ホワイトボードの前にいるのが父ですね。
(夏河は、助手)
講座の前には、レジュメが配られるので
安心ですね
今回のテーマは、
喪失と回復。
喪失と、回復…なにやら
まるで正反対のことを言っているようですが
喪失と回復には、深いつながりがあるのですね。
(ひげ親父、楽しそうです)
この講座は、講座の名前の通り
『物語』になぞらえて
心理学を解いていきます。
今回、物語の題材に使ったのは
とある〝木こり〟のお話。
とある村はずれに、木こりの夫婦が暮らしているのですが…
何十年間も、真面目に働いていたのにも関わらず
木こりには何一ついいことがありませんでした。
そしてついに木こりの男は
「どんなに真面目に働いても、俺には幸運の女神がきてくれなかった!」
と腹を立て、
ベットから一歩も動かなくなってしまうのですね。
おもしろいでしょうー。
誰かさんみたいだよね。
誰とは、言いませんが
しかし、ある日
木材を運搬させるためにつかっていた2匹のラマを
「使わないなら、私に貸してくれ」
と
奇妙な男が話しかけてくるのです。
木こりは使わなくなった2匹のラマを
奇妙な男に、レンタルします。
しかしその奇妙な男は、後日
兵隊に見つかり、姿をくらましてしまうのです。
木こりの夫婦の元には、荷物を背負ったラマだけが残りました。
ラマから重そうな荷物をほどいてやると、
荷袋の中には、たっぷりと宝石が入っていたのでした…。
夫婦は、宝石の半分を子どもにやり、
村の人たちに分け与えても、充分に豊かに暮らしたのでした。
この物語の中から、何を感じるかは
人それぞれだと思います。
だけど実は、この物語には
人が幸せをつかむ時の、重要なヒントが隠されているんだよね。
まず、一つは
物語に登場する、この木こりのように
ず~~~~~っと真面目に働き続けられる人は、そういない
ということ。
そして、真面目に働いてさえいれば
幸せになれるかというと
そうではなかった…ということ。
そして、この木こりは
真面目に働いていれば、幸せになれると思っていたのに
幸せになれなかった!
と
サジを投げてしまったけど、
なんと
それが正解だったということ。
ここが面白いところだと思います
私たちは、苦しくても辛くても
真面目に働き続けることが正しいことだと
教えられてきたけれど
真面目に働いてさえいれば、幸せになれるという訳じゃ
ないんだよね。
じゃあどういう時に幸せが手に入るのさ!
というと
執着していたものを手離した時
(→喪失)
なんだよね。
この物語の中の木こりは、働くことに疲れてしまいました。
だけどもしこの木こりが、それでも
勤勉に働くことを止めなかったとしたら…
この木こりは、どうなっていたでしょうか?
動けるように、回復できたでしょうか?
仕事のために使わなくなったラマを
レンタルして欲しい、という
依頼がやってきたでしょうか?
そして偶然にも、荷袋いっぱいの宝石が
手に入ったでしょうか?
ひげ親父は、押し付けません。
参加者さんひとりひとりが、考えます。
最後の、「宝石を手に入れた…」 は
都合が良すぎると思う人も、いるかもしれません。
そこは、夏河もそう思います
だけど、喪失したことにより
得るものがある。
ここがこの物語から読み取れる、重要なポイントかな
と
夏河は思いました。
幸せになるためには、
いま握りしめている〝何か〟を手離さないといけません。
木こりの物語は、そういうことを教えてくれている物語だと
夏河は思います。
失うから、得られるものがある。
諦めるから、明らかになることがある。
失うこと、諦めることは
悪いことじゃないんです。
手離すから、そこにスペースが生まれて、
新しい何かが入って来れるようになるんだよね。
だけど失うことが怖い人は、手離すことが怖くて
がんばり続けちゃうんだよね
今回開催した講座は、こちらの講座です。
興味のある方は、クリックしてください。
途中からでも、参加できます
参加したい日付を選んで、お申し込みください
(一回につき、3000円です)
参加者さん皆が、話せる講座です。
話せることが、本当に楽しいですよ
親子カウンセラー、夏河(右)でした。
かずちゃんのブログは、リンクフリー、リブログフリーです。
気兼ねなくどーぞ。
頂いたメッセージは、すべて読ませていただいてます♪
ありがとうございます(^v^)
メッセージは、当人に許可なくブログに乗せさせて頂くことがありますので、その点は
ご容赦ください