冷気いよいよ加わって参りました。皆様、お元気のことと存じます。

 

風邪が流行っているようです。レッスンをお休みされる生徒さんが相次ぎ、私自身も喉の痛みと熱がありました。無理をなさらぬようお身体にお気をつけてお過ごしください。

 

・生徒さん達のご成長

 

音楽学科の大学を卒業され、社会人となった方が、1月に2回ほど通ってきておられます。和声とバッハのシンフォニア、グリーグのピアノ・ソナタを学んでいます。和声はお忙しいようで、時間が取れない、とのこと、教室で課題を1つ一緒に考えながら解いていきます。五線紙に大譜表を書いて、バスを記し、和音設定を行います。それから、根音・第3音・第5音、どのソプラノからはじめると、音楽的なソプラノが作れるか、場合分けして先を見通しながら検討します。その後、内声を埋めて、課題を完成させます。一人では、なかなかそれぞれ場合分けされたソプラノを見通す、という作業ができないので、良い機会だと思います。急がず、じっくり取り組みましょう。ピアノの方は、バッハ、グリーグとも完成してきているので、あとは、発表会やコンクールなどで、人様にお聴かせすると良いと思います。そのような機会を現在、探したり、検討しているところです。

 

小学五年生の男の子のレッスンがありました。生涯学習として作曲・ソルフェージュなどを学ばれておられ、とても教養のある親御さんが後押しされております。今回も何ら問題なく、聴音・視唱・コード・作曲を学びました。少し時間ができたので、音楽史の知識の整理をします。西洋音楽の各時代の代表的な作曲家はよくおさえており、様々なピアノ曲をご存知です。もしも、より充実させるとしたら、弦楽四重奏をはじめとする室内楽をお聴きになると良いのでは、といろいろと紹介させていただきました。作曲にも活きてくるので、たくさん良い作品を聴きましょう!

 

メトードローズに入り、隣り合う音を一つ一つ弾いている、年中の男の子のレッスンでした。元気のいい挨拶で、安心して確実にレッスンを行えます。右手、左手だけの練習をしてきたので、両手で一緒に弾くことにチャレンジ!不安そうでしたが、きちんと弾けています。もう少しで離れた音を弾く練習に入ります。お指の形、姿勢などをしっかり身につけていきましょう。その後、きらきら星のメロディーを弾きました。5本の指を使い、強弱もきちんとついて、良く弾けました。表現の基礎を学んでいますが、変化のある音を楽しんで弾いてください。最後に、聴音です。ドミソをいろんな組み合わせや順番で聴いていただきました。順調に進んでいます。次は高いドが待っています。どんどん覚えていきましょう!

 

・新しい生徒さん

ご自分で作曲・編曲をされ、歌われている方が、ソルフェージュに関心をお持ちのため、わざわざ和歌山から通ってきてくださいました。視唱として、二度から七度の音程を正しくとること、新曲視唱として、課題を二つ、聴音として、単音、和音の聴き取りと、旋律聴音を行いました。それに加えて、ご自分の歌を歌っていただきました。ここでは、声楽のレッスンは出来ないので、発声などのアドバイスは難しいのですが、音程についていくつか助言させていただきました。また、演歌・歌謡曲の一部の編曲も扱うことが難しいので、どのように習ったら良いかということについてアドバイスさせていただきました。これからも歌をたくさん作って聴かせていただきたいです。

 

・新しい出来事

A3サイズの印刷ができる新しいプリンターが教室にやってきました。それまでのプリンターはサイズ合わせの部分が動かず、A3サイズの用紙が紙詰まりを起こしてしまったりしていました。また、新しいパソコンのドライバーがありません。もう十数年使っていたので、ちょうど良い買い替えどきでした。通信添削の総評やはがきの宛名、オーケストラのスコアの作成に役立ってくれることでしょう。

 

秋冷日ごとにつのる季節、どうぞお健やかにお過ごし下さい。