先日、某ラジオのDJが《今年2018年は貴方にとってどんな一年でしたか?》と、定番の質問をリスナーに投げてまして、つい運転しながら反射的に《今年はなんといっても隣保班長だよー》と口にしてました。ああ、隣保班長。お祭りでしめ縄を編むのにワラを調達しなくちゃならなくて、胃の痛い思いをしたのが今もトラウマ並みに記憶に新しいところ。イヤでしたねぇ。

音楽の面では、マシスの今年一番の思い出といえば、やはり《フリーダムフォーク集会》の進行役を7月より引き継いだ事がデカイです。こういうの、柄ではないし、全然上手いことやれないのですけど、ことフリーダムに関してはウダウダ言えません。ずっと今まで遊ばせてもらいましたからね。もう今さら今さら。袋井市のライブ喫茶【マムゼル】にて、奇数月第三土曜日はフリーダムフォーク集会です。来年も皆が元気で、たくさんの人が遊びに来てくれますように。


カーステが壊れて三週間、ラジオばかりでいい加減に飽きてきた。僕は元来ラジオっ子でなかったので、ラジオって聞きつけてないのです。心地よい喋りの人は聞き流せるけど、そうでない人の喋りはイライラしちまってダメ。話術って、歌もそうですが内容より心地よさが大事ですね。どんな良いこと面白いこと言ってても、声質や口調、言い回し(歌い回し)が心地よくないと耳に障る。

で、カーステ故障の件、連れ合い御用達の町のディーラーさんにダメ元で《何とかならないか》と相談していたのですが、昨日のこと、替えのパーツを見つけたと連絡を頂きました。パーツが入荷され次第、直してもらえそうです。やった。修理は年明けになりそうですけど、あとちょっとの辛抱だ。

モウいっそ自分で細工して、オーディオ外付けで音楽聴けるようにしちゃおうか、と真剣に考えていたところの、この知らせです。嬉しい。

正規のディーラーさんに故障車を見てもらった時に、なかなかの見積り金額を聞かされていたので、町のディーラーさんからの見積り工賃を聞いて《え、それだけでいいの?》とエラク安く感じました。こんなんじゃパーツ代金にもならないんじゃって思うくらい安い。マジですか。非常に助かる。

加えて正規のディーラーからは《これを《高いお金かけて》直すくらいならいっそ新車の足しにしませんか?》というアピールがしつこくて、些かうんざりしていたので、これで、見事オーディオを町ディーラーさんが復活させてくれたら、町のディーラーがきっと天使に見えることでしょう。文字通り天の使いですよ。神。



http://plehawalk.com/event/detail.html?id=2262

来年の歌い初めは、年明けの1月4日、浜北のプレ葉ウォークにて、奥山会長主宰のアフタヌーンライブにお呼ばれすることとなりました。奥山会長の大好きなクロマチックハーモニカ奏者の宮田薫さんとご一緒させていただきます。

宮田さんは僕は以前に一度だけ、これも奥山会長のイベントでしたがご一緒させていただきました。クロマチックハーモニカって、演奏中に吹きながら転調できる恐ろしい楽器で、初めて観た時はその妙技に驚いたものでした。しかも演奏者がうら若き美人。再びご一緒できて嬉しいです。

【Afternoon Live】
2019年1月4日
浜北プレ葉ウォークイベントステージ
観覧無料
13:00 マシス
14:00 宮田薫&原田和則
15:00 マシス
16:00 宮田薫&原田和則


せっかくのプレ葉ウォークのイベントで、手ぶらでいくのもどうかと思って、ちょっと奮起して、名刺の代わりになるようなものを準備してます。



本当はいっぱい歌が入ったCDを販促できたら良かったのだけど、まだまだ完成までこぎ着けられないので、制作中の音源の中から2曲、お試しの音源として無料で配れたらと思っています。歌詞カードもジャケットもなしのお試しですが、一応マシス名義の初のCDです。こういうことがやってみたかった。ちょっとはカッコつくといいけどな。

いっぱい歌が入ったCDは、平成のうちに頑張って作ります。作りたい。



マシス
佐野元春の今年のツアーのライブ映像が本日発売となりました。もう届いた、というフラゲなネットの声もお見かけしてます。元春からのクリスマスプレゼント嬉しい、という声も。うらやましい。
僕は今回は、珍しく予約もしていない。ファンにあるまじき体たらくです。絶対に買いますけど、12月は散々散財したので、今暫し、出費を押さえます(散財はクセになるケがある)。

予約してなかったのは、実は金銭の都合ばかりではない。近年は僕もYouTubeを見るようになって、元春のこのツアーの映像を、発売が決まる前よりYouTubeで2~3曲、観てしまって(そりゃあれば見ちゃう)、おかげで、というか、そのせいで、飢餓感が薄いのだと思う。元春のディジーミュージックが公開している映像なので、非合法なものではないのですけどね。なんでもかんでも便利なのも考え物です。


我が家のクリスマスは、冬休みの娘がカップケーキを焼いてくれてたので、それがクリスマスケーキ。僕はプレーンのにジャムつけて食べました。美味しく出来てて、たいしたものだと思いました。

クリスマスにクリスマスソングなんか聴くものじゃない、と、例年はヒネクレ全開で過ごしてる僕ですけど、今年はカーステのCDプレイヤー故障中につき、ラジオをかけてたもので、見事に、ずーっとクリスマスソングばっかり聴くハメになった。知らないクリスマスソングいっぱいあるなぁと思いましたよ。カッコいいのもあったし、ボリュームを絞りたくなるのもあった。こういう体験も貴重です。


反動で、帰宅してからハノイロックスを一気聴き。痛快痛快。




マシス
昨夜12月22日はキューズランドという浜松の音楽スクールのパーティーに(生徒でもないのに)行って来ました。
以前にも日記に書きましたが、某イベントで知り合って《いつか何か一緒にやれたら》とお声かけ頂いた【野村荘六】こと辻村さんからのお誘いで、今回の参加となりました。

