(つづき)
2日後、仕事帰りにカオさんとRikaちゃんがやってきました。
「今日はリーディングをするからお酒はNGね」と言うと、飲んべえのふたりはとても残念そう。
だいたい仕事帰りに来るときは酒類を持参し、終電まで酒盛りをするパターンですから。笑
さて、早速カードの練習に入ります。
私:一般的なカードリーディングのやり方にとらわれなくていいから、自由にやってみて?
切り方も、カードの選び方も自分のやりたいように、好きに。
そもそも講座の生徒さんたちはリーディング自体ができるので、わざわざカードを引かなくてもよいのです。
潜在意識に質問する。
直接、答えを受け取る。
これが可能なのです。
カードやダウジングを使う場合には、それらに「通訳」となってもらい、「上」からの答えを間接的に受けとっています。
直接答えを受け取る能力があっても、このように「物」と二人三脚の方がやりやすい方もいらっしゃいます。
カオさんはカードを引いた後のリーディングに自信がないというのですが、私が観ている限り、すべてピンポイントです。
実はカオさんが来る前に、筋肉反射で、
「カオさんはリーディングができるのに、なぜできないというのか?」を聞いてみたのです。
私:できないフリをしている?
筋:いいえ
私:本当に「できない」と思っている?
筋:はい
「それはなぜ?」と聞いていったら……!
「自分を変な人だと思っているから」
ははは~!
つまり、「自分は変な人」なので、「その変な自分の答え」も、(人と違って)変に違いない」と思っているというのです。
あ~、面白い!
変でもなんでも自分の答えなのだから、それで良いのです。
自分の答えは違っているけど、他人の答えは合っているなんてことはありません。
私:なんでリーディングできない、って思っているの? さっきから観てると抜群にできてるのに?
カオ:カード観て、こう、頭の中に「感覚」ではわかるんだけど、それを言語化できなくて。
なるほど!
わかります。
「感覚」(=5次元)を、言語(=3次元)に置き換えるのは難しいし、もどかしい。笑
その「感覚」にぴたりと当てはまる言葉なんてないし。
だから、結局フィルターがかかるのですよね。
カオ:それに、単語でぽつぽつ出てくるから、長い文章で伝えられないし。
ああ、そうか。
カオさんは、「リーディング」というのは、長い文章でスラスラ伝えるものと思っているようです。
別に単語だけでもよいのですが。
それに自分の知りたいことを観る分には、「感覚」で理解できていれば十分です。
むしろ、占い師などに依存することの方が問題…。
自分の満足する答えを得られるまで、占い師を渡り歩く人もいますから。
観てもらったところで、所詮は「人の答え」だし。
みんな(自分なりの)潜在意識に繋がって「答え」を観ているだけです。ですから、カオさんのようにカードなどが出来る人は、自分で答えを観ればよいのです。
すべての答えは、自分の中にある
のですから。
人の答えを聞いて惑わされるぐらいなら、自分で観て、自分の答えを信じた方がいいし、「自分の答えを信じよう!」と決めて練習を重ねていくと、能力もアップしていきます。
そりゃあそうですよね?
「自分の観たものは自信がない」=自己否定。
ですから。
自己否定しておきながら「もっと観れるようになりた~い!」なんて矛盾しています。
つまり、自己否定を続けながら、いつか能力がアップするかもなんてあり得ないとうことです。
生徒さんの中には、自分の答えは信じられないけど、「マサコさんの答えなら信じる」という方もいらっしゃいます。
これまた危険です。
こんなことになりかねません。笑
私の答えがいつも正しいわけではありません。
それに、それは「私の世界の答え」であって、その人の答えではないのです。
仮に私が何かを勧めたとしても、自身で
「マサコさんはそう言ってるけど、本当に自分に必要なの?」と聞かなければいけません。
答えはいつも自分の中にあるのですから。
どんな占い師も、どんな霊能者も、彼らの答えは、「その人が繋がった世界で観た」答えにすぎないのです。
その人が、
そのときに、
たまたま
繋がった世界から、
持ってきた情報。
つまり、「潜在意識」「アカシック」などと表現している世界は唯一無二ではなく、観る人の品格や霊性や思考や思い込みなどにより、いくらでも瞬時に生み出されるということです。
量子学的にいうと、そもそもこの世界は、「観た瞬間」に「生まれている」らしいので。
(と、いつも「上」が言っている)
ですから、どんなときも、自分がどう感じるのか、なんとなくでもいいからどう思うのか、信じるべきは「自分の答え」です。
そのためには、常に自分のクリアリング(=解放)を進め、濁り水ではなく澄んだ水の中から答えを拾うのが好ましいと思います。
そういった観点からみると、
カオさんのように、
魂に一点の曇りもない純粋な人は、
引くカードも、リーディング内容もブレがない!
信じてね、信じてね、自分を
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『過去世診療所〈実例集①〉』~2014年度分
『過去世診療所〈実例集②〉』~2015年度分
『過去世診療所〈実例集③〉』~2016年度分
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