トレッドミル
ここんとこ曇り空でにわか雨が続いていたクランボルン、昨日・今日と快晴です。
明日も28℃くらいまで上がるそうですが、また火・水・木曜日と雨になりそうなので
つかの間の日差しを楽しんでいるヴィクトリア州の人々。
うちのルビーも例外ではなく 普段私の布団の上で昼寝をしてるんですが
今日は朝から裏庭に出て遊んでおります。
さて、昨日の話に引き続いて
厩舎には「Treadmill(トレッドミル)」があります。
ゴールドコーストの厩舎では多分どこも使ってないと思う。
使ってるの 見たことありません。 というシロモノ。
旦那も「え~~ あれヤダよね」と言いますが
こちらヴィクトリアではメジャーなマシンのよう。
トレッドミルとは ルームランナー ですかね?
イメージではこんなの。
厩舎にあるのはもうちょっと立派なタイプですが
基本的にはこんなので馬を運動させます。
ウォーキング(並足)から始まって トロット(速足)、強めのキャンター(駈足)もさせます。
まぁさすがにギャロップはしないだろうけれど(笑)
日本ではメジャーで使われているのでしょうか???
これの怖いところは、馬の後ろ脚がベルトに引き込まれちゃうところ。
写真のようにきちんと繋いではおりますが、馬によってはつまずいたりするし
疲れてくると後ろに下がってきますから
きちんと見てないといけません!
昨日はこれを初めて触りました。
私が担当した馬は15分間強めのウォーキングで、最後の5分はトロットをさせました。
厩舎の馬もこれでよくキャンターをさせています。
それでも使うときはせいぜい3頭くらい。
隣の厩舎は朝から4時間くらい 引っ切り無しに何頭もの馬をこれでキャンターさせています。
ゴム製のベルトの上を馬が駆けるので
ドドン ドドン ドドン とドラムが鳴ってるような大きな音がします。
時々厩舎に連れ帰った馬がこの音にビビってますけれど。
これの良い点はなんだろ?
人が乗らないから 背中を痛めることなく運動できることかな?
なんだかねぇ 私 個人的には事故になりそうで怖くてイヤなんですけれど。
操作パネルに緊急停止ボタンもあります。
『これを使わなければならない日にゃぁ、アンタの尻をひっぱたくからね!』 と
親方に冗談交じりで言われました。 コワイです。
結局先週は午後の作業に出ることなく終わりましたが、今週は月・水・金曜日の午後当番になりそうです。
他のワーカーはそれぞれ4、5頭ずつ毎日グルーミングをする担当馬を持ってますが
私は始めたばかりなので担当馬も無く、
でもそのうち徐々に厩舎の中での役割も入れてくれるんじゃないかなっていう感じがします。
厩舎には親子でトラックライダーをしていて、息子の方は日本で生まれたそうです。
お父さんは美浦で働いてたと言ってました。
「エル・コンドル・パサーの調教師んとこで乗ってたよ」と教えてもらい
うちの旦那も1999年から2000年は北海道のグリーンなんちゃらスタッドだっけかな?
そんな名前の育成牧場で馴致の仕事していましたし、
日本の育成牧場で働いた経験のあるオージーは結構いて、「オレ日本で働いてたよ」ってよく聞きます。
ふ~ん。 としか言えませんけれど (^-^)
ついつい忘れがちになってしまっていましたけれど、9月にクィーンズランド州の中部を訪れ
サファイア発掘をしました。 (過去記事はここをクリック これも )
そん時にいくつか良い石を磨いてもらうのに残してきたんですけれど
どうも連絡が無いので 旦那に電話してもらったところ
現地ではサファイアの発掘する人達から沢山依頼が来るので忙しいとは言ってたんですけれど
12月にあの辺りを洪水が襲い、その後サイクロンがヒットし、今は磨く仕事をしている奥さんが入院してしまった
とのことで 私たちの石達はまだ磨かれずにほっとかれていたのでありました。
これ以上できないから送り返してくれるそうです。
なんだ、せっかく楽しみにしてたのに。
誰か磨いてくれる人を探すか、はたまた 「お前、ヒマなら磨いたら?」と旦那に言われる始末。
そんな簡単にできるもんなのかねー ┐( ̄ヘ ̄)┌
今日はご訪問ありがとうございました (*^-^)b
p.s. 毎日仕事の後にチョコチョコ旦那がキャラバンの作業をしています。
そのおかげで内装がどんどん進化しています! そのうち公開しますのでお楽しみに☆
精進のひび
ブリスベンの辺り 今日は雨降りです。
予定していたルイーのレースを含め、Chinchilla(チンチラ)競馬場の開催は中止になったそうです。
なんかこう、「今回はチャンス!」っていう時に限って雨天中止になってしまう。
あー。 とても残念。これで何回彼のレースが流れただろう。。。
さて、先月上旬まで働いていた厩舎とは打って変わって(←ここ重要!)
