今年度最後の面接授業が終わりましたぁ
今回参加したのは滋賀学習センターで行われた
『パスカルの三角形とフラクタル』
1日目
滋賀学習センターは初めてなので少し早めに
8時55分頃には到着しました
↑正門からの写真
↑龍谷大学瀬田キャンパス内にあります
↑心理学実験1も行われていました
定員は54人で登録は24人でした
1人お休みの23人での授業となりました
1時間目は、場合の数の計算の復習について
今回の面接授業の最初にして最大の驚きだったのが
まず全員が自己紹介するところから始まったこと
しかも数学との関わりを語ってくださいとのこと
他の方は「高校以来です」とか「中学校レベルです」とか
よくあるフレーズだったんですが…
私は「まあ数学は…大丈夫…だと思います」といいました
私はあいまいに答えたけど、他に数学できそうな人は
他に塾講師(数学・物理)と元高校数学教師がいました
授業の中身はというと
AからBへの道順が何通りあるか
という問題を基本から解説していました
2時間目は、パスカルの三角形について
パスカルの三角形というのは
こんな感じのものです
これのいろんな性質について説明がありました
1時間目の内容でも難しいと思う人が何人もいたので
先生も理論的な背景についてはあまり深入りせずに
見た目を重視した解説をしていたようです
とはいってもすべて高校数学レベルで解決できる話で
計算に慣れていれば簡単に証明できるものでした
が元高校数学教師の方が、ある性質について
証明できなくて授業後に先生に質問していました
3時間目は、シェルピンスキーのギャスケットについて
いよいよフラクタルの内容に入ってきました
シェルピンスキーのギャスケットとは
パスカルの三角形の奇数のところだけ色を塗ったもの
↑Excelで作ってみました
↑私の作ではきれいさが伝わらないので
この色塗りの規則を変えたらどうなるかを
コンピュータを使って確認したりしました
4時間目は、パスカルの三角形の拡張について
この面接授業の先生は、学生とやりとりをしながら
授業を進めていくスタイルでやっているんですが
よりによって一番難しい質問を私にしてきました
(先生)「どうやったら拡張できると思いますか」
私はパスカルの三角形の拡張を知っています
負の数や実数に拡張する
3次元の表に拡張する
(私)(…どっちだどっちを答えてほしいんだろ)
(先生)「いきなりだと難しいですよねぇ」
(私)(…たぶん かな)
(私)「パスカルの三角形は平面上に三角形で書いているので
これを立体的に…四面体の形に書く…ですかね」
(先生)(…)「す…すごい読みをしていますね」
少しだけ本領を発揮してみました
その後、 とも解説がありました
2日目
1日目と時間は変えずに同じ時刻の電車・バスに乗り
同じ時間に学習センターに到着しました
5時間目と6時間目は、いろんなフラクタルの紹介
前日に勉強したシェルピンスキーのギャスケットの他に
↑コッホ曲線(雪片)
↑レヴィ曲線
↑ドラゴン曲線
これらのフラクタルの性質を確認しました
それぞれのフラクタルを自分で書いてみたり
紙を折ってドラゴン曲線を再現してみたりと
実習メインになってみなさん楽しんでいました
フラクタル次元(ハウスドルフ次元)を考えるところでは
優等生組のはずの塾講師の方が苦戦してました
お昼は2日間とも学生控え室でご飯を食べました
↑学生控え室
↑滋賀所属の人の内訳が貼ってあった
まったりした素敵な空間でしたよ
7時間目は、フラクタルの工作
私はこの時間が最高に面白かったです
画用紙を使ってフラクタルを作ってみようというもの
第1ステージは階段のフラクタルを作るというお題
これは簡単なのでみなさんできたようです
第2ステージはシェルピンスキーのギャスケットを作りました
私のお隣さんは緑の紙がズタズタになってましたが
だいたいの人はここもクリアできたかな
ここで先生から更なるお題が
スライドで完成図の写真だけ見せて
「やり方は説明しないのでいま作った2つを
組み合わせたものを作ってくみてください」
とのこと(第3ステージ)
ここで、今回2度目の本領発揮
速攻で作り上げてみせました
↑第3ステージをクリアしたのは私だけです
8時間目は、iPadを使っていろんな体験&テスト
最後はiPadで遊んでいろんなフラクタルを見ました
そして最後はテストです
↑シェルピンスキーのカーペット
一番外側の正方形の1辺の長さを1としたとき
辺の長さの合計と面積を求める問題でした
これってカントール集合を2次元にしたものだな
とか無駄なことを考えていたら時間がかかりましたが
長さ ∞, 面積 0 と計算できました
今年度最後の面接授業は本当に面白かったです
とても楽しいクリスマスでした