やっと休みが取れたので…
涼を求めて酷暑続きの内地脱出です…
と目論んでいたのですが…
Day 1 7月23日…
朝イチのフライトだと言うのに羽田空港は大変な混雑… どうしてもロッドは機内持込み出来ないので預けることになるのだが…1時間以上前に到着したにも関わらずチェックインカウンターには長蛇の列… 嗚呼…
コロナ禍も明け異常な円安もあり国内旅行がやはり人気があるのだろう…例年なら朝イチの便は満席になることなんて無いのだが今日は満員御礼… そんなことだから当然だが定刻を25分を過ぎてやっとテイクオフです…
家族連れやマナーの悪い乗客が気になるので i-Pod とノイキャンでやり過ごすことに… ヤレヤレだ…
いつの間にか寝落ちていたようで着陸の振動で目が覚める…荷物を受取り空港から外に出て衝撃が…なっなんと暑いことか… 気温 33℃… 朝の9時前だと言うのに… 内地と変わらない陽気に釣欲が冷めていく思いだが…それでもせっかく来たのだからととある渓を目指す…
目的の渓に到着…車から降りて戦闘服に着替えるだけで滝のような汗… こんな陽気で果たして釣りになるのだろうか…? 嗚呼…
途中のセイコマで購入したカップアイスを水筒に詰めて定番の麦茶…そしてエマージェンシー用にチェイダーインゼリーを 2パック… お陰でベストが重いのなんの…でも熱中症対策は入念にしておかなくては…
水位は低い…平常から比べると30センチは低いだろうか… 遡行しやすいのは良いのだが…どうにも渓魚の反応は渋い…
開始 1時間も経たないのにウェダーの中は洪水状態…体力の消耗も激しく厳しい条件でしたが
区間丁度中間付近の函エリアで流れ込み瀬尻に定位しているモンスター級を発見…水面直下を流れている何かを捕食しているようでしきりに小まめに身体を揺さぶりある一定のエリアをクルージングしている…
カディス…? テレストリアル…? それとも蝉…? 結びなおすフライに悩んだが #6 のスティルミューターを選定… 入念にフロータントを施し静かにキャスト…奴の定位している5メートル上流へフライを落とした…

実はこの区間とこのポイントは過去に何度か痛い目にあっていたので…やっと念願叶い宿題をやっつけることが出来た…
この 1本で充分満足…猛暑で体力も限界で寝不足なこともあり大事をみて清く退渓することにした…
Day 2 7月24日(水)…
前日は疲れからか 21時には寝落ちしてしまったので…起床し TV をつけてビックリ…なんと夜半から全道的に豪雨にさらされたようで天塩川や渚滑川は危険氾濫危険水位を越える被害だと報道されていた…
なんと言うことか…こんな時は「国土交通省・川の防災情報」で主要河川の水位を確認です…更にウェザーマップの雨雲レーダーを過去にさかのぼりチェック…少しでも可能性ある渓を探してみた…
そして…もしかしたら出来そうと思われる渓発見…ただ宿からの距離100キロ以上…2時間を超えるドライブになりそうだ…どうするか…?
まぁ…言ってみて駄目だったら観光&温泉に切り換えれば良いと思い出発した…
途中の道中…何本も河川に掛かる橋を渡るのだか…何処も増水と濁りが…案の定、目的の渓へ到着したもののご覧の有様である…

嗚呼… だが…せっかく宿から遠路はるばるやってきたのだから次回以降の参考になればとこのエリアの他の渓を見て回ることにした…
同水系の支流の内、以前から機会あったら試してみようと考えていた 2本の渓…まずはそのうちの 1本を目指した…
到着してみると…水源が異なるのか全く濁っていない…前日全道的にあれだけ降られたのに不思議なものだ…時間もお昼近く…他に選択の余地もないことから早速、下流域から実釣開始です…
入渓早々から気になったのはご禁制の多さ…ちょっとした水深ある場所や流れ込みにはご禁制の群れが結構な数が入っている…それではと中流域へ移動してみる…
ご禁制の数は減ったものの…釣れる渓魚はヤマメ優勢…時折ニジマスも混じるのだがサイズが伸びない…せいぜい尺止まり… ん〜
はじめての渓なのでポイントを絞っての拾い釣り程度しか試せなかったが機会あったらじっくり落ち着いて再訪したいと思える渓だった…
Day 3 7月25日(木曜日)…
宿周辺の渓はどこも増水と濁りが酷く今日も河川選択に悩む事態に…
過去日の雨雲レーダーや国土交通省のHPを調べるのだが判断出来ず、兎にも角にも実際に見てみないと判らない…
数本、支流ならと宿近郊の渓を見て回るものの…どこも駄目… でも探せばあるものです…
彷徨うこと4時間…やっとロッドを振れそうな渓に辿り着いた…





次の機会はもっと腰を据えてじっくり試してみたい…そう思える素晴らしい渓だった…

〆に温泉で汗を流しサウナで整えて北の大地を後にした…