松田のこれ知っとるか?~炎の1000本ノック。 -88ページ目

0071 これでいいのだ

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5年前くらいかな?ダブリンまで行ってイヴァン・ダンドのライブを観たことがある。ロンドンでNMEを見てそれを知った。当時イヴァン・ダンドという名前はどこか懐かしく感じたものだった。へえ、今はソロでやってるんだ、なんて思った。それはちょっと見ておきたいかもだ。ダブリン行く行く、なんて思って私は飛行機に乗った。時間があったらついでに観光してきちゃおう。初めてのアイルランドだ。その時はまさか当日券が売り切れる可能性など考える由もなかった。


でその日の当日券は既に売り切れていた。オレ日本から来てるんですけどダメ?何とかならないの?と泣きを入れてお願いしてみたのだが、ダメだった。明日もやるし当日券が20時から売られるから早めの時間にカモーンだ、グッドラック!と諭されてしまった。どうしようかと思ったが、私はダブリンで延泊することにした。


翌日、19時にそこへ行くとすでに20人くらいの列が出来ていた。でなんとか当日券をゲットだ。昨日のオッサンが私に「オウ、良かったねえ」みたいな事を言う。うるせえ、オマエは黙っとれ。


イヴァン・ダンドのライブはギターの弾き語りで、当然というかほとんどが馴染みのあるレモンヘッズのレパートリーだった。あとは新曲と、私もよく知ってる曲のカバーをラフに演奏した。その時の新曲はそれから1年後にリリースされることになる"Baby. I'm Bored "に概ねは収録されている。私はほぼ最前列に近い位置で見ていたのだが、途中"My Drug Buddy"を歌い終えたイヴァンが私のところへつかつかと歩いてきた。「日本から来てるのってキミかい?」



イヴァン・ダンドの年齢は私より1個上らしい。私はロックを語る上で世代感というものはわりと大きいものではないかと思っている。同世代ならではの感覚というものがあって、あれはいい、これはダメだなどと思いながら、奇しくも同じような昔の音楽に遡る。当時はそんな音楽を聴いてる同世代のやつなんて、まわりにはなかなかいなかったけど、でも世の中には同じような人がいるものである。そういうヤツが私の好きな音楽をやっているのならば、そういうのは大事にしたいと思うのだ。イヴァン・ダンドは嬉しくなってしまうくらいカジュアルでいいヤツだという感じがした。でもなんでソロなの?とは思ったな。"Baby. I'm Bored"は相変わらず人懐っこく繊細なメロディラインが健在で、これ別にレモンヘッスでいいじゃん、と私は思ったのだ。まあでも、いろいろあったんだろうなと思う。


このアルバムは、なんとレモンヘッズ名義である。ソロとはやはりどこか違って、バンドのスタイルにこだわった感じが出ている。ゲストでJ・マスシスが2曲、聴いてみてすぐそれとわかるギターソロを披露しているのがなんとも微笑ましい。まあ気楽にいこうぜ、とでも言われているような気分になってくる。

0070 Mod girls from Brighton

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ウダウダ語るよりもこれ (←Youtube)とか見てもらえば一目瞭然、という感じのグループ。CDのブックレットとか、さぞかしビジュアル満載なのかと思いきや、意外にもインディバンドみたいなそっけないものだった。これ、普通にCDだけで接していたら、うまくつかめない謎のレコードになっていたかもしれないと思う。YouTube世代のニューカマーとかなんとか、騒ぎたい気持ちもなんとなくわかる。


とにかく60'sオマージュの洪水みたいなMODでイカス女の子3人組。簡単に言えばシャングリラスを今風にやってみましたという感じなのだが、そういう身も蓋も無い言い方は良くないと思います。せっかくこう、今時にしてはなかなかなセンスなわけだから、もうちょっとこう盛り上がってもらわないと。いかにも短命に終わっちゃいそうな感じもするし。まあ最初はこれでいいけど、どうか企画モノっぽく1発で終わらずに趣味っぽいノリでいいから続けてください、なんて思う。私もいつかその辺にいる可愛くてお洒落な女の子を集めてきて、こういうバンドをやってみたいものです。


しかしこれ今、妙に高い値段になってる。なんでだ?

