先週の日曜日には、地元の仲間と知多半島に行った。途中でリニア館にも寄ったが、基本的にもうその時点でビールやウイスキーで酔っ払っていて、どこで何をしたのかほとんど記憶がない。

移動のバスのなかではずっとトランプをしていて、鼻血が出るくらいに負けた。そして、夜は地元に帰ってきてからまた飲みに行った。

そんな日帰りの旅行だったので月曜日はクタクタだったが普通に出勤した。部下が多数、休みを取っていたので仕方がなかった。とにかく疲れていて、ずっと「早く帰りたい。」と思っていた。

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火曜日も飲み会があった。8月のイベントの打ち上げだった。開催通知を受け取ったときには「今頃かよ。」とため息が出た。飲み会ばかりでつらいが12月というのはそういう月なのだと思う。そして、俺は毎回毎回、律儀に重い2日酔いになる。理由はもちろん、飲み過ぎだ。

睡眠についての本を読むと、どうも体が寝ているときは脳が起きていて、脳が起きているときは体が眠っているらしい。酒を飲み過ぎた夜には、体を休ませようとするのか、夢を見ることが多い。

最近は夢のなかで中学校レベルの図形の問題を解いている。任意のある角度があって、その倍の角度を定規とコンパスだけを使って作図するとかそんな問題だ。いったい、俺の頭のなかのどんな部分がこんな問題を考えつくのだろう?

結構、本気になって夢のなかで考える。2時間くらいうつらうつらしながら考えて、解けたときにはもう朝だったりする。そして、そんな知識は実生活では1ミリも役に立たない。

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2次会で行った飲み屋のお姉さんからメールが届く。「記憶はないだろうけれど、クリスマス・イブの日は、お店が暇だろうから来てくれるって言ってましたよ。」なんてことが書いてある。

とりあえず、「えー。」と返事を書く。俺は今年のクリスマス・イブも本当に暇なのだろうかと思いながら、カレンダーを見る。今年のイブは3連休のど真ん中。正直、飲みに行くのもめんどくせえ。職場の屋上から大声で「えーっ!」と叫びたいような気分になった。

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WOWOWのドラマ「空飛ぶタイヤ」を全話見た。
 
 
最後まで見たのは、まあまあ面白かったからだが、今まで見てきた池井戸潤原作のドラマのなかでは一番つまらなかった。

主人公の仲村トオルは、運送会社の2代目社長をうまく演じていた。いい味を出していて、2代目社長っぽかった。いい俳優だなあ、と思いながら見た。
しかし、エリート銀行マンと週刊誌記者役の俳優はリアリティが全くなかった。あそこまで暗くてのろまなエリート銀行マンがいるわけないだろ。俺が上司なら早々に切る。彼に2000億円の融資を任せた専務までアホに見えてきた。週刊誌記者も原作は男なのをわざわざ女に代えたのに、スクープをあげるほどの力量を全く感じない。責任感も希薄な印象を受ける。根暗のエリート銀行マンとバーのカウンターでカクテルを飲んでただけなんじゃないかと思った。そんなシーンばっかだったし。重要な役回りだっただけに、そこが特に残念だった。

原作は読んでいたが、こうしてドラマの形で映像で見るとますます三菱自動車の傲慢な体質がわかる。近年になって燃費偽装も明らかになったが、国や社会に対して、自社の利益につながるように調査や検査の数字を変えて、それを隠蔽することは三菱自動車のDNAなのではと思うほどだ。

まあ確かに。俺が三菱の車が好きで乗っているのも、大多数のユーザーの便利さよりも、車のことを追求する姿が、魅力的に見えたということもある。しかし、傲慢でもいいが、正直であってほしかった。

これほどの事故を起こした後も、相変わらずだった会社の体質に、ユーザーとしてがっかりもしたし、こういう大会社はまだまだあるんだろうなあ、という気もした。

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二ノ宮知子のマンガ「87CLOCKERS」(ヤングジャンプ・コミックス)を全9巻読み終わった。
 
 
のだめカンタービレはオーケストラが舞台だったが、今度はパソコンのオーバークロックが舞台。ただ主人公は、のだめと通じる音大生で、彼の武器は耳のよさだ。

CPUに規定以上のパフォーマンスを発揮させると加熱してパソコンが落ちてしまう。最悪の場合には燃え出す。それを防ぐために扇風機や空冷ダクトを装備して冷やすが、頂上決戦の時にはCPUに液体窒素をかけてしまう。ただ、冷やしすぎるとCPUが止まってしまうので、CPUが耐えられるギリギリの温度まで冷やす。さらに、冷やせば冷やすほど、電圧を高くする必要があるのだそう。どこまでの冷却にCPUが耐えられるのか、そのときにどれだけの電圧が必要なのかは、CPUの個性次第で、1つ1つチェックしてみるしかない。

こんな世界があるのかと思いながら読んだ。この作者でなければ、この世界をエンターテイメントにまでできなかっただろう。

まあ正直に言わせてもらうと、彼らがいったい何をしているのかいまひとつ理解ができない。が、なんだか面白く楽しそうなことをしている雰囲気はよくわかる。秋葉原という街の奥深さも初めて理解することができた。コンピューターの世界の先端がどうなっているのか、どんな人たちが何をしているのかを知る意味でもいいマンガだと思った。
29日に半日の休みを取った。朝、NHKの情報番組を見ていたら、ステーキの焼き方を特集していた。

本当に、こんなにうまく焼けるのだろうか?その日から3日連続で夜はステーキを焼いて食べた。少しはましになったけれど、まだまだという感じだ。焼いている間に、暇なのでとりあえずビールを飲む。ステーキを焼きながらビールを飲むっていうのは、俺には相当、幸せな時間だ。

その昔、付き合っていた女の子が、「牛肉は乳臭いから嫌い。」と言っていたのを思い出す。NHKの焼き方では、溶かしたバターの上澄みで焼く。残ったバターはもったいないので、ソースを作るときに混ぜてしまう。だからできあがったステーキはマジで乳臭い。でも、その匂いを、俺は結構、気に入っている。ステーキと赤ワインがあれば、俺はなんでも許してしまう。

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そろそろ免許証の書き換えの時期だ。
姉が「免許証を取るときに、写真はちゃんと写真館で撮ってね。」と言う。
「どうして?」
「遺影として使えるでしょ。」
「…。」
一度死にかけると本当にめんどくさい。

それで、土曜日に写真館に写真を撮りに行った。
「背筋を伸ばしてくださいね。笑ってみてください。顔が右側に斜めになってます。」
本当にめんどくさい。笑顔の作り方なんかもうほとんど忘れていた。

その後、写真を選ぶと、カメラマンがコンピューターで修正をしてくれる。
ひげそり後もきれいになっていく。
肌も白く、若々しくなる。
髪の毛は増えはしない。

それで、立派な写真が手に入った。
写真館の人が写真をCDに焼いてくれる。
「このCDを持ってくれば、いつでも遺影にできますよ。」
ほお。これが俺の遺影にあるのか。なんだか感慨深いものがある。

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ところで、俺は明日の朝から地元の仲間と旅行に行く。日帰りの旅行だ。

バスに乗ってから、おそらくずーっとビールを飲みながらトランプをしているような気がする。
まあ、中年のおっさん達の旅行なんてそんなものなんだと思う。

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アメリカのドラマ「弁護士ビリー・マクブライド」を全て見た。

