平日午前、ひとりでリベンジ訪問

 

「関西パビリオン」には開幕間もない頃にも行ったのですが、そのときは事情があって館内を全部は見られず…。ずっと心残りになっていたので、先日、平日の午前にリベンジしてきました。


子どもは学校が始まっている時期。たまたま空いた一日を「ここだ!」と密かに計画し、今回はひとりでの訪問です。

 

館内は府県ごとにブースが分かれており、どこも展示内容がかなり充実しています。人気のブースでは順番待ちが発生したり、混雑時には列に並ぶことさえできないことも。全部を丁寧に回ろうとすると、2時間近くかかることもあるそうです。

 

加えて、館内にはトイレがありません。一度出ると再入場できないため、スタッフさんからも入場前に強めに説明されます。私もこの日は朝から水分を控え、近くにある通称「2億円トイレ」を済ませてから挑みました(笑)。

 

 

  滋賀県ブースの幻想的な映像体験

 

特に楽しみにしていたのは、知人から「いいよ、いいよ」とおすすめされていた滋賀県のブース。ここは入場人数を制限しつつ、映像と連動して450個の球が上下に動く仕組みです。

 

桜が舞う彦根城、夜の川辺を飛び交うホタル、琵琶湖の水面のきらめき…。それぞれの場面が光の球の動きとシンクロして表現され、まるで映像に包まれているような没入感がありました。

 

 

特に花火のシーンでは球が赤く輝いて迫力満点。元々癒し系の映像ですが、この仕掛けが加わることで、心地よさも倍増するように感じました。海外パビリオンにも負けておらず、この滋賀県の演出はは間違いなく満足度上位に入るのではないでしょうか。

 

 

 

  恐竜王国・福井県ブースの大迫力

 

前回は列が混雑しすぎて体験できなかった福井県ブースにも今回は入ることができました。

 

ここは「恐竜王国」を全面に押し出した展示。来場者は懐中電灯のようなデバイスを持ち、恐竜化石に光を当てると“発掘”できるというインタラクティブな仕掛けがあります。

 

最大の見どころは、恐竜時代の福井を再現した全方位スクリーン。暗闇の中から巨大なフクイティタンやフクイラプトルが現れ、来場者のすぐそばに迫ってくるような演出です。デバイスを恐竜に向けるとその部分が照らし出されるので、まるで懐中電灯で探検している感覚。小さなお子さんでも楽しめる工夫がされていました。

 

 

 

 

  次は子どもと一緒に行きたい

 

会期も終盤に近づき、混雑は以前よりも増しています。ただし、当日予約枠も各時間帯に分けて比較的多く開放されているため、時間を合わせればまだチャンスはありそうです。

 

今回はひとりで堪能しましたが、次回はぜひ子どもと一緒に再訪したいと思える充実した関西パビリオンでした。

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

  太陽の塔のライトアップにびっくり

 

この夏、万博記念公園で行われている「万博夏まつり」に行ってきました。
 

到着は19時半ごろ。駅を降りるとすぐに目に入る太陽の塔が、想像以上にインパクトあり!顔色がちょっと悪く見えたり、目からビームが出ているように見えたり…光の当たり方によって印象が全然変わるのに驚きました。

 

 

 

  入場料とチケット

 

夏祭りを楽しむには、まず公園への「入園料」が必要です。

  • 大人  :260円

  • 小中学生:80円

さらに、夏祭り会場に入るためのチケットも別途購入します。

  • 前売券:450円

  • 当日券:500円

  • 小学生以下は無料

私はアソビューで前売り券を購入。入場ゲートで画面を提示すると紙チケットに交換してもらえ、そのまま会場へ進むことができました。

 

 

 

  夏祭り会場

 

公園のメインゲートから会場までは少し歩きましたが、ライトアップされた道のりが楽しくてあっという間。中央には大きな櫓が組まれていて、ダンスミュージックが流れ、お祭りの空気が広がっていました。

 

周囲には屋台やキッチンカーが並び、縁日コーナーも。

輪投げや射的など定番の遊びがありましたが、1回500円とちょっと高め。子どもが輪投げに挑戦しましたが、直径5センチくらいの小さな輪でなかなか難しく、景品を取るのは大変そうでした。輪の数自体は多めにもらえたので、チャレンジ感はたっぷりです。

 

 

 

  食べて遊んで、夏の夜を満喫

 

私たちは焼きそばとピザを購入し、踊っている人たちを眺めながら食事を楽しみました。浴衣姿でおしゃれしている人も多く、華やかな雰囲気でした。混雑しすぎてということはなく、座って食べられる場所も確保できて快適でした。

 

帰る頃には涼しい風が吹き、秋の気配を感じられる心地よさ。夏の締めくくりにぴったりの夜になりました。

 

万博記念公園の夏祭りは、ライトアップ、屋台、縁日と、夏気分を存分に味わえるイベントでした。特に太陽の塔のライトアップが素敵でした!

