0660 夏フェス品定め
今年のサマーソニック とフジロック の出演者が徐々に発表されている。フジロックはこれはちょっと面白そうかもと思える名前が早速ちらほらと出てきている。ジョン・フォガティ、キティー・デイジー&ルイス、マッド・プロフェッサー、クリブス、ヴァンパイア・ウィークエンド、コリーヌ・ベイリー・レイとか、まあベルセバもいいけど、とにかくこのへんの人らがさほどかぶりなく見れるならば、苗場に行っちゃうかなと思っている。それでもまだまだもっと出てきそうな感じもあるのが頼もしい。キティー、デイジー&ルイスとか天気の良い昼間のアヴァロンで寝っころがりながら見てみたいよなあ(でもそれはないね)。レッド・マーキーとか無粋なブッキングはダメよ。
一方、サマーソニックは昨年あれだけツボおさえておきながら、今年は今のところ全くそそられないメンツなのである。改めてサマーソニックてのは、なんていうかこうすごくムラッ気のあるフェスなのだなーと思わされる。
0659 ゼルダのこと 2
で引き続きゼルダの話なんですけど、レア音源という意味で言うと、これ とこれ とこれ が一番かなとやはり私は思うわけです。リーダー自ら「ゼルダが最もゼルダだったのはアルバムデビュー前 」なんて書いていて、それ見た時はそりゃないっすよと憤慨したものだが、これを聴くとさすがの私も黙る。なんかすげえものに触れてしまった感が尋常ではない。しかしながら不思議と初めて聴いた気がしない。「知ってたよ」と気持ちと「いや全然知りませんでした」という感慨が交錯する音源である。
調べたところ演奏曲目はたぶん(あくまでたぶん)1が「プレジャーグラウンド」「アヴァンブラ」「アメリカナイズ」「真暗闇」「密林」「がんじがらめ」、2が「止まればまた来る」「連れてってよ」「ワルツ」「マッチングシュール」「Be Bop」、3が「灰スクール」「アシュラ」「マッキントッシュでポップアウト」「ホワイトライト・ホワイトヒート」+即興曲というセットである。ファースト・アルバム収録曲は15曲中わずか4曲。改めてあのファーストアルバムは一体なんだったんだと思ってしまう内容である。もちろん当時はそんなことなど知る由もなかったわけですが。
それにしてもいいものを聴かせていただきました。アップ主さんに感謝。
0658 playlist100327
September Gurls / The Big Star
…and some shots & loops
0657 ゼルダのこと
- カルナヴァル/ZELDA
- あまり大きな声では言わないが、今日現在デイリーモーションに神様が降臨していて、ゼルダのレアなマテリアルの数々がアップされている
。ごく初期から後期のものまで、わりとまんべんなく網羅されていて、とりわけ私は鈴木洋子在籍時のライブ音源を片っ端から拾いつつ、心臓が止まるんじゃないかというような興奮を味わっているわけである。
時期によって音楽性や立ち位置が激しく異なるゼルダについて語ることは、いろいろとめんどくさいのであまり気が乗らないのだが、あれは確か83年の2月、中学生だった私の感受性が十分にウブだったせいもあるのだが、初めて新宿ロフトでゼルダを観た時の、あの独特過ぎる感覚が私はどうしても忘れることができないのだ。
確か高橋佐代子が高校生最後ということでセーラー服を着て出演したライブであり、小沢亜子が加入して確か初めてのライブであり、オリジナルメンバーの鈴木洋子がこの日をもって脱退というライブであった。招き猫カゲキ団誕生の前夜でもあって、言うならば超過渡期。ファーストアルバムリリースの5ヵ月後というタイミングのライブだったと記憶する。その日の演奏の前半分(2部構成のうちの1部)がここ とここ で聴くことができる。これは凄いな!オレこれ、ほんとに隅々まで覚えてるのだよ。
演奏曲目は「Z-JA-Z」「ソナタ815」「黒い華」「スローターハウス5」「開発地区」「うめたて」「朗読~灰色少年」という構成。なかなか良い選曲だ。とりわけ、後の「カルナバル」収録曲を鈴木洋子のギターで聴けるのが興味深い。アレンジはほぼ同じで、つまり殆どはこの人がいた時に既に出来ていたものだったことがわかる。繊細かつ大胆で独特、さりげないところでニューウェイブ・キラーぶりが光る独特なフレージングに萌え萌えである。ちなみに「開発地区」の途中から全体的に音がこもるのはこの音源が劣化しているわけではなく、この日のPAがそうだったということもまた私はよく覚えてるわけである。これを聞いていると旧新宿ロフトのあの独特な匂いと活気と、あくまで自分の中だけで起こっていたスリルが頭の中で鮮明に蘇えってくる。