人生に飽きた弁護士が、嫌々ながら引き受けた案件が、きな臭い案件だった。
全く乗り気ではなかったものの、敵の巨大さを知るにつれてかえって反骨心が沸き上がり、この案件に全力で取り組むことになる。

アマゾンではとても評価が高いドラマだが、俺にはこの弁護士たちの真剣さが今ひとつ感じられず、見終わった後も「この程度の仕事で大金が手に入るなんて、アメリカの裁判っておかしいよな」としか思えなかった。

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平松伸二のマンガ「ブラック・エンジェルズ」(ジャンプ・コミックス)を全20巻読み終わった。

最初は、悪い奴らへの個人的な私的制裁がメインだったが、途中から仲間も増え、対抗組織との闘いに移行する。最後には地震で壊滅した関東で、超能力での争いになる。この壊滅した関東での争いはどこか「北斗の拳」に雰囲気が似ている。

至近距離から撃たれたバズーカを、素手で受け止めて放り返すシーンや、念じただけで嵐を起こすシーンなどでは、読みながらさすが少年マンガだと思ったが、途方もない話しであるものの、なかなか面白く、つい最後まで読んでしまった。
 
 

***おまけ***

NHKで紹介していたステーキの焼き方は、概ね、こんな感じだった。若干、オリジナルあり。

1 赤身が多くて、脂身(さし)の少ない肉を選ぶ。
2 肉は冷蔵庫で保管した後、室温まで戻さなくても大丈夫。そのまま料理すればいい。
3 さしの部分にはスジが走っているので、裁縫ばさみでスジを切る。俺は超めんどくさいので、キッチンばさみでジョキジョキ切る。
4 バターの塊をカップに入れて、2分ほど電子レンジに入れる。
5 そろそろビールを飲み出す。
6 バターを取り出すと、上澄みの黄色い油と、下に沈んだ白い固形物とに分離している。
7 フライパンを温め、上澄みの黄色い油を温める。
8 肉を入れて片面だけ焼く。
9 やることがないので、ビールでも飲む。
10 片面がしっかり焼けたと思ったら(このタイミングがよくわからないんだよなあ。)、ひっくり返す。そして火を止める。
11 油の弾ける音が消えてきたらできあがり。皿に移す。
12 フライパンは洗わずに、赤ワインを少し入れ、それから使わなかったバターを入れて、ついでにビールも少々入れて、肉汁をこそげ落としながら強火で煮込む。
13 「これでソースができたってことにしちゃえ。」と言いながら、フライパンの中身を皿の肉の上にかける。
14 まあまあうまいステーキのできあがり。イマイチだと思ったら、ビールの量を増やしてみると、だんだんと気にならなくなってくるから不思議だ。 
そろそろ気象予報士試験の勉強にも本腰を入れていい頃だ。来週末は、地元の仲間と旅行に行くので、今週末はかなり真剣に勉強をしようと、休みが来るまでは思っていた。

ところが、昨日の土曜日はほとんど勉強せずに、ダラダラと1日を無駄に過ごしてしまった。「よし、明日からだ。」

その日曜日の今日は、朝から体が絶不調。アルコールも飲んでいないのに二日酔いの症状で、おまけに体中の関節が痛い。熱を測ったら37度くらいだったから、大した熱ではなかったけれど。

ずっと寝ていた。当然、勉強はできない。今日の夜は、ソフトボールの優勝祝賀会。すごく行きたいのだが、行けないかもしれない。健康って大事だなって、病気になると思う。

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そう言えば、最近の食生活はひどいものだった。

最近、堅焼きせんべいをよく食べる。その昔、中学の授業中に、理科の先生が「ダイエットをすると言って、ご飯を食べない人が、せんべいを食べていたりする。せんべいは、餅米を練って餅にして、それをさらに焼いたものだからカロリーが高い。だから、ご飯を食べずにせんべいを食べていたら、太ってしまう。」という話しをした。

なるほどなあ、なんて当時は思っていたのだけれど。最近の俺の食生活って、まさしくその「ご飯を食べずにせんべいを食べる」っていう生活だった。考えてみたら、毎晩残業続きの頃も、毎日、亀田製菓の「柿の種」なんか食べていて、あれはさらに、高カロリーのピーナッツまで入っているのだから、健康に悪いわけだよ、なんて思った。

中学時代の印象深い実験のひとつに、ピーナッツを燃やすというのがあった。実際にピーナッツに火をつけて燃やしてみるとよく燃える。

掘り下げると、俺はいろいろと知っている。その割りに、生活に結びついていない。

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そういえば、今週は牡蛎もすごく食べた。

牡蛎の季節ということもあって、生食用の牡蛎をしょっちゅう買ってきては、軽くザルで水洗いをして、ポン酢などで食べる。だいたい、一袋に12個くらい入っている。俺はオイスターバーに行ったときなどでも、牡蛎はダースで食う。スーパーで生食用の牡蛎を買うと500円くらいで一袋が買えてしまう。

「スーパーで買う分には安いからいいや。」ときどき2袋、食べてしまう。牡蛎と白ワインは最強の組み合わせだ。「なんでこんなにうまいのかなあ。」

最近は血圧も高止まりでなかなか下がってこない。きっと健康に悪い食生活なんだとは思っていた。でも、うまいからどうでもいいや、とも思っていた。

その結果が、今日の体調。ますます具合が悪くなってきた。もう早く寝たい。

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今週は雪がかなり降った。地元で11月にこんなに降ったのは過去100年で初めてなのだという。なんでそんな年に、俺は責任者だったりするのかなあ?その日は、あちこちで事故があって、俺はいろいろと飛び回っていた。

まあ、いろいろあって疲れた。これから大量の後処理も控えていて、随分とめんどくさい。
俺を今年度の4月に異動させなかった上司と話す。
上司「またですか。」
俺「ええ。」
短い会話だったが、感情はたっぷりと交換し合った感じがした。

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俺の家に、俺は今、一人で住んでいる。そして、布団が20枚以上ある。どう考えても、そんなに必要ではない。

母は、親戚が泊まりに来ると、新しい布団をすぐに買っていた。でも、前の布団も取っておく。そうこうして、俺の家には大量の布団が蓄積されている。

勤労感謝の日に、姉が手伝ってくれて、布団を捨てに行く。一応4組くらいは残して、あとは捨てることにした。

ウレタン製のマットレスだけは、燃やさずに埋め立て処理場まで運ばなければならない。トータルで5回もゴミ処理場を行き来した。

なかには未使用の毛布もあった。「もったいない。」と確かに思う。母が見たら激怒するだろう。でも、仕方がない。必要がないんだから。

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インドネシアのアクション映画「ザ・レイド」を見た。
 

20名ほどのエリート警察官が、30階建ての犯罪の巣窟に突入する。目指すは大ボス。しかし、途中で住民が警官の突入を通報する。警察を倒した者には家賃を無料にすると、大ボスからアナウンスがされる。

手に武器を持った多くの住民が警察に迫る。久しぶりに強烈なアクションを見た。敵も変わり者が多い。銃で殺せるのに、素手で闘って殺すことを選択する者もいる。

銃撃戦も強烈。途中で、全滅を覚悟した。まあ、普通なら全滅するだろう。
すごい映画で、それもインドネシア映画であることに驚いた。
俺の家には、浴室が2つある。そのうち1つは深夜電気温水器で水を温める仕組みになっている。今年1年全く使わなかった。古い浴室なので、何か怪しげな昆虫がいそうで使うのが嫌だったからだ。