辻村さんは、キューズランドで講習を受けてパソコンでの打ち込みを覚え、自作歌謡曲を録られて活動してらっしゃる方。そして、辻村さんから聞かせてもらった音源に、(一昨年のことだったか)僕がお試しで「潮風」という歌詞を付けたことがあったのです。

で、この度、辻村さんより《音楽スクールのパーティーで「潮風」を歌って欲しい》とのお声かけがありました。うーん、音楽スクールの講師と生徒の皆さんの前で歌うの?、とビビりつつも、歌詞を作った縁(責任)もありますし、お手伝いすることと相成ったのです。

会場となったハーミットドルフィンは、僕は今回が初訪問です。



ハーミットドルフィンは格好いい内装の良い雰囲気のお店でした。数日前には渡辺香津美がライブしてたとか。そしてカレーが美味しい店としても有名なんだそうです。

お料理がどれも見た目にも洒落てて、美味しかった。名物のカレーも六種類もあって、全部は食べられなかったけど美味しかった。パーティーのくだけた雰囲気に油断して、食った食った。歌う前にお腹いっぱいになりました。


飲み食いしながら、生徒さんの演奏(発表)を聴くわけですが、講師の皆さんはその演奏のお手伝いだったり、司会進行から飲み物に気を配ったりと、ずっと忙しい。大変そうでした。

驚いたのは、講師の一人に、CRaNEというグループで活躍されているギタリストの田中昇吾さんがいて、なんとこの夜は僕らの演奏もお手伝いしてもらう話になってた。話を聞いた時は《マジか》と驚きました。

しかも昇吾さんの席が、僕の正面。うわ本物じゃないですか、と思いながら、食事しながらお喋りもさせてもらいましたよ。

今日はよろしくお願いします、と、ご挨拶しました。昇吾先生は大変物腰やわらかなクダけた方で、とっても良い青年でした。おかげで緊張が少しだけ解けた。

僕(僕は森に住んでるんですが、同級生に一人、CRaNEの熱烈なファンがいますよ)

昇吾さん(あー、知ってるような気がする(笑))



昇吾先生、大活躍でした。出演者全員の写真はなし。

そして肝心の僕と辻村さんの出番。

写真は当日テーブルで同席させてもらった濱田佐智子さん撮影。辻村さん写ってない(!)

本番直前、辻村さんはご自身の衣装を忘れたと言うので、僕もいつもの(そのまんまの)格好で歌いました。そのせい、というか、そのおかげで、ずーいぶん気が楽になった。演奏はトチりとポカもあったけど、なんとか終わりました。

《自分が何を演奏したか(記憶が)綺麗に飛んでます》と、終演後に辻村さんからメールが来ました。衣装忘れるわビデオの録画ボタンも押し忘れた(?)とかで、色々大変でしたが、辻村さんの楽曲の良さは聴き手に伝わったんじゃないかと信じます。マァ終わって良かったですよ。お疲れ様でした。珍しい体験、貴重な時間をありがとうございました。





マシス
カーステのCDプレイヤーがイカれて、入れたCDが引っ掛かって出てきやしない。イジェクトのモーターがウンともスンともゆわない。車は日々の暮らしの中で音楽を聴く最長時間を占めていた場所だけに、参りました。

もう、音楽を聴けないってだけで、運転する時の気持ちがまるで違う。こんなにも車での音楽鑑賞を楽しみにしていたとは、失って気づく驚きです。壊れてからの二週間弱、好きな音楽を聴けなくてなかなかストレスが溜まってますよ。

僕の車のデッキが、一体型ってやつらしくて、壊れたオーディオデッキだけ交換、とか出来ないらしい。ディーラーに観てもらったけど、外すとなるとオーディオデッキだけならず、エアコンもカーナビもゴッソリ取られる。で、いざ外して直るかどうかの見積り取ってもらうだけでウン万円。仮に直るとしてもプラスいくらかかるかわかんないとさ。

中のCDはぁ、そんな訳で諦めて買い直す方が安いですよう、と宣われた。僕が聴き馴染んだ佐野元春の名盤『フルーツ』がもう還って来ない。ショック。

とりあえず今回はすべて保留してそのまま帰ってきて、連れ合い御用達の個人経営ディーラーさんに回った。代えのパーツがあるかどうか、探してくれるそうです。でも、ちょっともう諦めも入ってます。今のオーディオが直らずとも、せめてなんとか車中での音楽鑑賞が出来るよう、早いとこ手を打ちたいです。


先日、アビーロードの20%オフセールで買ったチープトリックも、家まで我慢しなきゃいけない辛さ。我慢しましたよ。本当、早く早く、です。



今日は朝からご近所の法事に出て、帰ってから少しだけ眠れました。今から浜松へ出かけます。今日は僕もどうなるか先が読めないイベント。どうなることやら。



中身のないCDケースが物淋しい



マシス

楽しかった楽しかった。先だっての日曜日より、中三日で再びエスケリータ68へ行ってきました。今年の自分へのご褒美(年末散財)最終章、第四弾は平井正也くんです。第四夜にしてようやく、自分より年下の歌い手さん登場なのです。
今年の平井くんはベーシスト森孝允さんとのデュオ。そして対バンはダミーオスカーズ(ドラムがエスケリータのマスター後藤さん、ギターヴォーカルがハンズボーンのタカベヒロシさん)でした。やー、楽しかった。四夜すべて文句なしに良かったけど、この日はどんだけ楽しいんだって二時間。頭がバカになって余計なもの吹っ飛んじゃった。


“ピロヂ☆ハンズボーン”ことタカベさんは、エスケリータへ行くと必ずいる、ってくらいよくお見かけする方です。エスケリータのライブ全て観てんじゃないかしら、いや実はエスケリータに住んでるんじゃないか?とすら思ってしまう。ようやく演奏を聴くことができました。

始まる前に少しタカベさんとお喋りできて、タカベさんのソロCDをねだってせしめた。嬉しい。300円なり。




先行はダミーオスカーズ!

