今日は久々に有休を取った。

 

特に何か予定はなかったけれど、仕事で差し迫った締め切りもなく、先週の仕事での遠隔地への長旅の疲れもあり。こういう日はサクッと仕事を休むのもいいかな~、とニヤニヤ

 

オーストラリアのわたしの職場では年間20日間(だっけな?)の有給がもらえる。その他に、病欠(1か月ほど)、家族都合の有給は別にあるからかなり恵まれている。

 

わたしの職場は大学ってことで働き方もかなり柔軟だ。

 

海外に在住している同僚や別の州から遠隔から働いている同僚もいる。しかも上司がドイツ人で、仕事を兼ねているとはいえ、海外に年間2か月ほど行ってしまうこともあって、わたしもだいたい年間6週間は日本に帰らせてもらっている。

 

通常は今の時期日本に帰国するのだが、わたしが住んでいるアパートの売却が来月に決まってチーンチーンチーン、これが一段落するまで休暇でシドニーを離れることができない。

 

またこれについては別の機会に書くとしよう。

 

とりあえず帰国に向けてこの1年間、有給休暇を貯めてきたが、1日くらい使ってもいいじゃないということで。

 

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さてみなさんは1日お休みになったら何をするだろうはてなマーク

 

わたしの同僚たちには子育てとフルタイムの仕事を両立している人たちも普通にいて、なんだか自分のしたいことだけ考えられる立場は相当贅沢だと思う・・。なんだか少し申し訳ないあせる

 

シドニーは朝夕冷えてきて、朝起きるのが一番つらい季節になってきた。そこで朝はゆっくり布団の中でぬくぬく過ごそうと考えた。

 

ところが朝の8時。わたしのアパートの部屋の真横でいきなりドリル音が響き渡った。ちょっと待て、何も聞いてなかったぞむかっむかっ。アパートの共有通路の外装タイルを張り替える工事だという。

 

仕方なく「布団の中でぬくぬく計画」をあきらめ、起床して外出することに。外は幸い良いお天気晴れで、洗濯物を外に干してビーチまで歩くととても気持ち良い。コーヒーを飲みながらぼんやり海を眺める。海水浴がいなくなって、今の季節はシドニーでも海の色がとても澄んでいる。

 

 

その後、シティーまで行って、平日限定のひとり焼肉ランチ焼肉をし(結局、食生活の見直しと言いながら、食い意地に走ってしまっている自分滝汗)、お風呂が恋しい季節ということで先日ご紹介した韓国アカスリに行ってみた。

 

なんだか自分のしたいことだけをして自分勝手に過ごした1日だったが、朝のドリル音をのぞいて、本当に平和に過ごせた1日に心から感謝。

 

今日は不思議といろんな人に声をかけられた一日でもあった。

 

途中でちょっと寄ったいつも行く、日系のスーパーの方に「いつお会いしてもお元気そうですね」って声かけられたけど、今日は特にお休みでご機嫌に見えたのかもニヤニヤ

またまた久しぶりのブログとなってしまった滝汗 

 

今週はある研究プロジェクトで、ブルワリナ(Brewarrina)というニューサウスウェールズ州北西部の内陸部の街に行っていた。

 

以前書いたように、わたしはある研究プロジェクトに携わっていて、アボリジニのコミュニティーと仕事をしている。

 

 

このプロジェクトは継続中で、今回はこの街のアボリジニの人々とワークショップをしてきた。仕事の内容についてはここであまり触れない。

 

アボリジニの人たちはオーストラリアの人口の5%程度を占めるに過ぎない。なので、都市に暮らしていると、ほとんど接点がないと思う。

 

わたしの場合はオーストラリアに来て大学院生だったときに、そもそも小遣い稼ぎ程度の認識でアボリジニの学部生のチューターを約2年間ほど引き受けたことがあった。彼女は自分に自信がなかっただけで、とっても優秀だった。現在は連邦政府の役人として先住民問題について取り組んでいて、わたしなんかよりよっぽど偉くなってしまっている。

 

けれどもその後、アボリジニの人たちとはほぼ接点はなく、正直を言うと、特に歴史、文化、人権問題については強い関心があるわけでもなかった。今でもいろいろと複雑で今でもわからないことばかりだ。

 

