♫だから、さようなら(オズの魔法使いの)黄色いレンガ路。上流階級の犬どもが喚いている場所♫ | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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カカシは脳を手に入れたいと切に願っていました。

 

ブリキの木こりは心を、ライオンは勇気を手に入れる願いを叶えてもらうために、主人公のドロシーと共にオズの魔法使いに会いにいきます。

偉大なオズの魔法使いであれば、彼らの夢を叶えてくれるかもしれないと思って。

オズの魔法使いがいるというエメラルドタウンへの道は黄色いレンガ路(みち)です。

黄金色に輝く黄色いレンガ路を歩いていけば、光り輝くエメラルドタウンへたどり着くのです。

エメラルドタウンはあまりに光り輝いているので、その都に入るためには緑色のメガネをつける必要があります。

我々が外に出るためにはマスクをつけなくてはいけないように。

 

 

そして、冒険をくぐり抜けて、無事にオズの魔法使いに出会いハッピーエンディングです。

めでたくもカカシは脳を、ブリキの木こりは心を、ライオンは勇気を手に入れます。

 

でも、ご承知のように(ネタバレ注意)、、、、オズの魔法使いはケチなちっぽけな詐欺師です。

緑色のメガネは目を守るのではなく、彼の詐欺が暴かれるのを守っていたのです(緑色のメガネによって、エメラルドタウンのすべてのものがエメラルド色に見えていました)(じゃあ、我々のマスクは何から何を守っているのでしょう)。

 

カカシは最初から脳を持っており、最初からブリキの木こりは心を持っており、ライオンも勇気を持っているのです。最初から持っているのに、本人たちがそれを自覚していなかったのです。

そして、彼らは自分を信じるかわりに、魔法の力を信じ、オズの魔法使いを信じていたので、彼から渡されたことで、自分が持っていたものを持つことを信じることができました。

 

(引用開始)魔法使いはカカシに新しい脳("a lot of bran-new brains"、実際は糠、ピン(針)を詰めた頭)を、ブリキの木こりには絹の心(おがくずを詰めたハート型の絹の袋)を、臆病なライオンには勇気が出る薬(四角の緑の瓶から出した液体)を与える。彼らは魔法使いの力を信じているため、これらをもらって喜ぶ。(引用終了)Wikipedia「オズの魔法使い」

 

「まといのば」ではこれを「しるし」とか、「儀式」などと言います。トリガーとも言えますね。

しるしは必要ですし、儀式も必要です。何事か意味のあることをしているフリというのは大事なのです。

 

自信がなければ、自信のあるフリをし続けることも必要なのです。

 

Fake it till you make it.

 

c.f.自分の行動をしっかり目的に結びつけて、褒めてあげる。この小さな繰り返しは大きな自信になった 2019年06月29日

c.f.天才に生まれなくても、天才になるためのシステマチックな方法論! 2017年12月21日

 

イエス・キリストを着なさい

c.f.あなたがたは、主イエス・キリストを着なさい。 2014年11月08日

 

Assume a virtue, if you have it not.

c.f.「持っていないならば、せめてあるふりを」世界一セクシーな女性のお気に入りの言葉 2014年11月05日

 

 

そこに「物語」があり、その物語によって、我々は力を引き出せるからです。もし、すでに持っていたとしても、引き出せなければ意味がないし、存在しないのです。

 

たとえば、「具体的な施術が必要」という言い方を先日の「生きた解剖学スクール」でもしました。あっさり撫でるだけのような施術で改善すると分かっていても、それでは駄目なのです。きっちりと施術をしたり、マッサージをしたり、カウンセリングをしたり、コーチングをするという振る舞いの中に「おがくずを詰めたハート型の絹の袋」が生じるのです。

 

たしかに、本当は「糠とピンを詰めた頭」も「おがくずを詰めたハート型の絹の袋」「四角の緑の瓶から出した液体」もいりません。彼らは脳を持ち、心を持ち、勇気を最初から持っています。

 

でも、「本当は」って何でしょう。

 

結果が出るのであれば、その方が良いのです。

結果を出している行為こそが「本当」なのです。

 

