(つづき)
5年前、過去世の書き換えが拒否された件について書いておくことにします。
ことの始まりは、2016年1月にデンマークへ行ったことです。
当時、デンマーク在住のY子さんという方が、スカイプでミラクルセラピー講座を受けていらっしゃいました。
長野県から講座に通ってきていた生徒Tさんと話しているうちに、「あれ? Tさん、もしかしてY子さんと相性が合うかも」と思ったのです。
で、「ねえねえ、Y子さんに会いに行ってみたら?」と持ちかけ、当初はT子さんひとりで訪問するはずが、急遽私も一緒に行くことになったのです。
★そのいきさつを書いた記事。(1)~(39)まであります。
現地で10日感を過ごし、帰国して1ヶ月が過ぎたころ。
デンマーク在住の男性B氏から連絡がきました。
日本に一時帰国するのだけれど、「なぜかマサコさんに会わなければいけない気がする」と。
別に悩みもなかったのですが、セッションをお申し込みされました。
B氏はY子さんの友人です。
滞在中、Y子さんのセッションの練習台として来て下さり、そのときに一度お目にかかったのです。
B氏から連絡がきたとき、当時現役生徒だったK氏を会わせなければいけないような気がしました。
K氏は「人見知りだし、そんな知らない人と会うのは・・・」と躊躇していましたが、半ば強引に来てもらいました。
そして、2月某日。
ふたりが対面すると、予想もしなかったことが起きたのです。
この日、現役生徒のミエさんが助っ人に来てくれていました。
私がミエさんを誘導し、B氏、K氏に関わる過去世を見に行ってもらいます。
出てきた過去世はチベットでした。
やっぱり・・・。
なぜなら、デンマークでB氏の過去世を見たときにもチベット時代が出てきたからです。
それだけではありません。
このころ受講されていた生徒さんたちのほとんどがチベットでの過去世を持っていました。
私は密かに「チベット組」と呼んでいました。笑
さて、ここからは当時のブログ ↓ を加筆・転載します。
娘のエフちゃんが自分目線で私(=ママ)に起きた出来事を綴るスタイルになっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ミエ:17~18歳ぐらいの、丸坊主の修行僧(B氏の過去世)が見える。
床を手でドンドンと叩きながら、「なんてことをしてしまったんだ!」って嘆いてる。
ママ:それは、経典を持ち出したこと?
ミエ:はい。経典を魔物(K氏の過去世)に渡してしまった。
ママ:なぜ、持ち出したの?
ミエ:魔物にそそのかされた。
「世界を救うため」って言われて。
魔物(K氏)は高僧の姿に化けて彼に近づいた。
B氏は純粋無垢だったから、素直に信じてしまった。
ママ:魔物はなぜ経典がほしかったの?
ミエ:力が欲しかったから。
真理に近づくと思えるものは、見境なく何でも手に入れたかった。
若い僧は後悔し、自責の念でその寺を去り、彷徨った挙句に野垂れ死にした。
魔物は経典を手に入れたものの、真理に到達することはできず、また新たなものを欲して探し続けている。
「もっと力が欲しい、もっと、もっと・・・」って。
ママは、(この言葉、どこかで聞いたことがあるなあ)と思った。
そうだ!
K氏が講座のたびに言っていた言葉だ。
「もっと力が欲しい」って。
で、同席しているK氏に、「今の過去世を聞いて、どうですか?」と尋ねると、彼は神妙な面持ちで、「その魔物は、自分です」と答えた。
ママ: そうなの? あなたなの?
K氏: はい。
ママ:(ああ、やっぱり、自分でわかるんだ・・・・)
それで、どうですか?
いろんな人をそそのかして、経典を手に入れて。
K氏: そのときは死ぬまで後悔はなかったです。
邪魔者は、切って切って、切り捨てる・・・。
ママ:なぜ力が欲しかったの?
K氏:B氏に嫉妬していた。
K氏の物語は、こうだ。
チベットのある村。
村全体がファミリーのような感覚。
ふたりは血は繋がっていなかったが、まるで本当の兄弟のように仲が良く、年上だったB氏はK氏をとてもかわいがっていた。
共に剣の修行をしていたが、B氏は若手ながら剣の名人で、おまけに頭脳明晰、すべてのことに長けていて、人柄も申し分なく、K氏にとってはあこがれの存在だった。
しかし、それはいつしか嫉妬へと変わっていく。
嫉妬心が渦巻く彼の心は、何かの拍子に、「黒いもの」に憑依されてしまう。
K氏:少しずつ蝕まれていく感じで、いつしか、完全に乗っ取られてしまった・・・・。
ママ: そっか。 それが「魔物」になっていくんだ・・・。
闇の力を得た彼は、村を襲い、焼き打ちにし、抵抗する人々を片っ端から切り捨てていった。B氏も。
そして、村は壊滅した。
ママ:その人生が終わって魂に戻ったとき、自分の人生を振り返って、どう思いましたか?
K氏:とんでもないことをしてしまったと思った。
ママ:罪悪感がある?
K氏:はい
ママ:今も?
K氏:はい
ママ:それで、どうするの?
K氏:許されることではない。もう自分ではどうすることもできない。
ママがK氏の中の「罪悪感」を呼び出すと、黒装束の男性が出てきた。
この人は以前にも出てきたことがある。
K氏が講座に通って来るようになったのは、昨年の10月。
ママは最初から彼に違和感を感じていた。
エフちゃん:でも、気付かないふりをしていたんだよね?
ママ: そう。何かが憑依してるっぽいなあって思ってたけど。(笑)
今年の1月、4回目の講座に来たとき。
ついにK氏の化けの皮が剥がれるような出来事が起きた。
セッション中に変な者が現れたのだ。
(つづく)
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