奈半利駅前のプチ産直市で弁当を買って、
 
バスがやって来るまでに食べようとしましたが時間が足りませんでしたアセアセ
 
(T▽T)おにぎり
 
11:02
奈半利駅バス停
 
奈半利駅からは私を含めて3人乗りましたが地元の人では無い感じ
 
乗り鉄かな(^v^)
 
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阿佐海岸鉄道 甲浦駅バス停はなんと奈半利駅から123番目のバス停になります(〇o〇;)
此処から室戸岬を経由して海岸線を廻る1時間48分のバス旅の始まりです
 
 
食べかけのお弁当はバスの中で、モグモグタイムするしかないなぁ~
 
乗客は私を含めて5名なので運転席の真後ろの席にすわりました
 
この席はタイヤの上なので他の席より1m位高くて運転席よりも少し高くなってます(振動は筆舌に尽くせないほど凄かったです)
 
 
昔は鈍行列車で駅弁を食べたりビールを飲んだりしても全く違和感なかったですが
 
近頃はビールを飲むのも如何なものかと・・・
 
特に横座りのベンチシートだったりすると
 
絶対ムリムリですね
 
 
なんて考えていると
 
整理券持ってないアセアセ
 
このままだと、始発の安芸からの料金2,800円を払わなければない
 
運転中は運転手さんに話しかけれないし(;・∀・)
 
早く伝えなければバス停123もあるのでどんどん通り過ぎていくよぉ~(இ﹏இ`。)
 

 

運よく次のバス停より前に信号待ちで停まったので
 
整理券出して貰えましたヘ(´-`;)ヘ
 
 
 
 
今回もご訪問頂きましてありがとうございます
 
 
 
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今回の徳島県阿波池田駅を起点にした全長348.5kmのプチ乗り鉄
 
阿波池田駅を出発してここまで
 
土讃線(阿波池田駅-後免駅)72.3kmと、ごめん・なはり線(後免駅-奈半利駅)42.7kmを乗車して合計115km
 
全行程の約3分の1を達成したところです照れ
 
 
奈半利駅から甲浦駅までは、昭和40~50年代の地図には予定線として路線が記載されていましたが未着工で
 
土佐くろしお鉄道、阿佐海岸鉄道の誕生後も未成区間のままとなりました
 
現在は高知東部交通のバス路線がこの区間を連絡しており、
 
さらに来年(2020年)からは阿佐海岸鉄道がDMV(デュアル・モード・ビークル)での世界初の本格営業を目指しています
 
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甲浦からは道路上をどこまで走るのかな?
 
やっぱり室戸岬?それとも奈半利まで?
 
今の時期に未だ発表が無いのは・・・
 
大丈夫なんだろうか
 
11:13
バスは太平洋(土佐湾)を右に海岸線を走ります
 
11:14
羽根岬を過ぎると室戸岬が見えて来ました
 
11:32
あっ!
 
ここまで来て今更ですが・・・
 
GPSトラックログを起動するのを忘れてましたアセアセ
 
阿波池田駅で駐車した時に起動しようと思ったけど
 
発車時刻まで余裕があったので列車に乗り込むときに起動する事にしたのですが忘れてました
 
11:33
国道55号線は海岸線をバイパスしてますが、路線バスは民家のある旧国道を通ります
 
それにしても
 
乗降客の無いバス停には停まらないとはいえ
 
始発から終点まで160以上あるバス停の
 
「次は○○、お降りになられる方は・・・」のアナウンスは勿論自動ではありません
 
運転手がその都度スイッチを入れて流してる
 
なかなか大変です(バス停覚えるだけでもゆるくないね)
 
路線バスは途中、室戸市の市街地中心部を通り、室戸高校前まで県道202号線を進んで折り返します
 
そして、次の室戸岬町手前でも旧道に入りました
  
11:57
室戸岬の手前の室戸岬町津呂港
 
正面の大きな建物は室戸岬水産会館
 
この港の端で
 
車窓から一瞬でしたが、
 
チラッと紀貫之と書かれた石碑が見えました
 
とても気になっていたので調べてみると
 
これだったかも⇒リンク(写真)
 
