松田のこれ知っとるか?~炎の1000本ノック。 -52ページ目

0430 ダフィー

ROCKFERRY/DUFFY

4月ごろだったか、このアルバムがわりとプッシュ気味にディスプレイされていたのは知ってたけど、イギリスの新人というだけでなんとなくスルーしてしまっていた。今頃聴いてみたらこれが意外に良かったのだ。ダフィーって言ってもダフ屋さんじゃないんだぜ。「ユー、それは違うぜ。スティーブン・ダフィーの事だろ?」なんていう2重のボケはおっさん技としてはなかなか高度なわけだが、そういえばベックが出てきた時も必ずおっさんの人は「え、ジェフ・ベック?」なんつって決まって言ったものである。あれはうざかったマジで。ところでおっさんの人がよく「私は女性ヴォーカルが好きで」とか言うの、あれはどうなのよと思う。あれは女性ヴォーカルが好きなのではなくて、ただひたすら女性が好きなだけなんちゃうんか。で、このアルバムはエイミー・ワインハウスを白人ヴァージョンにしてもっとスマートにかわいい感じでできないんですかね、なんていうノリで作られたアルバムである。絶対そうだ。でもこれ、バーナード・バトラーがプロデュースなのだそうだ。へえーと私は思いました。この人は昔から自身の意外性を活用する術をわきまえているなーと思う。とかなんとか、さっきから適当な事ばっかり断定口調で書いているのだが、まあそういわれてみればそうかなあって思いますよねきっと。うるせえよ。

0429 Remain in Light 5.1ch

Remain in Light/Talking Heads

2年前に出てたトーキング・ヘッズ諸作のリマスター+5.1ch盤シリーズから「リメイン・イン・ライト」を今頃になって購入(ちょっと安くなってた)。これがもう、なんていうか自分の中で忘れかかってたトーキング・ヘッズに久しぶりに向き合った気がして、えらい盛り上がってしまったわけです。必ずしも「リメイン・イン・ライト」が最高傑作だと私は思っていないのだけど、やっぱりこれはこれでかっこいいな。思わず他のアルバムも全部買ってしまいそうになったのだが、そこはさすがに思いとどまった。


このアルバムはやはり怒涛のA面3曲に尽きる。「ボーン・アンダー・ザ・パンチズ」における電子音みたいな「間奏」が実はエイドリアン・ブリューのギターによるものだったと知った時はさすがに驚きましたねえ。んでそれに続く「ゴーズ・オン~」っつう
コーラスがぶつかって来るところがまためちゃめちゃ盛り上がる。5.1chだとそこのパートが後ろの方からガーっと聞こえて来るので、おおお~ってなります。オレ的にはそこが最大の聴き所か。2曲目とかも延々と細かい刻みのパーカッション・パートを後ろのスピーカーに配していて、なかなか立体的なミックスになっていました。「ワンス・イン・ア・ライフタイム」の「リムーブ、リムーブ、リムーブ」の所もやはりという感じでぐるぐると回っていて、これぞ5.1chという感じだ。


エクストラ映像で収録されている当時のドイツでのテレビ出演時の演奏がまた異様にギスギスしていて、これもなかなか見ものであった。この時期のヘッズの勢いはとにかく誰にも止められない感じがありながら、ちょっと痛々しい悲壮感みたいなのもほんのり漂っていて、このキワキワに紙一重な感じはやはり何とも言えない。PVとかは入ってないけど、まあYOUTUBEとかで見れるからいいじゃん。いろいろ面白いのあったけど、やっぱりこれ とか久しぶりに見ると釘付けになってしまう私である。

0428 ロックン銚子電鉄

がんばれ!銚子電鉄 ローカル鉄道とまちづくり/向後 功作

銚子電鉄に乗って犬吠崎へ行った。「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」のあの銚子電鉄である。ちょっと乗ってみたいと前から思っていた。あれってもう2年前になるのか。