0069 あのステアーズ?

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なんかおもろいCDあらへんかな、なんて思てHMVに行ってきたんや。そしたらな、もうなんやようけわからんもんばっかしや。しゃあない帰るか、思たところに、やにわにこのCDが目に留まったねん。ステアーズ、いうてな。なにいうてまんの、ステアーズってあのステアーズかい。いや、ないない。あほか、そんなんありえへん。でな、ワシ手にとってようけ見てみたねんな。そしたら、どうもあのステアーズやねん。未発表曲集いうてな。あほちゃうか。こんなん誰が買うんじゃい思てな、ワシは買うてきたよ。ステアーズ大好きやったしね。


ビンテージのギターに機材、コスチュームから曲調からなにから、60'sガレージで決めてみましたいうバンドは昔からいくらでもいてはったけどな。しかしな、そういうのはなんていうかマニア比べいうかな、どれもこれも結局50歩100歩や。しかしな、ステアーズはオレなんかにしたら別格やった。何がって、こいつら完全にアホやん。いやマジでな、アホやでこいつら。ステアーズはな、そこんとこようわかってはったねんな。そういうの素敵やん思てな。


このアルバムは1stや未発表2ndアルバム用のデモを集めたCDやて。まあ今はな、唯一のアルバム「メキシカンR&B」も廃盤ゆう話や。要するに今、ステアーズを聞くとしたらな、これしかないねんて。んなアホな、いう話やけどな、まあ結局同じようなことやっとるしな、これで全然ええんちゃうの?

0068 ひまわり亭

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五反田に「グリルエフ」というフランス料理屋さんがある。昭和25年創業というから、かなり堂に入ったお店だ。この店は、79年10月に日本テレビで放映されていたドラマ「ちょっとマイウェイ」の舞台であるレストラン・ひまわり亭のモデルになっていたお店なのだそうだ。先日、ここでビーフカツレツを食べた。

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ここのデミグラスソースは、創業当時から継ぎ足されながら煮込まれたものだという。で、その味は、私の率直な意見としては、決して美味しいと思うものではなかった。脂臭くスモーキーな味は、食後もしばらく鼻息にその匂いが残るようなどちらかというときつい味わいだ。私の個人的な考えとしては、老舗・伝統の味わいとか何十年前と同じ味を守っているとかいうものは、美味しくなければそもそもはダメなんじゃないかと思う。この味がたまらない、という人がいても私は驚かないけれど、この味がわからないのならモグリだ、という人がいたなら私はモグリでいいやと思う。



ちなみに「ちょっとマイウェイ」は今見ても十分面白いドラマです。関係ないけど、安倍なつみのお母さんはこのドラマが好きで、桃井かおりの役名・浅井なつみからその名前をつけたのだそうです。ここ に書いてあった。

0067 この人もたぶんいい人なんだと思うけど

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テイ・トウワさん。一応これ、「べスト・オブ・テイ・トウワ・ワークス」といって、れっきとしたベストアルバムだと思うのだけど、7曲、つまり約半分を占めているのがKOJI1200絡みの音源だ。残りの曲もゲイシャ・ガールズとかだったりして、ほんとにいいのかそれで、と思う。でも懐かしいな、90年代。

0066 たぶんいい人なんだと思う

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テリー・ホールは私にしてみればある種ファッションリーダー的というか、アンテナ系な(ってのも嫌なんですけど)兄貴というか、とにかくいつも何となく見逃せない感じがある人だ。カラー・フィールドを結成した時は、やることなすこと常にコロコロ変わるみたいなことを言われてた気がするし、実際にそうだったのだけど、実はそれ以降は安定して歌モノ路線に落ち着いているのが意外というか感慨深い。で、このアルバムは妙に素直な作風である気がして、異様に親近感を感じたものです。でもやっぱり何を考えてるかわからない謎の人だ。最近なにやってるのかなと思う。秋の夜長というにはまだ早い今日この頃であります。

