2025年の大阪・関西万博開催が近づき、会場までの移動手段が気になってきたので、改めてどんなルートがあるのか確認してみようと思います。
万博へのアクセスは、主に会場最寄の大阪メトロ夢洲駅から行く方法と、JR桜島駅近くのシャトルバス発着場からバスに乗る方法があります。JRは、このシャトルバス発着場へのアクセスを強化するために、「エキスポライナー」の運行を2025年3月15日から開始しました。
この列車は新大阪駅からユニバーサルシティ駅を経由して、桜島駅までを直通で結ぶ乗り換え無しの列車で、準急に近い運転をします。
運行スケジュール
- 運行期間: 2025年3月15日〜10月13日
- 運行間帯:
- 新大阪駅発: 7:32〜19:39
- 桜島駅発: 11:15〜22:15
- 停車駅:
- 新大阪駅
- 大阪駅 (地下ホーム発着)
- ユニバーサルシティ駅
- 桜島駅
この運行時間を見ると、朝の便は9時の開場よりかなり早く到着するため、会場で働く人や早めに行動したい来場者の利用も想定されているのかもしれません。
一方で最終便は22時15分発。万博の閉場時刻が22時であること、シャトルバスで会場から桜島駅まで15分ほどかかることを考えると、閉場まで滞在した場合にエキスポライナーに乗るのは難しい可能性があります。そのような場合は、従来通り桜島線や環状線を利用することになりそうです。
ホームと利便性
新大阪駅から発着するエキスポライナーは、時間帯によってホームが異なります。平日の7時〜9時台は3番ホーム、それ以外の時間帯は2番ホームからの発着です。2番ホームと3番ホームでは利用する階段が異なるため、移動ルートをあらかじめ確認しておくとスムーズです。
大阪駅のホームは、大屋根の下にある従来のホームではなく、うめきたエリアに新設された地下ホームからの発着となります。場所が離れており移動に少し時間がかかるので、余裕をもって行動するのがおすすめです。
使用車両と車内の特徴
エキスポライナーには、大阪環状線でも使用されている323系車両のうち、特別仕様の「JR WEST Parade Train」が使われています。この列車は、2025年万博を記念した特別ラッピングが施されており、車内にも見どころがあります。
1号車には大型ディスプレイが設置されており、沿線風景を活かしたデジタル映像演出が楽しめます。この演出は1号車のみに設置されている特別な仕掛けで、乗車中の体験をより印象的なものにしてくれそうです。
【注意】
平日の7~9時台は車両が異なります!
特別仕様の323型ではなく221型で運行されますので、 特別仕様車を見たい方は要注意です。
プレスリリース:
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241127_00_press_323keiJRWESTParadeTrain_1.pdf
新大阪駅からUSJへの乗り換えの改善
新大阪駅からUSJへの移動は、今までは乗り換えが少し面倒でしたが、「エキスポライナー」の発足により、直通で移動できるようになりました。
これにより、新大阪駅から大阪駅を経由せずにユニバーサルシティ駅へ行けるため、人流の分散も期待できます。
エキスポライナーは万博期間中の一時的な運行となっていますが、USJ方面に準急に近い速度で便利に移動できるため、個人的には万博後も継続されると嬉しいなと思っています。
気になるけどちょっと心配、実際に体験してみたい!
「エキスポライナー」は、大阪・関西万博へのアクセス改善に大きく貢献している列車です。万博期間のみの運行とはいえ、新大阪駅からUSJ方面へのスムーズなアクセスが実現したことで、移動がとても楽になりました。
1号車に設置された大型ディスプレイも気になっていて、実際に乗ってみたいと思っています。ただ、私は大阪メトロ梅田駅の巨大ディスプレイ広告を見ているだけでちょっと酔ってしまうことがあるので(笑)、この車両も実はけっこう厳しいかもしれません。そうした面も含めて、実際に体験してみるのが楽しみです。