もう冬が近づいてきたことだし、虫もいないだろうと浴室のドアを開けてみた。特に何もなかった。使っていないので、カビも生えておらず、今使っている浴槽よりもかえって清潔な感じがするほどだった。

深夜電気温水器はウッドデッキに置いてある。俺がウッドデッキに出るたびに、ものすごい音を立てて、ネコが逃げていく。丸々と太っていて、どこかの飼い猫か、餌を与える誰かがいるんだと思う。

あいつはいつもどこにいるんだろうと思った。深夜温水器の配管を見ると、まわりに貼ってあるテープがところどころ破れている。あのやろう、深夜電気温水器の上にいたのか。

実際に上ったことはないので、どうだか知らないけれど、イメージ的になんだか温かそうな気がする。配管をむき出しにされては凍結などの被害が出る。ネコに家を破壊されないように、深夜電気温水器の下に、フマキラーの「猫まわれ右 びっくりスプレー」をセットしてみた。

この「猫まわれ右 びっくりスプレー」はあまりにも感度がよく、目の前の葉が揺れただけでも反応してしまい、缶の中身がすぐになくなる。以前、庭のネコのトイレらしいところに仕掛けてみたが、すぐに中身がなくなってしまった。もう少し感度が低くてもいいのになあ、というのが正直なところだ。

効果があるのかないのかわからないけれど、何もしないわけにもいかないので仕方がない。ネコは飼っていなくても、金がかかる。

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金曜日に飲みに行った。最近、忙しくてなかなか飲みにも行けなかった。

ボージョレ村のワインが解禁になったのでワインセラーを持っている店に飲みに行く。「7時30分には開けます。」という店の人からのメールを頼りに、俺はしつけの行き届いた犬のように、店の前で待っていた。普段は7時に開くのに、どうして今日は7時30分からなのだろう?ああ、同伴なのか、と思った。

ビールを3杯飲んで、ジャガイモ3個分のフライドポテトとハンバーガーを食べていたので、何も食べたくなかったし、飲みたくなかった。それでほかの店で時間つぶしというわけにはいかなかった。あとはワインだけ飲んで帰るつもりだった。

さっそく、新酒を飲む。なんだか薄っぺらい味だった。ワインの新酒なんてこんなものだろうと思う。ママが、知り合いの醸造家から譲ってもらったというワインの原酒も飲ませてくれる。どこかセメダインの香りがする、酸味の強い味がした。

店の女の子が同伴で出勤してきた相手は俺の地元の友達だった。その友達と一緒に、ついついワインを3本も開けてしまい、11時過ぎまで飲んでいた。友達は、先に別の店に出かけていった。

俺もあとから行こうかと思ったけれど、店を出た瞬間に、意外と酔っていることを自覚したので、タクシーに乗って帰った。はしごせずに帰ってくるなんて、俺もようやく大人の階段を上りだしたような気がした。

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母が亡くなったときに、いろいろと励ましてくれたおばさんが亡くなった。
9月のお祭りのときに、おばさんの家の前で会った。そのときは元気だった。
亡くなったと聞いて、仕事帰りにおばさんの家に寄った。1か月ほど入院をしていたそうだが、知らなかった。膵臓ガンだったらしい。わかったときにはもう手遅れだった。

仕事で葬儀には出られなかった。姉が俺の分も行ってきてくれた。葬儀場はいっぱいで、普通のイスではなく丸いすまで使ったほどだったと聞いた。みんなから愛された、いいおばさんだった。

仕事帰りにおばさんの家に寄ったとき、おばさんによく似たおばさんのお姉さんから「本当に御世話になりました」と頭を下げられたので、「俺は御世話なんかしてません。してもらっただけで。」と頭を下げた。俺は恩返しもできなかった。涙が出てきて、止まらなかった。

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地元に天皇陛下が来られた。陛下が通られる沿道には、2時間も前から出迎えの人でいっぱいだった。仕事の関係で、沿道を何度か通ったけれど、年配の人たちが警察の指示に従って、立って待っているのを見ていると、なんだか気の毒な気がした。

陛下が来られた3日間はずっと天気がよかった。俺は出迎えに行けなかったけれど、その様子は断片的に聞いた。

出迎えの人たちをまとめる警察は、実際に陛下の乗った車が来る瞬間には、隠れるのだそうだ。だからどうというわけではないけれど、警察の人だって、間近を通るんだから見たいだろうになあ、ということを思った。

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「ミスター・ロボット」のシーズン2を見終わった。
評価はシーズン1が高くて、シーズン2は低い。でも、僕はシーズン2の方がずっと楽しめた。

エリオットと仲間達が、銀行やクレジット会社のデータをハッキングして、予備のデータもすべて破壊した。シーズン2ではその後の世界が描かれている。

銀行の口座にいくら預金しているかがわからなくなったら、そして誰にいくら貸しているのかもわからなくなったら、世の中は混乱するだろう。しかし、それは幸せなのか?

主人公は精神疾患で、何が現実でどこからが虚構かも理解ができていない。ドラマを見ている僕たちもどこから虚構なのかがわからない。何が真実なのかも、何を主人公がしでかしたのか、そして何をするのかもわかっていない。
FBIの捜査網は狭まり、追い詰められて殺される人も、殺してしまう人もいる。

本当にたまらんなあ、と思いながら見た。シーズン3を早く見たいと思っている。
今週は、ソフトボールの試合が1試合あった。最後のトーナメント戦だった。トーナメント戦だから負ければそれでおしまい。今シーズンも本当に終了する。試合前日には仕事も忙しいのに、バッティングセンターに行って60球くらい打った。

試合当日の夜はすごく寒かった。僕はチームが3点差で負けているときに代打で出された。2死満塁だった。すごく打ちたかった。

相手のピッチャーは球が速いがコントロールがよくなかった。僕は大人になってからバッティングセンターでバッティングを磨いたので、実は速い球はそれほど脅威ではない。でも、バッティングセンター育ちは、選球眼がまるでない。打てる球は全部振ってしまう。だから、俺は三振はあってもフォアボールはない。ピッチャーに好まれる2流の打者だ。

バッターボックスに立って、相手のピッチャーを観察した。かなりのイケメンで、フォームもきれいだ。ボールを投げる手を、投げる直前まで隠している。ファーストストライクは力一杯振ったが、かすりもしなかった。

「落ちる球だ。」頭のなかでよく考える。落ちる球は見逃せばボールになる可能性が高い。でも、僕は落ちる球を打ったことがないし、打てる範囲内にボールが来ると体が打ちにいってしまう。

「考えても無駄だから、今まで通り、打てそうだったら振っちゃおう。」と思った。そして、速さは俺は平気なレベルだった。

2球目は俺には絶好球に見えた。バットをコンパクトに振ること。球は体の前の方で捉えること。意識としては、球を押し出すようにバットを振ること。それだけを確認して、バットを振った。

ショート・ゴロだった。1塁に向って走っているときに、情けなさで涙が出そうだった。3塁にトスをされれば終わる。ところが、どういうわけかショートはバックホームをして、それが暴投になった。余裕で1塁に達した。

1塁上で、ベースカバーに入っていた若いイケメンの2塁手が「よく、あのボールを打てましたね。」とお世辞を言ってくれた。
「へなちょこな打球だったけどね。」
「なかなかすごいですよ。」
ヘタな選手だと見抜いたのだと思う。「相変わらず、素人臭さを発散させているんだろうなあ、俺は。」という気がした。