 

チケットは公園入園料と夏祭り入場券の両方が必要なので、行く前にアソビューなどで前売りをチェックしておくのがおすすめです。なお、開催は2025年9月15日(月・祝)までとなっています。

 

また、今は同じ万博記念公園内でEXPO’70パビリオン企画展が行われており、来年3月1日まで河森正治創作展を見ることができるようです。大阪・関西万博の「いのちめぐる冒険」の一部も展示予定とのこと。

 

こちらも気になる展示なので、次はぜひ訪れてみたいと思っています。

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

  もう一度見たい! 噴水ショー

 

2回目の「アオと夜の虹のパレード」を鑑賞してきました。


4月に抽選で当たって一度見ていたのですが、子どもに「万博のなかで、閉幕までにもう1回見たいものは?」と聞いたところ、そのひとつがこの噴水ショー。

 

しかし最近は抽選に何度入れても全然当たらず、「これはもう当日予約しかないな」と方針を切り替えました。

 

調べてみると、このショーは夜開催ということもあり、朝に当日予約で取ってしまうと他の予約ができなくなるため、意外と残りやすいらしいのです。そうして狙い通り、当日予約で早いほうのショーを確保できました。

 

 

  当日予約のメリットと心の余裕

 

万博に来る日は予約開放時間ごとにスマホとにらめっこし、「取れなかったー!」と一喜一憂しがち。ところが、この日は朝のうちに夜の予約を取ってしまったので、あとは心穏やかに一日を過ごせました。

 

「スマホを見なくてもいい」というだけで、こんなにストレスが減るものなんですね。子どもに話しかけられて「ちょっと待って、今、集中してる!」と遮ることもなく、バッテリーの持ちもよくて、精神的にすごく快適でした。

 

 

  開場までの時間も楽しみのひとつ

 

私たちが予約したのは19:30からの1回目のショー。中央の席で見たかったので、17:45頃から列に並びました。

 

 

列に並んでいる間も意外と楽しめて、夕焼けを眺めたり、リング上の人の多さに驚いたり。ショー前のテスト運転を見られたのも新鮮な体験でした。おそらく毎日やっていたのだと思うのですが、これまでまったく知りませんでした。

 

 

18:30頃には鑑賞エリアに入り、19時には着席。中央の上段に座れたのは大きな収穫です。

 

 

  花火と噴水ショーの贅沢なセット

 

席で待っていると、なんと花火が!
この日は特に花火が多く打ち上げられていて、開始前から気分は最高潮です。

 

 

夏の間は花火が毎日打ち上げられていて、1回目の噴水ショーとあわせて楽しむことができたようです。今後は2回目のショーの後のドローンショーだけになるのかもしれませんが、席に座って広い空を見上げられるのは特別感があり、とても贅沢な時間だと感じました。

 

 

  子どもと一緒に読み解いたストーリー

 

いよいよショーがスタート。

 

 

前回は突然龍が現れて、歌で平和が戻ってきた? どういうこと? という印象で、ストーリーを十分に理解できていませんでした。今回もそのあたりは完全には理解できなかったのですが、子ども曰くあれは「雷の龍、水害の龍、炎の龍、生命の龍」で、自然災害を象徴しているのではないか、とのこと。

 

実際の演出意図は公式のものがあるかもしれませんが、私としては「なるほど!」と腑に落ちました。

 

 

  風向きと海水に注意

 

中央席でしっかり見られたのは大満足。ただし、海風が吹くこともあり、噴水の水が飛んできて全身がけっこう濡れました。服もカバンもベタベタになったので、気になる方はポンチョを持参したり、カバンを背中側に置いたりしたほうがよいかもしれません。

 

でも夏の夜に浴びる水しぶきは、むしろ心地よさもあって、よい思い出になりました。

 

 

 

  余韻に残る歌と感動

 

