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ベルギーパビリオンに行ってきました。

西ゲートから入ると、白い球体がいくつも浮かぶように配置された、近未来的な外観の建物が見えてきます。それがベルギーパビリオンです。建物の前には浅い池のような水場があり、私はそこでちょっと驚きの出会いをしました。

 

 

 

  入口で出会ったのは…まさかのミドリガメ

 

30分ほど並んで入館しましたが、待っている間にも思いがけない発見が。池をのぞいてみると、なんとミドリガメ(おそらくミシシッピアカミミガメの子ども?)がいるではありませんか。外来種ですよね、どうやってここに来たのか…。

 

 

さらに驚いたのは、池やアプローチ部分に使われている石材。よく見ると化石のような模様が浮かんでいて、子どもが「あ!貝の形!アンモナイト?」と大興奮。並んでいる間に親子で“化石探し”のような時間になり、意外と楽しいひとときになりました。

 

 

池にはゲンゴロウのような水生昆虫もいました。ほんと、どこから来たんでしょうね。

 

 

  入館時のおもてなしと美しい緑の空間

 

いよいよ入館というタイミングで手渡されたのが、ビスコフというお菓子。シナモン風味のザクっとしたビスケットです。素朴でとても美味しい。輸入食料品店で見かけることがありましたが、これがベルギーのお菓子とは知りませんでした。

 

最初の展示室に入ると、壁一面が緑に覆われていて、天井からは水滴がしたたり落ちていました。

 

 

 

  医療やバイオの最前線を知る展示へ

 

展示空間は全体的に暗めで、壁面に鏡に鮮やかな映像が映し出される演出が特徴。ちょっと異世界に迷い込んだような感覚がありました。

 

展示では、ベルギーがいかに世界のヘルスケアに貢献してきたかが紹介されていました。パビリオン全体のテーマは「ヒューマン・リジェネレーション(人間の再生)」。

ワクチンの開発・生産・輸送に関する取り組み、医療ロボットや人工知能(AI)による先進的な医療技術、さらに義肢やリハビリ技術の進化など、幅広い角度から人間の健康と再生に関する展示が構成されています。

 

 

また、生活習慣が将来の健康にどう影響するかをシミュレーションする技術の紹介もあり、個別化医療の未来を感じさせる内容でした。

 

 

概ねイメージ画像と文字だけだったので、具体性をもって体感するのは難しい部分もありましたが、ベルギーに医療という印象がなかっただけに、新しい発見になりました。

 

 

  屋上からの眺めと、気になるお土産屋さん

 

展示が終わると、希望者は屋上へと進むことができます。ちょうど大屋根リングと同じくらいの高さに位置していて、会場を広く見渡せるスポットでした。ここにあるのが、話題のベルギーレストラン「Revive」。ベルギーらしい美食を楽しめるレストランとのことです。今の時期は、テラス席も気持ちよさそうでした。

 

 

私が訪れたのは10時半くらいでしたが、レストラン・お土産屋さん・フードトラックすべてに行列ができていました。お土産屋さんは、展示を見終わった後とは別に、いったん外に出てから並び直す必要があるようでした。

 

今回は時間がなくてお土産は断念しましたが、会場内ではベルギーパビリオンのショッパーを持った人をたくさん見かけました。今度はお土産だけでも覗いてみたいなと思っています。

 

 

 

ベルギーパビリオンは、美しい建築とテーマ性のある展示、美食までそろった満足度の高いパビリオンだなと思います。

 

 

夜には建物の壁面にプロジェクションマッピングが映し出され、幻想的な雰囲気に包まれます。昼とは違った美しさが楽しめますね。