こんばんは、ココアこと田中貴子です。
桜を追いかける春の京都旅(前編)~人と分かち合う感激もいとをかし (3月30日&31日)
今回は旅の最終日(4月1日)の様子をお送りしますね。
初めてここに来たのは、もうどのくらい前かしら?(ブログ検索したら8年前に遡ってました)
てっきり中に入っていけないと思い込んでいたけれど、何度か足を運んでいる友人のおかげで、本堂を阿弥陀堂を参拝して感激!
堂々とした格式を感じながら、誰でもいつでもどうぞのおおらかさに、心が洗われました。
そして次なるは午前中のお楽しみ、京からかみ工房「唐丸」さんでの御朱印帳制作体験です。
テキスタイル大好き、北欧デザイン、柚木沙弥郎さん、上野リチさん、伊勢型紙、習い始めた木版画・・・と自然をモチーフにしたデザイン、古来から続いているものに興味がある流れで、必然のように体験リストに目に留まったのが唐紙でした。(青字は関連ブログ)
京からかみとは、日本に古くから伝わる文様を彫った版木に、雲母・故紛・布海苔・顔料を調合した絵具をのせ、手のひらで一枚一枚摺り上げた伝統和紙。
一般的な版画だと、絵の具を塗る際には刷毛を、バレンで紙にしっかりと摺っていきますが、ひたすらやさしく、そぉっとがポイントなのです。(版木を長く保ち、傷つけないように配慮されています)
絵具はふわっと付けられるガーゼのような布を張った道具を使って、トントン。(慎重になる余り、左手かたまってる・笑)
つるつるの面を版木側にして、両手のひらで同時にやさしく擦ったら、持ち上げていきます。
版木は100年以上前から受け継がれたモノもあり、木の裏に彫った方の名前と月日が歴史を物語っていました。
私が摺り上げたのは、ほんのA3サイズで、要領を教えてくださる人がいるからいいけれど。
ふすま紙や壁紙として使われる大きなサイズとなると、繊細かつ熟練の巧みな技あればこそです。
こちらは御朱印帳に使う2枚を切り取って、いよいよ台紙に貼り付ける前(友人が右、私が左)
雲母のキラキラ成分で、雅な仕上がりになりました。
この日は3枚の版木から1つ、数種ある好きな色紙から1枚を自由に選ぶことで、オリジナル作品が出来るので、大感激でした!
90分で、旅の素敵な思い出がまた出来ました。
癌封じで知られる平等寺と酒粕を利用したランチを食べたあとはお腹もぬくぬく温まり。
さぁ歩くとなれば、満開らしいと聞いた、私には少し懐かしい六角堂さんへ。(2018年の3月末、読書会のあとのお詣りのブログもどうぞ)
六角堂は聖徳太子が開いたと伝わり、正式には頂法寺なのですが、本堂が珍しい六角形であることから、六角堂の名前で知られています。
華道発祥の地ともされ、住職を務める池坊が華道家元を兼ねているのだそうです。
冴え渡る絶好の青空が見える時間帯、枝垂れ桜の白にピンクがもう素晴らしくて浸りたいところですが、人もまた狭めな境内にびっしり!
写真も瞬時に判断して、今と思ったら撮影しないと、お互いさまですが、どうしても人が映り込んでしまいます。
隣のビルのエレベータ(左のみ、前面がガラス窓)から臨んだ景色です。
教えてくれた友人に感謝~!
ミラクルに若く撮れてた~♪(背面の花効果!)
紅葉する木々を表したかさね色目