ダミーオスカーズ、って名前からして、どんだけいかがわしいアッハンな歌をやらかすのか、と思ったら、どストレートに良い歌、良い演奏をカマしてくれた正統派でした。YouTubeでチェックしてたハンズボーンの「ジャイアントさらば」が8ビートのロックなナンバーになってた。《なにもかもぶっ壊れてしまえ》のタカベさんの雄叫びは痛快で、永遠に聴いていたくなる歌です。

はしゃぐ野郎三人。紅一点アコーディオンのミキさんが《みんなちょっと落ち着いて》と冷静に突っ込む図が可笑しい。

平井正也DUOの登場。
ベースの森孝允さんは、前回のツアーの時に地方で即席に作った平井正也バンドからの縁なのだそうで。それから二人でアルバム録ってツアーやっちゃうなんてよほどウマが合ったのでしょうね。「ここで歌え」でのスラップをまじえたウッドベースのご機嫌なこと。身体が自然に揺れてしまいます。

ちなみにエスケリータでの平井正也バンドは、マスター後藤さんがドラムで参加されてました。と、いうことは、
この夜も後藤さん召喚と相成ります。途中からの数曲だけでしたが、ほとんど事前打ち合わせなしとのことで、はた目にもスリリング!

ピート・タウンゼントばりに飛んだ平井正也。写真拝借失礼。良いショット!

やー、平井正也、凄い。叫んで吠えて囁いて絞り出しきって一切の手抜きなし。きっとどこの会場でもこんなテンションで毎晩やってるんだよ。毎晩が千秋楽のように燃焼しちまうんだよ。手抜きとか出来る人じゃないって、見てたらわかりますもの。こんなの観たらこっちまで興奮してしまいますよ。

大好きな「ベイビー」も聴けた。来た来た来た!って心でガッツポーズ。いつまでもいつまでも聴いていたくなるような演奏で、目頭熱くなった。ラストの「石鹸の歌」のバカ盛り上がり。コールアンドレスポンスで叫んで拳を突き上げて、しまいには平井くんのダックウォークに背面弾きまで飛び出した。もう、一緒になって騒ぎ過ぎて、声がガラガラです。

最初から最後まで、心から安心して楽しめた二時間でした。楽しませてもらえるって安心信頼満点の二時間。安心、っていうのはミスのない安定した演奏ってことじゃなくて、ことロックンロールはどれだけ前のめりでつんのめって、ひっくり返る寸前まで行けるか、ってのを演者が見せてくれる音楽だと思ってるのですが、その点でこの夜の二組はバッチリでした。演奏中、見事に現実を思い出すことなかった。そんなヒマもなかった。おもしれーおもしれーって時間が過ぎてった。みんな盛り上がってくれー、なんてダサいことは演者一言も言わず、こんなに自然に騒げるなんて、なんて素敵なことでしょうか。





カーステのCDプレイヤーが壊れてて、せっかく買ったCDを帰り道で聴いていけなんだのが残念でした。

平井くんのステージは毎回良いんだけど、今まで観た中でもこの夜が一番良かったかもしれない。終演後に平井くんにそう伝えたら、《それは嬉しいー》と言ってくれました。次回観たら、きっとまた凄くなってるんでしょうね。楽しみです。


余談。僕の隣に座ってた女性が《以前、平井さんとここ(エスケリータ)で演られてましたよね?》と僕に話しかけてくださって、おお一昨年の前座を覚えてくれてる人がいた!、と驚きました。ありがたい話です。横から平井くんも《またいつか共演しましょうね》って、勿体無いお言葉。なんていい人か。それまでにもっと精進しておきます。


怒濤のライブ四夜はこれでおしまい(本当は20日に静岡サナッシュで佐木伸誘も観て五夜にしたかったけど、平井くんの日とぶつかってしまって残念)。ひと月に四回も夜遊びに出させてもらって、家族に感謝ですスミマセン。いや、明日別口が一件あるからもう一夜、夜遊びあり。度々本当にスミマセン。これが落ち着いたら、しばらくおとなしくしてます



マシス
先日の友部正人も、佐野元春も原マスミも、皆さん還暦過ぎ(!)と気づいて、僕の好きな人は年寄りばかりか!、と我ながら驚きました。先日の番付(僕の好きなミュージシャンのランク付け)を書いた時も思ったのですけど、自分より年下で三役に入る人がいないのです。若者がいないってのはあまり健全な状態じゃない。けど、致し方なし。

これは決して懐古趣味でなくて、番付上位の皆さんは現役にバリバリやられてて、彼らの今の音楽が本当に好きだと思うからいいのです。昔は良かった、だけじゃない。新曲が良くない歌い手さんには僕はあまり興味を持てません(新曲をやらない歌い手さんは論外)。

でも、自分の年齢もアラフィフになって、いつまでこの人たちの音楽を楽しめるのか、なんて考えたら、切ないものがありますね。本当に、皆さんにはいつまでも長生きしてもらわねば困ります。

音楽はやはり若い才能が出てこないとダメなので、僕好みの才能がどんどん出てきて欲しい。ああ格好いいな、センス好きだな良いなぁって思う人はいっぱいいて、何人かの歌い手さんにはとても楽しませてもらってます。だからと言ってそれらが友部さんや元春に替われるわけでは、もちろんない。

自分の趣味やセンスが世間の絶対では当然ないのですけど、歌詞だったりステージの振る舞いって、しっかりと好き嫌いが分かれます。コレが良くて、何でこっちがダメ?って聞かれても、そこは自分の中では明確な線引きがある。ハッキリしているのです。

センスって、考え方の根っ子の話ですから、良いセンスを身に付けたくても一朝一夕にママならない。真似は真似でしかなく、コピーしようとしてできるものじゃないので、難しいものです。


昔からの僕の好き嫌いを言えば、とにかくクサいのはダメ。聴いて、ウーワ恥ずかしい、って思うのは聴けません。それは自分でやる音楽に関してもそうです。ぜったいに歌いたくない言葉とか、ぜったいにやりたくないステージ表現とか、明確にあります。

