0428 ロックン銚子電鉄
- がんばれ!銚子電鉄 ローカル鉄道とまちづくり/向後 功作
- 銚子電鉄に乗って犬吠崎へ行った。「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」のあの銚子電鉄である。ちょっと乗ってみたいと前から思っていた。あれってもう2年前になるのか。
千葉駅から乗ってきた電車を降りて、ホームをそのまま先っちょまで歩くと、シームレスで銚子電鉄の乗り場になっている。そうか、今からオレはあれに乗るのか、と思わずにはおれない電車がそこに止まっていた。
この電車はそのまま車両に乗り込んで車掌さんから切符を買うシステムになっているらしい。しかしsuicaでここまで来てしまった私は車内に清算機なんて無いものだから、ここまでの清算ができていない。どうしたらいいですか?と車掌さんに聞いてみると、「そんなもん後で銚子駅に戻って清算したらええがな、とにかく銚子電鉄の切符を買いなはれ」と要約するとそんな返答が返ってきた。アバウトながら貰うべきところは貰う。JRは関係ない。ロックである。
車内には地元の会社名が入った提灯がぶら下がってたりして、3台あるうち2台の扇風機がブンブン回っている。1台はプロペラが取れてしまったまま放置である。窓は全開でガタガタと走る音がうるさい。涼しい風と近くにあるらしい醤油工場から独特のにおいが入ってくる。止まる駅のひとつひとつが海の家みたいでステキだ。
銚子電鉄は、まるでそれ自体がテーマパークであるかのようなオールドスクールぶりがリアルに爆発している電車であった。オレ的には単線で1車両という時点ですでにフル・カウント萌え状態なのだが、銚子電鉄はもはやそんな域をとっくに振り切っていた。あらゆるものがギリギリでそこに存在している感じがたまらない。
犬吠駅を降りるといくつか点在する旅館には大抵温泉があって、宿泊とか予約とかしなくても、温泉だけなら入る事ができる。港町なので魚は美味い。長崎海岸という海水浴場もある。江ノ島とかだと、なんとなくちゃらちゃらしたうるさい若者どもがウザくてたまらないのだが、こういうのんびりした感じの海水浴場はグッドである。99段の階段を登る気力があれば、犬吠崎灯台に登る事もできる。ちなみに東映映画のオープニングとして有名な波しぶきはこの辺の海らしいです。豆知識な。近くにはイルカのショーが見れる水族館なんかもあって至れり尽くせりである。お土産はもちろんぬれ煎餅。魚めんもいいね。
- 日帰り・予約無しでOK、でも激混みは勘弁である。銚子電鉄で行く犬吠は、やや寂れている印象はあったにしても、夏休みに必要なものが理想的な条件で揃っているような気がした。