今の親方は いろいろ新しい事を教えてくれます。
その1つが 馬のスイミング。
調教トラックにはスイミングプールがあります。
イメージではこんなの。
お解かりのようにプールは楕円形です。
ゴールドコーストで使っていたプールは直線だったのでただポールを馬のホルター(ヘッドカラー)に付けて
まっすぐ泳がせればよかったんですが、
こちらはカーブがあってしかも人が歩く通路部分は『立体交差』になってるので
(写真奥、金髪おねーちゃんの後ろがソレ)
このあたりにテクが必要。
初めて泳がす時にはどこを私が歩いていいのか、歩くのに夢中になってると 肝心の馬がおごそこかに
なってしまうので それはそれで大変。 ポールの位置もよくわかんなくて大変でした。
初回はフォアマンと一緒に泳がせ、カーブのあたりは彼女(うちの厩舎のフォアマンは女性です)にやってもらい、今朝はベテランワーカーと共に 私メインで練習をしました。
ははぁ~
コツを掴めばどうってことないです ( ̄▽ ̄)=3
次回は私1人でも大丈夫な気がする。
ゴールドコースト競馬場から 【ストラッパー オブ ザ イヤー】という輝かしい賞を頂いておきながら
実は 私 いろいろ出来ない事・やった事無いことがあります。
なんてことない、私 案外ヘボいです。
サドルアップもその1つ。
競馬学校在学中は 競走馬の厩舎で働くなんてコレっぽっちも思ってなかったので
(私は乗馬希望だった)
ライディングの授業も私1人 乗馬用のサドルを使ってました。
エクササイズ・サドル(トラックワーク用のサドル)を使ったのは最初の2回くらい。
卒業する頃には サドルアップの仕方なんて覚えて無かったです。
ゴールドコーストで働いた最後の3年間は、サドルアップをする人が2名いたので
私たち『その他の厩務員』は馬を連れて行き、連れて帰り、洗い という作業を繰り返してました。
あの3年間で2回くらいサドルアップしたかな?
まともにサドルアップをしたのは 旦那が調教師業をやってた時。
旦那に教わりながら やっておりましたがそれもかれこれ4~5年くらい前の話。
で、当時も多くて6頭、殆ど4頭とかしか1度に管理してなかったから サドルアップする数も少ないです。
その前にも10ヶ月間働いたところでサドルアップもやりましたが、それも6~7年くらい前の話。
というわけで、ここにきて毎日サドルアップをしなければならなくなり
最初の4日間くらいは四苦八苦してました (;^ω^A
「これでいいんだっけ?」みたいな。
サーシングルもギュウギュウ締めてました。
でも昨日の朝 親方からその場にいた厩務員数名に正しいサドルアップの方法を見せてもらい
案外 みんな適当にサドルアップしてたのかが 解っちゃった!
気にしない人も多いですが 親方は【非常に気にする】と豪語してるので
そのうちスタッフ・ミーティングを開いてもう一度全員に徹底させる と言っておりました。
ガース(腹帯)とサーシングル(腹帯の上から鞍全体を固定するもの)の締め具合と位置
サドルとサドルブランケットの位置、ブレスト・プレート(胸がい)がきつすぎないか
などをキチンとしてないと 馬にとって違和感あったり皮膚が擦れちゃったり背中を痛めたり
特にギャロップした時はきつ過ぎると呼吸に影響を与えるから こういうのは気をつけないといけません。
ただ、とても忙しいので パッパとしなきゃいけませんから、いつまでも時間かけて
サドルアップをしてるわけにもいかず。。
なかなか慣れるまでは難しいです。
うちの旦那なんて 彼の人生の中でしたサドルアップは少なくとも10万回。
伊達に回数をこなしてますから どこで働いても何の問題もありません。
いろいろ質問をするとそれなりに教えてくれるので まぁ 有難い存在です。
何回かここでも書いているように、私は馬のリードがヘタクソです。
(関連記事は ここをクリック )
肘を使え ってよく言われるんですけれど イマイチよく解りません。
肘を入れると私全体のバランスが崩れて おかしな事になります。
だから旦那に聞くんです。 どーやんの? って。
するとヤツは 「Hard to explain(説明が難しい)」って言ってその場では教えてくれないし
一度馬を使ってやったんだけど 「You're hopeless」とか言ってサジ投げるし
教えてくれよ~~~~~(怒)
と思っていたんですが、先日ちょっとおバカな厩舎の馬を連れて帰った時に
あ! こうやるんだ! とコツがなんとなく解った次第です。
今更ですが。
日々是精進♪
ご訪問ありがとうございました (*^o^*)
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何の影響からか、ここんとこずっとにわか雨が続いています。
ラッキーな事に仕事中は大雨にならないんですが
南極大陸からであろうと思われる冷たい風が吹いています。
調教トラックでは それぞれ厩舎ごとに使うつなぎ場が決められており
私たちが使っている場所はトラックに面しているので トラックの様子を見る事が出来ます。
毎朝700頭がワークしているクランボルンのトレーニング・トラック、
ほぼ毎日の確率で誰かが落馬します。
そうすると、サイレンが鳴ってトラックの入り口の赤い回転灯が点灯して
カラ馬がワーーーーッ!と走ってるのが見えます。
いつものことなので あまり気になりませんが(笑)
毎朝、2月上旬まで働いてた厩舎のライダー達に声をかけられます。
それは嬉しいんですけれど、
やっぱりアレが誰なのかよく解りません。
1人はレースデー・フォアマンのジェイミー君・23歳 だというのが解りました。
もう1人は誰なんだろ??