千葉駅から乗ってきた電車を降りて、ホームをそのまま先っちょまで歩くと、シームレスで銚子電鉄の乗り場になっている。そうか、今からオレはあれに乗るのか、と思わずにはおれない電車がそこに止まっていた。

cyousi  kippu

この電車はそのまま車両に乗り込んで車掌さんから切符を買うシステムになっているらしい。しかしsuicaでここまで来てしまった私は車内に清算機なんて無いものだから、ここまでの清算ができていない。どうしたらいいですか?と車掌さんに聞いてみると、「そんなもん後で銚子駅に戻って清算したらええがな、とにかく銚子電鉄の切符を買いなはれ」と要約するとそんな返答が返ってきた。アバウトながら貰うべきところは貰う。JRは関係ない。ロックである。

車内には地元の会社名が入った提灯がぶら下がってたりして、3台あるうち2台の扇風機がブンブン回っている。1台はプロペラが取れてしまったまま放置である。窓は全開でガタガタと走る音がうるさい。涼しい風と近くにあるらしい醤油工場から独特のにおいが入ってくる。止まる駅のひとつひとつが海の家みたいでステキだ。

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銚子電鉄は、まるでそれ自体がテーマパークであるかのようなオールドスクールぶりがリアルに爆発している電車であった。オレ的には単線で1車両という時点ですでにフル・カウント萌え状態なのだが、銚子電鉄はもはやそんな域をとっくに振り切っていた。あらゆるものがギリギリでそこに存在している感じがたまらない。

犬吠駅を降りるといくつか点在する旅館には大抵温泉があって、宿泊とか予約とかしなくても、温泉だけなら入る事ができる。港町なので魚は美味い。長崎海岸という海水浴場もある。江ノ島とかだと、なんとなくちゃらちゃらしたうるさい若者どもがウザくてたまらないのだが、こういうのんびりした感じの海水浴場はグッドである。99段の階段を登る気力があれば、犬吠崎灯台に登る事もできる。ちなみに東映映画のオープニングとして有名な波しぶきはこの辺の海らしいです。豆知識な。
近くにはイルカのショーが見れる水族館なんかもあって至れり尽くせりである。お土産はもちろんぬれ煎餅。魚めんもいいね。


nagaaki  beach

toudai  toueui

日帰り・予約無しでOK、でも激混みは勘弁である。銚子電鉄で行く犬吠は、やや寂れている印象はあったにしても、夏休みに必要なものが理想的な条件で揃っているような気がした。

0427 私がなにか間違っているとでも?

絶品お好み焼き・たこ焼き・もんじゃ焼き/成美堂出版編集部

先日、パスタでも食べるかと思って「ぱすたかん」に入ったんですけど、なぜかパスタは無かったので、まあいいかと思ってお好み焼きを食べてきました。美味しかったデース。

0426 フジロックに行ってきました(14)

新潟&隣県いい湯やど2007-08

・朝7時。せっかく湯沢まで来ているので、ここは温泉でも行っておきたい。というわけで「山の湯」という外湯に行くことにしました。越後湯沢駅から徒歩で約20分のところである。



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・ここはかつて川端康成も来た事があるらしい。なかなか風情のある良い温泉であった。でも混むとちょっと嫌なので、よいこのみんなは行っちゃいけないよ。いやマジでこの温泉はWEBで検索してもなかなか評判がいいみたいなのだが、そのわりには地元のお客さんばかりで、なかなか穴場的なところかもしれないです。


・そういえば湯沢って何が美味しいんだろうか?やっぱり餅豚とか笹団子とかなんだろうか。いや、もっとこうパンチの効いたやつを食べたい。っていうと新潟といえばやっぱりコシヒカリっすよ。なんて思っていると、こういうのほんとにあるんだなと思ったぜ「こしひかり定食」。言うならば御飯定食である。この本末転倒ネーミングにはグッと来たぜ。



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・なんつってだんだん阿藤海みたいになってきてますが、いや結局ね、とても楽しかったですフジロック。


・でも次の日のもまた行きたいかといわれると、いやもう今日は帰りますみたいな、新幹線に乗りながらそんな事を考えていました。


・で後日談じゃないけど、実は帰りのシャトルバス待ちの時に足首をブヨに噛まれたらしく、えらいことになりました。なかなか腫れがひかないどころかどんどん膨れ上がってきて、3日後にはいよいよ皮膚科に行きました。薬の効きも鈍く、1週間くらいは痒かった。最後の最後にやられた格好である。虫対策、侮りがたし。これからもまだ各地でいろんなフェスがあるみたいですが、虫除けスプレーは持ってった方が良いぜマジで。

