ミモザ
今日は朝から強い風が吹いています。
吹き抜ける風も真冬の冷たさはなくなり、日に日に日射しも強くなり、春の温もりを感じます。今日は、いつもと同じ服装で出掛けたら、途中で上着を脱ぎたくなるくらいの陽気でした。
いつも通る団地の庭にフキノトウを見つけました。
何年も毎日通っている道なのに、今まで全く気がつきませんでした。
フキノトウは里山や木々の多い場所にあるものだと思っていたので、驚きました。日陰で土もあまり良くない場所ですが、思わぬ場所で小さな春を見つけたようで、嬉しくなりました。
●黄色い花
散歩コースからだいぶ離れたところに、黄色い花が揺れているのが見えたので、近づいてみると、ミモザでした。
ふわふわの花が、枝いっぱいに広がってきれいでした。小さなミモザは見たことがありますが、こんなに大きくてりっぱなミモザは珍しく、見事です。
春の花は、菜の花や蝋梅、マンサクなど、黄色い花が多いですが、ミモザの黄色は独特の色です。
ミモザの隣には淡いピンクの梅が咲いているので、ミモザの黄色と青空の組み合わせが春らしい雰囲気を感じさせてくれます。お気に入りの景色です。
散歩する人たちも、足を止めて、じっくり眺めたり、スマホで撮影したり、子ども連れの方は「黄色い花はいいわねえ」と言いながら、それぞれに楽しみながら通っていきます。
それくらい見応えのあるミモザで、何回も見に行って、その日のお天気で変わる表情を眺めて楽しい時間を過ごしました。
●サクラ
3月上旬に満開を迎えた早咲きの桜が、まだ楽しめます。
3月に入り、強い風や冷たい雨の日が多く、心配しましたが、それが幸いして花が思ったより長持ちしてくれたようです。
葉桜ですが、葉っぱと花、それぞれがその良さを引き立てあっているようで、きれいでした。
●ブルーカーボン
海藻や海草が吸収・貯留する二酸化炭素(CO2)であるブルーカーボン。
これを藻場の再生やウニの漁獲量を増やす取り組みに生かし、気候変動対策や水質浄化につなげる事業が注目されています。
国の認可法人ジャパンブルーエコノミー技術研究組合がCO2の吸収量に応じて経済的価値のある証明書「Jブルークレジット」を発行。
自社で削減できないCO2を相殺したいと考える企業に売って、事業の資金を獲得する仕組みです。
2022年までに認証された取り組みは25件。CO2約3800トン分。
●ウニが増えた
具体的成果をあげているのが北海道増毛町漁協。
日本製鉄と藻場の再生に着手し、コンブの成長に必要な鉄分を海に溶け込ませたところ、コンブなとの藻場の面積が2015年の0.6haから、2022年には3.3haと5倍以上になりました。
CO2の吸収だけでなく、コンブをエサとするウニの漁獲量も1.8倍になり、「見入りもよくなった」とその効果を評価しています。
また、他に認証された取り組みは、海草のアマモの苗の移植などで再生(横浜港)、人工干潟の造成でアオサなどを育成(神戸市)などがあります。
日本はさまざまな海藻を食べる「海藻大国」です。海藻は成長の家庭でブルーカーボン(BC)を生み出していると考えられるため、養殖がBCの取り組みになります。
今後、養殖が増えることで、CO2吸収と藻場再生という一挙両得な方法として、その価値が評価され、取り組みが拡がることを期待します。