それから後続が続いた。同点になり、僕は3塁まで行った。コーチが「リードを大きく取れ。」と言うので大きく取った。

そしたら、ピッチャーが暴投をして、キャッチャーが後ろに球をそらした。ボールを拾いに走る。一瞬迷った。
3塁コーチが「Go!」と言うので飛び出した。ベンチから「戻れ!」と声が上がる。慌てて戻ろうとした。

最後は3塁にヘッドスライディング。追いタッチの気がしたけど、アウトになってしまった。それで攻撃はストップ。逆転の芽を俺が摘んでしまった。バッターが4番打者だったことで、ますます申し訳ない気持ちでいっぱいになった。一瞬、迷った瞬間に戻るべきだった。

3塁にヘッドスライディングをしたとき、右手の薬指を突き指した。薬指だけ内出血で黒く色が変わっている。なかなか曲げづらいし、曲げると痛い。でもまあ、こういう痛みは、俺が経験していなかっただけで、野球をしている人たちには付きものの傷みなのだろうと思う。

結局、試合は負けてしまった。その日の夜の飲み会で、俺が三本間に挟まれたときのことが話題になった。

「ホームでピッチャーがキャッチャーからボールを受けて、振り向きざまにタッチに行ったんだ。でもそのときにはランナーは3塁めがけて走っていて、誰もいないことに気がついたときのピッチャーの顔がおかしくて。あれっ?って顔をしててさあ。」

飲み会ではだいたいいつもみんな笑っている。俺もつい笑ってしまった。最後はいつも楽しかった思い出になる。

帰り道を一人で歩きながら「今年のシーズンが終わったんだな。」という気持ちになった。
今年は、僕は結構まじめに試合に行った。ほとんど代打だったけれど、少しソフトボールが上手になった気がした。はじめはキャッチボールのときでさえ、力を入れて投げられなかった。どこに飛んでいくか不安だったからだ。だんだんと慣れてきた。未だにフライを取るのは苦手だけど、今はソフトボールが楽しい。もっと頑張りたいと思った。

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それから、2日ほどして、今度は試合でセカンドの審判をすることになった。もちろん、ラインを引いたり、ベースを設置したりして球場作りもする。

審判するチームの片方は、先日の試合で僕たちのチームに勝ったチームだった。

先日よりは暖かだったけれど、それでも寒かった。2塁の後方に立っていると、だんだんと震えてきた。球場作りの最中には汗が出てきて、ちょっと厚着だったかな?何て思ったけれど、少ないくらいだった。ときどき足踏みをして体を温めた。

それぞれのチームをセカンドの位置から見られるというのは、なかなかいい経験だった。いい試合だったし。

試合は、最終回までもつれた。最終回は2アウト満塁。俺がこっそり応援しているチームが2点差で負けていた。

そこから、打者がフォアボールを選んで1点差に。「あの場面で2ストライクまで追い込まれてから、ボールを選べるか?」自問した。俺には決してできない技だ。

最後の打者は、先日俺に「よく、あのボールを打てましたね。」とお世辞を言ってくれた
イケメンだった。
彼もさすがに緊張していた。そして2ストライクまで追い込まれた。その後のボールをスイング。ボールはショートの後ろに落ちて、さよならヒットになった。すごい試合で体が震えた。一応、審判だったので無表情を装っていたけれど、感動した。

夜間ソフトを始めた頃、観客も一人もいないのに、どうしてみんな真剣にやっているんだろうと思っていた。でも、この緊張感がたまらない。みんな楽しんでいるんだということがだんだんとわかってきた。審判をしていても楽しい。「いいなあ、こういうの。」と思った。

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小倉義光の「一般気象学」(東京大学出版会)を眺め終わった。
読み終わったとはとても言えない。3割くらいしか理解できなかった。

印象深かったのは「有名な物理学者ホーキングによると、数式が1つ増えるごとに本の売れ行きは半減するという法則があるそうだ」という文章と、エルニーニョとラニーニャの説明くらいだった。ほかはあまりピンとこなかった。こなかった理由は俺の理解力が低いせいだということくらいは俺も自覚している。

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TBSの「ルーズヴェルト・ゲーム」というドラマを見た。ある精密機械メーカーが、競合他社と争うドラマだ。野球ドラマでもある。

弁護士が監修に入っているので、法的にはきっと正しいドラマなんだと思う。しかし、既に半沢直樹を見ている俺には「訴えられたという風評被害を防ぐためだけなら、反訴すればいい」ことを知っている。結論的に100%勝つならなおさらだ。しかし、この会社は動かない。何をやっているんだ?という気になる。

抑えのピッチャーを、投げる直前までベンチに座らせておく野球部のアホさ加減にも頭に来る。なぜ、ブルペンで肩を作らせておかないんだ!元ジャイアンツの鹿取まで出ているのに、野球の監修はしなかったのだろうか?

ブルペンで1球も投げず、マウンドに上がってからいきなりバッターに投げた球が153キロなんてあり得ない。

最初は左打者のアウトサイドにカーブ。2球目は胸元にストレート。監督の指示通りに投げたら、バッターを打ち取れました。なんて、話になっているけれど、そんなに都合よくストライクゾーンのなかで、対角線に緩急を投げ分けられるものか。そんなピッチャーがいたら大投手になっているはずだ。

峰竜太のメインバンク支店長をはじめとして、アンジャッシュの児島が営業部長。説得力のないキャスティングも「なんだかなあ。」という感じがした。もう少し、それらしい役者はいなかったのか?感動もするけれど、見ていてイライラすることが多くて疲れる。半沢直樹ほど話題にならなかったわけだよなあ、と思う。

でも、野球のドラマに飢えていたので、つい最後まで見てしまった。最後まで見たら、本当に感動した。描写がいい加減なところが多々目に付いたし、キャスティングについては最後まで「こいつが部長なんてあり得ない。」という人もいたけれど、それでも感動した。

精密機械工業の会社経営には、想像力と開発力がいかに重要なのかがよくわかった。自前の野球部を持っているような会社も、内実は苦しいことがあるのだということも、よくわかった。

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「ミスター・ロボット」の主演者がエミー賞を受賞したことを、ネットのニュースで知った。僕は既にファーストシーズンを見たはずだったのだが、本当にきれいに忘れている。

それで、改めて見始めた。「このあと、こうなるんだよな。」見始めると少しずつ思い出す。暗いドラマだ。彼の友達だっただけで殺されてしまう女の子もいる。

主人公の行動や性格に感心することはほとんどないが、それでもハッキングの技術というのはすごいなと思う。何をどう勉強すれば、あんな技術が身につくのだろうか?特に勉強する気も起きないけれど、どうやって身につけたのか、そのあたりは知りたい気もする。まさかハッキングの教科書なんか売られていないだろうから。

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「SUITS」のシーズン4を見終わった。
もうどうでもいいドラマになった。ハーヴィー以外に興味なし。俺が嫌いなタイプの女の恋愛事情なんかどうだっていい。続きを見るのかどうかもわからない。
いろいろな理由があって、勤務中に7キロ近く歩くことになった。天気もよかったし、景色もきれいだったし、確かに歩いた方がいろんな問題が見つかりやすいけれど。

