年末年始の頃から「飲みに来てほしい。来ないとお店がつぶれちゃう。」と、もう20年以上も通っているスナックのママから言われていた。TOEICの試験や仕事で、お店には、でも行けなかった。

 

ようやく土日の休みが確保できたので、金曜日の夜、長野まで飲みに行った。金曜日だというのに、権堂は人通りがなかった。

 

いつも入るとにぎやかなお店は、ガランとしていた。お客は0。従業員もママのほかには1人しかいなかった。

「どうせお客が来ないなら、お店を閉めたい。どこかのお店でコロナが出てくれないかな?そうすれば補償金がもらえるから、そっちの方がまだいい。中途半端に規制されているから、店を開けていても、誰もお客が来ない。当然、補償金もないし。危険情報が出ている松本や飯田がうらやましい。」

 

そうなんだろうなあ、と思う。家賃もかかるし、追い詰められているように感じる。

 

結局、12時過ぎまでいて、お客は俺以外、誰も来なかった。大げさでなく、いつつぶれても不思議でないような気がする。そして、そんなお店が、きっと日本中にたくさんあるんだろうなあ。

 

世の中がガラッと変わってしまって、対応できずに泣いている人がたくさんいる。気の毒だ。

 

+++

 

土曜日の朝、長野から実家に帰った。実家に帰ると、突然、思い出したように二日酔い絡みの腹痛に襲われて、ずっと寝ていた。

弱った胃が、コンビニで買って食べたサバの油にやられたのかもしれなかった。

 

日曜の朝まで寝て、そしてまた、上田に戻ってきた。

 

+++

 

1月10日に受けたTOEICの結果が分かった。リスニングが425点でリーディングが445点、合計870点だった。

 

900点を目指していた。900点ということはリスニングもリーディングも、最低でも450点ないと届かない。今回、どちらも450点まで届かなかった。1年間勉強して、5点しか上がらなかった。まあ、わかってはいたことだけど、ぬるい勉強だったということだ。

 

それでも、心のどこかで運を頼りにしていたのだろう。900点まで届かないことがわかると、意外とショックが大きく、気力がガクッと下がるのを感じた。

 

これが通常の年であれば南の島にでも逃げ出して、また勉強に取り組む精神状態になるのだろうけれど、そんな訳にもいかないので、未だにずっとがっかりしている。

 

昼休みも一応、英語の教材は見るものの、基本的には中学校入試用の算数の問題を解くことに夢中になっている。逃避だとは感じている。

 

算数の問題を解いているときに、三角形をぐるっとY軸を中心に回転させ、その回転体の体積を求める問題があった。

 

「これって、高校のときに積分で習ったよなあ。」ということを思い出して、技術の皆さんに聞きに行った。

「二乗して積分すればいいんですよ。ぐるっと回転させるってことは、Y軸との距離は半径になるってことですよ。」「なるほどな。」

馬鹿でもわかるように、丁寧な計算式を書いてもらった。それで、俺も高校生以来ぶりに積分を使って回転体の体積が求められるようになった。コツは、「ファンクションをXにすることが多いので」図形の位置をずらして、Y軸ではなく、X軸を中心に図形を回転させることだ。

 

そんな無駄な寄り道をしながら、心の傷を埋めようとしている今日この頃だ。

 

+++

 

SFドラマ「エクスパンス 巨獣めざめる」のシーズン1を全話見終わった。

太陽系に人類が進出し、そして、火星で人生を送ることも不思議でなくなった時代が舞台になっている。

 

そして、火星と地球は、互いに反目しあい、危険な政治状況にある。そして、その時代を懸命に生きようともがく人たちを描いている。

 

なかなかドラマに入り込めないが、骨太なドラマであることは感じている。こういう優れたドラマが無料で見られるんだから、テレビなんか見るわけないよなあ、と思う。俺はもうテレビがない生活を始めて数年が経つが、未だに必要性を感じない。

 

あのレベルのNHKの番組が有料だなんて、何かの冗談のようにしか思えない。