万博ではほとんどの海外パビリオンレストランが予約不可な中、ルーマニアパビリオンに併設されている「春(Haru)」は、予約ができる貴重なレストラン。 先日、やっと訪れることができました。

 

 

 

  ルーマニアパビリオンの魅力と併設レストラン「春」

 

ルーマニアパビリオンといえば、いつも長蛇の列。グループ単位での入場、途中退出不可というスタイルで、音楽の生演奏が楽しめることで人気を集めています。そのため、回転はそれほどよくなく、私が訪れた日も直射日光の下で待っている人たちがぐったりしている様子が見られました。

 

 

その一角に併設されているのがレストラン「春(Haru)」。建物の外にはなぜか大きく「食堂」という文字が掲げられていて、日本語話者の感覚では少し不思議な印象を受けます。でも、店内は落ち着いた雰囲気で、テーブルの模様も素敵。広さもあり、30人以上は収容できそうでした。

 

 

 

  予約はいつから?

 

「春」は30日前の午前0時に予約枠が開放されます。1か月前ではなく“30日前”なので、大の月・小の月で開放日が少しずれる点に注意です。

 

 

私の場合、深夜の3日前先着予約の争奪戦に敗れてしまい、腹いせにこのレストランの予約ページを覗いたところ、空きが出ていて、えいやっと予約しました。

 

当日訪れると、予約客のみで満席状態。外には並び列も見当たらず、飛び込みで来た人が断られている場面も見かけました。ネット予約が可能な時間は夕方~夜の時間のみでした。ランチは並んで入るのかなと思います。

 

 

  注文したメニュー

 

こちらのレストランはワンドリンク・ワンオーダー制。

 

 

私たちは以下を注文しました:

  • ラタトゥイユのペースト バケット添え(1,820円)

  • ミティティ(皮なしソーセージ)(2,540円)

  • 鶏グリル ボイルポテト&ほうれん草添え(3,270円)

  • ルーマニア赤ワイン(グラス)(990円)

  • ブルービール(1,090円)

  • レモンスカッシュ(1,090円)

ミティティはソーセージというよりハンバーグのような食感。香辛料の風味がちょっと異国的で、日本ではなかなか味わえないタイプ。

 

 

鶏グリルは普通に美味しくて、添えられていた塩やスパイスをつけるとさらに風味が引き立ちました。お皿にスパイスで顔が描かれていたのがユニーク!

 

 

そしてブルービールという名前の緑色のビール!味は甘めのビールといった印象でした。

 

 

ただし、全体的に量は少なめで、価格はやや高め。お皿の上にちょこんと盛られている感じで、コスパ重視派には厳しいかもしれません。とはいえ、万博の場ではこういった価格設定もやむなし、かも?

 

 

 

  人気メニューは売り切れ注意!

 

事前にSNSなどで見て楽しみにしていたサルマーレ(ロールキャベツ)とパパナシ(デザート)は残念ながら品切れでした。

 

 

 

海外パビリオンのレストランで、予約ができる場所はごく少数。そういった意味でも、この「春」はとても貴重な存在です。

 

 

ルーマニア料理自体、私にとっては初体験でしたが、味はどれも良くて満足度は高め。これが本場の味なのかは正直分かりませんが、「ちょっと異国を味わいたい」気分のときにぴったりです。