天才に生まれなくても、天才になるためのシステマチックな方法論! | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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四ツ谷にありますバレリーナ専門の気功整体「まといのば」のブログです。
気功師から見たバレエとヒーリングのコツを公開します。
「まといのば」では、バレエ・ヒーリング・美容の各種セミナーを行っております。

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ゴールについて質問されることが多くなってきました。
OnLine MenTorで僕がしつこく「ゴール」が大事と言っているので、それもまた当然かもしれませんが、よく聞かれます。良いことです。

気功技術以上にゴールに関心があるのは良いことですし、そうあるべきです。
冷静に考えてみれば分かりますが、ツール(道具)はツールです。道具は道具でしかありません。




たとえば、、、「携帯電話を持てば人生が変わる!」とか、「パソコンを持てば何でもできる!」という無邪気な時代は終わりを告げています。

同様に、気功技術もただの道具です。

「豚に真珠」とまでは言わなくても、月まで到達したコンピュータよりはるかに高精度のコンピュータを文字通りポケットに入れながらも、くだらないことにしか使えない方ばかりが跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)しています。

そのような行いが多いことは、たしかにチャンスと資源の無駄遣いだと思いますが、だからと言って昔に戻る気にはなれません(EMPによるダモクレスの剣はいつでも我々の頭上にぶらさがっていますが)。
大局的にはそれらは大事な無駄遣いなのです(使われれば使われるほど、コンピューターは進化するからです)。

それはさておき、「まといのば」では気功技術に対する渇望感を消すために(「あの気功技術を手にすれば」という渇望感です)、オンラインメンターでは最初に全技術を渡します(ただ他の技術とコンフリクトを起こすことがあるので、これまで受けてきた伝授やエネルギーヒーリングの類は全部放棄してもらうことが望ましいです。残しておくと厄介です。悪貨は良貨を駆逐するのです。共同体にバカが一人いると、共同体の全部が台無しになるのと似ています。抽象的の高い世界は繊細ですべてが繋がっています)。


ここでもポイントは、気功技術というツールではなく、ゴールが大事ということです。

ツールにアクセスが容易な世界となったら、パラダイムをチェンジしなくてはいけません。
言い換えれば、もしどんな道具でも手にすることができるならば、考え方を変える必要があるということです。

これまではいかに道具を手に入れるか、そのためにいかに修行を積み重ねるかが課題でした。
時間をかけ、一生を捧げて、少ない望みに全身全霊でチャレンジして、わずかなツールを手にしてきたのです。

しかし時代は変わり、ドラえもんが未来からやってきたのです。道具は潤沢に目の前にあります。
そしたら、ツールを求めるというパラダイムから、ゴールをいかに設定するかのパラダイムに切り替えるべきです。
(面白いことに、ゲーテもその同時代を評して、同様なことを言っています)

気功技術は便利ですが、単なる道具(Tool)なのです。

道具ということで言えば、寺子屋「パラダイム論」で取り上げた「暗黙知の次元」のマイケル・ポランニーのこんな言葉を思い出します。


(引用開始)そもそも、一般人が、たとえば天文学や化学の記述を検証するための装置を手にするなど、とうていかなわぬ事なのだ。もしあなたが、どうにかして天文台や化学実験室を利用できたとしても、たぶん観測活動を行う前に、そうした施設の装置に修理不能な損傷を与えてしまうのが落ちだろう。(引用終了)

これをパロって言うならば、

そもそも一般人が、高度な気功技術を手にするなど、とうていかなわぬ事なのです。
もしもあなたがどうにかしてその高度な気功技術を利用できたとしても、フィードバックを行う前に、そうした気功技術に修復不能な損傷を与えてしまうのがオチです。


*トーマス・クーンはハーバード大で物理学で学位も修士も取っています。ポランニーはノーベル賞候補とまで言われたのに、突然に科学哲学に転向しています。いわば科学の内側からの視点があるのです。
*詳しくは寺子屋「パラダイム論」を!