今回も本当に素晴らしいショーで、感動しっぱなし。中央からの眺めは迫力があり、心に強く残りました。

 

アオが歌っていたあの歌、気がつくとつい口ずさんでいます。

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

  未来の回転寿司! スシロー万博店

 

大阪・関西万博に出店している「スシロー未来型万博店」は、テーマを「すし屋の未来2050」とした特別店舗。


ここでは天然に依存しない養殖100%の寿司ネタを使用し、環境と食の未来を考えるきっかけを提供しています。

 

店内は木々を借景にした落ち着いた雰囲気ですが、掛け声や演出はとても明るく、まるでアミューズメント施設に来たような気分。さらにテーブルにはデジタル端末が設置され、寿司を注文したり、ゲームで盛り上がったりと、未来型の寿司体験が楽しめました。

 

 

 

  まずは整理券をゲット

 

このお店は事前予約ができず、当日整理券制。朝から並んで整理券をもらう必要があります。

 

これまでは、行ってみたい気持ちはありつつも、朝の貴重な時間を整理券のために並ぶのはどうかなと見送っていました。でも9時ゲートを取るのが難しくなってきて、このままでは行かずに終わってしまうかも…と、思い切って整理券をもらいに向かいました。


私が訪れた日は、9時30分にゲートを通過して9時40分ごろに列に並び、9時50分から配布開始でした。

 

並び始めの位置はこちら。左側の建物がコモンズBで、スシローはその左奥です。

整理券は早くもらいすぎるとすぐに入店を求められるし、遅すぎるとランチの時間帯を逃してしまう。このバランスがなかなか難しいところですね。聞くところでは、時間に遅れても柔軟に対応してくれるそうですが…。

 

 

私たちは11時すぎに順番が回ってきて入店。

9時ゲートに並ぶために早朝から行動していたので、ちょうどお腹がすいたタイミングでした。

 

 

  実際に食べてみたメニュー

 

店舗前に到着すると、スタッフから「おかえりなさーい!」の大きな声。びっくりしましたが、明るい雰囲気に一気にテンションが上がりました。

 

いろいろ食べた中で印象深かったのはこちら。

● 「あしたのサカナ」シリーズ

  • 陸上育ちの磯まもりウニ(550円)
     正直「高いな」と思いつつ注文。とても濃厚で美味しかったです。未来の養殖技術で育てられたサカナを食べるという特別感がありました。

 
 

● 万博限定メニュー

  • まるでシーフードな軍艦3貫(270円)
     こちらは見た目からちょっと“代替食品”感が強く、味や食感もまだ発展途上かな…という印象。
     ただ「未来の食を守る取り組み」を実際に体験できたことは大きな収穫でした。

 

 

  子どもが大喜び!店内ゲーム

 

スシロー万博店では、食事だけでなくゲームでも盛り上がれます。

 


何度かテーブルごとのゲームに挑戦するチャンスがありましたが、スロットゲームがそろって豆皿をいただきました。かわいいデザインで、さっそく、わが家で醤油皿として活躍中です。

 

 

 

さらに「ウニキャッチゲーム」は、店内全体が一体となって大盛り上がり!
スタッフさんもノリがよくて、一体感を楽しむことができました。残念ながら入賞はできませんでしたが、すごく楽しい時間でした。

 

 

 

スシロー万博店は整理券制なので、朝からの行動計画が重要です。また「養殖100%」の寿司や「未来の食」をテーマにした限定メニューを味わうことができ、子どもも大人も夢中になれるゲームイベントまで用意されていて、単なるレストラン以上のエンタメ感がありました。

 

 

環境と食の未来を考えつつ、わくわくする寿司体験ができるのは万博ならではかな、と思いました。行っておいてよかったです。

 

 

 

 

 

私にとって最後のシグネチャーパビリオンとなった「いのちのあかし」。
 

訪問済みの方からは「とても感動した」という声もあれば、「正直よく分からなかった」という声もあり、評価が分かれていたので、どんな体験になるのか楽しみにしていました。

 

このパビリオンは、映画監督の河瀨直美さんがプロデュース。奈良県や京都府に残されていた木造校舎を移築し、「記憶の建築」として再生させた建物の中で、来場者同士の「対話」をテーマにしたプログラムが行われています。


184日間の会期中、毎日異なるテーマや問いが用意され、二度と同じ体験はできないというのが大きな特徴だそうです。

 

 

  ドキュメンタリームービー「屋根裏の記憶」

 