(↑寄席芸人伝/古谷三敏)クサい、ってのは落語の符丁で《演技がオーバーなこと》と注釈がついてます。

僕がドラマや映画、お芝居で役者さんの台詞回しを聞いて、たまに《クサいな》と思ったりします(あまりドラマも映画も観てませんけど)。自然だからいい、ってわけでもなく、その人に合わないと思う喋り方をしてると、ストーリーより違和感が先に立ってしまうのです。それはアニメの声優さんにも多々感じます。マァこれは役者さんがどうとかじゃなく、僕が偏狭なせいですが。

それは音楽に関してもそうで、特に若かった頃はクサくて許せない音楽がたくさんありました。いろいろなものが鼻について、こと音楽に関しては噛みつきまくってました(頭の中で)。そういう偏狭な考えが、結果としては今の自分の価値観、歌ってる歌に反映されているとも、思います。

考えれば、自分が苦手な音楽だって、僕以外の誰かを幸せにしているのです。そう思うと、おおやけの場でセンスの良し悪しは言えるものではありません。センスの良し悪しって結局はその人の好き嫌いですから。


自分が二十五才から、三十才を過ぎたくらいから、それでもいろいろな表現にたいして、これは自分では演れないけどスゲーなぁ面白いな、と思えるようになった。聴く音楽と演る音楽は違っていい、と視野が広がりました。音楽はいろいろあって楽しいものです。そういう耳も必要です。

演る方でも、最初っから偏見はやめよう、と最近は思ってます。どんなに《コレはないわ》と思うようなことでも、やる前から《無理できません》じゃなく、誘われたら一度はやってみよう、と。それで楽しかったらラッキーだし、やってみてやっぱり無理だと思ったら二度とやらなきゃいい。そう、嫌だったらもうやらない。何事も経験なのです。

いささか固いことを書いてますが、つまりそういうことでして。いま、ひとつ《一度はやってみよう》って案件をもらってるのです。条件からしたら、僕としては《なし》の要素がいくつもあるのですが、やると決めた以上は精一杯やって、声をかけてくださった方に応えたい。笑顔で楽しんでやってきたいと思ってます。


マーガレットズロースの平井正也くんは、僕より年下ですけど、僕の番付でもいずれ大関横綱クラスになるんじゃないかと思う。

その歌は明るくて人懐っこくて、荒削りで馬鹿馬鹿しくておセンチで、何より平井くんが歌を口にしたとたん、歌は一瞬で聴き手の胸まで響く。歌の伝達スピードが尋常じゃなく早い。センスの固まりのような御仁なのです。

今年の自分へのご褒美最終章は木曜日、久しぶりに平井くんに会えます。ダミーオスカーズとの2マンです。楽しみです。



マシス
自分へのご褒美、第三弾。昨夜は友部正人さんのライブを観てきました。原マスミといい佐野元春といい、ここんとこ僕は些かはしゃぎすぎてて、自分としても傍目にどうかと思いますが、好きなものでスミマセン。


写真はエスケリータのマスターのFacebookより。無断拝借スミマセン。

↑客席の左すみに僕が写ってます。

僕が会場に着いた時、既にお客さんがたくさん入っていて、おお凄いじゃん、これは席はあるかしら、と思ったら、【浜松の酔いどれ詩人&ロッカー】だあこえさんが《アリーナ席をとっておいた》と言って、マイク真正面の席に案内してくれました。なんて優しい人か。ありがとうございます。

定刻を少し過ぎて、友部さん登場。拍手の中、友部さん《トイレに行ってきます》とお手洗いへ。客席の笑い声で雰囲気がいい感じに緩みました。一曲目は昨年と同じ「さわがしい季節」でスタート。この時期ならではの選曲ですね。


2018年12月16日(日) 友部正人 at エスケリータ68

【一部】
01 さわがしい季節
02 ニレはELM
03 ニューヨークシティマラソンに捧げる
04 愛について
05 イタリアの月
06 中道商店街
07 ただそれだけのこと(新曲)
08 さくらんぼ(新曲)
09 誰もぼくの絵を描けないだろう
10 OH MY LOVE(日本語カバー)

【二部】
11 僕が心に思っていたことは
12 おやすみ十二月
13 ブルースは元気がない時には歌えない(タイトル不明新曲)
14 こわれてしまった一日
15 暴走特急(新曲)
16 From Brooklyn
17 マオリの女
18 歩いている(タイトル不明新曲)
19 ライク・ア・ローリング・ストーン(日本語カバー)
20 彼女はストーリーを育てる暖かい木

【アンコール】
21 クジャクのジャック
22 大阪へやって来た


最初、ちょっとヴォーカルが聞き取りにくかったけど、「ニューヨークシティマラソンに捧げる」くらいから良くなった。もともとが友部さんはガラガラ声なので、声の調子がいいのか悪いのか、一瞬わかんない。結果としては、とても絶好調だったと思います。でなきゃ、最後にあの歌は歌えない

《この店は、、とても元気だから(笑)、、最初は静かにやります》は友部さん序盤の談。

友部さんのステージは毎夜毎回セットリストが変わるので、こうして昨夜の演奏曲を載せても、次のステージでこれが聴けるとは限りません。だから友部さんのステージは本当に一期一会。「さわがしい季節」も「ニレはELM」も「おやすみ十二月」も、寒い時期ならではの選曲です。

新曲、と注釈した歌に関しては、あくまでレコーディング音源が発表されていない、という意味で、昨年のステージで聴けた歌もあります。それにしても、音源発表してない歌をこんなにステージでかける人って珍しいと思う。友部さん、今なお歌を作ることが楽しくて仕方ないって感じなのが、とても嬉しい。

ちなみに僕がこの日初めて聴けた新曲は「さくらんぼ」「暴走特急」、あと、ブルースは元気がない時には歌えないってやつ。友部さんいわく《来年は新曲のアルバムを出します》とのこと。やった!


