
馬のレリーフが目印!気になっていたあのパビリオンへ
開幕当初から「強烈な異文化が楽しめる」と話題だったトルクメニスタン館。先日、ようやく訪問の機会を得ました。
白地に鮮やかな文様、流れるような曲線が美しい建物の外観には、大きな馬の姿が印象的に描かれています。中央アジアらしい迫力あるデザインです。
これまでは列が長すぎて断念する日が続いていたのですが、この日は比較的短め。普段は「8つ折り」くらいに折り返している列が、「3つ折り」程度だったので思い切って並ぶことにしました。すると、思いのほか列はスルスルと進み、20分もかからず入館できました。
馴染みのない価値観に触れる展示体験
中に入ると、まず目に飛び込んでくるのは大統領の大きな肖像。これだけでもかなりインパクトがあります。
最初の部屋は映像シアター。トルクメニスタンの歴史や文化、そして誇るべき存在としての馬や伝説の犬、そして大統領が語られます。
映像は短めで回転も早く、テンポよく次に進めました。
続いて階段をのぼって2階フロアへ。
ここでは民族衣装や絨毯、天然資源などの展示があり、独特な雰囲気のマネキンが出迎えてくれます。
でも一番驚いたのは、教科書。なんと、中表紙に大統領の写真が…!これは文化の違いを強く感じる瞬間でした。
カフェは大人気!見晴らし抜群だけど…
さらに上階にはカフェがあり、「つながりの海」を見渡せる開放的なテラススペースも広がっていました。
この日は30℃を超える快晴だったため、テラス席はさすがに無人でしたが、まるで“こあがりの和室”のような居心地の良さが感じられる空間でした。
ただし、カフェの待機列はかなり長く、店員さんも1人しか見かけなかったため、提供までには相当な時間がかかりそうでした。
お土産ショップも充実。気になるグッズがいろいろ
1階に戻ると、出口前にはお土産ショップ。
民族模様をあしらった雑貨など、トルクメニスタンらしさを感じるアイテムが並んでいました。私はトートバッグがちょっと気になったのですが、思った以上にお値段が張っていて断念。
万博では何事も一期一会とわかってはいるのですが、そうはいっても財布の中身とは相談が必要ですね…。
結局、ピンバッジを購入。レジにいた女性スタッフの笑顔がとても素敵でした。
異文化に触れる楽しさが詰まった体験
トルクメニスタンという国は、これまでまったく馴染みがありませんでした。
でも、こうしてパビリオンを訪れてみると、自国文化を誇りに思い、大切に発信しようとする姿勢が強く伝わってきて、強く印象に残りました。
「ちょっと異世界」感のある展示は、他のパビリオンとは一線を画すもの。
人によって感じ方は様々かもしれませんが、“知らない国に出会う”という万博の醍醐味をしっかり味わえる場所だと思います。