朝10時頃にパビリオンに到着すると、ちょうどドキュメンタリームービーの予約なし入場の案内が出ていました。Dialogue Theater の入場を目指していたのですが、そちらは初回入場が11時半~ということだったので、ムービーの列に加わりました。

 

最初に案内されたのは、建物の2階。移築された校舎の由来を聞いたり、大きなイチョウの木を眺めたりしたあと、シアターへと進みました。

 

 

この回の映像プログラムは「屋根裏の記憶」。悲しいけれど、大切なものを思い出せてくれるような、静かに心を揺さぶられるような内容でした。映画監督が手がけた作品ならではの力を感じ、短い時間ながらも印象に残るひとときになりました。

 

ゲート前の行列でちょっと疲れていたので、冷房のきいた部屋で椅子に座れたのもありがたかったです。

 

 

  念願のDialogue Theater

 

昼食を終えたあと、再びパビリオンへ向かい、Dialogue Theaterの予約なし入場の列に。

 

 

2階で再び校舎の由来を聞き、3階へ進むと杉板スピーカーの展示がありました。耳を近づけるとポコポコと心地よく響く音が聞こえました。

 

 

そしてシアターでは、同じグループで入場したメンバーのうち、選ばれた代表者が画面の向こうの人物と対話を行うという場面。私は候補に選ばれなかったので、正直なところ少しほっとしました。見知らぬ人と急に対話をするとなると、やはり戸惑いも大きいものです。

 

 

この回で代表となったのは、パビリオンの移築された校舎に実際にゆかりのある方でした。思い出や当時の心情、そして今に至る思いを語る姿に触れ、胸に響くものがありました。私が体験したのは、おそらく恵まれた回だったのではないかと感じます。

 

一方で、画面の向こうの人物がため口で話しかけてきたのには少し驚きました。距離感が近すぎると感じる部分もありましたが、それもまた「対話」の生々しさなのかもしれません。

 

最後には再び映像を鑑賞。イギリスの女性が語る内容でした。

 

子どもにはやや難しかったようですが、大人にとっては深く心を動かされる時間になったのではないかと思います。

 

 

  ダイセルの展示とワークショップ

 

この日はパビリオンの協賛企業であるダイセルによる展示も行われていました。

 

 

テーマは同社の原点ともいえる「セルロイド」。

 

 

会場ではワークショップが開かれており、子どもが参加しました。

 

 

アセテート製のメガネフレームを熱で変形させて腕輪を作るという体験で、出来上がったものはなかなか素敵な仕上がり。先着順だったので、参加できたのは幸運でした。

 

 

 

  訪問を終えて

 

「いのちのあかし」は、映像や対話を通じて“いのちの意味”を問いかけてくるパビリオンだったかなと思います。


子どもには少し難しい部分もあったかもしれませんが、大人にとっては心に残る体験となりました。

 

 

私自身にとって最後に訪れたシグネチャーパビリオンでしたが、その締めくくりにふさわしい内容だったと感じています。感動した人、よく分からなかったという人、それぞれの受け止め方が生まれるのも、きっとこのパビリオンの特徴なのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

  謎めいたパビリオン?

 

いつもにぎやかな雰囲気を放っている「よしもと waraii myraii館」。一番話題になっているのはカラオケ大会?という、私にはちょっと謎めいたパビリオンでした。

 

それほど混んでいるという話も聞かないので、「予約を取ってまで行かなくても大丈夫かなぁ」と思って後回しにしていましたが、この日は「今日は入るぞ!」と覚悟を決めて列に並びました。夕方の西日がなかなか強烈でしたが、列はスムーズに進み、20分ほどで館内に入ることができました。

 

 

  「タマー」の中へ

 

初めて知りましたが、あの特徴的な球体には「タマー」という名前があるそうですね。

 

 

朝の時間帯などにツバメが群がっているのをよく見かけます。シンガポール館の赤い球体にもツバメが集まり、ユスリカを捕食しているようでした。ユスリカは赤色に惹かれるのか、あるいは赤い部分にとまると目立つのか…いずれにしてもツバメにとって格好の餌場になっているのでは、と勝手に想像してしまいました。

 

 

中に入ると、外観の印象よりもコンパクトで、昔懐かしいアーケード風のゲームや仕掛けが並んでいました。ボタンを押すと光が出たり音が鳴ったりするシンプルな仕組み。ハイテクを駆使した高精細映像の展示とは真逆で、むしろ珍しく感じられました。

