スクリーム 40点(ネタバレ)

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監督:マット・ベティネッリ=オルピン、タイラー・ジレット

主演:メリッサ・バレラ、デビッド・アークエット、ネーブ・キャンベル、コートニー・コックス

 

ウェス・クレイブン監督による大ヒットホラー「スクリーム」シリーズの第5弾。他界したクレイブン監督の跡を継ぎ、「レディ・オア・ノット」のマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットがメガホンをとった。連続猟奇殺人事件から25年が経ったウッズボローの街。ティーンエイジャーの少女タラのもとに、謎のゲームに誘う不気味な電話が掛かってくる。恐怖心を抱き玄関から外へ出ようとしたタラは、待ち構えていたゴーストフェイスの仮面姿の人物に襲われてしまう。この事件から、かつてと同じく殺人鬼が街の若者たちを狙っていることを知ったデューイは、シドニーやゲイルとともに再びゴーストフェイスに立ち向かう。デューイ役のデビッド・アークエット、シドニー役のネーブ・キャンベル、ゲイル役のコートニー・コックスらオリジナルキャストに加え、「イン・ザ・ハイツ」のメリッサ・バレラらが新たに参加。(映画.com)

 

2022年製作/114分/アメリカ
原題:Scream

 

 

オラ、こんな町に住みたくない 

 

いわゆる「Who Done It」(誰が犯人か)を楽しむ映画だが、

結論、1作目の焼きまわしみたいな内容だった。

 

 

1作目の犯人の娘が主人公なのだが、

そのトラウマを抱えながらゴーストフェイスとの戦いに巻き込まれていく。

 

 

結果、犯人は恋人の男性と友人の女性。

これ確か一作目と同じじゃないかな。

 

 

もう忘れてしまっていたが、

1作目のレガシーみたいなものを随所に差し込んできていて、

最後の惨劇の舞台も一作目の舞台と同じ舞台で繰り広げられる。

 

 

1作目はなんと1997年製作だから、

30年以上も前の作品になるので、

もはやよほどの通じゃないと、

「あ!これが一作目の舞台だ!」とはならない。

 

 

結果、レガシーがどうとかよりも、

ミステリーとして上質ならそれでよいと思ったが、

お遊びのように次から次へと人が死んでいき(しかも結構残酷な描写)、

動機も「スタブ」というスプラッター映画の熱狂的なファンだから、

みたいなもんで「だからって人を殺すなよ」という内容。

 

 

そんなことのために殺されたらたまったもんじゃない。

 

 

ちなみに犯人役のマイキー・マディソンは、

タランティーノの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」において、

火炎放射器で燃やされている。

 

この映画でもコンロの火で燃やされるということで、

何のオマージュかわからないが、

2作とも燃やされている。

 

だが、個人的には好きな俳優だ。

 

 

それにしてもネーブ・キャンベルが活躍しているのが嬉しかった。

 

スクリームと言えば僕にとってはネーブ・キャンベルなので、

彼女が活躍できる限りこのシリーズも続くだろうし、

シリーズに最後があるとしたら犯人はネーブ・キャンベルしかいないと思う。