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ルーマニアって、ドラキュラ伯爵の国? よく知らないけど、山岳国家?

そんな曖昧なイメージしかなかった私が、なんとなく立ち寄ったルーマニアパビリオン。ところが実際には、静かな音楽と映像に包まれて、心がふっとほぐれるような時間を過ごすことができました。

 

 

  1時間待ちのルーマニア、でも疲れが癒える展示

 

特に目当てがあったわけではなく、「なんとなく空いてそうだから入ろうかな」と軽い気持ちで足を運んだルーマニアパビリオン。ところが、これが予想外に長い待ち時間になりました。パビリオンは20分ごとに50人ずつ入場する入れ替え制になっており、私のときは1時間待ちでした。


25/8/11追記

8月に再訪したところ、40分毎に50人を入れるという表示に変わっており、鑑賞する映像も自然風景ではなく科学者などに関するものに変わっており、時間も長くなっていたようでした。


待っている間は、スマホで当日予約の空き枠を探したりしていたのですが…せっかくなら、その時間をもっと有効に使えばよかったなと思います。たとえば、ルーマニアの文化や地理を少し調べておけば、もっと深く展示を楽しめたかもしれません。

 

 

 

  映像と生演奏で、ゆったりくつろげる空間

 

中に入ると、まず目に入ったのは大階段が設置されたホールのような空間。観客はそこに座って、正面の壁に映し出されるルーマニアの自然風景の映像を鑑賞します。案内役として登場したのは、かわいい鳥(たぶんアヒルか鴨?)。

 

そして映像の途中で、生歌と生演奏のミニコンサートが始まりました。静かな音楽に包まれて、少しだけ自分がリセットされるような感覚。立ちっぱなしで疲れていた体には、この“座って聴ける時間”がありがたかったです。

 

 

ちなみに、音楽の内容は日によって異なるようで、楽器の演奏だったり、別の歌だったりすることもあるようです。

 

 

  ワークショップ会場は展示中心、でも手仕事の魅力が満載

 

映像コーナーが終わった後は、階段を上がって展示スペースへ。係の方の案内では「ワークショップ」ということだったので何か体験できるのかなと思ったのですが、私が行ったときは体験コーナーというより展示中心でした。

 

伝統模様を施した卵(これはダチョウの卵だそうです)や、岩塩の彫刻。装飾の図案も繊細で美しかったです。

 

 

 

 

そして何より、スタッフの方が着ていた民族衣装のブラウスがとても素敵でした。白地のふわっとした布に、胸元や袖に青い刺繍。あの衣装、展示してくれてもよかったのになぁ…。

 

 

  静かに過ごしたいときにおすすめ

 

ルーマニアパビリオンは、派手さや最新技術で驚かせるタイプではありませんが、然と文化、音楽が調和した空間で、少し静かな時間を過ごしたいときにぴったりだと思います。

 

待機には少し注意が必要かも

ただし、その空間にたどり着くまでには、長時間並ぶことも。スタッフの数も少なめで、列の最後尾の案内や、次に入れる回の目安などは特に表示がなく、少し不親切に感じられるかもしれません。

 

とはいえ、前から数えて50人いなければ次の回、100人ならその次…といった具合に、おおよその見当はつけられます。

 

パビリオンにはレストランも併設されていて、椅子やテーブルが窓越しに見えました。ただし、私が行ったときはまだオープンしておらず、「レストランはどこで受付?」と尋ねる方も何人か見かけました。

 

 

全体としては派手な展示ではありませんが、落ち着いて過ごしたい人には向いている印象です。時間に余裕があるときに、ふらりと立ち寄ってみるのもいいかなと思います。

 

25/8/6追記