四曲目「愛について」は心でガッツポーズ。ようやく聴けた!僭越にもマシスが何度も何度も人前で歌わせてもらってきた歌です。ストーリーの力がとても強くて、聴き手は歌の世界に引き込まれてしまう。目の前で歌われる「愛について」を聴いて、ああ、これは友部さんの歌だった、僕の歌じゃないんだと、しみじみ思いました。


「中道商店街」。僕はこの歌、CDで聴いても他の歌と比べて特別なものがあると思わないのですけど、エスケリータで目の前で歌われると、毎回落涙してしまう。

エド(浜松駅前の路上で亡くなったシンガー)のことを歌ったというのは知識だけでしかないのに、生歌のパワーがヤバい。そして毎回ポテティ中村さんに《マシス泣いてたら?》と冷やかされる羽目になる。ええ泣いてましたとも。

ちなみに落涙ポイントは毎回違うのですけど、昨夜は《いつ人の二倍の影を作り/いつも人の二分の一だけ話す》ってとこ。《笑うとなんだか笑えなくなってしまう/こんな風に笑う人もいるんだな》でも水門決壊。


昨夜の個人的なハイライトは第一部の「誰もぼくの絵を描けないだろう」。歌い始める前に遠藤ミチロウの話をしたせいもあってか、渾身の演奏と歌声がより胸にガツンと来ました。

ジョンレノンの「オーマイラヴ」は大好きな歌です。この下村誠の日本語歌詞は初めて知ったけれど、友部さんの朴訥とした歌い方と合ってて、なんとも良かった。

「マオリの女」辺りから、もう僕の中で言葉が飽和状態。ディランのカバー「ライク・ア・ローリング・ストーン」でさらにタップリ。加えてアンコールの「大阪へやって来た」やー、参った。二時間以上歌い続けた後で、アンコールの最後にこんな大作(長い歌)を持ってくるか?ハーモニカとギターのカオスなエンディングのカッコいいこと。

https://www.facebook.com/100002503562685/posts/2042575655835867/

最後のMCで友部さん、《今日は後藤さん(エスケリータのマスター)おとなしかったですね、、おかげで、、やりやすかったです(客笑)》可笑しい。

《エスケリータの後藤さんは毎年、夏ごろに、今年はいつ頃来れますか?ってメールをくれるんです。そうやって必ず声をかけてくれる所って、珍しいんですね。とてもありがたいです》。拍手喝采です。


終演後、たくさんのお客さんが友部さんにサインと記念撮影をお願いしてました。列が落ち着いた頃に、僕もこの日会場で買ったCDにサインをもらいました。

3KINGS名義のこのアルバム、メンバーは三宅伸治、鮎川誠、友部正人の三人。京都の得得で昨年行われたライブが完全収録されています。
すげーメンツ。ふところは淋しいけど、これは見ちゃったら買うしかない。ロックンロール!


余談。

お客さんがはけて、お店の片付けが終わるくらいまで、だあこえさんと僕は何となく残っていたのです(後藤さんやポテティ中村さんと雑談しながら)。そのうちに中村さんが車からポータブルのレコードプレイヤーを持ってきて、レコードをかけ始めました。ジャックスの「からっぽの世界」です。

この日は友部さん、会場入りする前に中村さんと中古レコード店に寄ってきたそうで、ジョン・レノンとオノ・ヨーコがただ喋ってるだけのEPを見つけた、とMCで言ってたのです。レコードをかけながら中村さん、この日の戦利品をたくさん見せてくれました。

そうしているうちに普段着に着替えた友部さんが来て、一緒にレコードを聴くといった状況になった。凄い状況!

武田久美子のLPに友部さん作詞の歌が入ってる、と言ってLPかけたら、ユミさん(友部さんの奥様)は、《懐かしい覚えてる》と歌詞カードを見て口ずさんでました(友部さんは《恥ずかしい》と言ってた)。

どういう経緯で武田久美子に詞を?と聞くと、友部さん、《井上陽水に騙されてやらされた》と仰る。何があったのでしょうね。《この時期は人にたくさん書いてたのよ》とユミさんの談。《石川セリさんにも三曲書いたけど、それがいい歌なのよ。あとROMIね》。それは聴いてみたい。

そうやって貴重な話を聞きながら、ウディガスリー、ジョーン・バエズ、スパイダース、PPM、六文銭と、いろいろなレコードを楽しませてもらいました。友部さんが《これ、どんな歌だっけ。かけて》とレコードを選んだり、かけたレコードを聴いて《これ、ヒドイ音。よくこんなの発表したよね》と笑うのを横で見てるのって、なんともファン冥利につきるといいますか、信じられない。

だあこえさんと目を合わせながら、《すげー貴重な時間を俺たち今過ごしてる》と確認しあったのです。本当に、遅くまでスミマセンでした。友部さんお疲れなのに付き合わせてしまってスミマセン!ありがとうございました!来年もまたぜひ来てくださいね。新譜も楽しみです。




マシス
12月8日に原マスミ、10日に佐野元春と、僕にとって大関横綱クラスの歌い手さんのライブを、今月になって立て続けに観ることが出来ました。狂喜乱舞な12月です。ここまで僕好みのラインナップが揃うと、今月は僕のための月、と言いたくなる。誰も羨ましくないでしょうが、ホントそうなのです。

そして今日、16日も、またまた僕の大横綱が浜松に来ます。
エスケリータのマダムが書いた似顔絵フライヤーの素晴らしいこと。

佐野元春が自分史上最大のアイドルなら、友部正人は、友部正人こそは僕だけのための歌い手さん。初めて聴いた時から今日まで僕にずっとそう盲信させてくれた人です。

誰かにとっての吉田拓郎のように、または中島みゆきのように、浜田省吾、桑田佳祐、長渕剛、ミスチル桜井、バンプ藤原が誰かにとって特別な存在であるように、僕にとってはそれが友部正人だったと。

そんな友部正人の歌を、毎年のように生で聴ける幸せは、昔だったらちょっと考えられない。もう、僕だけのために歌ってくれている、と勝手に解釈して拝聴させてもらっています。