 

 

 

  ネギのインパクト

 

展示の中で一番インパクトがあったのは「問いかけられるネギ」。

 

 

ネギがあるとは聞いていましたが、まったく情報を仕入れていなかったので、実際に見たときは「これか!」とびっくり。私はてっきり本物の長ネギが置いてあるのかと思っていたので(笑)、意表を突かれました。

 

ユーモラスでありながら、ちょっと哲学的な雰囲気も漂っている感じがします。

 

 

  展示は短め、舞台やカラオケ大会が本領

 

展示スペースは15分ほどで一通り見られるコンパクトな内容。さっと楽しめるのは暑い時期の万博会場ではありがたいです。

 

ただ、このパビリオンの本領はやはり舞台。観客参加型のプログラムが多く、よく笑い声が響いています。テレビで見かける芸人さんに会えるチャンスもあるそうです。

 

 

 

  待ち時間を和らげる存在?

 

こちらのパビリオンからあふれる笑い声は、周辺の待機列にも届きます。例えばイタリア館の長蛇の列に並んでいる人たちが、耳を傾けて少し気分転換しているのではないかな、と想像しました。

 

待ち時間を少しやわらげてくれる“笑いのBGM”としての役割も果たしているかもしれませんね。

 

 

 

  万博でリバティ展

 

イギリスを代表するブランド「リバティ」が創業150周年を迎え、その記念展「I Am. We Are. Liberty.」が大阪・関西万博の英国パビリオンで開催されています。
 

リバティは19世紀から日本の美術や工芸に影響を受け、創業者夫妻が来日した歴史もあるほど。現在も日本は世界第2の市場とされ、日英の深いつながりを示す意味で、国際舞台である万博での開催が選ばれたのだそうです。

 

 

 

  会期など

 

  • 期間:2025年8月30日(土)~9月12日(金)

  • 時間:10:00~19:00予定

  • 展示内容:19世紀までさかのぼるアートワークやテキスタイル、パターンブックなど300点超のアーカイブ

 
 

 

  さっそく訪問しました!

 

リバティの生地が大好きな私、これは行かなきゃと展示開始日に訪問しました。


パビリオン正面の入館列ではなく、ショップ出口側に形成された列に並んで入場。入口に掲げられた紫色の「LIBERTY」の看板を見ただけでワクワクしますね!

 

 

私が訪れたのは午後3時半頃でしたが、10分ほどの待ち時間がありました。順番が来るとショップから逆流するように案内され、3階の展示エリアへ。

 

 

シックな雰囲気の会場は壁一面がリバティ柄で飾られ、布地やサンプルが並べられていました。入場制限をしているため、ゆったりと鑑賞できたのも良かったです。

 

 

 

  展示の印象

 

展示点数は多くはないものの、幅広く集められているという印象でした。


日本で人気の「ストロベリーシーフ」や「クーポール」のような柄は少なめで、古い時代のデザインに焦点が当てられていました。ブランドの歴史をたどるような展示で、リバティの奥深さを再発見しました。

 


パターンを見るのが楽しかったです!

 

  

 

 

  ショップも

 

展示を見終えたあとは再び1階のショップへ。


目を引いたのは、京都・丹後ちりめんの老舗「丸仙」とコラボした風呂敷(39,600円!)。美しいけれど、さすがに即決はできず、ですね。


そのほか、リバティ柄に塗装された自転車もありました。

 

 

今回のリバティ展は、定番の人気柄ではなく、歴史的なアーカイブを通じてブランドのルーツを紹介しているのが魅力でした。


会場は落ち着いていて、混雑も適度にコントロールされているので、リバティ好きはもちろん、デザインや布地に興味がある方にもおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

万博も終盤に近づいてきました。これまで多くのパビリオンを巡ってきて、気づけばほとんどが訪問済み。4月からコツコツ通って、なんとか予約を確保してきたという感じです。

 

そんな中でも、まだまだ気になる場所や体験、そして食べ物が残っています。ここでは自分の“やり残しリスト”を整理してみました。

 

 

  まだ行けていないパビリオン

 

現在まだ訪問できておらず、この先の予約もできていないのが、「いのちのあかし」と「よしもと waraii myraii館」です。

 