今朝なんて 5人(プラス5頭)の集団で 「ミニーー!!(私のニックネーム)」「ミニー」「ミニー」と手を振られ
他4人は知らないんだけれど どうも向こうは知っている様子。
レースで引いてるのをTVで見たから私を知ってる のかしら。
それとも単に一緒に呼んでるだけなのか。。
実は こバカにされてるのかな? と思いながらも 「モーーニーン♪」と手を振り返しております
おとといくらいにジェイミーと思われる人物に 遠くから
「Where's Tony(旦那の名前) working?」と聞かれたので
「芝刈りやってるよー」
と答えたけど いいんだよね? と旦那に聞いたならば
「ちっげーよ。Landscapingって言って欲しーなー」
と言われてしまいました。(ノ_・。)
旦那曰く 『芝刈り』は単に芝刈り機を押してるだけの 誰でも出来る至って簡単な職種ですが
Landscapingは 庭のメンテナンスに重点を置いてるので ちょっと違うみたいです。
昨日・おとといと旦那は ある金持ちの家の庭の手入れをしてきました。
庭にプールがあって テニスコートもあって、テニスコートには自動で球が出るマシンもあったそうです。
(バッティングマシンみたいなの。何て言うんでしょう?)
築5年以内のキレイな家は まさに『豪邸!』
広大な土地にはグレープフルーツ、オレンジ、レモン、ライム、洋ナシの木が植わってるそうで
持って帰ってきてくれました。
さすが自家製なので形も不揃いで ぶざまですが、グレープフルーツを試してみたら
美味しかった!
家庭でもちゃんと実がなるんですね~
あとでもう1コ食ーべよぉっと♪
洋ナシまでなってるなんてちょっと驚きです。
まだ実が固いので リンゴと一緒に置いています。
リンゴのエチレン効果で早く熟すハズ。
ついさっき、うちの近所で仕事があったからと言って
仕事の道具を使って我が家のフロント・ヤードの芝を刈って再び戻って行きました。
裏庭もなんとかしないといけないんだけどね。
この家のオーナーがこの庭をどうしたいのか教えてくれるまでは
どうにもいじれません。
(という口実を作って 単に何もしてないだけですが ヽ(゜▽、゜)ノ)
今日はご訪問ありがとうございました o(^-^)o
と思う今日この頃
昨夜4時間くらいしか寝られなかったので 今朝の仕事のあとの昼寝 3時間寝ちゃいました Σ(゚д゚;)
なぜ昨夜は寝られなかったのかというと、なんでだろ。。
部屋のドアを閉めて布団に入ったら またルビーが来て
バスルームへのドアをカリカリやるから 開けてやり、
自分でドアを閉めちゃったから また開けてやり
人が「寝よう」と努力しているのに ブラインドの裏に入って歩き回り
なんだか嫌がらせとしか思えない このルビーの行動
だから眠れなかったのかな?