修復不能な不能な損傷が気功技術に与えられるのか、内部表現に与えられるのかは別として、この感覚は持っておいたほうが良いです。高度な技術はそれなりのリスクと責任が否応なしに生じます。

(ちなみに誤解ないように確認ですが、何が高度か、は気功技術に依存するのではなく、その人に依存します。その人次第ということです。たとえばいまメンターの受講生で青龍やバフォメットなどの式神をガンガン使っている人や、新しいセミナー未公開の技術である「抜針」でヒーリングをガンガンやっている人がいます。

これは彼らにとっては普通のことです。

一般にはたしかに相当に高度な技術ですが、彼らにとっては問題ないのです。むしろもっとやるべきです。

一方で「気の球」や「腸腰筋」のような基本的な技術ですら、ある人にとっては高度である場合もあります。ですので、ある技術が高度か否かは、人に依存します)


ですから、地道に気の球をつくったり、手を重ねて美肌クリームを楽しんでいるのが良いのです(もちろんゴール設定Firstで)。
山登りと同じで地道にコツコツと楽しんで上がっていると、気付いたら雲の上にいます。


*雲海!
*自分で実践を積み重ねるワークはひたすらに高みへ上がる作業ですが、人に何かを教えるというのは高速で下山する作業です。登山は下山時のほうがはるかに事故もケガも遭難も多いものです。気をつけて、でも日が落ちる前に急いで駆け下りましょう。



というわけで、我々もパラダイムと考え方を切り替えて、ゴール設定に邁進しましょう!

ただ、そもそもゴール設定とか、夢を描くというのは一種の技術であり、テクノロジーだと「まといのば」では考えます。

踊りのようなもので、ダンスは踊りながらその感覚をつかむしかありません。
筋肉がどうとか、体幹がどうとか、センターがどうとか、そういうことはいわば二次的で副次的なもので、踊ってみないと分かりません。理論は大事ですが、実践も大事です。

ゴール設定も気功も同じで、やってみないと分かりません。

やっているうちにコツが何となくつかめてきて、そのコツを意識しながら、続けると、何となくできるようになってくる、という感じです。


もちろん理論に当たる部分は大事ですが、実践も大事です。
ベタな言い方ですが、理論と実践が両輪となって前へ進むのです。
(まあ一輪車であっても、進み続ける限りは前へ進めるのですが、どこかで二輪車に切り替えましょう)

たとえば「畳の上の水練」というのはCreative Avoidanceの異名です。
それを一生懸命にやればやるほど、ゴールから遠ざかりかねません(それをするくらいなら、スケジューリングしましょう。サクッとプランを具体的にすることです。これは畳の上の水練と似て非なるものです)。

同様に、実践が伴わない言葉だけの人が発する言葉も空虚に響きます。
言葉も中身も空っぽなのです。下界ではそれで通用しても(だませても)、人間界では見抜かれて終わりです。実践の重みが伴わない言葉は「やかましい鐘や騒がしい鐃鉢と同じ」(コリント13章)なのです。



ゴール設定ではとくに「バランスホイール」について聞かれます。
平たく言えば複数のゴールを持ちましょうという理論のことです。

バランスホイールはきわめて重要ですし、もちろん批判する気はありません。
ただこのバランスホイールが見事にCreative Avoidance(創造的回避)に化けているケースが往々にして見られます。


*三十輻共一轂。當其無、有車之用(三十の輻(ふく)、一つの轂(こく)を共にす。その無に当たりて、車の用あり)。老子11章の無用の用ですね。むしろ無があって、用があります。
*勝手な感慨ですが、バランスホイールの中心にある「無」が何かを考えると良い気がしています。


というか、我々は人生のほとんどをCreative Avoidance(クリエィティブ・アボイダンス)に費やしていると言っても過言ではありません。その時間のわずかでもCreativityに振り分ければ、時間はたっぷりあることに気付きます(とセネカが「人生の短さについて」で書いています( ー`дー´)キリッ)。

最近のスクールでも紹介しましたがエミー賞受賞のエド・シラーンは携帯電話を一週間だけ持っていたそうです(充電は一度もせず)。そして携帯電話を手放したそうです。
世界中を放浪していたときに日本にも来ていて、ジャスティン・ビーバーと痛飲したそうです(すごい!)


