プログレスのルネーションが示すフェーズ【太陽と月の角度】 | ホロスコープ勉強部屋 ~見えるものにも見えないものにも偏らない均衡を目指して

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教科書通りのリーディングにしっくりこないことには、大きな意味があるはずです。納得できるまで遊び心を持って考察していきます!

太陽と月の角度によって、月が満ち欠けすることを「ルネーション」と言い、大きく8パターンに分類されています。

詳しくは以前の記事にて↓

 

過去記事ではネイタルにおけるルネーションごとの解釈を紹介しましたが、今回はプログレスにおけるルネーションについてまとめていこうと思います!

 

 

まずは前提となるルネーションの分類について。月と太陽の角度によって区分されています。

こちらはネイタルもプログレスも同様です。

 

①0度(新月)~45度未満

 =ニュームーン

 

②45度~90度未満

 =クレセントムーン

 

③90度(上弦の月)~135度未満

 =ファーストクオーター

 

④135度~180度未満

 =ギバウスムーン

 

⑤180度(満月)~225度未満

 =フルムーン

 

⑥225度~270度未満

 =ディセミネイティングムーン

 

⑦270度(下弦の月)~315度

 =サードクオーター

 

⑧315度~360度未満

 =バルサミックムーン

 

 

 

次に、プログレスの月と太陽の角度によってどのような時期と読めるのかを、鏡リュウジ先生の占星術の教科書Ⅲを参考に以下にまとめます。

 

①ニュームーン期【スタートの時期】

新しい可能性の種を蒔くスタートの時期。内的な願望にフォーカスし、始動、挑戦する時期です。ただし挑戦したことが実を結ぶかどうかは、この時期には知り得ません。未知数の可能性であれ、その芽を自身で摘み取ってしまわないようにすることが大切です。

 

②クレセントムーン期【助走期間】

新しいことを始めることに対して、ためらいが出たり、保守的な思考も感じやすい時期。周囲とのコミュニケーションや情報収集が助けになります。大きく飛躍するための助走期間として、自分磨きの意識を大切に。

 

③ファーストクオーター期【ブレイクスルーの時期

これまでに躊躇していたようなことに対しても積極的にアクションを起こす時期。直観を大切にして、勇気ある決断を下すことで、理想の自分に近づくことができる、ブレイクスルーの時です。楽観的に構えて過ごすのが吉。

 

④ギバウスムーン期【準備期間・焦燥感のある時期】

近づいてきているフルムーン期に備えた準備期間。直観よりも熟考した結果を選ぶことが重要となります。「まだまだ足りない」という気持ちを感じやすいですが、それは満ち足りぬ月が与えるこの時期ならではの感覚です。焦らずに、これまで育ててきたものを大事にして、余裕をもって過ごせるような意識を。

 

⑤フルムーン期【成就と清算の時期】

過去14年ほどやってきたことが実をつけて形になってくるとき。それまでの努力次第では、自分の才能が世の中に認められるような出来事も期待できます。一方で、これまでの一つの結論が出るという事でもあるため、清算することが出てくるなど区切りの時期でもあります。ここから月は欠け始めていくため、落ち着いて少しずつスローダウンさせていくことでバランスをとりましょう。

 

⑥ディセミネイティングムーン期【種蒔きの時期】

「種蒔きの月」とも呼ばれる。これまでに集めたリソースを周囲へ分け与えていく時期。「自分」にフォーカスするのではなく、「社会における自分」ができることを考える時です。人の役に立つことができると同時に、人の力を借りることもできるフェーズです。そうした協調関係が今後の幸運の鍵となります。

 

⑦サードクオーター期【限界を知る時期】

ここから下弦のフェーズへと入り、月は闇の方が多くなります。良くも悪くも「自分の限界」を知る時期。責任感を感じ、その重みを受け入れることで一段階大人の意識を獲得していきます。実際は、仕事上での出世や結婚、出産などというおめでたい出来事として表れることもあるようです。

 

⑧バルサミックムーン期【手放しの時期】

新たなスタートを意味するニュームーン期に備えて、断捨離、手放しの時期です。少し休息をとりいれながら内省的に過ごす時間も大切になってきます。実際的な意識よりも、無意識的な世界に心が開かれていくときでもあり、夢や直観が冴えることも。アーティストや占い関係の職業者の場合は、内面の声をより明瞭に受け止めることができるようになる創造的な時期になる可能性もあります。

 

 

自分のプログレスと比較して時期をたどると、学生時代まではなにも考えず敷かれたレールをただ歩いていただけでピンとこないことも結構多いです。

結果として成就の時期でもあるフルムーン期には、清算することしかなかったのでは?というくらいしんどい時期でした不安

プログレス以外の要素として、トランジット冥王星のハード祭りと、サターンリターンも重なっていたということもありましたので、仕方ないかなとも思うのですがw

 

このようなサイクルを知っておくだけで、冷静さと長期的視野を持つことにもつながるので、自然と行動に計画性がでてくるかもしれません。

私は固定宮・土・水が少なく、目先のことにすぐ囚われてしまいますし、自分で計画立てたとしても、すぐ変更したり飽きて忘れたりしてしまうのですがww

宇宙規模での揺るぎないサイクルにゆだねることで、迷子になりにくくなれば良いなと思います泣き笑い