽しかったです。

 

 

  地下世界と“光る微生物”

 

次は地下空間の展示へ。入り口にいたスケボーに乗る生き物を見て、私が「モグラ?」と言ったら、子どもから「どう見てもクマムシでしょ!」と即ツッコミ(笑)。

 

 

確かに足がたくさんあって、よく見たらモグラじゃないと分かるんですが……でも、地下にいてサングラスをかけてるって、昔から“モグラキャラ”の定番じゃないですか。

 

この空間は少しひんやりしていて、湿ったような空気を感じました。ほんのり土のにおいがするようにも思えて、地下にいる感じが演出されていたのかもしれません。

 

 

壁や床には、地下に棲む様々な微生物や生き物たちが紹介されていて、じっくり観察すると発見が多い場所でした。しばらくすると、突然「雨」が降ってきて、部屋が真っ暗に。何が起きたのかと思った瞬間、あちこちで光が灯りはじめ、微生物たちの様子を表現した演出が始まりました。

 

静けさの中に広がる光が本当に幻想的でした。

 

 

  空飛ぶクルマと、企業館ならではのグッズ

 

終盤は、未来へ旅立つ映像体験。空飛ぶクルマステーションで見たものと似た演出でしたが、こちらもなかなかの迫力です。

 

出口手前には、さすが企業パビリオンというべきグッズ売り場がありました。子どもにねだられて、100円のフォーチューンクッキーを購入。開けてみると中吉(末等)で、淡路島の特定施設で玉ねぎと交換できるというユニークな内容。ちょうど淡路島に行く予定があるので、これはもう玉ねぎをもらいに行かねば!と思っています(笑)。

 

 

全体を通して、「命」「医療」「未来社会」を体感できる、メッセージ性の強い展示内容でした。子ども連れでも楽しめるポイントが多く、映像や仕掛けも工夫されており、記憶に残る体験になりました。

 

パソナ館は基本的に予約が必要ですが、朝イチや人が少ない時間帯は、予約なしでも入れる枠があります。また、淡路島から夢洲までの高速船「PASONA NATUREVERSE号」に乗ると、パソナ館に優先入場できる特典があるそうです。

 

実は、事前予約がどうしても取れなかった私は、「もう淡路島から行くしかないか……」と本気で悩んでいたほど。「淡路島に泊まって、そこから高速船で行けば確実かな」とかなり真剣に考えていました。

 

結局、朝イチで西ゲートから入って、ギリギリ並ぶことができましたが、淡路島に泊まって翌日から万博というのも、旅のプランとしては魅力的ですよね。