心理セラピストの 鳥居 ミコ ですキラキラ


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わたしの両親は
癌で亡くなりました。


父は
大学卒業直前に。


母は
8年前に。



父が亡くなったとき

悲し過ぎて

泣いて泣いて
泣き続けて

3日で体重が5kgも落ちました。



あれから
随分と 病気を憎んだし
癌も嫌ったし

病気を敵視していたわたし。



でも
少しずつ 病気へのまなざしに
変化が現れていたようです。



誤解を恐れずに言えば
(癌であったことに感謝する)
そんな気持ちになっているのです。




さとうみつろうさんも
このブログ  で綴っていましたが

長い闘病生活では
大事な人の大切さを
何度も確認することができる。



わたしは

父が癌だとわかってから

何年かぶりに
ゆっくり話す時間を持てたり

父から論文の書き方を教わったり

初めて
父に何かを教わるという
経験ができたりした。



物ごころついてから
あんなに長い時間を
ともに過ごせたのは

あの病気のおかげでした。


何があっても
母にだけは病名を知られてはいけないと

兄とわたしに言い聞かせていた
父の眼差しの奥に
深い愛情が見て取れたことは

3人の間に
不思議な絆をもたらして
くれました。




母ともそうでした。

あれほど長い時間
母と過ごせたことは

それまでの
仲の悪さからしたら
奇跡のようですらあります。


癌であればこそ。




父の両親は
心臓発作で亡くなっていて

父は
高校から寮生活になり
両親と
ともに時を過ごすことが
ほとんどできなかったそうです。



そのせいか
父は
あの闘病していた時期

時間をかけて
わたしと触れ合ってくれました。




病気になっても尚
夫として
父として
家族の前で弱さを見せなかった父。



病気になった途端
母であることを
忘れたかのように
弱さをたくさん見せてくれた母。




病気とまっすぐ向き合いながら
生きるということを
全うした両親。



振り返るほどに
二人の溢れるほどの愛を
感じるのです流れ星




自分らしい人生を

幸せを感じながら
余すところなく生きようと

これほどまでに強く
わたしが思うのは



父と母が見せてくれた
生きる姿のおかげに他ならないと

深く
静かに思う今。





まさに
時を超えてわかるメッセージキラキラ