友部さんの歌は好きで好きで、僕だけで独り占めして聴いていたい。でも、客が僕一人だけじゃ、来年から友部さん来てくんなくなるかも知れないから、混み過ぎない程度の大盛況(?)がいい。興味ある方、ぜひ今夜エスケリータ68で友部正人を体験してみてほしいです。

ちなみに、以前も書きましたが、昔から好きな歌い手さんを、自分の中で相撲番付するクセがあります。今ですと、

西の横綱が友部正人で、東の横綱が早川義夫(ちょっと最近休場が多い)。
大関クラスが、佐野元春、谷山浩子、山下達郎、小椋佳、忌野清志郎。
関脇が松任谷由実、さだまさし、中島みゆき、来生たかお、Southern All Stars。
小結に山田稔明、平井正也、原マスミ、L⇔R、ザ・コレクターズ、キリンジ、フィッシュマンズ、佐木信誘、坂本慎太郎、BUMP OF CHICKENって感じに。

番付はその時の気分によって変わります。


そして、来年の話で鬼が笑いそうですが、プレ葉のHPに情報が載ったので、情報解禁です。

http://plehawalk.com/event/detail.html?id=2262

年明けの1月4日、浜北のプレ葉ウォークにて、奥山会長主宰のアフタヌーンライブにお呼ばれすることとなりました。奥山会長の大好きなクロマチックハーモニカ奏者の宮田薫さんとご一緒させていただきます。

宮田さんは僕は以前に一度だけ、これも奥山会長のイベントでしたがご一緒させていただきました。クロマチックハーモニカって、演奏中に吹きながら転調できる恐ろしい楽器で、初めて観た時はその妙技に驚いたものでした。しかも演奏者がうら若き美人。再びご一緒できて嬉しいです。

【Afternoon Live】
2019年1月4日
浜北プレ葉ウォークイベントステージ
観覧無料
13:00 マシス
14:00 宮田薫&原田和則
15:00 マシス
16:00 宮田薫&原田和則

プレ葉ウォークはよく買い物にも来る場所で、イベントステージで歌うのは僕は初めて。とても畏れ多い。いいのかしら。がんばらねば。


マシス
【前の限定日記で先日の佐野元春のライブの感想を書いています。ツアーが終わったら一般公開させていただきます】


月曜日のこと、佐野元春を見るために名古屋へ向かう道中に、アクシデントが発生しました。いきなりカーステからCDが出て来なくなったのです。イジェクトボタン押してもウンともスンとも言わず、音楽が車内で聴けなくなった。ドライブの楽しみが奪われて、なんだよーと思いました。

名古屋に着いてから、中古レコードCD屋を三軒ハシゴしたのですけど、何も買わず仕舞いだったのは、カーステが使えないんじゃ買ってもすぐ聴けないしなー、と思ったのもおそらく一因。帰りのドライブで聴いて帰ろう!と思うと、結構いろいろと触手が動いちゃうもので、すぐ聴けないって状況が抑制力になった。

でもまぁ、最近は僕も昔みたいに《せっかく来た記念だからー》とよく考えずに買うようなことは減ったので、カーステが無事でもこの日は買ってなかったかも。そう、勢いでそんなに欲しくないCDを買うことないのです。

CDがダメなら本、と、栄地下のジュンク堂書店へ。たまたまジュンク堂で使えるギフト券があったので、目につくままに欲しかった本をガッと買いました。

そのうちの一冊を、Zeppの開演直前まで席で読んでいたのです。

「杉山清貴&オメガトライブ35年目の真実」/梶田昌史・田渕浩久

《本書はセンセーショナルな暴露本を目指したのではない。当時からファンだった方々も、“私たち騙されてたの?”と思わずに、“当時の制作現場ってそういうものだったのか”と、豊かだった80年代を思い出しながらお読みいただければ幸いである》
(↑冒頭の筆者の言葉より抜粋)

世代的にオメガトライブの歌はドンピシャですので、大変興味深く、面白く読みました。でも、オメガトライブに夢中になってた身としたら、読んでいて複雑な気持ちにもなりました。このモヤモヤの理由は、前述した冒頭の著者の言葉がすべてです。

暴露本を目指したものではない、と言いながら、35年目の真実と謳ったように、どうしても暴露話が中心になってる。これは確かに知ってビックリだけども、言わなくてもいいことだったんじゃないかなぁ、とも思う。

よく聞く話ですけど、若手バンドのレコーディングで、プロのセッションミュージシャンが参加してるってやつ。ぶっちゃければ、オメガトライブのレコードもそれがあった、って話です。まぁ、あったのだろうけどさ。その辺の事情はフワッとさせといて欲しかったかな。

でも、確かに面白いんです。完全に音楽制作の裏方にスポット当ててるから。作曲家の林哲司、作詞家の康珍化へのインタビューがまた良くて、オメガ本と言いながら林哲司本、康珍化本でもある。それぞれが関わった楽曲の全曲解説とか、どこで誰(セッションミュージシャン)を使ったとか、楽曲を知っているだけに生唾モノに面白い。資料としても貴重です。

中でも、オメガトライブの最後のアルバムのタイトル曲「First Finale」のあるフレーズが、二人がフェイヴァリットの歌という「君のハートはマリンブルー」のフレーズの一部と呼応しているって話は、ちょっと鳥肌が立ちました。杉山清貴&オメガトライブの解散が決まって、歌の中でサラッとこういうことするのって、粋ですね。

「First Finale」の作詞は康珍化じゃなくて有川正沙子なのですけど、このアンサーフレーズは有川さんの手柄というより、本書でさんざん話題にあがる名物プロデューサーの仕業だろう、とのこと。指摘された康珍化が《知らなかったなぁ!》と驚いてた。ちょっといいですよね。

実際にオメガトライブのレコードで演奏したミュージシャンへのインタビューとか、関わったプロデューサー、スタッフの話。みんなが皆、この”オメガトライブ”というプロジェクトに没頭し、全身全霊で良いものを作ろうとしてたのだ、ということが伝わってきます。