- しかしこの後、ゼルダの面々は「昔の私達はダサくてえ・・」なんて軽口を叩きながら音楽性や志向性を信じられないくらいどんどん変えていく。私は途中まではついていったのだけど、いつの間にか聴かなくなってしまったし、今もう一度順を追って聴きなおしてみようかなという気も、ゼルダに関してはなぜか思わない。もし再結成したとしたら私はたぶん全然嬉しくない。絶対しないと思うけど。
- でもこの時期のマテリアルがあったら、それはぜひ聴いてみたい。っていうかそんなのが出たら絶対私は買ってしまうだろう。この時期のゼルダはとにかくカッコ良かった。あの天然オリジナリティの世界は今でも十分に強烈過ぎる。誰にもあんなの真似できないし、これからも出てこないんじゃないかと思われる。そう思うとバンドというものはしみじみと儚いものだなあと思うわけである。
0656 飯尾さん
このアルバムは飯尾芳史さんがエンジニアリングを担当しているそうで、今出てるレコード・コレクターズに彼のインタビューが載っています。それがとても興味深い内容でありました。オリジナルは持っているのですが、これは是非聴いてみなくてはと思います。
飯尾さんといえばやはり「灰色プリン」である。あのレコーディングは自分にとって、ものすごく幸せな思い出のひとつだ。当時、飯尾さんは槙原敬之を手がけていたところで、その合間の数日間で「灰色プリン」をやっていただいたわけである。今思うとあの時あのスタジオで「世界にひとつだけの花」とかがつくられていたわけである。セールス的には雲泥の差がございましたけど(苦笑)、クオリティ的には全く引けをとらない仕事をしていただいたものです。いやまったくの話、リスペクトなのである。
0655 無題
先日、ある人から「レディ・ガガとか好きでしょ?」と言われたのだが、なんでだ??実際、私はほとんど興味がないのである。なぜ興味が沸かないのかというと、今ひとつ萌えが足りないからなのである。おそらく。
いやまじめに考えると、コンセプトみたいなのはすごくわかりやすいし、完成度も高い感じだし、実際ものすごくよくできている感じはする。かっこよくてさー、今風でさー、実際オシャレでさー、音楽性もマニアックだしさー、とんがってるんだよねーとかなんとか。でもそれらが直感的かつ致命的に私の好みではないものだから、何も引っかかってこないのだと思う。たぶん。
お金の臭いというかビジネス的な仕掛けみたいなのが先に見えてしまうのも大きいのかなとも思う。そうなるともう、そこの所しか見えなくなってくるわけである。プロダクト・ワークが過剰なあまり、なんとなく警戒してしまう感じがある。
・・・いや違うな。簡単に言うと、やはり萌えがないということに尽きる。自分にとって10個くらいは必要な萌え要素がこの人の場合は1個あるか無いかくらいなのである。
直感は大切だと思う。要するに否定はしないけど、今のところ萌えないからダメ~。ということにしておきたい。
全然関係ないけど、これ は子供が見たら泣くんじゃないのか。
0654 訃報2件
- Radio City [Analog]/Big Star
- アレックス・チルトンが心臓発作で亡くなったそうです。享年59歳とのこと。若い。
- アレックス・チルトンといえば私はとりあえずビッグ・スターの3枚とボックス・トップスのベスト盤みたいなやつ、ソロ名義だと「ブラック・リスト」1枚だけは持ってる。これで
- 十分、私は「持ってる」といえるかもしれないが、アレックス・チルトンのファンはなんだかものすごくコアな人が多いので、こんなくらいではファンを自称するのはおこがましいと思ってしまうアーチストではある。それと私が好きなアーチストがとにかくよくカバーしてた印象があるなあ。ヨラとかティーネイジファンクラブとかバングルズとか。ケンドラ・スミスが歌った「ホロコースト」とかもすげえ良かったですよね。そういえば何年か前に「カトリーナ」というハリケーンがニューオリンズを襲った時にまず安否を問うたのがアレックス・チルトンだった。合掌。
- もうひとつの訃報はNujabesである。交通事故とのこと。この知らせをヤフーのニュース で知ったことにまず驚く。享年36歳。若すぎる。
- 「Modal Soul」というアルバムが私は大好きだ。こんな悲しくて美しいヒップ・ホップのアルバムはそうそうないぜ、なんて思いながら発売当時は聴きまくっていたものである。少々ラフな作りではあるが、この音にはなにか、ものすごい才能がが宿っていると感じたものである。素晴らしいアルバムだ。なのでとにかくびっくりでショックで残念です。合掌。
0653 バート・バカラックはお好き?