何も準備していなかったので、俺だけ通勤用の革靴だった。まあ、どうでもいいけど、いろんなことがある。

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俺の職場の席は苦情の窓口ということもあって、かなりつらい席だといわれている。通常は2年だが、俺は今年4年目を迎えている。ひどい話しだ。

来年度はどこにいきたいのか人事が聞いてきたので「暇なところ」と即答した。提出物にも暇そうなところを羅列しておいた。

気象予報士の勉強はもちろんだが、英語も法律もやり直したい。まずは時間を確保したい。理想は勤務時間にも勉強ができること。そんなところはないのかなあ?学者になればよかった。

都会も希望した。夜間の料理学校に行って料理も学びたいからだ。

人事のことで上司に呼ばれて「こんなところで本当にいいのか?」と聞かれたので、「いいです。」と答えた。どうせ希望通りにする気もないのになあ、なんて思った。

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金曜日の夜、あるおばさんと話しをした。かつて彼女の息子さんがうちの会社を受け、筆記試験に受かったのだという。そして、コネを使って、面接を突破しようとしたらしい。

「ところがね、うちの息子は面接の時に『俺はネクタイを締めて、犬のように、上司の言いなりになって働くなんて嫌だ。ハンコを押すだけの毎日なんて、耐えられない。』って言っちゃったの。」と言う。「それでコネを使ってもダメだったみたい。」
「マジですか…。」

面接試験は、その人の本質がどれだけ優れているかを見るという意味だけではなく、その前提として、どれだけ常識的な態度や礼儀をマスターできているかも見られる試験なのだと教えてあげればよかったと思った。

でも、その息子さんも今では僧侶になって、きれいな奥さんと幸せに暮らしているということなので、俺の助言を聞かなくて大正解だったと思う。何が幸せかは、わからないものだ。

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池谷理香子の「シックス・ハーフ」(りぼんマスコットコミックス)を11巻まで全巻読んだ。

主人公は記憶喪失の女子高校生。父親が亡くなり、母は失踪。兄姉3人で暮らしている。記憶がなくなる前は、毎日、遊び歩いていて父親の死にも会えなかった。記憶喪失後の主人公は、そんなかつての自分が嫌いでならない。妹は記憶が戻っても戻らなくても主人公のことが大嫌い。母親代わりに育ててくれた兄はいつでも優しい。

この漫画の主人公は、精神的に強く、そしてかわいい。そういう設定になっている。

俺は数ある少女漫画のうち2割くらいしか読み進められない。大体、1巻かその途中で読むのをやめてしまう。主な理由は、主人公の女の子が恋に落ちる男が見た目がいいだけのバカだからだ。ほかにも理由はいろいろある。数ある少年漫画も4割くらいしか読み進められないから少女漫画だからってこともないような気もするけれど。

この漫画は面白かった。主人公が芸能界にデビューしたら、天才的な演技ができて視聴率は急上昇!なんてご都合主義もあちこちにあったけれど、それでもよかった。

最後は感動して泣けた。最後の巻にいろんなネタバレが載っていたけれど、俺はとうとう最後まで、何がシックス・ハーフなのか(直訳すれば6.5ってことか?)意味が分からなかった。

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海外ドラマの「スーツ」のシーズン4は相変わらず見ているが、最近はルイスが弁護活動をきちんとしていない気がして、見る意欲が湧かない。

それから、マイクの恋人であるレイチェルのよさもさっぱりわからなくて、それも見ていてつらい。基本的に、俺の女を見る目がへなちょこだからだろう。それは自覚している。

弁護士のハーヴィーが悪徳検事に「俺のことが必要になったら電話しろ。一応、カードを渡しておく」と言って渡したカードが、モノポリーの「刑務所から釈放カード」だったのには笑ったけど。

それで、最近は「ホワイト・カラー」のシーズン1を見始めた。

有能な詐欺師が刑務所から釈放され、FBIの捜査を手助けする。毎回、ちょっとぬるいFBIの活躍が見られる。でも、捜査に対する真剣さが今ひとつ伝わらず、俺にはいまひとつピンとこない。
 

***おまけ***

(注意)ここから先は、ミスチルファンは読んではいけません。きっと頭にきちゃうと思うから。そうでない人も自己責任で読むように(多少、毒あり。)。

NHKの朝のドラマで、ミスチルが歌っている。その歌をいろんなところで、ときどき耳にする。同僚と話しをした。

「あの歌って、最後に何て歌ってるの?『道はもうそこにある?』」
「『虹はもうそこにある』じゃないですか?」
「虹?たどり着いたら虹があったってこと?」

虹がそんなにすごい現象だと思っていないので、今ひとつぴんとこない。虹は背中側に太陽があって、目の前に雨が降っていれば見られる。要は目の前の水滴が太陽光を反射すればいいので、背中側に太陽があるときに、滝を見に行ったり、もっといえば目の前でホースから水を噴き出させれば虹のようなものは見ることができる。

太陽光は7色の可視光線や、紫外線や赤外線等々からできている。水滴を通すと、2度の屈折と1回の反射で、光が分解されて、可視光線部分は7色に分かれる。降るのが水滴である必要があるので、雪では見られないし、光が不可欠なので、夜も見られない。でも、単純な話しなので雨がよく降る梅雨時や、秋霖の時期にはよくある現象だ。

ミスチルの曲は「ヒカリノアトリエ」というらしい。歌詞がよく聞き取れないので改めて、歌詞を見てみる。今はネットがあるから簡単だ。でも、オリジナルの歌詞は載せない。あんまり詳しくないけど、きっと著作権とかで問題がありそうだから。

途中で『例えば100万回のうちにたった一度ある奇跡』という歌詞がある。100万回の「回」の意味が不明だが、空を見上げた回数を言ってるのだろうか?仮に「回」を「日」に換えると2740年もかかってしまうので、それはない。「回」を「時間」に換えても114年もかかる。普通、虹は小学生でも見たことはあるので、そんなにすごい奇跡ではない。「回」を「分」に換えると約2年で、少しはリアリティがある。ただし、夜も冬も見上げることが前提だ。

というわけで、科学の目から歌詞を少し添削してみた。コーラスも追加した。

(添削後)
雨上がりの空に
七色の虹がかかる。

そんなの単純じゃない?って
そこの小学生でも
それくらい分かっている

例えば梅雨の晴れ間に
よく見られる現象
下を向いてばかりいたら
見逃してしまうだろう(コーラス:そりゃそうだ!)

さあ、空にかかる虹を今日も信じ
歩き続けよう

優しすぎる嘘で涙を拭いたら
虹があるかは天気次第
常識的に主観じゃ決まらない(コーラス:そりゃそうだ!)
久しぶりに、病院の外来に行った。血圧を測るように言われたので、測ってみたらちょっとびっくりするくらいの高血圧だった。おまけにすごく太っていた。ざっと半年に6キロ。
 
「家に、血圧計はありますか?」
「あります。」
 
毎日、朝晩、血圧を測って記録するように言われた。体重も記録しなければならない。超めんどくさい。
 
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ダイエットの本を何冊か眺めてみた。それから、テレビ番組もなんとなく見た。
それで俺が考えたのは、やせるのは基本的には食い物ではなく、運動に主眼があるべきだということだった。
 