けれども、2年前に上司がたまたま引き受けてきた仕事が、今の研究チームのリーダーであるアボリジニの歴史を専門とする教授の仕事で、たまたまデータ分析ができる人が必要ってことでわたしが手伝うことに。これがこのプロジェクトに関わるきっかけだった。

 

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さてブルワリナに一番近い都市がダボ(Dubbo、シドニー北西392キロ)。ダボから北西約250キロの距離にある。ブルワリナにたどり着くには、ダボまで飛行機で飛んで、ダボからひたすらまっすぐ伸びる道を車で3時間走らなくてはならない。

 

 

イギリスの植民地化が始まったのは1840年代。現在の人口は約1000人ほど。しかしその6割がアボリジニの人々だ。

 

街にはアボリジニの文化遺産がいくつかある。アボリジニの8部族が石で作った魚をとらえる罠の遺跡があって観光の目玉となっている。

 

 

もうひとつ。ブルワリナにはアボリジニの人々にとって、とても悲しい歴史もある。

 

英国からの移住者による1859年の先住民大虐殺(Hospital Creek Massacre)。

 

そして街の北西部には1965年まで、アボリジニの先住民収容施設があった。かつてアボリジニの子供たちは母親や生まれ育ったコミュニティから引き離されこの地に送られた。子供たちは、白人の家の使用人として働くように仕立てられた。

 

この施設は過酷な環境であったようだ。十分な食事も与えられず、不衛生な環境の中、もちろん暴力や性暴力も当たり前だったようで、多くの人が命を落としたようだ。

 

 

今回我々を招待してくれたアボリジニのリーダーのお母さんもここに強制収容され、収容所から逃げるために自分の生まれ育ったコミュニティまで徒歩で500キロの道を歩いて帰ったそうだ。当時はアボリジニは人間扱いされておらず、馬車や車の使用は認められなかったようだ。

 

なんとこの施設は1965年まであって、そんな最近までアボリジニの人たちは人間扱いされてこなかった。ちなみにオーストラリアの白豪主義は1970年代まで続いた。オーストラリアでの人種差別関連についてはまた別の機会に書きたいと思う。

 

街の博物館(Brewarrina Aboriginal Cultural Museum)ではアボリジニの人たちの歴史をガイドさんが話してくれる(25ドル)。このブログを見て何人の人がこの街に行くかわからないが、ここは行く価値あり。

 

 

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オーストラリアのアウトバックは素晴らしい。

 

けれども、シドニーから、何百キロも離れた内陸の街に来ると、同時にその格差に愕然とする。なんだか30~40年前にタイムスリップしたようだ。たぶんオーストラリアの都市部で暮らしている日本人は目にすることがないこの国の別の一面だと思う。

 

 

ブルワリナにはアボリジニの文化遺産という観光資源がありながら、実際には観光客を受け入れるためのインフラがほとんど整備されていない。我々が滞在した街で唯一のパブの2階(オーストラリアでは歴史的にパブの上が宿泊施設となっている)ともう一軒のモーテルのみ。

 

 

宿泊するパブについたとき、その建物の荒れ放題の状態に、営業停止していると思ったくらいだポーン 携帯もほぼつながらないし、インターネット接続もかなり危うい。

 

観光客を呼び込むためにもこれは大きな課題だろう。

 

街には小さなスーパー(というよりグロースリーショップ)が1軒のみ。医者も数名しかおらず、診察まで何時間も待つと聞いた。

 

そんな小さな街にもかかわらず、この街の中の店や家には高いフェンスが張り巡らされているのも印象的。そうしないと、窓ガラスが割られるし、実際にわたしたちが滞在中も街の中の自動車整備工場で若者たちによる放火があった。消火に時間がかかったのも、消火するための水が十分になかったのだと聞いた。

 

街の中心には電気自動車の充電スタンドもあったが、見事に破壊され機能していないように見えたゲッソリ

 

このように、小さな内陸の街で、多くの人々は仕事もなく、不安や不満を抱えて生きている模様が垣間見えた。

 

 

しかしながら、これがすべてではない。

 

今回、このコミュニティーのリーダーたちの要望で、我々はこの街を訪れた。リーダーたちは熱意にあふれていて、再生エネルギーを取り入れた新しいビジネスモデルを創出して、街やコミュニティーを変えていきたいと考えている。

 