*あえての字幕付き!
*世界中のダンサーたちが「踊ってみた」をやっている名曲です。


携帯電話もSNSも使わなければ、世捨て人になればたっぷりと曲をつくる時間があるのです。
特にCreativityにはまとまったたっぷりとした時間が必要です
たとえば、犬が食事しているときに手を出すと、彼らは怒り出します。同じように僕もブログ書いているときや、考え事をしているときに邪魔されるとキレます。

ゲーテは創作中に突然の来客などで邪魔が入り、アイデアが何度も永遠に失われたことを嘆いています(まあ、大人になった晩年のゲーテは、それはそれで創作にとっても良かったのかもしれないと言っていますが)(とは言え、毎日コンスタントに書き続ければ良かったと、あれだけたくさん書いた人が嘆いているのも事実です。大作を書こうとして、身構えて失敗した、と)。


*ゲーテの色彩論はバカにされがちですが(僕もしますが)、エッカーマンとの対話を読むと、きわめて観察と仮説、検証にもとづいていることが分かります。文学的なのではなく、科学的な態度なのです。



というわけで、、、、これらに関するセミナーを開催します!

テーマは「How to be a Genius」です。「天才の作り方」ですね。

かつてスクールでやったMastery(マスタリー)のセミナー版です。



このテーマを考えるときに、頭をよぎるのは聖書のある青年の話です。

「永遠の生命を得るためには何をしたら良いのか」とイエスに尋ねた青年の話しです。

イエスは「戒めを守るように」とアドバイスをしますが、青年はその全てを守っていると答えます。

そこで、イエスはこう言います。

イエスは彼に言われた、「もしあなたが完全になりたいと思うなら、帰ってあなたの持ち物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に宝を持つようになろう。そして、わたしに従ってきなさい」。マタイ19:21

ここの意図は、イエスが弟子たちに対して言い訳しているものではなく(「富んでいる者が神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通る方が、もっとやさしい」)、もっとシンプルなことかと思います。

それにそもそも「らくだが針の穴を通る」の意図は、「金持ちは救われない」ではありません。金持ち救われない、です。金によっては贖えないということです(金によって贖えるとした贖宥状をめぐって、プロテスタントが出て来るはずです)。

弟子たちが見事にサマライズしたように「(金持ちも含めて)誰も救われない」のが正解でしょう(イエスもそれを追認しています。c.f.「人にはそれはできない」)。(以上、マタイ19章


ポイントは、、、全てを捨てて、イエスならぬゴールに従えということです。
(イエスもまたひとつのゴールです)

家族も地位も名誉も人間関係もお金も、これまでの積み重ねも、すべて捨てる覚悟が求められています。
(目的と手段が混乱して、ゴールがないのにすべてを捨てたら、それはただの世捨て人ですw)





その上で時間をつくっていきます。
これもシステマチックにつくっていきます。

シンプルに結論から言えば、、、「肉体の式神化」です。
最近のスクールのテーマでもありました。
自分自身を式神化します。自分の肉体を自分のゴールに従わせるのです。
これまでの議論で言えば、Assume a virtue(ハムレット)であり、「イエス・キリストを着なさい」(ロマ書)、Fake it till make itです。

その上でパレートの法則をフルに使えば、時間がどんどん捻出できます。
同じくパレートの法則をフルに使えば、時間がどんどん稠密になります。

これをシステマチックに行っていきます。


なぜシステマチックに行う必要があるかと言えば、時間をつくるためです。
稠密な大量の時間を捻出します。
なぜかと言えば、抽象度の階段を登るにはエネルギーと時間が必要だからです。

