夏河は、オープンカウンセリングに来てくれた参加者さんに
こう言われたことがあります。
「どうやったら、あんなに柔らかく話せるんですか?」
「どうしたら、あんなに人のことを信頼できるんですか?」
正直、そう言ってもらえて嬉しかったです。
ああ自分のカウンセリングって、そういうふうに見えるんだ…って思って
嬉しかったですよ(笑)
どうしたら、あんなに人のことを信頼できるんですか?
という質問についてですが
実は夏河は、人のことを信じておりません(笑)
きゃー言ってしまっただ~(^▽^;)
参加者さんから、夏河が
どう良く見えていたのか分かりませんが
私は7割がた
人のことを信じていないんですよ
夏河のプロフィールでも、読んでいただければ分かると思うのですが
夏河は、8年間ひきこもってるんです。
こんな人が、人のことをそんなに信頼できるハズが、ないじゃないですか
じゃあなんで人のこと信じていない人が
そんなに人当たりよく、カウンセリングなんかできるのか、というと
私は、人のことが信じられないまま
カウンセリングをやっているんですね。
まあ、人のことを信じていないなどと書きましたが
7割信じていなくても
3割は、ちゃんと信じられているんですよ。
8年間もひきこもって、絶望の淵をさまよいつくした自分なんかが
たった3割でも
人のことを信じることが出来ているなら…
もう、じゅうぶん過ぎるほど、ありがたいことだ…
と私は思っているんです。
夏河は、28の時にひきこもりを止めました。
その後、保育士の資格を取るために、専門学校に入学するのですが
この時点では、9割がた人のことを信じていませんでしたね。
9割信じていなかったけど、
そのまま進んだんです。
新しい環境に。
よく、○○が出来るようになったら
□□をする…と言って
なかなか出来ないでいる人がいますけど
たとえば、人のことを信じられるようになったら
友達をつくる。
とか
コミュニケーションが得意になったら
好きなことを始める。
とかですね。
別に、そんなことをしなくても大丈夫ですよ。
人のことを信じられないまま、人とコミュニケーションをしたり
人のことを信じられないのに、友達とかつくってもいいんです。
だって、人のことを無理に信じようとして
傷つけられたりしたら、怖いじゃないですか(笑)
人のことを信じることができない人は、
人のことを信じなくていいんです。
人のことを信じないまま人付き合いをしているうちに、
なんとなく、分かってくることもあるんですよ。
夏河は、人のことを9割がた信じていなかった、保育士専門学校時代から…
およそ10年かけて現在、
人のことを3割は信じられるようになった訳です。
これって、すごいことですよ。
夏河って、カウンセラーをやっているけれど
けっこうポンコツでね
自分が触ったものしか、分からなかったんですよ。
人がいくら良い!
と言っていても、
自分が触ったもの、体験したこと、感じたこと以外
信じることができない人だったんです。
ひきこもって、勉強ばかりしていた頃は
自分がこんなに不器用とは、思わなかった。
だけどまぁ、
人のことを信じられないまま、コミュニケーションをして
自分が触った分、関わったことぐらいは、
分かるようになって…
今がある訳なのでございますよ。