これまでのオーストラリアの資源採掘中心の歴史では、アボリジニの人々は祖先の土地から搾取され続けてきた。この過去の失敗から学んで変えていけたらと考えている。

 

 

今回の旅で出会ったこの人たちが希望の光だキラキラ

 

つい最近、オーストラリアの連邦政府はアボリジニの人々による再生エネルギープロジェクトを推進する政策を打ち出しているが、今のところオーストラリア各地で事例がない。

 

実際にプロジェクトを立ち上げるには資金面や法律面など、多大な努力や時間が必要になるだろう。

 

けれども今後も引き続き応援していけたらいいと思っている。

シドニーでは先週末からすっきりしない天気が続いている。雨が降り続いているわけではないが、厚い雲が空を覆いくもり、たまに少し日差しが出てきたと思うと雨がパラパラ。

 

おかげで洗濯物を外に干すこともできず、部屋干しでも乾きが悪く、洗濯物が乾いたとしても少し匂ったりもするゲッソリ 日本の梅雨を思わせるじめじめな毎日が続いている。

 

来週はClimate Action Week Sydneyというイベントで、ちょっとしたプレゼンをしなくてはならず、今日は在宅で練習をしていた。以前にも書いたが、人前で英語でのプレゼンはいつも冷や汗ものあせるあせる

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さてそんな中、今日の昼過ぎ。わたしの携帯に1本の電話がかかってきた。クイーンズランド州のイプスウィッチからとなっている。知らない番号からだったが、電話に出た。

 

知らない番号からの電話にでるのは確かにリスクが高い。確かにキャッチセールスや詐欺まがい電話もある。けれど、本当に用事があってかかってくる電話もあるからだ。

 

電話に出ると、銀行からだという。親しい友人がイプスウィッチに住んでいて、イプスウィッチに銀行のカスタマーサービスがあるとはまず考えずらい。かなり強いなまりのある英語で「わたしのクレジットカードから$200ドルの怪しい引き落としがあったので、その取引についてわたしに確認する必要がある」という。かなり怪しいと思い、どこの銀行かと訪ねると、ある銀行の名前を挙げた。「その銀行との取引はない」というと、焦る男。

 

なまりが強くてあまり英語が聞き取れなかったので、どこの銀行かともう一度訪ねると、わたしの使ってる銀行の名前をあげた。どのクレジットカードが使われたのかを尋ねると、男は適当にそれらしいカード番号をいった(わたしのクレジットカード番号とは違ったが、自分の番号は当然教えなかった)。「ふーん、それでその怪しい引き落とし先が誰なのか」と尋ねるとはっきりした答えは返ってこない。

 

電話の向こうの男は、その$200ドルの引き落としがわたしによるものか再度確認するふりをし、わたしは心当たりはないと答えた。わたしの個人情報は漏れていると言い(確かに電話番号を知っているわけだから)、ネット環境などを聞いてきたが、そもそもその男が言うように、わたしが普段使っている自宅や職場のネット環境を考えると、そこから情報が漏洩したとも思えない。個人情報が洩れているならどうすればいいのかこちらから問うとまたもや口ごもる男。

 

電話をすぐに切らず、ここまで会話を長引かせたのには、以前本当にわたしのクレジットカードの不正利用があったときに、利用している銀行から電話がかかってきたことが数回あったから。但し、今回のこの男の話し方や対応からして、本当の銀行から電話ではないことは明らかだった。

 

オーストラリアは多文化国家なので、銀行のカスタマーサービスの人々もなまりのある英語を話すが、こういった場合の対応の研修を受けているので対応がプロフェショナル。なので、この男のような対応は絶対にしない。

 

すると、「サイバーセキュリティ―担当に変わります」という男。次に出た男の声を聞いて絶対に詐欺だと確信。「自分からわたしの使っている銀行に問い合わせの確認をするから心配無用」とだけ言って電話を切った。

 

その後すぐに銀行のカスタマーサービスに電話電話 かかってきた電話番号を言うと、銀行とは全く関係ない番号だと告げられた。自分の口座をチェックするも、別に被害は確認できなかった。

 

わたしはそもそもこの電話を信用していなかったので、この男たちの狙いには引っかからなかった。けれど、カードの不正利用があったなどと言われると、慌てて信用してしまい、個人情報を教えてしまう人もいるんだろうか・・人の弱みに付け込んで・・・許せぬ手口 ムキー 

