抜けるような青空のもと
高知県最東端の甲浦駅までやってきました
前回はDMV化に向けて工事中の甲浦駅を探索してほとんど移動なしでしたが
いよいよ待望の阿佐海岸鉄道阿佐東線
乗り鉄の時刻が迫ってまいりました(≧▽≦)
本日もご訪問頂きましてありがとうございます
前回の阿佐海岸鉄道 阿佐東線 甲浦(かんのうら)駅からの続きになります
13:33
今日8本目の下り便として13:32に甲浦駅に到着した5637Dは
2009年から代替車として活躍中の元高千穂鉄道のTR-200形
国鉄の特定地方交通線であった高千穂線は、平成元(1989)年4月に第三セクターに転換して高千穂鉄道として開業しました
開業に際して準備した気動車は7両
一般用のTR-100形5両、観光用のTR-200形2両で、新潟鐵工所製の
NDCと呼ばれるレールバス型気動車の一種だそうです
平成17(2005)年9月の台風による災害で高千穂鉄道全線が不通となり、復旧される事の無いまま
平成20(2008)年12月までに全線廃止となりました
無償譲渡されたASA-301は、このうちのTR-201で高千穂鉄道では「かぐら」の愛称でした
全7両のうちで現在も現役なのは阿佐海岸鉄道に譲渡されたTR-201のみですが
もう一台のTR-202「うんかい」は、
あまてらす鉄道の構内で運転体験に使用されているようです
【現場から】平成の記憶 台風で廃線 高千穂鉄道の復活
13:37に7本目の上り列車5542Dとして発車します
天の川を模したLEDイルミネーションで装飾されています
運賃は甲浦-宍喰210円、宍喰-海部240円で、通しの甲浦-海部は270円
整理券は出ません
正面の坑口は第四宍喰トンネル
長いトンネルを抜けると、直ぐに車両基地と宍喰駅
甲浦駅-宍喰駅間は、路線の殆どが第四宍喰トンネルです
13:35
13:35
来年のオリンピックまでの導入を目指すというDMV
13:36
導入後は牟岐線の阿波海南駅以南はDMV専用線となり
信号機も撤去され、気動車は乗り入れる事がありません
13:37
今回が最初で最後
阿佐海岸鉄道阿佐東線の気動車での乗車となりそうです
13:38
第四宍喰トンネルに入ると天の川が浮かび、列車内はブルーに染まります
13:39
高知・徳島県境を越えて、トンネルを抜けると徳島県
左に車両基地、少し先に見える宍喰小学校の向かいが宍喰駅です
13:41
発車から約4分で宍喰駅に到着
13:41
駅番号はAK29
中心に描かれているのは宍喰海岸だと思われます
13:44
車窓には太平洋が広がりました(^▽^)
阿佐海岸鉄道の車窓は素晴らしい
13:44
宍喰海岸かな
山が海岸線に迫る険しい地形で、連続したトンネルを抜けて行きます
13:46
右手には那佐湾
13:48
奥浦トンネルを抜けると
牟岐線の終着駅であり、阿佐海岸鉄道の始発駅でもある海部(かいふ)駅に到着
2番線ホームが阿佐海岸鉄道のホームとなっており、
JR四国仕様の1番線ホームには1500形気動車が待機してました
14:02発の徳島行4564Dだと思われます
13:48
阿佐海岸鉄道の車両は2番線に入線します
降りる際に運転士さんから鉄カードを1枚頂きました
左:ASA-101しおかぜ 右:ASA-301たかちほ
13:49
もともとは、単式ホームの1面1線の構造でしたが、阿佐東線の開通時にホームが増設され、
相対式ホーム2面2線の高架駅になっておりますが
増設の関係で高架駅にも拘らず、高架上に構内踏切が設置されています
13:49
牟岐線から阿佐海岸鉄道に乗り継ぐにはこの構内踏切で2番ホームへ渡らなければなりませんが
JR四国の1500形気動車と阿佐海岸鉄道の車両を並べて撮るには絶好のポイントになってます
13:49
現在の牟岐線の終着駅はこの海部駅ですが
DMV化は、一つ手前の牟岐線の阿波海南駅から実施されるため
JR四国の車両がこの海部駅までやって来るのも其れまでの期間です
13:49
牟岐線の駅番号はM28で阿佐海岸鉄道はAK28
DMV開業後は阿波海南駅-海部駅間1.5kmは阿佐海岸鉄道に移管されます
14:02発の4564Dに乗り込みます
1500形気動車内から宍喰駅方面
奥浦トンネルの坑口が見えます
ASA-301は、13:53に5539Dとして甲浦駅に戻っていきます
13:51
13:52
1500形気動車の前部から牟岐線の線路を見ると・・・
なんか変な構造物があります
防空壕でしょうか(°o°:)
松山の343海軍航空隊基地にあった
掩体壕を彷彿させられました
拡大してみると・・・
トンネルの様ですが山がありません
トンネルの名前は町中(まちうち)トンネルで、周辺の宅地化によって山が切り崩されてトンネルの構造物だけが残ったようです
全長44m、昭和48年5月竣工で昭和51年に現在の形状となったそうで、通常のトンネルとして活躍したのは僅か3年程だったようです
5539Dが発車して往きました
13:53
車内から2番線ホーム
1番線ホームのJR四国様式の海部駅 駅名票
13:55
阿佐海岸鉄道の2番線ホームの駅舎
13:55
忘れるところでした
阿佐海岸鉄道様式の海部駅 駅名票
イラストは海部川の支流である母川に生息するオオウナギとホタルらしい
まもなく、14:02発車で牟岐線全線を鈍行列車で2時間09分かけて徳島駅へ向かいます
今回の移動区間 甲浦駅-海部駅
流石に鉄道路線だけあって、険しい地形にも拘らず綺麗な線形を描いてますね〜
DMV化にもメリットが大きいと思われます
本日も長くなりましたが、お立寄り頂きましてありがとうございました
では、また
次回へ続きます(・ω<)
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⑦阿佐線未成区間は路線バス(奈半利駅-甲浦駅) へ
⑧阿佐海岸鉄道 阿佐東線 甲浦(かんのうら)駅 へ
⑨このページの最初に戻る
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