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Blue Velvet Night playlist


・"Speeding Motorcycle" The Pastels

・"Lonely Song" Daniel Johnston

・「あの子のあの頃」 二階堂和美

・"So You Want To Be A Rock'n Roll Star" The Byrds

・"Reach Out of The Darkness" Friend and Lover

・"New York's A Lonely Town" The Tradewinds

・"She Sleeps Alone" The Parade

・"Don't Cry, No Fears, No Tears Comin' Your Way" The Cyrkle

・"Halloween" The Dream Syndicate

・"I am A Rock" Red House Painters

・"Dig For Fire" Pixies

・"Speeding Motorcycle" Yo La Tengo and Daniel Johnston

・"Many Rivers To Cross" Jimmy Cliff


0064 NICEAGE

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新卒採用の面接に立ち会ったことがある。長所は何ですか?と聞いたら間髪をおかず「若さです」と答えたやつがいた。バカヤロだ。正直ムカっとした。そりゃ、かなうわけがない。その時、私が思い出したのはこのアルバムのことだった。


当時、YMOは来年で解散すると公言していた。解散じゃなくて「散開」だとかなんとか、例によってめんどくさそうなことを言っていた。かつて世界に旋風を巻き起こした頭脳集団は、なにがしかの鋭い才能があるのは確かながら、時代的な求心力がなくなってきたのは否めず、「テクノポリス」はすでに懐メロと化していた。そんな中「浮気なぼくら」は、チャートで1位になることだけを目的に作られたアルバムだったと私は記憶する。確か1位にはならなかったけれど、そこそこは売れたはずだ。


オレ的にいうとこのアルバムは大傑作である。何よりポップソングとしてのクオリティが高い。これは究極なネオアコ・アルバムである。なんつって酔った勢いで言ってしまう事もある。でも、なんていうかな、いかんせん3人はすでにもう若くなかった。それは確かだった。どれだけ良く出来た完成度の高いポップソングであったとしても、宿命的にシニカルな匂いが染み付いていて取れなくて、かつてのファンは半笑い的なギャグとして微妙に複雑に受け止めるしかなかった。


こういったコンセプトをもっとリアルに若い人間が自らのプロデュースで作り上げたとしたら、完璧なのだろうなと思う。でもそれはさぞかし憎たらしい作品だろうなと思う。今思えばフリッパーズ・ギターの「カメラ・トーク」がまさにそんなアルバムだったかもね。

0063 安倍かよー

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ちょっと前にテレビで麻生太郎が演説しているのを見た。いきなり「麻生太郎です。アサナマタロウではありません」と言ってて、完全にすべっていた。不覚にもオレ的にはなかなかつかんでいたのであったが、そうか、あれじゃダメなのか。

0062 すき家だけに

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このニュース 。また牛丼ですか。ではなくて、これまた物騒な話ではないですか。でこのニュース、〆の文章に私は注目してみたい。


「同店では今月11日、店員のすきを突いて現金約5万3000円が盗まれる事件も起きており、(後略)」


とある。駄洒落なのだ。「すき家」だけに「すき」があったのだと、実に非常にさり気ない形でしめている。これ、読めば読むほど「すき家だけに」と書き加えたいのを何度も抑えたんだろうなあ、と思う。しかし「すき家だけに」などとうっかり書いてしまった日には、題材的に言って不謹慎というだけでなく、無駄に毒づいた文章になってしまう。それはもう完全にNGである。それはわかっているのだけど、なんていうかこうバツグンなものだから、いいたくていいたくてたまらないたまらない。で、上手いことさりげなく流してみたのだけどどうよ、という感じが行間から読めてしまうのだけど、考えすぎでしょうか。