
こんにちは(`・ω・´)ゞ
2023年7月2日
高見島・佐柳島を訪れる予定で
先ず高見島に上陸
高見島で4時間55分の探訪後
佐柳島へ渡り
最終便迄の2時間20分の
探訪予定でしたが
高見島で思いのほか
見どころが多くて時間が足りず
残念ながら
佐柳島上陸は
またの機会にとなりました
前回の
「白雪に例えられた除虫菊の島」
から続くよ~
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前回の島旅から3週間後の
7月23日
またまた多度津港に
やって来たよーん

高瀬まで国道11号で
高瀬川沿いに詫間に向かう
予定やったのに
ぼーっとしてて
気が付いたら
観音寺の海岸線を走ってた
多度津港直前で
長~い信号にかかって
もう、9:05の便に間に合わん~

ホントにギリギリでした

信号待ちの間に手早く荷物を纏めて
出航間近の
新なぎさ2へダッシュ
おばちゃん!
切符の日付、昨日のままやで~w

先ずは高見島に9時30分寄港予定

瀬戸内海を東西に貫く
大動脈の本線航路
先ずは東向き一方通行の
備讃瀬戸南航路を跨いで高見島へ
佐柳島手前では
西向き一方通行の
備讃瀬戸北航路を跨ぎます

こうした航路で
なかなか旅客船は見かけないなー
と思ってたら

瀬戸内海の長距離フェリーは
航路は翌日配送の貨物輸送に特化している為
夜に出発し朝に到着する
というダイヤが基本で
旅客にとっても
仕事終わりに乗船して夜を過ごし
朝から現地を観光できる
というメリットがある
そうした背景があって
昼行便が設定されておらず
特別な機会でもないと
乗ることが出来ないそうな
長距離ではないけど
橋の代わりに
四国へ渡るフェリーなら・・・
今でも瀬戸内海の船旅が楽しめる
松山-柳井航路
2020-03-26
国鉄宇高連絡船廃止後も
民間フェリー各社で瀬戸大橋と競った
宇高航路
残念ながら高速料金値下げ政策で
2019年に廃止になりましたが
廃止後の今でも
直島経由なら宇野-高松も可能だけど
直島-高松の便が少ないかもね
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話が逸れてる間に
高見島が近づいて来ました(;^_^A
高見島から
この便に乗り降りする乗客は無く
寄港せず汽笛を鳴らしてスルー
因みに7月2日に高見島を訪れた時も
同じ便に乗船しましたが
高見島で降りたのは私一人で
乗船する方も居られませんでした
高見島の西側を廻り
佐柳島へ向かいます
八幡神社の鳥居が見えますが
段々畑跡も、神社も
樹木に埋もれてる
西浦大師までは
護岸工事が施されており
道路もあります
西浦大師から先は自然海岸
干潮時に歩いて島を一周出来るのか
船上から確認しましたが
行けるかも!
高見島の北端に
板持鼻灯台が見えてる
航跡を振り返ると
左から広島、高見島、志々島、粟島、二面島
その奥には
紫雲出山、荘内半島先端の三崎
正面に佐柳島が近づいて来た
この位置から見ると高見島と似てるけど
高登山から反対方向に
尾根が延び、逆くの字形をしてる
備讃瀬戸北航路を跨いで
9時55分到着予定だけど
高見島に寄らなかった分?
5分早く本浦港に到着しました
多度津港から本浦港までの
航路は13.7kmでした
今日は長崎港発15時05分発の便まで
約5時間の探訪予定です

佐柳島には本浦と長崎の
二つの集落が離れてあり
その真ん中辺りに
小学校と中学校跡があって
東海岸は道路が通じてるけど
西海岸は自然海岸で道が無い
高見島では港の上陸地点に
この島は一周出来ません
っで書かれた表示があったけど
佐柳島には無かったので
調べてみた
さなぎ島HP↑