いのちのあかしは、開幕当初は3日前予約に余裕があったり、当日キャンセルもよく出ている印象で“いつでも行けそう”と思っていました。ところが今では入場者も増えて予約はかなり取りづらくなっています。一応、予約なしの枠もあるようなのですが、朝のゲートを確保できず…やっぱりハードルが高いなと感じています。

 

一方のよしもと waraii myraii館は、ふらっと並べば入れる気軽さが魅力(だったはず)。でも、いざ行こうと思うと列が意外と長くて「また今度にしよう」と先送りしてきました。そろそろしっかり時間をとって並び、体験してみたいところです。展示はすぐ見終わるとも聞いていますが…。

 

ちなみに、大人気の「モンハン」と「サウナ」は最初から興味が薄く、一度も予約に挑戦せずにここまで来ました。おそらく訪問しないまま閉幕を迎えることになりそうです。

 

 

  気になるフード

 

万博の楽しみといえば食! 

 

まだ食べていないもので気になるのが「マレーシア館のロティー・チャナイ」。薄く折り重なったパンのような生地に、2種類のカレーがセットになっているそうです。パフォーマンス調理もあり、美味しいと評判なのでぜひ味わってみたいです。

 

さらに、「オマーン館のバラのソフトクリーム」や「バーレーン館のソーダ」も気になっています。普段なかなか出会えないメニューなので、早めに体験しておきたいです。

 

 

  イベントの楽しみ

 

最近は、むしろパビリオンよりイベントのほうが楽しいと感じています。モンゴルのナショナルデーに参加したときは本当に盛り上がっていて、とても楽しい思い出になりました。だからこそ「もう一度行ってみたい」と思うのですが、早い時間から並ばないといけない場合もあり、朝の入場予約が取りにくい今ではなかなかハードルが高くなってきています。

 

現在、一番気になっているのは「8時間耐久雅楽!」。午前11時から午後7時まで、なんと8時間ぶっ通しで越天楽を演奏し続けるそうです。発想もスケールも大胆すぎて、ちょっと心配になるくらいユニークな企画。でも長時間続く分、どのタイミングで立ち寄っても聴けそうなので期待しています。

 

 

夜の演出では「アオと虹のパレード」をもう一度観覧席から見たい!

朝の時間帯に入れば当日予約が取りやすいですが、夜の枠を入れるとその日は他の予約ができなくなるのが悩みどころです。7日前抽選でなんとか予約を取りたいなと思っています。

 

 

  そのほか挑戦してみたいこと

  • サンセットビアテラス お楽しみ抽選会

  • スシロー

  • ミート・ザ・ミャクミャク

 

 

こうして整理してみると、意外と「絶対に無理」と思うものは少なく、まだまだ挑戦できるチャンスがあると感じました。閉幕まで残された時間はわずかですが、その一瞬一瞬を味わいながら最後まで万博を楽しみ尽くしたいと思います。

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

万博、めちゃくちゃ楽しんでいます。展示も体験も本当に素晴らしいし、毎回新しい発見があるので行くのが楽しみでです。
 

でも…それでも「こうだったらもっと良かったのになぁ」と思うことが、正直たくさんあります。今日はそんな愚痴をまとめてみました。

 

 

  予約システムのストレス

 

まずは事前予約。

なかなか取りにくいですよね。「1回行ったパビリオンは当選確率が下がる」とか、「2か月前に当選した人は7日前は当たりにくい」とか、もう少し濃淡をつけてもよかったのでは?と思います。
 

それに3日前先着。これが一番ストレスですよね…。

深夜0時にスタンバイ、しかも在庫が出るかどうか分からないのに早押し合戦。おかげで一時期は夜10時くらいからパソコン前で待機するはめに…。何万人もの人の時間を無駄にしている感じがして、本当に「思いやりのないシステム」だと思います。


せめて「どのくらい在庫が出ます」と事前に知らせてくれたら、だいぶ違ったはず。

 

 

  ゲート予約の不公平感

 

閉幕が近づいた今、一番の難敵はゲート予約です。
誰もが欲しい「朝9時枠」はまず取れなくなってきました。そこでまたキャンセル待ち早押し合戦。

 

ここは「キャンセル待ち登録をして、順番に自動で繰り上げていく仕組み」にできなかったのでしょうか。私は9時ゲートを取るために相当な時間を費やしています。ここでもまた、システムの冷たさを感じますね。

 

