わが家のベランダでは
発泡スチロール水槽(大と小)で
メダカ君を飼っています。(メダカ写真は全て2017年のもの)
アルミ風船のように輝く
つぶらなお目目、カワイイです
拙ブログ「キラピチ生き物日記」という名前は
もともと、ベランダ飼育の彼らの
お姿にインスパイアされたもの
透き通るプチプチの卵をつけたブラックメダカくん↓
さて
去年の秋のこと、
過去に無かった「飼育水の白濁り」トラブルが
突然に水槽(小)を襲いました・・
白濁りが起きたタイミングは、冬越し用の
毛布代わりにと購入した水草(アナカリス)を
投入したすぐ後くらいから・・それも、なぜか
水槽(小)の方だけ突然に白濁し始めたのです
う~む・・新しいものを入れたことで
バクテリアバランスが崩れた?
屋外でエアレーションやフィルター使用まではしたくなく
出来る範囲の対策を色々してみました。
マメな水替え、白濁り対策の薬剤、納豆菌、水槽の洗浄・消毒
全水換えなどなど・・手を尽くしましたが、
何をやってもしばらくすると白にごりが復活・・・
最終兵器のつもりでお迎えした
お掃除職人がこちらのヒメタニシ君でした!↓
最終兵器なんていうと大袈裟っぽいのですが、
以前、不注意でヒメタニシ君を全滅させたこともあり
思い切って再導入ということで・・
購入直後のヒメタニシくん↓
この容器内のグリーンウォーターは
水槽(大)のほうから汲んできたもの
まずはこの水をヒメタニシくんが
どれくらいの時間で無色透明にできるのか
ちょっとワクワクしながら観察・・
・・・と思ったら、酸欠なのか貝殻に閉じこもったまま
動かない子が多いので、クリップライトで明るくして
水草(アナカリス)の光合成を促進することで
酸素濃度アップにトライ
すると・・・
動かなかった子たちも動き出した!↓
やっぱり酸素不足だったのかな?
ちなみに上写真の子は左右対称の触覚なのでメスかな。
(オスはこんなふうに↓右触覚だけカールしています。
こちらだけ2007年撮影のもの。。)
では、グリーンウォーターの色が
どう変わって行くかを観察しましょう~
最初の状態↓
約2時間後↓(すでにかなり透明に)
約4時間後↓(もう無色透明に近い)
う~む。。
ヒメタニシくんの「濾過摂食」はやっぱり偉大ですネ
彼らは濁りの原因になる有機物やバクテリアを
水ごと口から吸い込み、濾し取って食べてから
排水するのだそう
濾過摂食は二枚貝の得意とする摂食方法で、
巻貝は壁面などの苔やバイオフィルムを
「掻き取り摂食」するタイプが多いようです。
その巻貝の中でもタニシの仲間は濾過摂食も
してくれる少数派のよう
水槽(小)のしぶとい白濁も彼らを5匹ほど入れると
1~2週間ほどでクリアな透明のお水になりました
白濁解消にあんなに苦労していたのが嘘のようです
ヒメタニシ君を含む無数の貝くんたちは
地球の大自然をひっそりと・・しかし
力強~く支えてくれている偉大な存在と感じますネ
ヒメタニシくんは最近
冬の休眠期に入ったようで
屋外水槽の中でじっとしています・・
寒冷地でもなければ底砂なしでも
越冬できるとのことですが・・
念のため田砂を敷いたトレイを屋外水槽に
沈めて、潜れる場所も作ってみました・・
無事に春を迎えられますように
※外来種のジャンボタニシは「タニシ」の仲間ではありません。
水の濁りを解消する濾過摂食もせず、水草などを食害します。
日本では侵略的外来種に指定されています。
タニシと間違えて採取したり水槽に入れたりしませんように