2005年春、悪性脳腫瘍が判明した母。

(グレード3から、グレード4の膠芽腫へ転化)

 

余命3年以内と言われながらも、18年間戦った母の、奇跡の記録です。2023年他界。

 

 

◇経緯に関する記事のリンク◇

・病院からの呼び出し

・恐れていた(てんかん発作

・脳腫瘍が自然に小さくなった!

・一度目の再発(大きくなっていた腫瘍

・手術の日(前編)

・手術の日(後編)

・病理の結果。悪性度の高さに絶望

・余命宣告

・放射線治療

 

 

【2ヶ月前と変化無し】

 

と言われてからのお話です。

 

 

2009年10月。

 

抜けた髪はなかなか生えて来ず、

 

いつになったら生えるのかな。

と、時々呟いていました。

 

と、言いながらも、

まぁ、いっか~~ニヤニヤ

と、能天気な様子。

 

そんなある日、叔母(母の姉)が、

 

「保険でウイッグ作れるんじゃない?」

 

と母に提案しました。

 

母は、お金の心配と、

帽子で十分!という気持ちもあり、

ウイッグには消極的でしたが。

 

早速調べてみると、

 

医師の診断書があれば、

割引がきく事が分かり、

(2009年のお話です。今の制度は

不明です、すみません。)

 

病院に電話しました。

 

すると、クラークさんが出られて、

 

「同じような患者さん、

いらっしゃいます!

N先生に伝えますね。」

 

との事。ほどなくして着信。

 

 

主治医N先生からでした。

 

「ウイッグの助成、大丈夫ですよ。

こちらからお伝えすれば

良かったですよね、すみません。

診断書を書いておきます。

出来上がったらご連絡しますので、

しばらくお待ちください。」

 

 

との事でした。こちらこそ、

お忙しいのに、恐縮ですあせる

 

3日程経つと、クラークさんから、

 

「診断書できました。」

 

とのご連絡が。

 

 

早速取りに行き、

事前に問い合わせ済みの

ウイッグのメーカーさんへ、

診断書が頂ける旨、電話しました。

 

すると、自宅に訪問して下さるとの事ニコニコ

 

 

後日、私と同じくらいの歳の、

とても感じの良い女性が

来て下さりました。

 

 

丁寧に要望を聞き、

何点かの見本を試着し、

母がその中から選んでいました。

だいたいの予算を出して下さり、

あとはサロンの方で

打ち合わせと地毛のカット、

ウイッグの調整をする事に。

 

最初は消極的だった母も、

 

結構楽しそうにしていましたラブラブ

 

納品まで、サロンには、

2回行きました。

 

その後は、伸びた地毛のカット・

メンテナンスのために、

定期的にサロンに通いました。

 

 

母は、気持ちが前向きになり、

 

どんどん元気になっていきました音譜

 

女性にとって、お洒落って、

とても大事なんだなぁ、

と思いました!