0425 フジロックに行ってきました(13)

Hallelujah/Happy Mondays

・早朝4時のクリスタル・パレスにて元ストーン・ローゼス、というよりは現プライマル・スクリームのベーシスト、マニのDJを覗きに行く。


・着くとあれ?マニが外にいるじゃないすか。どうやらこちらも時間が押している様子である。


・と思ったらあれ??マニの隣にいるのはもしかしてボビー・ギレスピーじゃないすか。なにやってんすか。っていうか全然オーラ無いっすよ。写真撮ろうとしたら、やめれ言うので遠慮しましたが。


・20分ほどしてマニがDJブースに入ると、ボビー御一行様は苗プリ方面に向かってしまった。帰んのかよ(笑)。で、ボビーにもそもそとついて行ってるおっさんの中にケヴィン発見。アンタもおったんか。


・マニのDJはグランドマスター・フラッシュとは何もかもが対照的で、いかにもUK~って感じがした。アッパーながら渋めのダンスチューンが中心、知らない曲が殆どだったがおそらく90年代初頭くらいのやつだろうか?


・終盤にハッピー・マンデーズの「ハレルヤ」がかかると、物好きそうなフロアが湧く。この感じ、下北のスリッツとかを思い出します。懐かしい空気が一瞬甦った。


・5時過ぎに終了してファンに囲まれてしまったマニはサービス精神をいかんなく発揮していたのが微笑ましかった。いかにもいいヤツって感じだ。


mani


・外に出るとさすがに明るくなっていて少し肌寒い。これからシャトルバス乗り場に向かいます。終わった。帰るか。

0424 フジロックに行ってきました(12)

歪曲/Shing02

・続いて深夜3時30分過ぎのレッド・マーキーにてShing02を観ることにします。開演予定時間を20分ほどオーバーしている。さっきのグランドマスター・フラッシュ先生がどんだけノリノリであったかが伺える。


・Shing02についてはアルバム「歪曲」が先頃出たばかりであって、気になって私もチェックしていたのだけど、実はこれあんまり聴いてなかったです。


・形態としてはドラム、ギター、キーボード(ベース?)、ヴァイオリンというほぼ生演奏によるヒップホップである。やはりヴァイオリンの女の人の存在感がひときわ目をひく。


・この人の曲はやたら言葉数が多いので、ライブだとそれがさらに聞き取りにくく感じてしまう。バンド形態にこだわってる感じもよく伝わって来るのだけど、どちらかというとやはり言葉に比重を置いてる人だと思われるので、この形態は果たしてプラスに機能してるのだろうか?なんて思ってしまった。


・ていうかこの人の芸風って、なんとなく想像はできた事なのだけど、めちゃめちゃ硬派な世界なのだ。実に気合の入ったキメキメのパフォーマンスで、実際かっこいい。でもさっきのグランドマスター・フラッシュで悪ノリし過ぎてしまった私は正直ちょっと疲れてきたっす。アルバムをもうちょっと聴きこんでいたら、もっと楽しめたのかもしれない。


・途中で切り上げて、パレス・オブ・ワンダーに向かいます。

0423 フジロックに行ってきました(11)

WILD STYLE/リー・ジョージ・クイノーネス

・深夜2時、グランドマスター・フラッシュを観にレッド・マーキーへ向かう。


・グランドマスター・フラッシュはいわゆるスクラッチを発明した人ということで知られている人物なんですけど、わたくしヒップホップについては完全に門外漢であります。でもなんとなく直感みたいなものでこれは見ておかねば、と思ったわけです。


・定刻になると「フラッシュ・ゴードンのテーマ」(クイーン)にのってグランドマスター・フラッシュ登場。なんやらシャレの効いたおっさんやな、とまずは好印象であったのだが。


・んで軽くターンテーブルをギコギコとこすると、いきなりYMOの「ファイヤークラッカー」からスタート!This is Hip Hopだってよ!いきなりだ。フロアはめちゃめちゃ盛り上がる。なんだかすげえ楽しくなってきた。


・どこか適当にやってるように見えてしまうスクラッチの音はめちゃめちゃ重い。なんだか職人技の域である。そう、音が重いのだ。言ってることわかりますか?


