自分史【第8話】「ついにやってきたXデー!父との再会と別れ」 | レイキヒーラー&ストレスケアセラピスト MIKIの『きらきら笑顔な毎日を♪』

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自分史もお読みいただき、ありがとうございます。

 

今までのお話はこちらからご覧いただけます。

第1話

第2話

第3話

第4話

第5話

第6話

第7話

 

ついに、ずっと避けてきた問題と

直面することになります。

 

第8話です。

 

 *•:.•**•:. *•:.•**•:. *•:.•**•:. *•:.•*  

 

【第8話】

 

母方の叔母から、

父がわたしを探しているらしいと

突然電話で連絡が入ったのは、

4年前の初夏のことです。

 

 

わたしが父と連絡を絶っていたことを

知っていた叔母は、

どんなに聞かれても

 

わたしの連絡先は

教えずにいてくれたらしいのですが、

 

 

末期がんで、

余命数か月とのことで。。

 

 

とりあえずあなたには伝えるから、

あとは自分で決めなさい、

とのことだったのです。

 

 

父は再婚していて、

その方が必死に

わたしを探してくれていたようでした。

 

 

今までの、いろいろなことが頭を駆け巡り、

どうしたらいいものか、

しばらく悩みました。

 

 

母に相談すると、

 

「あなたのお父さんなんだから、

会いに行くのは止めないよ?

後悔しないように」

 

とのことでした。

 

 

旦那さんも、

わたしのしたいようにすればいいと。

 

 

悩んだ末、思い切って電話をし、

わたしの連絡先も教えて、

会いに行きました。

 

 

今の奥さんは、とてもいい方で、

(じゃなきゃ、探したりしないよね)

快くわたしを家に入れてくれたのでした。

 

 

何を言おう、

母があのあとどれだけ苦労したか、

言ってやらなきゃ気が済まない!

 

 

そんな気持ちでドアを開けたら。。。

 

 

そこに座っていたのは。。。

 

 

昔の面影などない、

 

ただの、

 

ちっちゃな、

 

おだやかに笑っている

 

可愛い

おじいちゃんでした。

 

 

ええええええ???

 

 

あなた、ホントにわたしの

ホントのお父さんですか?ww

 

テレビの前で、

わざと

おならをしていた、

あの人ですか?w

 

※こちらの詳しい内容はこのお話<第2話

 

 

お酒を飲んでは

憎まれ口をたたいていた父は

そこにはいませんでした。

 

 

母がどんなに言っても

やめなかったお酒も

もうすっぱりやめて

 

(今の奥さんがついにブチ切れて

怒られたのが相当怖かったらしいw)

 

 

肝臓がんになったのも、仕方ないほど

お酒が好きだった父は、

 

判ったころにはもう手遅れで、

余命半年、と言われたらしいのですが、

 

宣告された後2年、生きられたのは、

今の奥さんが、体にいいものを

3食作って食べさせてくれて、

 

父のために

尽くしてくれていたからだと思います。

 

 

なんだか、

今までの日々はなんだったんだろう?

 

気抜けしてしまいました。

 

こんなに長い時間シラフの父なんて、

見たことなかったしw

 

 

年をとり、今の奥さんに生活も体も

全部改善させられたら、なんだか

心もおだやかになったのかもしれません。

 

 

小っちゃく手を振ってみたりして、

めっちゃお茶目で

 

カワイイじいちゃんになってるなんて

反則だわ!!!w

 

 

でも奥さんからは、

 

もうあまり時間がないから、

覚悟しておいてね?」

 

と言われました。

 

 

そんな風には見えないほど、

「どこも痛くねぇんだぁ~」

と父は笑っていたけれど。

 

 

いろいろ家の片づけをしていた時に

出てきたらしいのですが、

 

父の勤続25周年の時に、

会社から記念に贈られた腕時計があり、

 

どんなに反発しても、

こうしてお父さんが

頑張って働いてくれたおかげで、

 

あなたは生きてこられて、

大学まで出してもらったんだから、

これは

形見として持っていなさい」

 

と、わたしに譲ってくれました。

 

 

父も、

「あんたが持っててくれたら嬉しい♪

もらってけろ(ちょうだい)♪」

 

というので、ありがたく受け取ったのでした。

 

もう電池を替えても動かないけれど、

どこに行くにも、

お守りとして持ち歩いています。

 

 

奥さんは、少しでも

わたしと父の時間を作ろうと

頑張ってくれました。

 

 

「今度お父さんのこと、

眼科に連れてってもらえない?」

 

ということだったので、

 

車に二人を乗せて連れて行った時は、

父はよっぽど嬉しかったのか

 

あんたの車の助手席に乗っけられて

出かけるなんてな~♪

と、病院に着くまで何十回も話していました 爆

 

 

ちょっとボケてきたなぁ・・・

と思うような会話をしていたけれど、

 

病院の駐車場に車を入れようとしたら

急にスイッチが入ったように

 

「こっちに切り返して、

前に出て、

もう一回バックしろ!」

 

とシャキシャキ指示されてびっくり 爆

 

もともとトラックに乗っていたので、

もう自分で運転はできなくても

 

そういうことは覚えてるもんなんだなぁと

感心したのでした。

 

 

そして、

「今度連れてくるけどさ、

旦那と娘の今の写真だよ」

 

と言って、家族の写真を見せたときは、

 

「お~~、あんたはいくつになったんだ?

