前の日記で、僕はラジオにあまり親しんでこなかったと書きましたが、子供の頃はよく、もし自分がラジオのディスクジョッキーだったら?、と夢想したことがあります。
楽しく軽快なお喋りは昔も今も不得手だから、とても人気の出そうのないDJですけど、自分だったらまずあんな曲をかけて次にこんな曲を、と想像するのは楽しいものでした。
今のご時世、皆がSNSで自己を発信しているのは、あれって自分のラジオ番組をやってるようなものだな、と、ふと思ったことがあります。皆が皆、自身の番組を持っている感じ。そういう意味なら、僕もここの日記でラジオをやってるようなもの。子供の頃の夢想が現実になってる、と言えるかも。
2018年はあまり新譜を買ってない印象があったけど、ふと日記を振り替えってみたら、まずまず例年並みに買ってました。印象に薄いってのは、大当たりーと思えたアルバムが少なかったからかもしれません。
以下、新譜給付も含めて、今年買ったCDの写真を今年もざっと貼ってみます。
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『デラシネ』クミコ
これは確か2017年に出た作品で、今年になって買ったもの。松本隆が新曲の歌詞をアルバム分書き下ろしたと聞いて、つい手が出ました。作曲陣も豪華ですが、僕は七尾旅人の作った「不協和音」(欅坂46ではない)がめちゃめちゃ良い歌だと思いました。

『LIVE IN MONTREAL』上原ひろみ&エドマール・カスタナーダ
上原ひろみトリオで4枚アルバム出した次は、ハープ(竪琴)奏者との共演。これがスゴく良かった。いったいどんなアクロバットをやったら、ピアノとハープのたった二人でこんな音が出せるのか。新しい共演の度に、その人とのための新曲をちゃんとアルバム分作る上原ひろみの姿勢が好感です。

『猫と君と僕 -遠藤賢司ラストライブ』遠藤賢司
エンケンはささやく、と、さけぶ、があるけど、その中間がない。そう言ったのは松本隆だったか。最期までエンケン鬼気迫るエンケン。合掌。エンケンはフォーエバーです。

『GREATEST HITS LIVE』スティーヴ・ウィンウッド
カッコイイ、カッコイイ、カッコイイ。スペンサー・ディヴィス・グループから2000年代のソロのナンバーまで、曲順見ただけで買い。二枚組でお腹いっぱい。

『Mellow Waves』コーネリアス
シンプルに変態な音がふわふわと心地好い。小山田圭吾が日本語の新曲でアルバムを作ったのが、こんなにも嬉しい。

『自由の岸辺』佐野元春
元春のセルフカバーアルバム第二弾。すごく暖かな雰囲気のアダルティな作品で、もちろん悪くない。けど、前作『月と専制君主』ほど聴いていて《いいわーー!》って血が騒がないのは、たぶん、渋すぎるせい。もっと歳を経たら良さが染みるのかも。

『the loved one』『Pale-みずいろの時代』山田稔明

『DOCUMENT』山田稔明
今年の誕生日に山田稔明のアルバム『新しい青の時代』を手に入れて、久しぶりに大ハマり。《この人は僕だけのための歌い手さんだ》と勝手に勘違いをさせてもらいました。いま日本で一番僕の好みの歌を作り歌う人。山田稔明の才能が今後、ミスチル並みにブレイクしたとしても、さもあらん!と思う。六月にライブで生演奏を聴けて、持ってなかった上の三枚のアルバムを買いました。

『SPIRIT OF CARNEVAL Ⅰ』『SPIRIT OF CARNEVAL Ⅱ』いくまアキラ
その昔、いくまアキラが率いていたE-Zee BANDのファンでしたので、今年沖縄へ行った際に、自分へのお土産にいくまアキラのソロアルバムを購入。“新しいエイサー音楽”と謳うダンスアルバム。民謡とダンスミュージックの融合?、と思って聴けば、違和感なく普通にカッコイイ。よく聴いたのは『Ⅰ』で、『Ⅱ』は一回しか聞いてません。

『Love The Life』佐木伸誘
18歳の夏、「FOR YOUR HAPPINESS」を聴いた瞬間から、当時の新人アーティスト“佐木伸誘”は僕の特別となりました。ザラッとした高音の歌声はスティングさながらの歌唱で、大好きだったのです。

『VOICE & Humming Bird』佐木伸誘
まさかあれから30年を経て、目の前で佐木伸誘の生歌を聴けるなんて。愛用ギターハミングバード一本での弾き語りアルバムが、これほどまで傑作だとは、夢にも思いませんでした。このアルバムを聴いてアコギ一本の弾き語りだなんて、誰が思う?それも全曲ノーマルチューニングで!(本人に確認しました)。目の前で演奏を観てなかったら、僕だって信じられないですよ。30年経っても全く衰えてない歌声にも感動しました。あえて選ぶなら、このアルバムこそ僕の中で2018年のレコード大賞最優秀アルバム賞です。
↑ギターうめーんだ。これで一発録りのダビングなし。そして良い歌なんだ。

『ONE WEEK』さくらももこ×来生たかお
これも2017年に買いそびれていた一枚。さくらももこが“一週間”をテーマに月曜日から日曜日の七曲の歌詞を書き下ろし、来生たかおが曲をつけて、七人の歌手に歌わせた企画モノ。正直、悪くはないけど、刺さらない。凡なアルバムです。聴くまではスゲー期待してたのですけどね。

『涙の謝肉祭』影野若葉
今年ステージでご一緒させてもらった影野若葉さんのアルバムは、聴くほどに素敵な音楽です。鳴っている音がいい、演奏がやたら上手い、楽曲のメロディがいい。で、歌と歌詞がまるで業の活火山。熱情が噴出して溢れてる。

『エジプト・ステーション』ポール・マッカートニー
《あー洋楽を聴いたなー》って久しぶりに感じ入ることが出来ました。その輝かしいキャリアゆえに、今のポールが何をやっても難癖つける人がいるけど、僕はこのアルバム、大好きです。

『ゴー・トゥ・スクール』レモン・ツィッグス
こんなにも若くて楽しい、ポップで変態なユニットは、とてもトッド・ラングレン的、またはブライアン・ウィルソン的、レイ・デイヴィス的な世界で、僕の思う洋楽らしい洋楽。《最近の音楽は》って頭が固い洋楽親父も今時の若者も、レモン・ツィッグスはこの先まとめて魅了してくれると期待します。

『Sings The Blues』3KINGS
友部正人と三宅伸治と鮎川誠が一緒にステージに立ったライブアルバム、そう聞いただけで、買わずに済ませるわけにはいかないですよ。圧巻興奮の三つ巴。

『できるだけ触れないようにして精一杯きみを思ってる』平井正也
今年も平井正也くんのステージが観れた。新しいアルバムを手ずから買わせてもらえた。変わらない創作意欲、変わらない真摯な歌と演奏に、今作も変わらず胸を撃たれました。
コレクターズの新譜がまだ買えてないし、チープトリックの新譜もスルーした2018年でした。来年も素敵な音楽と出会えますように願います。
今、これを書いている横で、昨夜は忘年会で観れなかったレコ大の録画を流してます。2018年のレコード大賞は順当なら米津の「Lemon」か、ダパンプ「USA」でしょ他に何があるの、とブツブツ言いながらの大晦日。このあとは紅白で米津玄師が歌うのを楽しみにしています。林檎ちゃんとみやじも楽しみです。
2018年に僕と関わってくださった方々、ありがとうございます。来年もよろしくお願いいたします。
マシス