今年の暑さは格別ですね。皆様お変わりありませんか。

先日は台風が来ました。東京は直撃というほどのことではありませんが、激しい雨が降ったりで、レッスン日時を変更される方が多かったです。台風が去ると、また日差しが強く、暑い日が続きます。もう8月ですが、この暑さに負けずに、レッスンに取り組んでまいります。

・生徒さんのご成長

和声を習得されるために通っておられる社会人の男性の方は、構成音の転位(2)を終えました。3巻は、ここまでが一つの山です。転調を含めて和音が設定できるか、バスの動きに無理はないか、内声を効果的に動かせているか、など、ポイントがいくつかあるのですが、これらを意識しながら実施していただいております。転調がいまだうまくつかめないようで、ソプラノをよく聴いて、音楽として通る和音・バスの設定をされると良いですよ、とアドバイスさせていただきました。次の章、和音の補遺は小さな課題が集まっており、ご自分で出来るとのことで、反復進行に進むことになりました。

6月から通っておられる小学3年生の男の子は、前のお教室からの続きで、スケール・カデンツの本、バーナム・ピアノテクニック、トンプソンを使って、レッスンを進めております。どのご本も、丁寧に取り組んでおられたようです。さらに、基礎力を充実させるために、メトードローズをはじめようか、考えているところです。現在、指を少し立てて弾くようにしています。これまでは、平らにして弾いてこられましたが、どうしても肘に力が入ってしまうことと、素早い指の動きが難しくなるからです。気長に取り組んでいきましょう。

小学生3年生の女の子は、バイエル上巻の後半を進めています。日々、忙しく、ピアノのために時間を割くことがなかなかできないご様子です。それでも、レッスンでは集中し、着実に練習をしております。最近の成果としては、音符に音名をふらなくても、読めるようになったことです。一方、難しいことは、左右の独立が進んで、譜読みしにくくなっていることです。また、へ音記号が新しく出てきており、負担が少し増えます。ひとつひとつ丁寧にこなしていくことで、クリアしていきましょう。

・新しく受講される方

幼児の4歳、男の子が、台風が迫っている中、通ってきてくださいました。まったくはじめてなので、両手の親指と人差し指の打鍵の練習をします。弱く弾いたり強く弾いたりしながら、音の変化を感じ取っていただきました。それから、「ちょうちょ」と「きらきら星」を指一本で、ガイドをしながら弾いていただきました。集中力・好奇心がおありで、これからレッスンを受講されても十分身につくところが多いと思います。そのことをお母さんに伝え、レッスンが終わりました。メロディー楽譜は、クリアファイルに入れ、プレゼントしました。

和声の通信講座にお申し込みをされた方から、課題の実施が届きました。3巻の反復進行から学習を再開されるとのことです。拝見しますと、これまでも、きちんと和声に取り組んでいる、ご様子が垣間見えました。当教室で、3巻を終え、対位法やさまざまな和声課題を実施していっていただきたいと思います。

厳しい暑さが続きます。くれぐれもご自愛くださいませ。