ですからガラクタをカカシやブリキの頭と胸にそれらしく詰め込んであげた詐欺師がまさに偉大な魔法使いなのです。

 

彼こそが内部表現書き換えの名手と言えます。

 

(引用開始)オズは一人になると、かかしやブリキの木こりやライオンに、ずばり自分たちがほしいと思ったものをあげるのに成功したことを考えてにっこりしました。「こういう連中がみんな、できないとだれでも知ってることをやらせようとするんだから、こっちだってペテン師になるしかないだろうが。かかしとライオンと木こりを幸せにするのは簡単だった。だって、わしが何でもできると思いこんでおったからな。でもドロシーをカンザスに送り返すには、想像力だけじゃ無理だし、どうすればいいのかわからないことしかわからんぞ」(引用終了)(オズの魔法使い)

https://www.genpaku.org/oz/wizoz.html

 

 

そして、ドロシーをカンザスに送り返す方法もまたシンプルでした。

彼女が望みさえすれば、こんな膨大な冒険を経ることなく、すぐに帰れたのです。

履いていた銀の靴にお願いすれば良かっただけでした。

望みを叶える方法はいつも足元にあるってことですね。

 

エメラルドタウンは虚飾の世界です。

一見、きらびやかだけど嘘と裏切りの世界。

 

その世界へ向かうことが若い頃の夢だったりします。

お金をたくさん儲けて、楽しいことをたくさんして、、、、、でも、そんな世界よりもカンザスの田舎に戻りたいと少女は願います。

 

 

そんな虚飾の世界からさようなら、というのが、エルトン・ジョンの「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」 (Goodbye Yellow Brick Road) 」。

 

文字通り「さようなら。黄色いレンガ路」という名前です。

 

 

 

作詞はバーニー・トーピン、作曲はエルトン・ジョン。

バーニー・トーピンの切々としたエルトン・ジョンへの恨み節というか、ラブレターというか、素直な自己開示が心を打ちます。

 

♫When are you gonna come down?
When are you going to land?♫

 

エルトン・ジョンの名曲の一つです。

 

 

それを14歳の歌姫がカバーしました。

以前、Queenのボヘミアン・ラプソディを歌ったアンジェリーナです。

c.f.♫ママ、死にたくないよ。僕は生まれなければ良かったんじゃないかな♫〜年老いた魂が若き肉体に宿る〜 2020年08月12日

 

So goodbye yellow brick road
Where the dogs of society howl

(だから、さようなら。黄色いレンガ路
そこでは、上流階級の犬どもが吠えている)

 

 

僕らも黄色いレンガ路から早く降りて、自分の道を歩きましょう!

 

 

誰でも、最後に行く道は与えられたコースではなく、自分の命の赴く方向なのです。

その道は、山あり谷ありかもしれません。

誰でも、自分の行く道の上ではギフテッド(天才)なのです。(オードリー・タン)

 

 

【書籍紹介】

 

 

(引用開始)

ーー幼稚園と小学校は、合計で9ヶ所も通ったとのことですが、どうしてですか?

 

毎年転校していれば、夏休みの宿題をしなくてもいいからです(笑)。

学校はみんなを同じコースで競争させます。普通は高校の頃にはおそらく2つか3つのコースに分かれますが、やはりみんな自分と近くの人を比べるしかありません。学生は、コースを外れてもっと高いところ、あるいはもっと違う景色が楽しめるさまざまな場所へ行くとはできません。

 ルートが固定されているから、勝者と敗者が存在するんです。でも、社会に出るとそういう勝ち負けによってみんなの能力が規定されるわけではないと分かります。

 幼稚園は3ヶ所、小学校は6ヶ所行ったからでしょうか、私にはそうしたコースは作られたもの、与えられたものに思えます。誰でも、最後に行く道は与えられたコースではなく、自分の命の赴く方向なのです。その道は、山あり谷ありかもしれません。曲がりくねっているかもしれません。誰でも、自分の行く道ではギフテッド(天から与えられた才能=天才)なのです。

 誰もが他の人とは違います。

 みんな同じというのはある種の幻想です。私はその幻想から早く覚めたというだけです。(引用終了)