それでも、オメガトライブの本なのに、杉山清貴以外のメンバーのコメントがないってのはいかがなものでしょう。これ、ひとりひとりのメンバーのコメントが載ってたら、印象がぜんぜん違っていたと思いますよ。今どうやら、オリジナルメンバーで再結成ツアーやってるらしいんだから、余計に聞くべきだったかと。

今さらメンバーがソレについて語るって、やはり複雑なものがあると思うけど、それでも、メンバーそれぞれにとってのオメガトライブ話は読んでみたかったな。

僕の個人的なフェイヴァリット杉山清貴オメガトライブソングは、「Never ending summer Ⅰ」それに「君のハートはマリンブルー」「サマー・サスペション」、いっぱいあります。「First Finale」も大好き。



この本の他、この日名古屋で購入したのは以下の通り




これらの本もこれからゆっくりと詠みたいと思います



マシス
以下、佐野元春のロッキン・クリスマス2018の初日ネタバレを含む感想です。アメンバー限定日記ですが、これから行かれる方で内容を知りたくない方はご注意下さいね。そしてくれぐれも内容漏洩にお気遣い頂けるようお願いします。

(ツアーも最終日を過ぎたので、日記を一般公開します)





《この歌を聴けただけで、もう満足!》そういう瞬間が、何度も何度も起きた夜でした。


元春は今年【マニジュ・ツアー】【禅ビート・ツアー】そして今回東名阪での【ロッキン・クリスマス2018ツアー】と、三回もツアーに出てくれて、ファンとしては嬉しい限りです。

ロッキン・クリスマスへの参加は、僕は恵比寿ガーデンホールでの第一回に参加した以来。そうそう東京までは行けなくて、足が遠退いてましたが、今回名古屋で、それもツアー初日となれば、俄然行きたくなるというものです。先月までやってた禅ビート・ツアーに行けなかった悔しさも含めて。


会場に入ると、Zeppの内装がすっかりパーティー仕様。そしてスタッフもお洒落してました。会場内の撮影は禁止といきなり言われたので、写真撮ってませんが、いつものライブと雰囲気がぜんぜん違います。すごく特別感あった。

販促と同じフロアに、オードブルやスイーツが500円で売ってました。この日はなんと、会場内での飲食が自由とのこと(!)こんなの初めてです。でも場内アナウンスは《会場内での飲食は禁止》ってゆってんの。まさか二階席だけOKだったとか?開演前からみんな普通にビール飲んでて、これからコンサートなのにいいのかしらって、すげえ不思議な気がしました。

僕は車を降りる時にドーナツを一個、一応お腹に入れてきたけど、せっかくなのでウインナー&ポテトとスイーツを買いました。セットで買うと800円とお得。

オードブルはチキンとかもあって、迷いました。ウインナーはピリ辛でなかなか美味しかったです。ライブ前に水分は入れたくないので、飲み物は我慢。スイーツはチョコレートとベリーのタルト。タルトは持ちかえって家で食べました。

場内の客入れ音楽はもちろんクリスマスソングです。確認できたのはジャクソン5の「サンタが町にやってくる」あと多分フィル・スペクターのクリスマスアルバムから何曲か流れてたと思います。


で、定刻19時ちょい過ぎに暗転。メンバー登場で大歓声の中、「白夜飛行」でライブスタート。カッコいい。年始めのマニジュ・ツアーで観た時とぜんぜん違うぞ。先月までの禅ビート・ツアーで叩き上げたであろう珠玉のグルーヴが会場中に響いて、素晴らしかった。一曲目からいきなり最初のピークが来ちゃってました。

クリスマスパーティーということもあってか、暖かなビートの曲が続きます。「君が気高い孤独なら」ご機嫌なリズムに会場が跳ねます。「バイ・ザ・シー」コーラスがばっちり決まってキレイ。

「悟りの涙」のイントロでは、ライトの点滅に合わせて元春がビシッビシッとブレイクして、そのアクションがカッコ良い。この歌はまた、暖かくていいですね。音も歌もあったかい。

そう、前回の禅ビート・ツアーで歌われた楽曲が、今回、本当に本当に良かったです。「いつかの君」も「新しい雨」もスゲー進化してる。正直、禅ビートツアーのセトリを知った時、《なんだマニジュのツアーとほぼ一緒じゃん》と、観れなかった悔しさからか、ちょっと不届きを思ってたのですけど、甘かった。いざ生で聴くと、バンドと曲がグンと成長してて、こんなにも凄いことになってたとはコヨーテハンパない。行った人があんなにも誉めてた訳がようやく解った気がしました。

初日とあってか、元春の声がよく出てた。上下黒のスーツが決まってます。そんなに飛ばして大丈夫かってくらい、声も動きも弾けてて、観客の反応もすごくいい。Zeppって音が良いです。ホールの大きさが音響に調度良いのでしょうね。

芸術劇場はデカイわりに音がいいけど、やはりライブハウスの音響は腹に響きますよ。音とビートでこちとら身体が自然と弾むのです。

ついに名古屋で初演奏された「みんなの願いかなう日まで」。僕もフルコーラスをようやく聞けました。これは良い歌ですねぇ。《いろんなことがあって/みんな今ここに居る》歌詞もばっちり胸に飛び込んで来た。フルで聴いてしみじみ感動しました。

「純恋」はもう、言うことなし。会場が完全にひとつになった。これはファンみんな大好きでしょう。大爆発大喜びって感じです。いまの佐野元春はこんなにも凄いんだぜ!ってアンセム。この演奏を観て聴いて心が熱くならない人なんていない。いるわけがない。すべての音楽ファンに体感してほしい光景を二階席から目と耳に焼き付けました。

