いろいろな理由があって、勤務中に7キロ近く歩くことになった。天気もよかったし、景色もきれいだったし、確かに歩いた方がいろんな問題が見つかりやすいけれど。

何も準備していなかったので、俺だけ通勤用の革靴だった。まあ、どうでもいいけど、いろんなことがある。

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俺の職場の席は苦情の窓口ということもあって、かなりつらい席だといわれている。通常は2年だが、俺は今年4年目を迎えている。ひどい話しだ。

来年度はどこにいきたいのか人事が聞いてきたので「暇なところ」と即答した。提出物にも暇そうなところを羅列しておいた。

気象予報士の勉強はもちろんだが、英語も法律もやり直したい。まずは時間を確保したい。理想は勤務時間にも勉強ができること。そんなところはないのかなあ?学者になればよかった。

都会も希望した。夜間の料理学校に行って料理も学びたいからだ。

人事のことで上司に呼ばれて「こんなところで本当にいいのか?」と聞かれたので、「いいです。」と答えた。どうせ希望通りにする気もないのになあ、なんて思った。

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金曜日の夜、あるおばさんと話しをした。かつて彼女の息子さんがうちの会社を受け、筆記試験に受かったのだという。そして、コネを使って、面接を突破しようとしたらしい。

「ところがね、うちの息子は面接の時に『俺はネクタイを締めて、犬のように、上司の言いなりになって働くなんて嫌だ。ハンコを押すだけの毎日なんて、耐えられない。』って言っちゃったの。」と言う。「それでコネを使ってもダメだったみたい。」
「マジですか…。」

面接試験は、その人の本質がどれだけ優れているかを見るという意味だけではなく、その前提として、どれだけ常識的な態度や礼儀をマスターできているかも見られる試験なのだと教えてあげればよかったと思った。

でも、その息子さんも今では僧侶になって、きれいな奥さんと幸せに暮らしているということなので、俺の助言を聞かなくて大正解だったと思う。何が幸せかは、わからないものだ。

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池谷理香子の「シックス・ハーフ」(りぼんマスコットコミックス)を11巻まで全巻読んだ。

主人公は記憶喪失の女子高校生。父親が亡くなり、母は失踪。兄姉3人で暮らしている。記憶がなくなる前は、毎日、遊び歩いていて父親の死にも会えなかった。記憶喪失後の主人公は、そんなかつての自分が嫌いでならない。妹は記憶が戻っても戻らなくても主人公のことが大嫌い。母親代わりに育ててくれた兄はいつでも優しい。

この漫画の主人公は、精神的に強く、そしてかわいい。そういう設定になっている。

俺は数ある少女漫画のうち2割くらいしか読み進められない。大体、1巻かその途中で読むのをやめてしまう。主な理由は、主人公の女の子が恋に落ちる男が見た目がいいだけのバカだからだ。ほかにも理由はいろいろある。数ある少年漫画も4割くらいしか読み進められないから少女漫画だからってこともないような気もするけれど。

この漫画は面白かった。主人公が芸能界にデビューしたら、天才的な演技ができて視聴率は急上昇!なんてご都合主義もあちこちにあったけれど、それでもよかった。

最後は感動して泣けた。最後の巻にいろんなネタバレが載っていたけれど、俺はとうとう最後まで、何がシックス・ハーフなのか(直訳すれば6.5ってことか?)意味が分からなかった。

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海外ドラマの「スーツ」のシーズン4は相変わらず見ているが、最近はルイスが弁護活動をきちんとしていない気がして、見る意欲が湧かない。

それから、マイクの恋人であるレイチェルのよさもさっぱりわからなくて、それも見ていてつらい。基本的に、俺の女を見る目がへなちょこだからだろう。それは自覚している。

弁護士のハーヴィーが悪徳検事に「俺のことが必要になったら電話しろ。一応、カードを渡しておく」と言って渡したカードが、モノポリーの「刑務所から釈放カード」だったのには笑ったけど。

それで、最近は「ホワイト・カラー」のシーズン1を見始めた。

有能な詐欺師が刑務所から釈放され、FBIの捜査を手助けする。毎回、ちょっとぬるいFBIの活躍が見られる。でも、捜査に対する真剣さが今ひとつ伝わらず、俺にはいまひとつピンとこない。
 

***おまけ***

(注意)ここから先は、ミスチルファンは読んではいけません。きっと頭にきちゃうと思うから。そうでない人も自己責任で読むように(多少、毒あり。)。

NHKの朝のドラマで、ミスチルが歌っている。その歌をいろんなところで、ときどき耳にする。同僚と話しをした。

「あの歌って、最後に何て歌ってるの?『道はもうそこにある?』」
「『虹はもうそこにある』じゃないですか?」
「虹?たどり着いたら虹があったってこと?」

虹がそんなにすごい現象だと思っていないので、今ひとつぴんとこない。虹は背中側に太陽があって、目の前に雨が降っていれば見られる。要は目の前の水滴が太陽光を反射すればいいので、背中側に太陽があるときに、滝を見に行ったり、もっといえば目の前でホースから水を噴き出させれば虹のようなものは見ることができる。

太陽光は7色の可視光線や、紫外線や赤外線等々からできている。水滴を通すと、2度の屈折と1回の反射で、光が分解されて、可視光線部分は7色に分かれる。降るのが水滴である必要があるので、雪では見られないし、光が不可欠なので、夜も見られない。でも、単純な話しなので雨がよく降る梅雨時や、秋霖の時期にはよくある現象だ。

ミスチルの曲は「ヒカリノアトリエ」というらしい。歌詞がよく聞き取れないので改めて、歌詞を見てみる。今はネットがあるから簡単だ。でも、オリジナルの歌詞は載せない。あんまり詳しくないけど、きっと著作権とかで問題がありそうだから。

途中で『例えば100万回のうちにたった一度ある奇跡』という歌詞がある。100万回の「回」の意味が不明だが、空を見上げた回数を言ってるのだろうか?仮に「回」を「日」に換えると2740年もかかってしまうので、それはない。「回」を「時間」に換えても114年もかかる。普通、虹は小学生でも見たことはあるので、そんなにすごい奇跡ではない。「回」を「分」に換えると約2年で、少しはリアリティがある。ただし、夜も冬も見上げることが前提だ。

というわけで、科学の目から歌詞を少し添削してみた。コーラスも追加した。

(添削後)
雨上がりの空に
七色の虹がかかる。

そんなの単純じゃない?って
そこの小学生でも
それくらい分かっている

例えば梅雨の晴れ間に
よく見られる現象
下を向いてばかりいたら
見逃してしまうだろう(コーラス:そりゃそうだ!)

さあ、空にかかる虹を今日も信じ
歩き続けよう

優しすぎる嘘で涙を拭いたら
虹があるかは天気次第
常識的に主観じゃ決まらない(コーラス:そりゃそうだ!)