さらに問題なのは、9時枠の恩恵が大きすぎること。朝イチで入れれば当日予約がほぼ取り放題。だからみんな9時に殺到する。


もし「入場後4時間までしか当日予約できない」とか「当日予約は時間帯ごとに均等に分散開放される」とか、そういう工夫があれば、もう少し公平感があったと思います。

 

 

  ゲート前の混雑と“苦行感”

 

そしてゲートそのもの。

最初からみんな言っていたと思いますが、「手荷物検査はもっと早くから、もっと手前で始められないの?」という疑問。検査を終えた人をプールする場所があれば、ゲート前のストレスはだいぶ減ったはずです。

 

今では始発電車組より徒歩組が一番乗り…という状況。もう修行みたいで、せっかくの万博が「苦行スタート」になってしまっています。

 

 

  期待していた“未来的システム”はどこに?

 

私は「未来社会のショーケース」というキャッチにワクワクしていたので、予約システムもAIが最適化して「あなたにはこのプランがおすすめ!」と20万人分の予定を自動で組んでくれる、そんな未来感を期待していました。

 

でも実際は、ただただ「根性と早押し」で勝ち取るしかない。なんだか期待とギャップが大きすぎて、ちょっと疲れちゃいます。

 

 

  パビリオン運営の残念ポイント

 

パビリオンについても一言。

パビリオンによっては「全然列が進まない」とか、「並ばない万博」というキャッチコピーのせいか、そもそも行列スペースが用意されていないところもありますね。
 

でも今となっては、むしろ「予約がなくても並べば入れる」ほうが満足度は高い気がします。

 

各パビリオンに「1日あたりの処理人数目標」を課していたら、もっとスムーズに回せたんじゃないかなと思います。

 

 

  それでも万博は楽しい

 

ここまで愚痴を並べましたが、展示や体験自体は本当に素晴らしくて、行くたびに「来てよかった!」と思えるのが万博です。


だからこそ、「システムや運営の部分」がもっと良ければ、さらに快適で未来感のある体験になったのに…という気持ちが強いです。

 

次の万博があるなら、もっと人に寄り添った快適なシステムで運営してもらえたらうれしいなと思います。生きているうちにそんな万博を体験してみたいです。

 

 

 

 

 

夏休みで帰省して、久しぶりに田舎の空気を吸ってきました。
車がないと生活は不便ですが、限界集落というほどでもない、いわゆる「ほどよい田舎」。私にとっては子どものころの記憶がたくさん残っている場所です。

 

 

  田んぼが荒れ地に変わっていた

 

まず驚いたのは、風景の変化。

「えっ、ここって去年はまだ全部田んぼだったよね?」という場所が増え、雑草が伸び放題になっていました。
 

米づくりは手間のわりに儲からず、年齢を重ねると体力的にも厳しい。そんな事情から耕作放棄地が増え、自分や家族が食べる分だけの米や野菜を育てる人が多くなっているように見えました。

 

 

  三ちゃん農業の消滅と暮らしの変化

 

昔は「三ちゃん農業」といって、じいちゃん・ばあちゃん・母ちゃんで農作業をする家が結構あったのですが、今ではその形もすっかり消えているようです。女性も外で働く人が増えまし、そもそも夫の両親と同居している人が珍しいですから、当然かも。

 

朝になると必ず聞こえていた鶏の鳴き声も、今はありません。どうやら鶏を飼っている家もなくなってしまったようです。日常の中にあった“当たり前の音”が消えてしまったことに、少し寂しさを感じました。

 

 

  川の土手も草ぼうぼうに

 

かつては集落をあげて草刈りが行われていた川の土手も、今では草が生い茂ったまま。地域での共同作業が難しくなり、景観の維持すらできなくなっているのだと実感しました。

 

その一方で、あらためて思ったのは、稲が風にそよぐ美しい光景は、誰かの苦労と努力によって守られてきたものだったということ。当たり前だと思っていた田園風景が、実はとても貴重だったのだと気づかされました。

 

 

  米不足のニュースと重ねて思うこと

 

ちょうど今年は「米不足」が話題になっています。
作る人が減り、作っても値がつかず、労力に見合わない…。田舎の変化を目の当たりにすると、そのニュースが単なる数字や市場の話ではなく、現場の人の暮らしと直結していることを感じました。

 

田舎に帰ると、懐かしさだけでなく、時代の移り変わりを肌で感じます。

これから先、この土地がどう変わっていくのか。次に帰省したとき、また違う姿になっているかもしれません。