・DJプレイ自体は、トム・トム・クラブとかグッド・タイムズとかロック・イットとか、どれもこれもがどこかで聴いた覚えのある大ネタの応酬である。「サムバディスクリーム!」とか、これまた適当なコール・アンド・レスポンスにフロアは大盛り上がりである。


・そしてなんと、ニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」までかかった。ROCK!超盛り上がりである。私は驚いた。


・思ったのだが、このフジロックにおけるメンツの中でもグランドマスター・フラッシュの存在というのはかなり異色、彼目当てにフジロックに来てる人なんているのかな?なんて思ってたわけです。いうならば完全にアウェイの状況であるといえる。


・でね、普通にヒップホップが好きなコアな客が集まってる時には多分ニルヴァーナなんてかけないと思うわけですよ。仮にかけたとしても悪い冗談としかとられないと思う。でもここではマジで~?なんて感じで盛り上がってしまうわけです。


・つまりめちゃめちゃ空気が読めてるんだ、このおっさんは。この光景はちょっとすばらしいと思ってしまったよ。


・そんで締めがまた「ファイヤー・クラッカー」だったりするのだ。なかなか憎いぜ、このおっさんたらさあ。


・というわけで今回のフジロックで個人的に一番盛り上がってしまったのがこのグランドマスター・フラッシュだった。いうならばこのおっさんがベストアクトである。この時はオレ、ほんとに苗場まで来て良かったなあなんて思ったんですよね、マジで。


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0422 フジロックに行ってきました(10)

菅井君と家族石 THE MOVIE

・グリーン⇔へヴン、オレンジ間は体感距離的には1kmも無いと思われるのだが、やはり徒歩で20分くらいかかってしまうのは、登り降りであることよりも、混雑で列がスムーズに進まないことの方がむしろ大きい。そりゃ体力的にも消耗はしているのだが、どちらかというとこういった渋滞の方が精神的に大きな負担がかかるものである。

・なので各導線にあるこういった一見なんてことないような、でも何気に手の込んだ演出が、いかに効果的であるかを深夜になると改めて実感する。ホスピタリティ精神とはこういうことである。

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・ところ天国で熱いコーヒーを飲みつつ富士映劇でやっていた「菅井君と家族石ザ・ムービー」のラスト20分をなんとなく見る。

・このアニメについては不覚ながら全然知らなかったので、最初は訝しんで見てたのだが、これがめちゃめちゃ面白いのてすごくビックリした。こういうものに何の予備知識もなく出会うのは幸運と思う。

・実は後に早速、DVDを購入しました。あの状況とテンションで見た事を差し引いてもこれ、かなり面白いです。このDVDについてはまた別の機会に。

0421 フジロックに行ってきました(9)

モノノケダンス/電気グルーヴ

・マイブラが終わったのは22時30分とかだったと思うが、帰らずにオレンジ・コートへ向かう。本日3回目の山登りである。張り切って行くぞ。


・途中に通りがかったホワイト・ステージではまだブーツィ・コリンズ一座によるJBショーが繰り広げられていた。今思えばオレンジなんて行かずにそのままこれを観ておくんだった。


・オレンジ・コートはDEX PISTOLSのDJが進行中、ものすごい人だかりであったが、これくらいでもまだ入場規制をかけないらしい。ステージの見える立ち位置が確保できないので、後方の丘になっているところをよじ登り、座って観ることにする。RCサクセションの曲3連発で湧く。


・電気グルーヴが始まる頃にはさらに人がどんどん入ってくる。丘の斜面にも次々と人が流れてくるのだが、もう座る場所は無いんだぜ。斜面が急なのでちょっと押されただけでズルズルと下に落ちてしまいそうな殺伐とした状況で観る。深夜0時。人多すぎ。


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・電気グルーヴは[N.O.」とか「かっこいいジャンパー」とか懐かしい曲を交えつつ45分のステージはあっけなく終了、軽く触りだけで終わってしまった印象だったが、いつもこんな感じなのだろうか。時間帯からして謎の残るブッキングであった。


・とにかく人が多いので早々と下界に下りることにする。終演後にかかった「崖の上のポニョ」の主題歌に脱力する。「ポ~ニョポニョポニョ女の子~」のところで何度もループさせる確信犯ぶりにワロタ。