もちろん、ラーメンなどは減らすべきだが、体を動かした方が健康的なやせ方ができる。高校球児があれだけ食べても太らないのは、体を動かしているからだ。
 
それでどんな運動をしようかと思った。またジムに行くことも考えたけれど、俺は掃除をすることにした。家も随分と汚くなっているし、ちょうどいいや、と。
 
それで、掃除を始めたかというとそうでもない。今週は、とりあえず、掃除をしようという目標を立てただけで、挫折した。
 
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気象予報士の人の書いた本を眺めていたら、「学科の専門試験では1点に泣く人がとても多い」ということが書かれていた。俺もその一人だ。
 
作者もそうだったらしい。克服をするには「過去問も選択肢に頼らずに解答できるようになるまで、勉強する」必要があるらしい。
 
「ふーん。」とは思ったけれど、俺は目に見える成果がないとなかなかモチベーションが湧かないので、俺向きじゃないな、とも思った。なかなか未だにやる気が湧かない。
 
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週末に、高校時代の大きな同窓会があった。俺は出席しなかった。
仕事上での利害関係のある人と会うのが煩わしかったのと、前回の飲み会で多少の暴言を吐いてきたので、またそういう人たちと会うのが面倒だったからだ。
 
夜になって、普段は東京で暮らしている高校時代の友達から連絡が来た。正確には、昼にメッセージが入っていたのだけど、俺は気づいていなかった。
 
彼は同窓会に出席したということだった。100人以上が集まったということだが、その一方で、もう死んでしまった同級生や、死んでしまった先生がいるということだった。確かに、もう会うのが最後の友人というのもいるんだろうなあ、と思った。やっぱり行くべきだったんだなあ。
 
それでも、心のどこかでは、めんどくせえなあ、という思いも強かった。
 
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その友人とは日曜日に会った。海外にもよく行っていることはフェイス・ブックで知っていたし、彼の娘達も劇団員や歌手として活躍していることも知っていた。
 
待ち合わせたのは、田舎の駅だった。タクシーの運転手があくびをしている。駅の前にあるスーパーは日曜日だから休みだ。日曜日に休むスーパーなんて、都会の人には考えられないだろう。
 
そんな駅前に、彼が運転する場違い感満載の赤いBMWが駐まっていた。彼の妹夫婦が経営する和食のお店に行き、いっしょに昼食を食べた。
 
それから、高速に乗り、中津川インターチェンジを経て、木曽の馬籠に行った。馬籠に来るのも久しぶりだ。着々と観光地化しているように思う。妻籠方面に向って石畳を歩いた。
いい天気だった。坂の上までたどり着くと、今度は坂の下に向って歩く。汗をかいたので、アイスコーヒーを飲んだ。
 
アイスコーヒーを飲んでいるときに、昨日の同窓会の集合写真を見せてもらった。見事におっさんとおばさんの記念写真で、そんなに見たいような写真ではなかった。俺もこの集団のなかに入っていたのかと思う。いなくてよかったとも思ったし、いるべきだったとも思った。
 
友人は今夜は両親と食事をして、明日、また東京に帰るのだという。家まで送ってもらって、そこで別れた。次はいつ会うのだろう。でも、きっとまた会うんだろうな、と思った。
 
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ちょっと考えるところがあって、寺嶋祐二の「ダイヤのA」(週刊少年マガジンコミックス)を1巻から47巻まで通し読みした。改めて純真な向上心のことを思った。
 
 
この漫画を読むたびに、俺も高校時代、もっと何かに打ち込めばよかったと、悔しさが募る。
 
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スーツのシーズン4もまだ見ている。
ハーヴィーがボクシング合宿の話をする。気絶をするか吐くまで続くそのトレーニングでは、辞めることはいつでも許されていたという。しかし、ハーヴィーは辞めなかった。辞めたら、トレーナーに満足感を与えてしまうからと。
 
若いときの苦労は買ってでもしろという言葉を、僕は今まで本気で考えたことがなかった。
若いときの苦労が俺は足りないんだと今、身にしみて思う。苦労せずに、大きくなれた人はいないんだと、今本当に実感している。
 
スーツを見たり、ダイヤのAを読んでいると、なんだか本当に人生に失敗したような気がしてならない。それが気のせいだけでもなさそうなのが、中年のつらいところだ。
2月に手術を受けて、ICDを内蔵している。ICDは簡単にいうとAEDの体内バージョンだ。突然、心臓が止まったときにICDが作動し、心臓を動かしてくれる。なぜ心臓が止まったのかよくわからないので、念のために医師が入れてくれた。まあ、ありがたいことなんだろうとは思う。
もっともICDが作動したら車の免停12か月だと医師から脅かされているので、簡単に作動されては困るんだけど。
 
それで、俺が内蔵しているICDは、毎日の俺の心拍を記録するという機能を持っている。
「こいつ、今日の何時何分に心拍を異常に上げてましたぜ。」なんてことを記録して、そして、夜になると、ベッドの下に置いてある送信機にその情報を送る。送信機は、月に1回、1か月分の情報をまとめて、ICDの製造会社に電話をして(勝手に!)俺の情報を送る。
 
ICDの製造会社では、その情報のなかから、異常値を見つけると、病院の俺のカルテに記載をする。カルテも電子カルテだとそういうことができるらしい。まあ、そういう仕組みになっていて、なんだか、すごいなあ、と思う。
 
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月曜日に会社で電話をしていたら、携帯電話が鳴った。誰からなのかと思って見てみたら、病院からだった。出られなかったので、あとから留守電を聞くことにした。
 
留守電を聞く。「最近、あなたのICDからの情報が来ていない。送信機の電源を確認してください。」という病院の臨床工学技士からの電話だった。
なんだか、すごいなあ、と思った。
 
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その日の夜、送信機を確認してみた。コンセントにはつなぎっぱなしになっているから、電源が切れているということはない。送信機にボタンがあったので、押してみた。
 
送信機の正面の画面が点灯する。送信機に付いている受話器みたいな装置を持ち上げろというアニメーションが流れる。指示通りに持ち上げてみた。そしたら、それを自分のICDの上に持って行けというアニメーションが流れる。
 
普通は、ICDには電磁波を発生させるものを近づけてはいけないことになっている。だから、電子レンジにもそんなに近づいてはいけないんだった。今、思い出した。誤作動を起こして、失神するかもしれないらしい。毎日、使っているけどさあ。
 
だから、その装置をICDに近づけろという指示には腰が引けた。でもまあ、しょうがないか、と思って近づけてみた。
 
なにやらICDとその受話器が交信しているようなアニメーションが流れる。1分ほどすると、受話器を装置に置けというアニメーションが流れるので、置いてみた。
 
送信機は、今度は電話をして、製造会社に俺の情報を伝えているようだった。それを見ながら、なんだか、すげえなあ、と思った。いやあ、すごいわ。
 
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今週は、係の飲み会があった。飲み放題だったので、1次会から日本酒をガブガブ飲んでしまう。
 
翌朝、ゲストとして来てくれた課長が「昨日は飲み過ぎた。今日はつらい。」と言う。俺もつらかった。
 
部下がお礼を言いに来る。だんだん記憶が戻ってくる。そういえば、俺は部下3人とウイスキーを飲みにいって、シャンパンも開けたことを思い出す。
 
その後、ロックを聴けるバーにも行って、それから、もう1軒、行ったんだった。
「俺は4次会まで行っていたのか。」どこをどうやって帰ってきたのかまったく記憶なし。
 
それでも、寝た時刻を俺は11時台だと記録をしていた。どうして、そういう記録をしようと思ったのかは謎だが、あるんだからきっとそうなんだろう。記憶がないほど飲んでも、午前様まで届かないなんて、俺も随分とへなちょこになったもんだと思った。
 