若いなぁ♪

娘もめんこい(カワイイ)なぁ。。。」

 

と言ったと思ったら、急に慌てだして。。。

 

「おい、お前、この、とっ、

隣に写ってる男は

誰だ!?

 

 

って、、、

旦那さんですけど!!!爆

 

ずっと一緒にいると気づかないけど、

20年の月日って

そういうもんですか?

 

しばらく信じてもらえず、

 

「同じ旦那か?

昔からこの男だったか?」

 

ってあんた。。。

その場に本人いなくて、

ホントによかった~と思いましたよw

 

 

 

そして、奥さんったら、なんと

今度はうちの

母にも会わせてあげてって、

またビックリすることを言い出しました!

 

 

まぁ、この奥さんが原因で

離婚したとかではないので、

別に何のしがらみもないって言えば

ないけれども。。

 

ホントに、この人はただ者じゃないですね。

父が、この人の言うこと聞くのもわかりますw

 

 

そして何度目かの訪問の時、

ついに母も連れて行って、

両親はおよそ20年ぶりの

再会を果たしたのでした。

 

 

奥さんと母はすっかり仲良くなり 爆

いつまでも止まらないガールズ?トークに

わたしと父は取り残されておりましたw

 

 

 

そんな母を見ながら父は

 

あの人、相変わらず、めんこいなぁ

(本日2回目w)

昔からめんこかったんだ~

 

だそうで 爆

 

 

「あっちもあなたのこと

石原裕次郎みたいでかっこよかった

って言ってたよ?」

 

と教えたら

「そうかぁ???」

と嬉しそうに笑いました。

 

なんだこの二人はw

 

よかったね、また仲良くなれて。

奥さんに感謝だね。

 

 

母は一人で病気にもなって苦労したけれど、

その都度お友達や、

周りの方たちに助けられて、

幸せに暮らしてきたし、

 

 

リウマチの体で

父の看病はできなかっただろうし、

 

そしたらきっと、二人ともいまごろ

もう生きていなかったかもしれないから、

 

別々の道をそれぞれ歩んできて、

結果的にはよかったんだと

心から思えたのでした。

 

 

奥さんの弟さん始め

親戚の皆さんも、

いい方たちばかりで、

 

最後に、この方たちに囲まれて

生きられた父も、

幸せだったと思います。

 

 

ずっとわたしの中にあった、

父へ言ってやりたかった

いろんな思いは、

いつしか変化していました。

 

 

絶対言わなきゃ後悔すると思い、

 

「今妻」と「元妻」が、

もうすっかりお互いのファーストネームに

ちゃん付けで呼び合って

ガールズトークに花を咲かせている、

どさくさにw

 

父にハグして

 

「わたしをこの世に

生み出してくれて、

ありがとうね」

 

と伝えました。

 

父は号泣して、言葉にならず

ただただ泣いていました。

 

 

安心したのか、

それからあっという間に父は

寝たきりになってしまい。

 

 

娘も、父に会いに行ってくれました。

 

手を握って、

「やっぱりわけぇ(若い)から、

あんたより力あるなぁ」

なんて言いながらw

 

 

なんだか、わたしや娘に会うまでは、と、

気を張って頑張っていたのが、

 

ホッとして

気抜けしてしまったんじゃないかと

奥さんに話しましたが、

 

そんなことない、

安心できてよかった、と

言ってくれました。

 

 

そうして、寝たきりになってから1週間後、

眠るように天国へ旅立っていきました。

 

 

いつか訪れると覚悟していた

父との再会と別れは、

 

奥さんのおかげで、生きている間に

ちゃんと素直な気持ちを伝えられて、

 

母とも会わせてもらえて、

ホント、感謝しかないです。

 

 

思い出すと、今でも泣きそうになるけれど、

それでも最後は心がホッコリするような、

なんだかあったかい気持ちになれます。

 

人生の半分近く、

疎遠になってしまっていたけれど、

 

わたし的には、

最後の4か月間の父が、

人生の中で一番おだやかで好きでした。

 

 

母(浅丘ルリ子)が撮った父(石原裕次郎)w

 

 

父いわく

「石原裕次郎

俺の真似をしていた」

だそうですw

 

 

こうして、今まで抱えていた、

いろんな思いが、わたしの中で

どんどん変わって行くのでした。

 

 

次回

第9話・明日21時更新・・・続く>

 

 

  *•:.•**•:. *•:.•**•:. *•:.•**•:. *•:.•* 

 

今日は長文で、

綴るのも一番キツイ回でしたが、

 

お付き合いくださり、

ありがとうございましたw

 

ご感想もお聞かせいただけると

頑張れますw

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

今日も最後までお読みいただき

ありがとうございました音譜

 

 

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