(つづき)
ミクさんが「怖いけど聞きたい」というのでお伝えすることにしました。
それは中世の西洋です。
ミクさん(当時は男性)と彼は当時、上流階級(貴族のような家柄)で、大親友でした。
ミクさんには誰にも言えない秘密がありました。
彼は女性の心を持っていたのです。
そして、親友のことが好きだったのです。
でも、口が裂けても言えません。
それはとても苦しいことでした。
やがて親友には好きな女性ができて結婚します。
「結婚っていいぞ、おまえも早く結婚しろよ」
彼のその言葉がますますミクさんを苦しめるのでした。
ミクさんはその人生では一生独身を貫きます。
ここまで視て、納得しました。
そうか、道ならぬ恋だったのですね。
どんなに苦しかったことでしょう。
そして、死ぬまで想い続けた彼と今世で再会しているのです。
ご自分でも、なぜ彼に対してこれほど強い想いがあるのか分からなかったと思いますが、過去世でのこの「想い」を引きずっているのです。
解放のストーリーを視ます。
あるとき、仮装舞踏会が開催されます。
ミクさんは女装して参加しました。
その美しさはひときわ目を惹きます。
後日、親友と会ったときに、彼が、
「あのときは本当にきれいだったな。お前が女性だったら一目で恋してるよ」
と。
それを聞いたミクさんは、思わず「私の目を見て?」と言うのです。
親友はミクさんの目を見て……
はっとします。
「おまえ……そうなのか?」
ミクさんの目から涙がぽろぽろとこぼれ落ちます。
彼はミクさんをそっとハグして、「何も言うな」と。
そのまましばらくハグしてくれていました。
(ああ、わかってもらえた)
自分の気持ちを分かってもらえた、もうそれだけで十分……。
以後、彼はその話題に触れることはありませんでした。
いままでと同じようにふたりは大親友として人生を共に過ごしていきました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
私の語るストーリーを聞いて、ミクさんはずっと泣いていました。
彼に対する気持ちの深い根っこは、ここからきていたのです。
決して成就することのない恋だったからこそ、苦しみ、今世にまで引きずっていたのです。
これは5月の話です。
ミクさんが屋久島へ行ったのは8月。
旅行から帰ってきたミクさんが
「あの解放をしてもらってから、片想いの彼のことがあまり気にならなくなったんです」
と言うのを聞いて、ああ、やっぱり大きい「解放」だったんだなと。
3次元的には、この過去世が5年前、講座にいらしていたときに出てきて解放できたなら、もっと楽だっただろうにと考えてしまうのですが、いかんせん、そのタイミングもすべてシナリオで決まっています。
5年の年月を経た今のミクさんだからこそ、受け入れられたのだと思います。
そして、きっと屋久島へ行く前に解放しておく必要があったのです。
クリアリングができていないと、縄文杉と対話ができないからです。
6年前にも同じようなことがありました。
デンマーク在住の日本人Bさんが、一時帰国した際に、特にセッションの必要があったわけでもないのに、なぜか私と会わなければいけない気がすると言っていらっしゃったのです。
チベットでのかなり大きな過去世が出てきて解放しました。
当時は被害者の立場でしたが、加害者は転生して、そのころ現役生徒として私の講座を受講中でした。
★それを書いた記事
Bさんは半年後にチベットを2ヶ月かけて旅をする予定でした。それはBさんが20年以上も前から計画していたことなのです。
その旅の前にどうしても当時の過去世を解放しておく必要があったのでしょう。
本当にすべての人のシナリオはうまく出来ているのだなあと、あとになってそのシナリオの一部が垣間見えたときに感心してしまうことしきりです。笑
さて、これにて第4回「ミラクルズご一行様・鳴沢氷穴」の話はおしまいなのですが、実は鳴沢氷穴からの帰りのバスの中で、あれ? もしかしてこれでおしまいかも?)という感覚が降ってきたのです。
年内は月1回のペースでどこかへ出かけるのだと思っていたのに。
なんだか「ミッション完了」みたいな。笑
念のため、カオさんに「カードで聞いてくれない?」とお願いしました。
カオさんはあのカードの特訓をしてからというもの、めちゃくちゃカードリーディングがうまくなって、いつもドンピシャの答えを受け取れるようになったのです!
★特訓の記事
私:ねえねえ、カオさん、実はですね、この間の山梨を最後に大きい任務が完了したような気がしておりまして。
残り4カ所は気ままに楽しんでいいような気がしているのですが、時間があるときにカードで見ていただけますか?
すると、すぐに返信が!
カオ:マサコさん、そうなんだと思います!
実は山梨に行った後に(すでに)カードを引いてたんですけど、「いざスタート!」だったんで、何か終わって新しくなるのかな?と思いました。
グループLINEだったので、それを読んだリカちゃんが、
リカ:すごーい!!
お二人の読みが一致しましたね☀️
何が始まるんだろう?😆
というわけで、次回は「単に楽しむ」ことにしました。
メインは、今回山梨名物を堪能できなかったリカちゃんのために「思いっきり食べ歩き!」です。笑
城下町の風情が残る街並みをのんびり散歩しながら食べ歩きすることにしました。
(といっても、きっとまた何か面白いことが起こるでしょう)笑
またご報告しますね~
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