どうも、部下の分も相当おごったらしく、財布の中身はほとんどからだった。でも、財布を落とさずに帰ってきたんだからよしとする。俺なんだからこんなことは仕方がない、と思うことにした。
 
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鳥取で地震があった。被害があったのをテレビで見ながら、昔、あの辺りに友達が住んでいたことを思い出した。
 
イグアナを飼っていて、写真では恐ろしい風体だけど、実際には草食のおとなしい生き物なのだと聞いた。
 
その友達とは、いつの頃からか俺の人生にまったく関わりがなくなってしまったけれど、一時期は仲がよかった。
 
あのイグアナも今回の地震を感じたのか、それとももう死んでしまったのか。そんなことをつい考えてしまうのも、俺が年を取ったということなんだと思う。
 
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週末は松本に雑用をこなしに行ったくらいで、ほとんど何もしなかった。
ベッドに寝転がって、ドラマを見ていた。勉強はなかなかする気にならない。でも、そろそろ爆発しそうな予感はしている。
 
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「SUITS」のシーズン3を見終わった。
 
 
シーズン2は人間関係がメインで、俺は少し物足りなかったけれど、シーズン3は法廷での対決も多く楽しめた。
 
シーズン4も見始めた。
 
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「ワン・ミシシッピ」のシーズン1を見始めた。
 
 
主人公は、乳がんの摘出を受けた女性。LAでラジオのDJをしている。母が死んで実家に帰る。
 
実家で生活をしているうちに、死んだ母はどういう人だったのか、父はどういう人なのか、今まで知らなかった地元がだんだんとわかってくる。
 
コメディータッチでどこか哀しく、味わい深い。俺はなんとも言えないこの空気が気に入っている。

もしノーベル賞に数学があったら、日本人が相当数を取るだろうことは以前から言われている。確かに、経済学賞でも物理学賞でも、数学賞に近いものも与えられているけれど、純粋な数学賞はない。だから多くの数学者はノーベル賞が取れていない。

 

ボブ・ディランがノーベル文学賞を取ったのを聞いて、俺は違和感が大ありだった。ボブ・ディランはミュージシャンで、小説家ではないだろう。文学賞に音楽がいいなら、映画はどうなんだ。舞台はどうなる?そういうものにまで、文学賞をあげるのだろうか?

 

まあ、俺には関係のない賞だから、どうでもいいっていえばどうでもいい話だけど。だから勝手な話しをすると、ボブ・ディランよりも、俺は中島みゆきにノーベル文学賞をあげたかった。

 

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先週の日曜日は地元の運動会の予定だったが中止になった。僕は特に運動会に出場予定もなかったので、午後から始まる慰労会には出席しなかった。

「今日、仕事?」

30分ほどして仲間から電話が来た。

「そういうわけではないんだけど、行っていいものかわからなくて。」

「それなら、早く来ればいいよ。」

 

それから、夜の12時まで、場所を3箇所移動しながら飲み続けた。翌日の月曜日は全く使いものにならず、ほぼ1日ぼんやりしていた。

 

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それから数日の後、ソフトボールの最終試合があった。勝率の関係で、勝つと優勝してしまう。そして優勝すると上位リーグに上がってしまう。

 

「負けよう。」

試合前はみんな、そう言っていたのに、実際に試合が始まると本気になってしまう。俺は試合がほぼ決まった後半に選手交代で出た。守備は何をどうやってもダメだが、打席ではミートポイントをなるべく体の前の方に持って行くことを心がけていた。

 

第1打席はへなちょこなポップフライだった。それでも全力で走っていたら、相手が捕球できなかったので塁に出ることができた。記録は安打だったが、限りなくエラーに近い安打だった。

 

第2打席に立ったとき、相手のキャッチャーが立ち上がって「外野、もっと前に来い。」と大声を出した。本来なら怒りがこみ上げるところだが、今の俺では仕方がなかった。

1球見逃して、2球目を打った。ボールはバットの芯には当たらなかったが、レフト前まで運ぶことができた。

 

一応、2打席2安打だったが、打席での貢献は大したことはなかった。守備でもたまたま迷惑をかけなかった。もちろん、貢献もしなかった。

 

チームは大勝した。それでリーグ優勝をしてしまった。その日の飲み会は優勝記念だったのですごく楽しかったけれど、飲み過ぎたので翌日の仕事は当然のことながら大変だった。

 

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そんな状態だったので、飲み会は避けたいところだったけれど、先週金曜日に飲みに行ったときに、飲み屋のお姉さんと約束したらしく、木曜日にも飲みに行った。

 

ビールを飲んで、ステーキを食べて、それからワインを1本開けた。それでも夜10時前には帰ってきた。家のシャワーを浴びながら、「10時前に帰ってきただけでも、俺としては上出来。」と思った。

 

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週末は、基本的に家にいた。そして寝転がってドラマを見たり、料理を作って食べたりしていた。

 

森永乳業が売っているフィラデルフィアが作った「贅沢3層仕立ての濃厚クリーミーチーズ」が反則なくらい美味しい。

 

 

 

5枚切りの食パン2枚の上にこのチーズをそれぞれ載せてオーブントースターで焼く。チーズが溶けかかった頃に、取り出し、1枚の上に焼いたベーコンやアスパラガスを載せる。やってないけど、スライストマトを載せてもいい。それをもう1枚の焼いたチーズを載せたパンで挟む。好みでトーストの耳を切り落とす。

 

こんなにうまいサンドイッチを食べたことがない。泣けてくるくらいうまかった。

 

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家の屋根の一部にサビが浮いていた。ちょうど営業に来た人に屋根の塗装を頼んだ。その金額が40万円。その人に雨樋の詰まりも訴えたら、掃除をしてくれた。それだけではなく、雨樋がサビて穴が開いているところまで見つけてきた。その修理が3万円もかかった。

 

今回直した雨樋は、せいぜい10メートル程度だったけれど、俺の家には雨樋が100メートル以上あって、全部交換するとさらに40万円。今回の残りの屋根を塗装するとさらに27万円もかかるという見積もりが出てきた。築40年も経っているので、屋根の下地も傷んでいて、その修理をすると、また桁違いの金額になるのだという。

 

「家にはお金がかかるなあ。」

銀行で振り込みの手続きをしながら、ため息交じりにそう思った。

 

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SUITSのシーズン2をすべて見終わった。

 

 

 

正直、俺はレイチェルのような女性のどこがいいのかさっぱりわからなくて、主人公のマイクも大変だなあ、と思いながら見た。

人間関係がメインストーリーになっているので、主人公の驚異的な記憶力や理解力を発揮する場が乏しく、僕には少し物足りなかった。でもシーズン3も見てしまうのだと思う。

 

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極道の妻たち 最後の戦いも見た。

 

 

SUITSのシーズン2と並行しながら見ていた。そういう映画だから仕方がないのだと思うけれど、アメリカのローファームと違って、意見が食い違うとすぐに殺し合いになってしまう。

 

そういう社会が日本にあることで、日本が随分と野蛮な社会のような感じがした。お金もものすごくあって、健康でハンサムな人が多いのに、どうして殺し合うことを選択してしまうのか。

 

資力、体力も知力もあるのに、何をするのも命がけなんて、なんだかもったいないなあ、という気がしてならなかった。

 