8曲渾身の演奏して、休憩。トイレが行列になって混んでいた。僕は水分は入れてなかったけど、みんなビール飲み過ぎだと思う。あと喫煙スペースもクシャクシャに混んでた。


二部では元春、白の上下に着替えて登場。「世界は慈悲を待っている」で柔らかく客を揺らした後、自ら椅子に着席。お客さんも《良かったら座って聴いて》と座らせました。

《少し静かな曲を聴いてもらいたい》と言って始まった「君と往く道」。これ、僕はおそらくライブで初めて聞けた曲。他愛もないラブソングにニヤニヤします。そしてアッキーの静かなアコギに合わせて「詩人の恋」。コヨーテバンドが録音したバラードの傑作。これは個人的に聴けてすげー嬉しい。《気まぐれな運命/二人を分かつその日まで/私たちはずっと共にいる》超絶に良い歌ですよ大好き。

元春のアコギが冴えた「虹をつかむ人」と、アルバム『ゾーイ』から三曲続いて、まさかのイントロが(!)2000年代の佐野元春のアンセム「君の魂 大事な魂」。思わず、よっしゃ!と僕は小さく叫びました。いやー、よくぞ復活させてくれました。

もし2000年代に「サムデイ」に代え得る歌があるとしたら、絶対にこの歌だと思うのです(作品の内容でなく、ライブ効果の意味で)。HBKの演奏の最高峰の名曲だけど、こんな凄い歌をHBKに遠慮してライブでやらないなんて、絶対にない。この歌はライブでやってもらわなきゃいけない曲なのです。観客も大喜び大盛り上がり。「詩人の恋」と並んで二部のピークです。

「君の魂~」の余韻をそのままに「クリスマス・タイム・イン・ブルー」ここへきてようやく、コヨーテナンバーではない歌を2連発。なんて多幸感。

「ラ・ヴィータ・エ・ベラ」「優しい闇」はコヨーテナンバーの必殺の盛り上がり曲と化しました。この二つの歌はまるで兄弟のような歌だな、と僕は思います。そして個人的に2000年代に「アンジェリーナ」に代え得る歌は「ラ・ヴィータ~」だと信じます。まさにロッキンに観客を揺らして、本編終了。この時点でちょうど21時でした。


アンコールの声に再登場の元春は、赤のシャツに黒のベストにお色直し。

アンコールの一曲目は、ようやく元春クラシックの時間。まさかまさかの「ストレンジ・デイズ」。この歌をライブで聴くのはいつ以来?元春のボーカルはアンコールでも高音までよく出てました。最高!畳み掛けるように「ヤングブラッズ」。冬と言ったらやっぱりこの歌ですよね。《君だけを固く抱き締めていたい》の叫ぶようなヴォーカル。盛り上がらないわけがない。

《みんなまだ大丈夫?もう一曲行こう!》

赤のストラトをかけて、アンジェリーナかと思いきや、「彼女はデリケート」。この流れ、完璧でしょ。大盛り上がりでした。休憩中に《いかに最近の曲を聴いてないってことだなぁ》なんてファンの会話をウッカリ耳にしたけど、オールドのファンも文句なしアンコールですよ。

メンバー整列したけど、拍手がやまない。元春《時間大丈夫?みんなまだ大丈夫?みんな今日は平日だよ?(爆笑)》

で、ここでまさかまさかのあのビート。「99ブルース」。これもコヨーテで聴くのはずいぶん久しぶり。でもこの歌で締めか?と思ったら、締めはなんと「インディヴィジュアリスト」。前のツアーで大評判だったので、聴けて良かったけど、この歌が最後?もしかして?と思ってたら、やはり終わりだった。


コヨーテバンドは凄く良いバンドになりました。本編が、二曲を除いてすべてコヨーテとレコーディングしたナンバーで占めてたって、凄いことだと思います。この世代のミュージシャンでこんなこと出来る人いませんよ。

冒頭に書きましたが、本当に、《この歌を聴けただけで、もう満足!》そういう瞬間が、何度も何度も起きた夜でした。「白夜飛行」「悟りの涙」「みんなの願いかなう日まで」「純恋」「詩人の恋」「君の魂 大事な魂」「ラ・ヴィータ・エ・ベラ」「ストレンジ・デイズ」「ヤングブラッズ」「彼女はデリケート」どれも最高。他の歌ももちろん最高!


セトリ写真は大混雑を縫って撮ったのでピンぼけ。

【一部】
01 白夜飛行
02 君が気高い孤独なら
03 バイ・ザ・シー
04 悟りの涙
05 新しい雨
06 いつかの君
07 みんなの願いかなう日まで
08 純恋(すみれ)

【二部】
09 世界は慈悲を待っている
10 君と往く道
11 詩人の恋
12 虹をつかむ人
13 君の魂 大事な魂
14 クリスマス・タイム・イン・ブルー
15 La Vita e bella
16 優しい闇

【アンコール】
17 ストレンジ・デイズ
18 ヤングブラッズ
19 彼女はデリケート
20 99ブルース
21 インディヴィジュアリスト


思えば、ザ・サンのツアーくらいから、元春がライブ本編途中に休憩を入れることが多くなりました(もちろん休憩なしのライブもあるけれど)。それを最初見た時、僕は、ああ元春もいい歳だから体力的にもきついのだろうな、と淋しく思ったりもしてたのです。けど、今回のロッキンクリスマスでちょっと思ったのは、元春、自分のためというよりはおそらく、客のために休憩入れてんじゃないか、ってこと。

だって、周年ライブの時の3時間の尺のライブをやるんですもの。元春はやろうと思えば(そりゃキツイだろうけど)いまだに3時間ライブをやれるんですよ。そうなると休憩はファンを気遣ってるのでしょう。今回の休憩時のトイレの混みっぷりは凄かったから、あれをみたらつくづくそんな気がしました。

いまやファンだって《もう休憩?元春もだらしないな》と《休憩、ありがたい!》の意見で半々じゃないかと想像します。確かに、3時間ライブの時はタップリ楽しませてもらえたけど、終わった後、結構グッタリでしたからね。僕らファンも元気とはいえ、もういいお歳なのです。



うちに着いたのは23時59分。心地よい疲れのなか、良く眠れました。長文失礼しました。






マシス