天才ピアニストのグレン・グールドには「(夭折したのではなくて、むしろ)死ぬのが遅すぎたのだ」と言われているモーツァルトですが、、「僕ほど作曲に長い時間と膨大な思考を注いできた人は他には一人もいません」と言っていたことは重視すべきです。



(引用開始)
長年にわたって、僕ほど作曲に長い時間と膨大な思考を注いできた人は他には一人もいません。有名な巨匠の作品はすべて念入りに研究しました。作曲家であるということは精力的な思考と何時間にも及ぶ努力を意味するのです。(引用終了)



ミケランジェロだったかの言葉でこんなものがあったように記憶しています。

うろ覚え申し訳ないのですが、

「自分(ミケランジェロ自身)がしてきたことを全て知るならば、私の作品に対する畏敬の念は薄れると思う」と。


ミケランジェロと言えばダヴィデ像。


あ、間違えました。


*ミケランジェロのダヴィデ像です。我々もゴリアテに挑むダヴィデでありましょう!!



そこまでして達成したいゴールなのか(もしくはそこまでする価値があるゴールなのか)、多くのものを犠牲にしても(特に自分の人生と幸福を犠牲にしても)そのゴールを達成したいのか、それをまず問うことが必要かと思います。



ちなみに、、、、こういうことを書くとそれをまたCreative Avoidanceの餌にするDream killerな人たちがいます。いやDream killerな脳があるというべきでしょうか?
脳は手抜きとホメオスタシスが仕事ですので、何でも創造的回避に使います。
それを回避するために、、、、(創造的回避の回避w)

「ゴール設定ごっこ」も導入します!(以前のセミナーでもやりました)。


仮のゴールを設定して、それを膨らませるワークです。

ゴール設定は粘土遊びに似ています。最初は四角四面の固いものですが、叩いたり投げたりこねたりしていくうちに形がつくりやすくなって、手に馴染んできます。


© WavebreakMediaMicro - Fotolia.com

このときのゴールという粘土のこね方がテクニックであり、コツであり、技です!
気楽にいろいろと試してみましょう!
そして「これは行ける!」という感覚がつかめたら、一気に攻勢をかけます。
移動した先にまた新しい粘土が出てきます!

ポイントは「力技&楽しむ」ことです。



是非、今年最後のセミナーに是非、お越しください!!

お楽しみに!!


【まといのば講座「天才の作り方 〜天才として生まれるのではなく、天才になる!〜」】
【日時】 12月26日(火) 19:00~21:00(21:30まで質疑応答!いや、もっと伸びます!)
【場所】 東京・四ツ谷の「まといのば」のセミナールーム
【受講料】  3万円
【受講資格】 「まといのば」スクール修了生、もしくはそれに準拠している方
【持ち物】 筆記用具と熱い情熱
【お申し込み】お申し込みはこちらから。


今回もヴァーチャル受講を設定しました!
(ちなみにこの動画教材はリアル受講の受講生には漏れなく配信されます!)

ヴァーチャル受講!!まといのば講座「天才の作り方 〜天才として生まれるのではなく、天才になる!〜」】
【日時】 2018年以降いつでもどこでも、どのデバイスでもw(Vimeo使用。ダウンロードも可能)
【場所】 どこでも!
【受講料】  3万円
【受講資格】 「まといのば」スクール修了生
【持ち物】 再生に適したデバイスと情熱とできれば筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから。
【特典】希望者にはセミナーで伝授した気功技術の特別伝授を遠隔にて行います!



【参考書籍】
暗黙知の次元 (ちくま学芸文庫)/筑摩書房

¥価格不明
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トマス・クーンのパラダイムという考え方を深めるために必須なばかりか、加速学習とは何かを知るためにも役立つ一冊です。
是非、寺子屋「パラダイム論」と一緒に(*^^*)