 

オーストラリアでも、クレジットカードの不正利用やこの手の電話をつかった詐欺が横行している。また怪しいリンクが付いたショットメッセージが送られてくることもあり、犯罪方法もどんどんと進化している。残念ながらますます他人を信用できない世の中になっている。

 

自分も含め、ほとんどの人は週の多くの時間、心身をすり減らして仕事し、頑張って日銭を稼いでいる。他人をだまして簡単にお金をかすめ取ろうとするのは本当にやめてほしい。

日本はGW真っ只中。新緑の過ごしやすい季節を迎えている今頃クローバー

 

南半球のシドニーは、季節が反対なので冬に向かっている。

 

先週末は、学生時代の友人たちの住むメルボルンに行ってきた。

 

シドニーの南710キロに位置するメルボルンはもうすっかり寒風が吹き、ヒートテック下着、マフラー、手袋、コートが欠かせなかった。

 

気候が比較的温暖なシドニーは涼しくても、気持ちのよい日々が続いていて、先週末はまだ海で泳いだりした。

 

けれども今週末は冷たい雨雨が降っていてだいぶ涼しく感じる。

 

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3月、4月と仕事の締め切りが続いた。

家問題(まだ継続中)のストレスムカムカもあり、食生活に構う暇はなく…。

 

あまり自炊する気にならず、暴飲暴食とまではいかないが、先月は外食中心の食生活だった。

 

シドニーは東京には及ばないが、質はともかく外食やテイクアウトする場所には事欠かない。

 

こちらの外食事情として思うことは、何料理にしろあっさりしたメニューが少ない(というかほぼない)、一人前の量がとにかく多い。

 

例えば、シドニーの日本料理店の定番メニューはほぼそろって、揚げ物(かつ類、唐揚げ)、カレーライスカレー、ウナギ、ラーメンラーメン、焼肉等々、こってりメニューのオンパレード。

 

しかも必ずソース、マヨネーズがたっぷりかかっている(こちらの人々に好まれるようだ)。

 

寿司、刺身以外であっさりしたメニューを見つけることができない。

 

わたしは子供の頃から食べることが大好きだ。

 

こってりした食べ物、普段は控えているとは言え、実は恥ずかしながらこってり好きである・・・滝汗

 

こんなこってり好きなわたしだが、ラッキーだったことに、遺伝的にやせ体形で、数年前まではダイエットと無縁な人生を送ってきた。

 

しかしながら、年齢には勝てない。中年期に差し掛かると、年々体重が増えていき・・ゲッソリゲッソリゲッソリ

 

恐ろしいことにオーストラリアで生活していると、周りに比べると体が小さいので、その事実を実感しない滝汗滝汗

 

久々に日本に帰国すると、皆が細くて、自分のデブさ加減にびっくりするのである。

 

海外在住者あるあるの話かもしれないあせるあせる

 

そしてこれも中年女性あるあるかもしれないが、近年はコレステロール値が上がってきた。

 

先週の血液検査の結果が出て、さらに数値が上がっていることが発覚し、担当医に最近の食生活を聞かれて、はっ滝汗としたのである。

 

そう、ストレスに任せて、最近は食べたいもの食べ放題だった。

 

そんなわけで、先週から心を入れ替え、また自炊中心、野菜・魚・きのこ中心の食事を始めた。

 

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今日はシドニーのシティーに行く用事があったので、中華街(Chinatown)近くにあるパディーズマーケット(Paddy Market)によってきた。

 

 

パディ―ズマーケットは、お土産屋、雑貨、衣類などが売られているが、そちらの方は個人的にはあまりおススメしない。

 

なんだか某アジアの国からの質のイマイチな輸入品が集まっているように見えて、日本人には物足りないだろう。

 

但し、このマーケットの野菜コーナーはかなり格安でおススメだ。アジア系が中心のこのマーケットでは、アジア系スーパーでしか買えない野菜が安く買える。

 

たぶんこちらの一般的なスーパーで見る価格の半値くらいだろう。いくつか店舗があるので値段も比較できる。

 

 

えのきだけ、しめじなどのキノコ類がひとパック2ドル、もやしひとパック1.3ドル、白菜まるごとが3.5ドル、空心菜が2ドル。秋になって日本の柿やみかんも見かけるようになった。