月曜日は雨だった。昼間、損害賠償の原告側の家に行ったのだが、とんでもない山のなかにあった。地図を何度も見直す。本当にこんな坂を上るのか、と恐怖感を感じた。スキーのジャンプ台を逆走するような感覚だった。頂上はT字路になっている。ブレーキをかけたら、そのまま逆走しそうな気がして恐ろしかった。そんな怖い思いをいっぱいしたのに、原告の家は見つからなかった。
 
30分ほど迷った。住宅地図を何度も見直す。似たような名前がいっぱいあり、表札が出ていない家もいっぱいある。当たり前だが、そんな山道では人にも会わない。雨だからなおさらだ。待ち合わせの時刻まで残り10分を切ったので、1人で探し回るのは諦めた。山を下りると近くにある現地事務所に行って、1人の若者をナビ用に借りた。
 
「この家に行きたいから道を教えてくれ。」住宅地図を示す。
「こっちの道の方が楽ですよ。」俺があの坂を再び上ろうとすると、別の道を教えてくれた。「あの道は怖いから。」「確かに。俺も知ってる。」
俺が目的地にたどり着けなかった理由がわかった。原告側の家は、俺が考えているよりももっと上にあった。住宅地図ではなかなか高度感が伝わらない。「近くまで来ていたのに。」
 
道が狭く駐車場もないので、俺が話し合っている間、若者に運転席に座ってもらった。「対向車が来たらよけてくれ。もちろん、後ろから車が来たときもな。」
 
事務所を出るときに「話し合いは俺一人で十分」なんて格好つけていたけれど、やっぱり複数必要だったよな、と思った。話し合いにたどり着くまでに複数が必要だ。
そして、事務所に帰ってきてすぐに報告書を書いた。帰り道に報告書に何を書くか頭の中でまとめていたので、報告書はあっという間に書いた。
 
その日は夜も午後7時から会議があった。疲れてはいたが、9時頃に帰ることができた。
 
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火曜日には人間ドックに行った。台風を恐れていたのがバカのようによく晴れていた。
いつもは通らない道を走って、病院に行こうとした。そして見事に迷った。
「昨日から迷ってばかりだ。」
諦めていつもの遠回りの道に出る。そしてぶっ飛ばした。田舎の道は車がそんなに走ってないから楽ちんだ。約束の時間には十分に間に合った。俺は何ていうか基本的には時間を守る男なのだ。
 
基本的には人間ドックでどんな結果が出ようと簡単に諦めるが、物理的に内視鏡検査だけは苦手だ。一番細い管にしてもらっても、俺は反射が強いらしくて、苦しくて仕方がない。
「麻酔で寝かしてください。好きにしてくれてかまわないから。」笑顔がすてきな看護師さんに提案をしてみる。
「うちはもう、注射の麻酔とかしていないんですよ。」看護師さんが、すまなそうに教えてくれる。泣きたい気分だった。
 
俺の名前が呼ばれた。足取り重く、内視鏡室へ行く。
「すごく内視鏡検査が苦手だそうです。」
そう看護師さんに紹介されながら、ベッドに横たわる。尻の位置などを直される。左の鼻の穴にカメラが入る。痛みで目を閉じる。「俺は研修医で、今は仲間の研修医と互いに、内視鏡カメラを挿入する訓練をしているところだ。」なんてシチュエーションを頭に浮かべようとしたけれど、無理だった。涙が、頬を伝って流れ落ちるのがわかる。
 
それでも今回の先生はとても上手で、耐えられる程度の苦しみだった。涙も10滴くらいしかこぼれなかった。よだれも少なかった。年を取るにつれ、反射も弱まるらしいので、そういうことなのかもしれなかった。
 
その後、映像を見ながら話しを聞く。「食道も胃もきれいですね。炎症もない。」なんて説明を受ける。十二指腸につながる門が見える。「あれが噴門ですか。」「幽門です。」そうだったっけ。と思う。
自分の十二指腸とファーター乳頭を見る。ほほお。と思う。先生が「きれいですね。」と連発するので、そうなのか、と思う。「胃炎になりそうにない色です。」そうなのか、と思った。
病院で食事をして、それでもう検査はおしまいだった。

クリーニング店に行って、それからバッティングセンターに行った。
平日の昼間ということもあって、バッティングセンターには俺以外は誰もいなかった。それでついつい150球も打ってしまった。それでも、なかなかバッティング勘が戻ってこない。
 
一度、ホームランと書かれたブリキの板に正面からぶつかった。昔は、板にぶつかると音楽が流れ、賞品をもらえたものだった。そういえば昔、父親とバッティングセンターに行った。そして、ときどき父親はホームラン賞をもらっていた。
当時の俺はボールがバットにかすりもしなかった。帰り道、父親が「ホームラン賞っていうけど、意外といい当たりじゃないんだよな。」なんて話しを「自慢話かよ。」などとふて腐れながら聞いていたものだった。
確かに、大スランプの今の俺のホームラン賞も大した当たりじゃなかった。今の俺だったら、父親に「本当にそうだよな。」と言いながら肩をたたけるのになあ、と寂しく思った。
 
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気象予報士の結果報告が来た。やはり一般合格、専門不合格だった。
結果を見ても、「だろうな。」と思っただけだった。
なかなか勉強にも本気にならない。もう1回の試験までにもあと3か月しかないのに、困ったものだ。
 
金曜日には知り合いが経営するハンバーガーショップでビールを3杯ほど飲んで、それから麻雀を打ちに行った。微妙に勝った。その後、一人で店に行き、ワインとシャンパンを1本ずつ開けて飲んだ。そして、土曜日は何もする気が湧かず、家で寝ていた。
日曜日は地元の運動会が予定されていた。しかし雨で中止になった。午後は飲み会が予定されている。
積極的に行くつもりはないけれど、きっと呼ばれるんだろうなあ、という気はしている。
 
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アメリカのテレビドラマ「スーツ」を見ている。シーズン1はもう見終わった。
 
 
司法試験に合格する能力がありながら大学を中退。そんな男が超名門のローファームに就職する。天才肌だが、ローファームのボスも天才的な頭脳を持ち、2人は互いに信頼しながら問題に立ち向かう。
 
俺にはこのドラマの主人公のように「一度読めば理解でき、理解できれば忘れない。」などという便利な能力はないが、この主人公の立ち居振る舞いが勉強になる。いろいろなパワーゲームのなかをどう生き延びるのか、とても興味深い。
 
それにしても、俳優は、その役に就くと、それなりの説得力のある演技をするからすごいなあ、と思う。もっともこのドラマの内容を日本人の役者がしても、とても説得力があるとは思えない。日本人は天才肌を演じるよりも努力の人を演じる方が説得力があるように感じる。そういう国なんだから仕方がない。
 
スーツが気に入りすぎて、主人公が使っているメッセンジャーバッグを買ってしまった。便利そうに見えたから、つい。
 
 
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「新幹線大爆破」という映画も見た。
 
 
時速80キロを超えるとスイッチが入り、80キロより減速すると爆発する装置をつけられた新幹線が博多に向う。
途中駅で降りられなくなった乗客は騒ぎだし、国鉄職員が必死になだめる。

警察は何度も犯人を取り逃がし、あるいは殺してしまう。
そのたびに国鉄職員は期待を裏切られ、方策を考えなければならなくなる。
 
犯人側の高倉健、1500人の乗客を人質にされた宇津井健、どちらの演技もよかったし、脚本が素晴らしかった。こういう映画もあったんだなあ、と思いながら見た。