とまあそんな5CDシリーズなのだが、数あるラインナップの中から私が選んだのはディオンヌ・ワーウィックである。失礼ながらこの人こそがベスト盤で十分なアーチストの最高峰といえるのだが、でもベスト盤だとバカラックの重要曲とかが微妙に漏れてくるわけである。
かといって今更アルバム単位で聴くのもどうなのか?という意味で、このシリーズとのマッチングは半端ねえ感じなのである。私は興奮しながらレジに持っていったわけである。我ながらこれはなかなかのナイス・チョイスであった。
こうやってアルバムを時系列で並べながら聴くと「Anyone Who Had a Heart」と「Make Way for Dionne Warwick」の内容が妙に充実しているのがわかる。ジャケットもいい感じである。この人、ベスト盤だといつも鬼瓦みたいな顔した晩年のポートレートばっかなんですけど、当時は意外にもそれなりにキメキメのオシャレ系で売り出していたようで、センスの良さが伺えるのだ。
でアルバムでは特に「Make Way for Dionne Warwick」が突出してるような気がする。「遠い天国」とか「A House Is Not a Home」とか「Walk on By」とかが入ってるやつだ。このボックスを買わなくてもこれだけは買いである。でももし「Make Way for Dionne Warwick」だけ聴いていたとしたら、やっぱり私は他のアルバムも聴きたくなっていただろう。だったら最初からこれ買っちゃってよかったじゃんと思ったわけである。妙に腑に落ちる買い物であった。
で、こういう企画だからこそわかる現象なのだが、この時期の特にソウル系の歌手のアルバムって、同じ曲が何枚かでダブって収録されることが多い。この5枚で言うとなると、ざっと「Don't Make Me Over」「I Cry Alone」「I Smiled Yesterday」「This Empty Place」「Wishin' and Hopin'」がダブって入ってる。これは単なる水増し対策なのか、要するにもう一回聴いてくださいってことなのか。なんなんですかねこれ。あんまりリピーターを想定してリリースされてなかったってことかしら。不思議。
0652 1枚500円
- 5CD ORIGINAL ALBUM SERIES BOX SET/ECHO & THE BUNNYMEN(エコー&ザ・バニーメン)
- タワーレコードに行くと、こんなシリーズのボックス が幅をきかせていて、一律2500円で売っていた(アマゾンだとなぜか価格にばらつきあり)。これは安いと言って良いだろう。今更アルバム単位で1からチェックするのもどうなのかという微妙なポジションにいるアーチストの場合、私はやはり平気でベスト盤とかですませてしまうのだが、やはり余裕があればアルバムで1作づつきっちりと追って聴いた方が良いに越したことはないわけで、こういうのはなかなかの好企画であるといえる。
- で、バニーメンとかまさにこれでコンプリートするのがオツなんじゃないのかと思われる。いやこれでコンプリートとか言い切ってしまうのもアレなのだが、バニーメンについてはこの5枚で十分だろう。各アルバムにボーナストラックは無しで、「ネヴァー・ストップ」とか「ダンシング・ホーセス」とかわりと重要なシングル曲が抜けてしまうわけだが、こんなふうにアルバムだけでシステマチックに遡る聴き方があっても、それはそれでアリかなと思った。メリチェン もしかり。でもアズテック・カメラ だとなぜか「Love」をすっ飛ばして5枚になってるので、そこらへんはイマイチ油断出来ないシリーズではあるみたいである。
0651 パステルズ速報
- The Last Great Wilderness/The Pastels
- 先日、BBCでオンエアされたパステルズのライブ音源3曲がここ でダウンロードすると聴くことができます。なんかこうやって聴くと、あまり変わってないみたいだなと思ってしまう。ていうかパステルズって、ライブだといつもこうなってしまうのな。まあそれもよし。来年あたりアルバムも出そうな感じですし(来年かよ・笑)、緩やかに待つことにします。しかし来日するとかいってて結局してないじゃん。まあいいんだけど。