 
「紀貫之朝臣泊舟之碑」
 
「野中兼山先生開鑿之室戸港」の2つの石碑が建っちょるでごわす
 
ちょうど岬屯所前バス停の傍にあるがとです
 
室戸岬港(津呂港)
室戸は土佐の国司・紀貫之が任満ちて京都へ帰る時、天候悪く、十日ほど滞在したところである。 津呂港は風や浪を待つ港として野中兼山が寛永十三年(一六三六)試堀、寛文元年(一六六一)一月 着工し三月竣工させた。これに要した人夫は三十六万五千人、黄金千百九十両を要した難工事で あった。

それ以前にも小笠原一学(最蔵坊)が元和四年(一六一八)願い出て開削している。
この工事は海中に土のうで長い堤防を築き内部を池にして海水を汲み干したのち、ノミと鎚で岩を 砕いて開削する工法で完成した。港は、東西百十米、南北七十二米、深さは満潮時二米あった。 古くは室戸港といわれていた。(室戸市教育委員会) 
 
室戸岬へは、これまでに5回ほど訪ねた事があっちゅうが、
 
津呂港と室戸岬水産会館は初めて見る風景やったきに
 
国道55号線は40年近く前にはもう現在の海岸線のルートを通っていたと思われるぜよ
 
 
今の室戸岬港は国道の外側に沖へ沖へと増設され、三つの築港が連なっており、津呂港は港の最も奥にありますが、昔は室戸岬を廻るうえでは大変重要な港でした
 
この辺りには良港が無く、周辺を航行中に海が荒れると、浦戸に引き返すか、無理をして室戸岬を廻り込み、北に12里行った甲浦港に避難するしかなかったそうです
 
土佐藩家老野中兼山を普請奉行として支えたのが一木権兵衛(1628-1679)で、
 
津呂港と同様の掘り込み港である室戸市の室津港の改修工事を行っております
 
室戸岬からこの辺りは100-150年周期で起こる巨大地震毎に隆起が起こり
 
港の水深が浅くなり、地層も岩盤なので難工事だったようです
 
 
室戸半島の西海岸の地形は海岸段丘となっちょります
 
 
野中兼山・・・
 
どこかで聞いた名前である
 
兼山流鼠面積みキラキラデニム
2年前に土佐北街道と遍路道を平山から堀切峠へ歩いた時に登場したぞ~
 
土佐藩家老で港湾整備など土木工事の実績で名高いとの事だった
 
私の頭もまだまだいけるじゃん( ̄‥ ̄)
 
認知症はまだまだ
 
 
岬めぐりの バスは(海岸線を)走る~♪
 
まもなく、半島の先端です
 
12:01
 
12:01
 
12:02
まさか室戸岬を路線バスで通過する日が来るとは思いもよりませんでした
 
12:03
くるっと廻って西海岸から東海岸へ
 
南から北へと方向を変えても
 
見えるのは相変らず海と空ばかり
 
 
そりゃあんたが海側の席に座ってるからでしょうよ┐(´д`)┌
 
反対側なら山ばかり見えるって( ̄▼ ̄*)
 
東海岸は断層崖からなる断層海岸です
 
12:12
どこまでも続く~ 空と海
 
国道55号線はオーシャンビューロード
 
12:32
ほんとに空と海ばかり
 
12:36
若き日の空海は1200年前に如何にしてこの地にたどり着いたのだろうか
 
虚空蔵求聞持法を修した場所とされる御厨人窟(みくろど)は
 
窟の入口近くまで海が迫っていた(この1200年間で地震の度に隆起を繰り返して海面より約5m高くなった)
 
