スピーチに関しての質問を
色々受けている私が、
不定期でお届けしている
【スピーチお悩み相談室】
今日は、
【緊張すると声が震えてしまいます】
というお悩みにについて、
私が伝えていることを綴っていきますね。
自宅でスピーチの練習をしている時には
まったくそうならないのに、
いざ大勢を前にしてスピーチをする
本番になると
『緊張で声が震えてしまう』
という方は結構いらっしゃるんです。
何とかしようとすればするほど
ますます声が震えてしまい、
呼吸も浅くなり、
やがては頭の中が真っ白に・・・
できればこんな状態は避けたいですよね。
実は・・・
↑の状態に私もかつては悩んでいました。
意外でしょ???
あれは忘れもしない、
バスガイドとして初めて一人で乗務した時。
かれこれウン十年以上前のことですが、
緊張で声が震えまくって
覚えた観光案内が吹っ飛んだ時の
自分の様子は、
ほぼ記憶にないんです(笑)
そんな過度な緊張で声が震えていた私は、
おかげさまで今ではその状態を
克服するに至っています。
なぜに克服できたのか。
それは・・・
『話す時の身体の使い方を
徹底的に覚えこませたから』
なんです。
細かくあげればキリがないくらい、
その方法はた~~~くさん
あるんですが、
今日は私が個人的に
「これ絶対に大事!」と
痛烈に思うポイントを2点ご紹介しちゃいます。
※ビックリするくらいあたりまえのことで、
拍子抜けしちゃったらゴメンナサイ・・・
普段私たちが日常会話をする時。
ほとんどの方が無意識に、
胸のあたりの筋肉を上下させて呼吸する
『胸式呼吸』で言葉を発しています。
でも、この『胸式呼吸』は、
緊張している状態で震えてしまうと
声が負けてしまうんです。
かたや、
お腹を使い横隔膜を上下させて呼吸する
『腹式呼吸』。
『腹式呼吸』で空気が肺に入る量は、
『胸式呼吸』の倍以上なんです。
言わずもがな、この『腹式呼吸』
を身体に覚えこませることで、
緊張による声の震えはかな~り
改善できるんですよ。
腹式呼吸はとっても簡単です。
・鼻からゆっくり息を吸い込む
(おへその下の丹田に空気を貯める
イメージでお腹を膨らませる)
・口からゆっくり息を吐き出す
(お腹をへこましながら
身体の中の悪いものを出し切るイメージ)
日常生活の中で意識をしないかぎり、
中々『腹式呼吸』を取り入れる
という機会もないかもしれませんね。
だからこそ、
この『腹式呼吸』を
身体に覚えこませることで、
安定的に強い呼吸となり
緊張による声の震えに負けちゃう
ということが防げるんです!
声が震えてしまう時は、
「上手く息が吐き出せていない」
ということも原因の一つにあります。
そうなる要因は、
「姿勢の悪さ」なんです。
猫背の姿勢になっていると、
息が詰まって声が出しにくくなります。
試しに、
猫背になってちょっとうつむき加減で
「あ~~~~」と声を出してみてください。
どうですか???
声、出しづらくないですか???
ちょっと極端な例を出してみましたが、
姿勢一つでこれだけ違うんですよね。
では、今度は↑の逆で
姿勢をよくした状態で視線は遠くを見て、
「あ~~~~」と声を出してみてください。
どうでしょう???
猫背の時に比べると段違いで、
声が出しやすくなりませんか???
ちょっとしたことではあるものの、
緊張して萎縮してしまうと
身体が縮こまって猫背になり
より一層声が出しづらくなる。
そんな悪循環にハマることも
少なくないんです。
姿勢をよくすることは、
声を出しやすくなるだけでなく
見た目の印象をも左右しますよ”!
以前そんな話を綴っています。
緊張に負けて声が震えてしまった
かつての私は、
①呼吸
②姿勢
をとにかく基本に忠実にと心掛けた結果、
今では声の震えとは決別できました(笑)
ということで今日のまとめです。
【緊張すると声が震えてしまいます】
という方は、ぜひ!
①呼吸
②姿勢
まずはこの2つを基本に立ち返って
見直してみてくださいね。
日々の反復練習で身体は必ず
こたえてくれますよ~。
必要な方に届くと嬉しいです。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。