TOEIC試験の前日、土曜日の明け方に夢を見た。
俺は大学の教室にいた。授業中で、教授が講義をしている。難しそうな計算式が黒板に書かれている。
教授が「この状況を式で示すとどうなるのか?」と質問をする。多くの学生が手を挙げる。
教授は学生の個人名を呼ぶ。彼は座ったまま計算式を読み上げ、教授は「その計算式では、この状況を完ぺきに示していることにはならない。」という。「次の人。」また多くの学生の手が挙がる。
教授は個人名をどうやって特定しているのだろうと、俺は疑問に思った。そして俺が驚いたのは、教授から死角になりそうな位置に座っている学生も手を挙げていることで、彼が手を挙げていることを教授は把握できるのだろうかとも思った。俺が知らないシステムがあるのかもしれなかった。
俺はその教科をサボっていて、今まで出席していなかった。大学に入ってからずっと遊んでいたからな。苦い思いがこみ上げてくる。1年の時からちゃんと勉強していれば、この授業について行けたのに。その授業は俺が学ぶ価値のある授業に思えた。でも今の俺には授業の何も理解ができないし、他の学生が何をしているのかさえわからない。
口惜しさと、後悔で胸がいっぱいになり、胃のなかに苦さを感じた。そのタイミングで目を覚ました。しばらくの間、あの科目はどうしようかと真剣に悩んでいた。
そのうちに、自分がもう大学生ではないことに気がついた。TOEICの勉強をサボっていたからこんな夢を見たのだと思った。
それで、土曜日は、朝から勉強をする気になった。
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昨年の12月5日から、TOEICの公式問題集6冊と、花田徹也の「新TOEICTEST文法特急」「新TOEICTEST文法特急2急所アタック編」(どちらも朝日新聞出版)、中村澄子の「1日1分!TOEICL&Rテスト千本ノック!」「1日1分!TOEICL&Rテスト千本ノック!絶対落とせない鉄板問題編」「1日1分!TOEICL&Rテスト千本ノック!解ければ差が出る良問編」(いずれも祥伝社黄金文庫)、「1日1分!TOEICL&Rテスト炎の千本ノック!」「1日1分!TOEICL&Rテスト炎の千本ノック!」(どちらも祥伝社)の7冊はやり終えていた。
そして受験日前の木曜日からは、公式問題集以外をもう1回転した。土曜日は、午前中はそこそこ勉強したが、午後は飽きてしまい、ネット麻雀をしながら、相手が決まるまでの待ち時間に勉強していた。ひどいものだった。
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日曜日、上田駅前の東急レイホテルでTOEICを受験した。試験会場はかなり寒かった。途中でトイレに行きたくなったが、もちろんそんなことはしなかった。
机の奥行きがあることは気に入ったが、隣との距離が短いことは気になった。幸い、隣は欠席で誰もいなかったけれど、いたら気になっただろう。
それから、机にテーブルクロスがかかっているせいなのか、一度マークしたものを消しゴムで消してもうまく消えなかった。
いろんな言い訳は思いつくが、結局のところできはそれほどよくなかった。今までの感覚と変わらない800点台前半といった感じだった。前回の860点まで届かないだろう。
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帰りはショックを抱えたまま、久しぶりにジムに行って、ひたすらバイクで汗を流した。それから、またいろいろと勉強方法について考えた。
先月、公式問題集の7巻が出たので、当然それは買うことにした。前述の公式問題集以外の問題集も引き続き数回転させる。
次の試験を、いつにするかはまだ決めていないが、そのときまでには、公式問題集全ての問題と、持っている問題集全ての問題を完全に解ける状態にまで仕上げてから、チャレンジしたい。
そんなことを考えながら、ジムから帰ってきた。ビールを2缶ほど飲んで、肉を焼いて食べて、寝た。よく寝たなあ、と思って起きたら、まだ夕方の5時だったので笑った。
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日曜日はダラダラと過ごした。
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島本和彦の漫画「アオイホノオ」(少年サンデーコミックススペシャル)を20巻まで読んだ。


大阪芸大の学生が、少年サンデーに連載をすることになるという話。フィクションだが、リアルな個人名もわんさか出てくるので、マニアにはたまらない漫画だろう。主人公は自意識過剰で、漫画とアニメ、そして特撮志向が激しい。そしてまた大阪芸大がそういう大学でもあることから、その中での切磋琢磨もなかなか激しい。
俺自身はアニメには1ミリも、そして特撮にもほぼ興味はないが、いかにも楽しそうな大学生活に、「こういう過ごし方もあったんだよなあ。」と思いながらここまで読んだ。
この漫画で、主人公が至る所でぶち当たる壁についての独白も気に入った。
「意味不明のプライド!!ハッタリをかますことで うまく生きているつもりの若者は 自分の弱さを認めない!! 未熟であることを認めないことが未熟さをおぎなうテクニックだと信じて行ける所まで行こうとする!!」
この部分を読みながら、いろんな若者の顔を思い出し「だよなあ」と思った。