 
夜の室戸岬は訪れた事が無いけど星がきれいな事は容易に想像できます
 
三教指帰(さんごうしいき)にある「谷響を惜しまず、明星来影す」
 
 
空海が山林や岩窟に身を置いて修した虚空蔵求聞持法は
 
718年に大安寺(奈良)の道慈が唐から日本へ持ち帰った経典に記されている修法で、一度読んだ経典は二度と忘れない記憶力が身につくとされる
 
書物が貴重だった時代、僧侶たちは広くこれを修したそうな
 
具体的には、行者は虚空蔵菩薩像に相対し、手に印を結んで、真言「ノウボウ アカシャ ギャラバヤ オン アリキャ マリ ボリ ソワカ」を100日間で100万回唱える
 
行は早朝に始まり、一日一万回唱えるのに8~10時間かかるそうです (つ◕౪◕)つ━☆゚.*・。゚
 
12:39
室戸岬が遠くなりましたが、依然として続くのは空と海ばかり
 
若き空海は自身の肉体を追い詰めながら、虚空蔵菩薩の真言を唱え続けました
 
 
そして
 
「谷響を惜しまず、明星来影す」に至ります
 
空海が自らの決定的な体験についてはこの一行を記したのみであるようです
 
 
全天の星が鳴り響いて岩屋に谺したとか、金星が口に飛び込んで来たとかは
 
全て後世の人々があれこれと言葉を弄して、その全貌を掴もうとしてきたことに過ぎません
 
 
この神秘体験が空海を本格的に仏教へと向かわせたと思われ
 
空海と名を変え、遣唐使船に乗って唐に渡ったのは「三教指帰」を著してから7年後である

12:39
空と海の動画 16秒
 
空と海との間には~♪
 
続きが・・・
 
出て来ない
 
やっぱり認知症かも(´∀`;)
 
 
バスの車窓からは運ちゃんがどんどん飛ばしまくるので
 
御厨人窟をうまく撮影できませんでした
 
3年前に訪れた時の画像を貼りました↓
 
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御厨人窟 2016年11月6日撮影
 
波の浸食によって地層が削られた海食洞で、若き空海はここで生活し
 
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神明窟  2016年11月6日撮影
 
修行はこちらで行っていた様であります
 
二つの洞窟は並んでありますが、この時は落石の恐れがある為に洞窟内は立入禁止になっておりました
星室戸岬 2016年11月6日記事
 
 
12:50
空と海を眺めているうちに
 
口を開けたままウタタネ(´○`)~ゝ
 
 
あやうく、金星が口の中に飛び込むところでした
 
いやいや、甲浦駅で降り損ねる所でした(;^_^A
 
12:51
バスは海岸線に戻り、甲浦岸壁まで往きます
 
12:51
結構飛ばしましたね高知東部交通バスバイバイ
 
車高の低いタイプなので、タイヤの上の席は他の席より1M程高く、見晴らしは良かったですが振動も凄かったです
 
地元の利用者は高齢者でも全てICカードを使ってましたので、乗降には時間もかかりません
 
整理券取り忘れる人も他には居なかったし・・・(;´∀`)
 
12:51
現在DMV(デュアル・モード・ビークル)化に伴う工事で甲浦駅バス停の位置が変更になっており
 
甲浦駅ホーム(高架駅)からバス停までの距離が約70m離れています注意
 
12:52
甲浦駅の高架ホームからDMVが地上に降りるスロープを建設中です
 
12:52
現在閉鎖中の駅舎(左)とホームへ続く人道の跨道橋
 
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12:53
H30阿佐鉄 阿佐東線甲浦駅 斜路下部工事
 
今年の11月いっぱいまで1年以上の工期です
 
かなり費用が掛かってると思うけど大丈夫なんでしょうか?
 
12:53
それにしても暑い
 
暑さMAXですアセアセアセアセ
 
12:55
こんな日に屋外で待ってたら熱中症間違いなし
 
冷房の効いた仮駅舎とバス待合所のプレハブが設置されているようです
 
12:56
来年には大きく変貌を遂げると思われる阿佐海岸鉄道甲浦駅
 
この姿を見るのはおそらく最初で最後
 
冷房の効いた部屋で休んでいる間はありません
 
12:56
天気の良い日に来られてヨカッタヨォ~
 
12:57
甲浦駅(ホーム駅)海部駅方面
 
奈半利駅から一緒のバスで来た方が、この中で弁当を食べられてましたがここはめちゃ暑かったです
 
仮駅舎かバス待合所なら冷房も効いて、部屋も広いのでそちらがお勧めです
 
12:57
阿佐海岸鉄道甲浦駅の駅名票ふんわり風船星
 
駅番号はAK30
 
高知県最東端の駅ですキラキラ
 
 
現在は終着駅だけど・・・
 
DMV化後はどうなるのだろう
 
阿佐海岸鉄道は牟岐線の終点の海部駅から甲浦駅までの僅か3駅しかありません
 
DMV化は牟岐線の阿波海南駅から先で実施するようで、
 
牟岐線を完全に分断して阿波海南~海部~宍喰~甲浦はDMV専用の線路となるようです
 
12:58
甲浦駅 (甲浦駅舎方面)
 
ここまで気動車が乗り入れて来るのもあと僅か
 
 
長くなりましたので、今回はここまで
 
 
本日もお立寄り頂きましてありがとうございました
 
 
では、また
 
 
次回も見てね~(^o^)v