さやなぎ島のHPによると
干潮時でも海岸通行困難箇所があり
無理みたい
また、不用意に海岸線を進むと
満潮時に戻れなくなるそうな
夜間の島内散策は控える様に
との事です
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あっ!この風景は・・・
「あの空の果てに星はまたたく」
丘さとみさんと山形勲さん
貧しくとも健気に生きる
主人公の早苗は高校生
主人公早苗役で
東映三人娘として東映時代劇を彩った
丘さとみは当時27歳

背景に小島と高見島が映る
このシーンは本浦港
1962(昭和37)年 東映 94分 モノクロ シネマスコープ
新なぎさ2は佐柳島の
佐柳島は猫の島で有名

この島を訪れる観光客の殆どは
猫と戯れにやって来るようです
人を見ると猫が集まって来る
危険な暑さのこの日

ここが涼しいのか
トイレのタイルに寝そべってる

今日は丸一日佐柳島なので
先ずは本浦集落の
端っこ迄行ってみようかな
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風情のある本浦港
対岸の多度津には5月に歩いた
天霧山や五岳山が見えてる
何やら歴史のありそうな
「大天神社 おまいりみち」
と彫られた石碑
ブリキの看板には奥ノ院
絶景地とある
左の海側には石の鳥居
よーし!
鳥居を潜って奥ノ院まで
行ってみよう
石畳の水路沿いの道を登ります
あれれ~
参道は荒れ放題になってる
あとで、先ほどの鳥居近くにある
山路商店の奥さんに聞いた話では
毎月1日と15日は住民総出で
参道の掃除を行っていたけど
島民が減ってしもて
もう出来なくなったとの事で荒れ放題
参道が手入れされていた頃に
訪れた方の
写真(2010年2月)と比べると
本浦集落の参道の入口で
こんなに変わってる
多度津町のHPで地区別人口を
調べてみると
僅か13年間で
佐柳島、6割減
高見島、5.7割減
2010年の写真を撮られた方の
記事では
(本浦地区)50人で月2回
掃除をされてたとの事なので
13年経った現在では
概算で
当時より13歳高齢化した約20人?
遂に来るべき時が来た
という事ですね
大きな石が参道に転がっており
大雨でも降ったの
と思ったら
参道脇を猪が
掘り起こしまくっとる

この石も猪の仕業みたい
今から48年前の写真を見ると
参道周辺は段々畑で
海からでも石段がはっきり見えてる
佐柳島から段々畑が消えた後も
地元自治会によって
参道周辺が切り拓かれ
桜の木も植樹されました
2014年頃には
こんなに奇麗に整備されてた
高齢化と過疎化の流れには
抗いようがなく
かけがえの無い美しい風景が
消えていく
↑2014年1月に大天狗神社を訪れた
「山好き花好き」さんの記事
参道周辺の樹木も伸びて
振り返っても展望は良くないです
大天狗神社👺が現れた
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そう云えば以前に
瀬戸大橋の橋脚の島を訪れた際
岩黒島にも大天狗神社があって
無人島だったこの島に
1797(寛政9)年に20kmほど西の
佐柳島(さなぎしま)からの移住が始った
って言ってたね
ここがその神社の親分って訳やね

岩黒島の大天狗神社(だいてんさん)
には天狗は居なかった
2020-02-07
歴史のありそうな絵馬が掛かってる
髭の無い若々しい天狗さん
人が訪れなくなって
このまま朽ちていくのだろうか
珍しい大天狗の石像
よく見ると
隠し絵みたいですね~
上手に石垣に石を組み込んでる
左手には葉団扇を持ち、
右手にも何かを持っています
この天狗様にお願いすると
無くしたモノが見つかる
という言い伝えがあるそうな

現在地は標高100mの
大天狗神社
ここから尾根伝いに続く
参道を辿り
奥之院まで行ってみようと思います
高見島(7月2日探訪)の記事
1. 塩飽諸島の高見島へ渡る へ
2. 高見島 浜地区を歩く へ
3. 高見島 浦地区を歩く へ
4. 白雪に例えられた除虫菊の島 へ