私のそばで誰かが電話で喋ってる夢を見ました。
「うん。 うん。 うんうん。」と男の人の声っぽい、ひたすら電話口でうなずいているの。
あー、へんな夢。
目が覚めたら、ルビーがイビキかいてました。
夢で見た 「うん。 うん。」と聞こえたのは、ルビーのいびきだった。。。。
仕事を始めて1週間が経ち、どうやら親方に気に入られたみたいで ホっと一安心。
厩舎の世界は割りと厳しく、『動作が遅い』という理由でクビになったりします。
私はそれほど早くは無いけれど、それぞれの仕事をキチっとやるので
どこの厩舎に行っても親方には気に入ってもらえます。
他のワーカーからはどう見られてるか知らないけれど。
まぁ興味ないっていうか、そんなのどうだっていいので全然気にならないけれど (^-^)
今働いている厩舎、2歳馬が多くて彼らはまだレースに出る段階では無く、
今週土曜日に1頭、日曜日に2頭 レースへ登録したけれども
1つのレースに40頭くらい登録があるので なかなか出場できるチャンスがめぐってきません。
週末のレースの枠順は木曜日に発表されるので さっきチェックしたら
土曜日の1頭と、日曜日の1頭は出場枠がもらえてませんでした。
残念。
レースに連れて行くのもフォアマンだったり トラックワークライダー だったりするので
仕事を始める時に親方にも 「ウチはあんまりレースには行かないんだけどね~」
と言っていた言葉通り、多分私がレースへストラップしに行く事も殆ど無いんだと思う。
レースで引く事を目標というか 楽しみにしている私にとっては ちょっと残念な今の職場。
メルボルンの大きな厩舎では【厩務員募集】の広告にはたいてい
「Stablehand/Strapper」とか、Stablehandでも仕事内容に「Race Day Work」と書いてあるので
レースで引かせてもらえる事があるんだろうけれど。
というわけで ちょくちょく他所で募集がないかチェックをしているんだけれど
今のところ、人数ギリギリでやってるので 私が離れちゃったら申し訳ないかなぁ とか
でもフルタイムでは無くカジュアルで雇われているから 居なきゃいないで厩舎としては
やっていけるんだろうけれど
一点、レースに行かれない事がちょっと不服要素なので コレをどうするかな。
う~ん。。。
と考えることがあります。
今年の12月で家の賃貸契約が切れるのを機に メルボルンか他の州へ引っ越すのか
引っ越すんだったら 今のところで残り10ヶ月あまり 頑張ってもいいんだけどね。
まぁ まだ始めたばかりなので もうちょっと様子を見てもいいんですけど。
やっぱり仕事は自分の希望することをやりたいですよね。
そんなことを思う、今日この頃です。
今朝、ある2歳牝馬にブライドル(頭らく)を着けようと頑張っていたんですけれど
どうもハミをくわえてくれず、しばらく悪戦苦闘していたら その馬が頭を急にいきなりブンと振った瞬間
私の右側(馬に立っていた側)のこめかみあたりに
物凄い衝撃が走りました!
いっっった~~~~~い(泣)
と3分間 動けなかった。
なんとか無理やり装着する事ができたんですが、気付いたらその馬の右側の目の上が腫れていて
あら、だからブライドル着けるの嫌だったのね。。。
今もまだ こめかみのあたり痛いです。 なんとなく腫れてるかも。
旦那に「打ち所悪いと危ないから 気をつけないとダメだよ」と言われ
でもこういう事故は時々起こって 防ぎようがないので やっぱりキケンです!
おっと、ルイーが今週土曜日にレースです!
2週間前にもレースしたんですが、距離1200mで ちょっと短いので結果が出せませんでしたけれど
今回は得意の1400m。 10頭中4枠を引いたのでまずまず。
楽しみです☆
今日はご訪問ありがとうございました v(^-^)v
ルビーの行動学考
☆今日2つ目の記事です☆
朝は3時40分に起床なので、夜は8時半くらいには寝る態勢を整えます。
旦那は7時に起きればいいので 私が寝室に行った後もいつまでもTVを見ています。
音が聞こえると寝付けないので寝室のドアを閉めるんですが
ドアを閉めると 大概ルビーが部屋にやってきます。
開けてると来ないんですけどね。
昨夜も ドアを閉めて電気を消して布団に入ったところ
「入れてけろ~」とドアをカリカリ引っ搔いてました。
ドアを開けてやって再び布団に入ると
クローゼットを散策しだし、
バスルームのドアをカリカリし始め「開けて~~」と訴えます。
夜間は冷えるからバスルームのドアは開けっ放しにしたくないんだけど
開けないと開けるまでカリカリやるので 結局開けてやらないとなりません。
再び布団に入り(怒)
旦那が見てるTVの音にイライラしながら寝よう寝ようと努力してると(怒々)
ルビーが何か布地のものに爪を立ててる音が聞こえました。
私が翌朝着るパーカーの上で前足フミフミを20回くらいしてました。
そのうちうずくまり
眠ってしまいました。
前足フミフミから5分後にはイビキが聞こえてきます。
先日ルビーのいびきについて書いて以来(関連記事はここ )、彼女のイビキが随分小さくなりました(笑)
翌朝 この赤いパーカーはルビーの毛だらけです。
どうせ厩舎で馬の毛にまみれるので全然構わずそのまま着ちゃうんですけれど
馬房掃除をしてる時に 馬がやたらと私の後をついて 私の背中のニオイを嗅いでるのは
そうか、きっとルビーのにおいがするんだ。
う~ん 動物っておもしろい♪
ご訪問ありがとうございました p(^-^)q
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