 

これからは鍋がおいしい季節。野菜やキノコも取れるし簡単でおいしいということで、今晩は早速鍋を食べた。

 

とにかく野菜をたくさん買ったので、今週から毎日いろんな鍋をつくってみようと思う。

 

・・・ということで、食生活の見直しがわたしが最近始めたこと。

 

その成果についてはまたどこかで報告したいと思うニヒヒ

 

今日土曜日のシドニーは冷たい雨雨が降る風の強い一日となった。

 

いちおうセーターを着て外出したのだけど、自分には寒すぎて(といっても気温は15℃くらいか…)、用事を終えるといつものように歩き回る余裕もなく、速攻で帰宅滝汗

 

2週間前まで海で泳いでいたのに浮き輪。時計の針が冬時間に戻ると、シドニーは一気に暗くなる。仕事を定時に終えて帰宅する頃にはもう真っ暗で、夏時間の時のように仕事後に海辺の散歩や野外でのピクニックを楽しむことができなくなる。

 

 

シドニーの冬は、ヨーロッパや日本のように寒くなるわけではない。けれど、「中途半端な寒さ」のせいで、暖房がきちんと完備されていない。なので、ぶるぶるしているといった方がいいのかも。

 

けれども、布団にくるまってぬくぬくする過ごすことが楽しい季節になった。

 

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さて先週の土曜日、シドニー郊外のボンダイジャンクションにあるショッピングモールで、通り魔事件があり、6人の方が犠牲となった。まだ負傷した数人の方が入院をしているという。犯人の男はその場で警察官に射殺された。テロ目的ではなく、その代わり統合失調症の診断が下されていたという。

 

事件当日、海外でもこのニュースが報道されたようで、日本の家族やアメリカ在住の友人から連絡があって、自分もこの事件の深刻さを知った。

 

実はこのショッピングモールはわたしが食料品の買い物、歯医者などで訪れる場所の1つ。先週の土曜日も、事件の1時間前までその現場にいた。

 

事件があったのは午後3時過ぎだが、わたしは、友人とシドニーのシティー(中心地)で3時に会うために、2時半にはショッピングセンターでの用事を終え、シティーに向かっていた。

 

夜にこのニュースを知った。複雑な思いだった。もし友人と3時ではなくて、夕方から会うことにしていたら❓現場に居合わせた可能性も高かった。週末の午後3時過ぎ、通常ショッピングセンターはたくさんの人でにぎわっていて、そこに自分もいることがあるからだ。

 

この事件はコミュニティーに大きな衝撃を与えた。ショッピングモールに居合わせた人々、刺殺現場を目撃した人々の話が、SNSの地域コミュニティーのページに書かれていた。この事件で直接被害にあった人だけではなく、事件後不安を感じる人もいて、無料でカウンセリングにアクセスできるようだ。

 

オーストラリアは通常、犯罪の少ない安全な国だ。無差別殺人事件に関しては、地下鉄サリン事件などが起こった日本よりも少ないし、戦争、テロ、地震や津波などたくさんの犠牲が出る自然災害とも比較的無縁な国だ。それだけに今回の事件に大きな衝撃が走ったようだ。

 

ショッピングセンターは昨日からまた再開したが、現場近くには、犠牲者を悼む献花台が設けられている。

 

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それにしても今週は自分にとってもなんだか小さなトラブルの多い1週間ではあった泣

 

まず先ほどの事件当日の土曜日、わたしはシティーで友達と会って、あるドイツレストランへ行った。ドイツ風の硬いパンをかみ切ろうと必死になっていたら、昨年日本で自費診療で詰めたばかりの被せものが取れたゲッソリ 

 

オーストラリアでは歯科は国民健康保険の対象外で非常に高い。しかも、住んでいるアパートの事情で、いつ日本に帰国して歯科に行けるのかわからない(2年間保証ということ)。

 

・・・てなわけで、モノを食べるのが少々困難な状況に。歯の健康って大切だ。

 

仕事ではなんだか小さなトラブル処理に追われること数回。まあ自分の小さな間違いが原因だったりするんだけどあせるなんだか小さなハラハラのあった1週間でした。

 

自分はスリルを好む性分でもないので、何もなく心静かに過ごせる人生が一番だってことをつくづく思ったのであった。